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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
慶応義塾大学 三田キャンパスにて
東大(の考古学展示)明治大学(明治大学博物館)探訪に続き、今回は母校へ。

キッカケは、泉屋博古館で開催中の「ちょっとパリまで、ず~っとパリで」展。

北村四海という彫刻家の作品《蔭》の大理石に刻まれた女性像が神秘的で魅せられたところ、
慶応義塾大学の図書館(古い方)にも彼の作品が(やや埃のまみれて)置かれているという。
知らなかった、というか知らない。
そもそも古い図書館の記憶がない。

どこに?どうやって設置されているんだろう?
百聞は一見に如かず。
速攻で行ってみる。

まずは、図書館前の小さい広場に彫刻を見つけた。
でも、違う。
大理石の魔術師のはずなのにこれはブロンズ像。

朝倉文夫の《平和来》だった。

IMG_1005.jpg


旧図書館の1Fは、立ち入り禁止ではないので入ってみる。

ありました。
《手古奈》と名付けられたこの女性像。
http://www.keio.ac.jp/ja/news/2009/kr7a43000001yu20.html


IMG_1008.jpg


「手古奈」(或いは手児奈)というのは伝説の女性で、
自分を巡って男たちが争うのに心を痛め、入水したという言い伝えに基づくとの由解説に書かれていた。


さて、せっかく来たのだから、と新図書館に足を延ばす。

1Fで「本の歴史 -和・漢・洋の貴重書から-」展示を開催中。

かなり小ぶりの展示ながら、貴重なものが多々。

ファクシミリによる再生本もあるけれど、
ガードル・ブックなどという初見のものもあった。

13-16世紀の欧州で持ち歩くためにカバー入りの本を持ち歩く風習があり、
表紙の革を伸ばして結び目で帯やベルトにたくし込んで使ったそう。

注意して見ると当時の絵画にも、このガードル・ブックを携えた人物像が描かれたりしている。
それも写真展示で確認可能。

社会的地位を見せびらかす小道具でもあったようだが。


圧巻は、ヘブル語聖書トーラー写本
いかめしい銀メッキの中に巻紙で入れ込まれていて、
丁度それは、以前触れた処刑装置「ニュルンベルクの鉄の処女」の小ぶりのものに、書が入っているような感じ。

シナゴーグでかつて実際に使用されたもののようで、
聖書を敬う心意気が、重厚な”装置”からうかがわれる。

展示スペースは団地の一室程度の狭い空間ながら、
文字をあみだし、それを発展させていった人類の軌跡をたどることができる。


展示期間:3月17日(月)~4月30日(水)
※日曜・祝日は休室
[開室時間 平日:9:00-18:20 土曜:9:00-16:50]
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2014.03.20 Thu | Art| 0 track backs,
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