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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
STAP細胞
長年 学者さんたちと仕事をし、最終成果物として論文のような報告書を受領してきた身としては、
3年前の写真が間違って論文に紛れ込むとか、しかもそうしたマニピュレーションが3つ程の論文に関して散見されるとか
聞くと(その後もっとあれこれ出てきたけれど)、背筋がぞっとする。

私は全く逆の体験(?)をした。

ある研究所に実験を依頼したときのこと。
試験は成功し、結果を得ることができた。

ところがー
数種類の試験条件のうち、温度条件が仕様に沿わず、いわゆるスペックアウトを起こした。

といっても、長い試験時間のうちの数分間、温度が条件を1度上回っただけ。

激怒する客先。
もちろん再試験。

実は、温度条件はおおよその目安であり10度上下しても問題なかった。
しかし仕様書というものが存在する限り、それは認められない。


一方で、この温度変化のデータを研究所がこっそり書き換えても、誰もわからない。
実際送られてくるのはWordファイルをPDF化したファイルなのだから。
書かれた温度が条件内に収まっていれば、みんなハッピーで終わるはずだった。


結果はきちんと得られているのだし、態勢に影響がないからと温度を書き換える、それはいとも簡単。
でも、その学者さんは、それをやらなかった。

当時は、そんなプロフェッショナリズムは当たり前、と思ったけれど、
今回のSTAP細胞話を聞くにつけ、世の中そうでもないらしい。


当時は仕様書内でできなかったため再試験をさせられ、海外の橋渡し役だった私は、
客先からかなりの非難を受けた。

でも、良心的な学者と仕事ができたことに 今となっては感謝している。
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2014.03.11 Tue | Society| 0 track backs,
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