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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
今年の日記帳選びは、夫と出会ったあの町で
本を眺めるなら、東京駅OAZOの丸善。
掘り出し物を探すなら、御茶ノ水の丸善、
と決めている。

スノッブな日本橋や東京の店舗と違い、御茶ノ水の方は店の前にワゴンが出ていて、
輸入雑貨や洋書のバーゲンなどをしょっちゅうやっている。

聞けばうちのツーレも、御茶ノ水のアテネフランセに通っていた頃、
よくこのワゴンセールをひやかしたそうだ。

(彼は一時期アテネフランセの英語クラスの常連で、
私はある夏の短期講座目当てで1度だけアテネに通った。
そこで彼と同じクラスになり、今に至ったわけなのだった。)

先週末、再びこのワゴンセールをたよって、御茶ノ水へ。

今年使用のための世界の名画系手帳をずっと探していたのだが、
軽くて大きすぎず小さすぎないArtもので、、、
と全てを満たすものが見つからず。

結局ここでもピッタリマッチしたものは見つからなかったけれど、
年も越してしまったので、妥協して、大判のDiaryを一冊購入。


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優しい絵が詰まったクロード・モネのシリーズで、
大きさと重さは想定オーバーながら、
毎週彼の絵に巡り合える楽しさを選ぶことに。


以前日めくりで365日モネの絵というのも使っていた。
あれも楽しかったけど、毎日切り取って終わるはかなさがあった。

一方こちらは、起こった出来事を綴っていく。
気に入った場所、美術展覧会のインプレなど、後で読み返したくなるものを中心に。

今後の予定をつづる目的なら、会社の社内ランのスケジューラーやipadのアプリに任せればいい。

こっちは、あくまで事後の備忘録。


本当は、次の週にどんな絵が登場するのかはその時のお楽しみにしたかったものの、
やはり誘惑に負け、一年間のラインアップを見てしまった。

どうやらこの一冊に含まれる絵のチョイスは傾向があるようだ。
睡蓮や積藁といった、モネが生涯かけて取り組んだ大々的シリーズが封印されていた。

逆に、余り目にする機会のないフランス・エトルタの断崖絶壁を描いたものが多出。

このエトルタ風景いいなぁ、と思ってよく見たら、東京の村内家具が所有していたものだった。
バルビゾンのコレクションでも有名な村内美術館、閉鎖してしまって残念だ。

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更に、プライベートコレクションが多く、
なかなかレアな作品も。

モネが描く教会。
教会といえばオーベールを描いたゴッホを思い出す。

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これなんか、ルノアール的。

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この2作はエドゥアール・マネみたい。

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その他、都内の西洋美術館所有の「舟遊び」の絵もあった。

最終頁はこれ。

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どんなにスケジューラーのアプリが流行っても、
やっぱり手書きの風合いにはかなわない。

書き直し、よたった字、支離滅裂っぽいけど修正が困難で放置した内容など、
ひっくるめて自分の個性なわけだし、
めくるたびにアートに触れられるそのプチなリッチさも、紙媒体ならでは。

そしてなにより、去年と今年がリニアに、すなわち一続きで連続しているパソコンの予定表とは違い、
この「一から出直し」の感じがいい。
新しい一年が始まる、というフレッシュな気持ちにさせてくれる。

だから私は、紙の日記帳からいつまでも離れられない。


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p.s. 御茶ノ水のワゴンで見つけた上記の日記帳。
年越し価格で1000円ちょっと。
50%引きの大破格で、それも嬉しかったりする。
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2014.01.26 Sun | Art| 0 track backs,
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