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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
お通しは、断れるか?という議論の前に、(前代未聞)食事後にまけてもらった古き良き時代
NHKの「おはよう日本」で、つきだし(お通し)の別料金表示がわかりにくく
表示改善のため、学生さん達を中心に調査しているというニュースがあった。

そこで思い出したのが、甘酸っぱい(?)学生時代の出来事。


卒論を指導してくれたイギリス人教師が帰国するからと、授業の後に、みんなで出かけることになった。

都内の庭園を散策した後 銀座に繰り出し、適当に入ったのが、和食の店。
なかなかの高級店で、ランチも、昨今のような劇的なお得セットなどはなく、それなりのお値段だった。

和気藹々、大いに盛り上がったあと、
さて、会計という段になって、なんか料金がおかしい。
よく見ると、お通しの代金がバーン、と追加されていた。

そういえば、確かに食事の前にちょこっとした小鉢が出てたっけ、
そうだよね、こういう店だもの、仕方ないよね、、、

そんな感じで、まあ、しゃあない、という雰囲気が我々を包み込み始めた時、英国人の先生が、それはおかしい、
みたいなことを言い出した。

かといって彼は日本語は話せず、我々をけしかけていただけなのだが。


当時同席していた授業のメンバー10名ほど。
顔を見合わせつつ、どうしよう、とあれこれ議論になった。

中にたった一人だけいた男子が、思い切って切り出した。
(というか、女子の目が彼に注がれ、彼はいたたまれない状況だった。それをニヤニヤしながら教師が眺めていた、という図。)

「あの、追加料金なら最初から言って欲しかった。
であれば僕らは食べませんでした。
これは、払わねばなりませんか?
僕らは貧乏な学生なんです(って言いつつ、こんな店で食事をするか?みたいなところはさておいて)」。


対応に出た仲居さんは、一旦奥で相談したと思われるが、
「わかりました」とまけてくれた。

まあ10人程度が食事をしたので、よしとしたか。


その店はというと、
競争で淘汰されていく銀座にあって、今でもメイン通りに居を構え続けている。

今でもランチでお通しは出し続けているのだろうか?
世の流れで、多分今では夜のみの習慣としたのではあるまいか?

今でもその前を通りかかるたびに、ちょっと胸がザワザワする。
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2014.01.23 Thu | Society| 0 track backs,
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