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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
安土桃山時代に描かれた(今でいう)スターバックス
トーハクこと東京国立博物館・本館には国宝室というのがあって、
展示替えを繰り返しながら、所蔵されている国宝作品を拝むことができる。

11月下旬に訪れた時には、以下の作品が展示されていた。

狩野秀頼筆
16世紀の国宝
「観楓図屏風」

生き生きした当時の暮らしが描かれている点で洛中洛外図屏風を彷彿とさせる。
(こちらの作品は写真撮影可能でした。)

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右手雲の合間には神護寺。
手前に描かれた洛北高雄・清滝川での紅葉狩りの様子は活気に満ちていて、

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よく見れば、授乳中のお母さんの姿。

それぞれの表情や着物の柄など描き分けられており、見ていて飽きない。

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この一団のすぐそばには、お茶売りの様子。
彼らが飲んでいるお茶は、ここで売られたものということ。

学芸員の方いわく、「これは当世風にいえばスタバですね」。

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そうそう、洛外洛中図にもあった、このお茶風景。
当時はこのように、路上でお茶が売られていて、一服する光景が見られたと聞く。

洛中洛外図展の時は物知りの友人に同行したからこそ、あの数千の人物像の中から
このお茶シーンが見分けられたのだった。

現在スタバに集う人々の様子など、日常の当たり前の光景も
後世の人が見れば突っ込みどころはいろいろあって、おもしろいのかも。

芸術として残してほしいような気がする。
当世の生活情景。

いやきっとこれからは絵画としてでなく写真画像で残るのか。
木村伊兵衛さんみたいな日常の一コマを画像にまとまったかたちで残している写真家はどこかにいるに違いない。

スタバ風景が今後、屏風の形で残ることはないのだろう。
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2013.12.16 Mon | Art| 0 track backs,
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