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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ルーブルの18禁
先日訪れたルーブル美術館では、エジプト時代の石碑の解読特別展示があった。

常設展のハムラビ法典ぐらいなら、へえ、と思って眺めるものの、
昔の文字の羅列攻めだと、わけわからず思わずスルーしたくなる。


1日中こもった日だったせいもあり疲労感のため、チラ見だけでやり過ごすつもりが、
なんかの虫の知らせか、ふと、ある一角で足が止まった。

よく見ると、いわゆるエジプトの絵文字で綴る”春画”のようなものらしかった。

ちょっと文字にするのは憚られるけれど、男女の絡み合いのさまざまなスタイル、
いわゆる体位を絵文字で表現したもののようだ。


石碑の上の絵文字は、かなりかすれているのだけど、
そこまでよく解読した人がいるものだ、と呆れるやら感心するやら。


今回は、ルーブルをくまなく歩いて、そういったセクスィー系のオブジェ
(神話がらみでヌードになっているものは除く)
を幾つか見た。

下記は、「一日で鑑賞するルーヴル美術館」(新潮社トンボの本)に出ていたものだ。

(この本は写真の画質が余りにいいので、写真部分はポストイットで隠して読んだ。
写真を見過ぎると、鑑賞した気になってしまったり、写真と実物の照合という作業で満足してしまう危険性がある。)


出産祝いに送られたお盆らしく、ジョヴァンニ・ディ・パオロ作
<<ウェヌスの勝利を描いた婚礼用小箱>>。


P1230041b.jpg


出産を祝うのに、なぜこの図柄?と首をかしげなくもない。
多産を象徴したかったのかもしれないが、これでは誰の子かわからないではないか。

数人の男性をマジックで魅了する貞操感抜きのこの図柄、余りに大胆すぎる。


P1230041a.jpg


今回は、6日間パスでうち5日間入り浸ったので、
普段なら通り過ぎるようなコーナーにものんびり足を止めてみた。

例えば、陶器のコーナー。
リモージュ焼きの部屋など、ほとんど人がいない。

そぞろ歩きで眺めていたら、目が点になった作品があった。

16世紀フランスのお皿。
これで食事を実際したのだろうか?
いや、このお皿では食べたくない。

タイトルは:「エロティックなシーン」・・・
そのものずばり。


P1230150b.jpg



こちらは「ネプチューンとドリス」というタイトルなので、まあ一応神話の一場面という設定。

ゼウスかと思ったけど、ネプチューンだった。

但し、神話では、ネプチューンが狙ったのはドリスの「娘」ではなかったか?・・

まあ、物語の再現というより、リアル感の方を重視しており、
神話の形を借りた好色系作品と見た。


やはり上記同様、16世紀のリモージュ焼き。
当時、退廃的な風潮があったのだろうか。


いや、文化とかいうのでなく、単にベッドルームにピンナップ写真代わりに置かれていたのかもしれない。

パリ滞在中訪れた貴族の館で、寝室にこうしたお色気系絵画が置かれていたケースがあったので。


P1230154a.jpg



一日で鑑賞するルーヴル美術館 (とんぼの本)一日で鑑賞するルーヴル美術館 (とんぼの本)
(2006/05/24)
小池 寿子、芸術新潮編集部 他

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2013.08.08 Thu | Art| 0 track backs,
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