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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
オルセー美術館の広場にある日本人の彫刻
パリ・オルセー美術館といえば、駅舎を利用した建造物そのものにも興味がそそられ、
到着するや否や、中へと急いでしまうのだけれど、
今回はゆったり1週間滞在ということもあり、珍しく建物の外、つまり広場の部分もそぞろ歩きしてみた。


奥の方には6つの彫刻が並んでいて、プレートを見ると、それぞれアジア、オセアニア、南アメリカなど
大陸名がついている。

ナヴォーナ広場で見たような、いわゆる寓意像になっているようで、
つまり、それぞれの大陸を象徴する女性が鎮座しているというわけ。


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アジアのプレートの前に立つと、どう見ても日本人の彫刻。

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アレクサンドル・ファルギエールという彫刻家の手によるもので、
プレートによると、1878年のパリ万博(,Exposition Universelle)用に、1877年に注文を受け制作。

当初トロカデロ第一宮殿テラスの装飾用に設置されていた由。
他の物と比べて瞳が毅然としていて凛としている。


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こちらのサイトを見ると、アジアを代表する顔は以前中国であったものが、日本人のムスメに移行した、そういう転換期を象徴しているようだ。

こちらはどこの大陸かというと -

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南アメリカだそう。
作者はエメ・ミレ(Aimé Millet)とある。

プレートはこのようにはげているものや、消失しているものもある。


P1370541.jpg


さて、下は、今年5月に行った前述のローマ・ナヴォーナ広場の「4大河の噴水」。

四大大陸の大河を象徴する寓意像の噴水で、巨匠ベルニーニ作。

こちらの像は、実に躍動的。

日本ではこういった地域別彫刻群は目にした記憶がない。

この手の大陸間比較寓意像というのは、その大陸における自国の重大な地位を意識しなければ、
制作する動機につながらないのでは、と思えた。

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2013.07.27 Sat | Travel-France| 0 track backs,
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