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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
国際的にもピカイチな、日本の運送業者の技 - 白隠展(Part2)
日通が美術品の運送に対してスペシャルな技を持っているということは知っていた。
美術専門の部署がある。

仕事関係で日通さんとはお付き合いがあり、こんな話を聞いていた。

「もともと美術品の運送は日通がスキルを磨いて発達させたもの。
今ではほかの業者も担っているけれど、
日通からスピンアウトした人たちばかり」と。


そもそも国宝だとか、高値の絵画などを国内外からもってきて運ぶという仕事。
傷ついてはいけないし、相当神経を使う内容になるという。


Bunkamuraで開催されている白隠展でも、トークショーのスピーカー
広瀬麻美さんが、その辺相当詳しそうで、裏舞台の話が聞けた。


● 海外の輸送業者が担当するときは、普通運び出し入れ、梱包、
据えつけを行う業者など、細分化している。
しかし日本では、ひとつの業者さんが、輸送だけでなく、
展示までワンスルーで担ってしまうので、海外ではいつも驚かれる。

● 彼らはプロ集団なので、学芸員の人も、彼らに展示作業は一任する。
(作業中、自社のユニフォームを着用しているそう。)

● 海外では据え付け作業は1ヶ月、それに対し、日本は4日で終わってしまう。
彼らは運ぶだけでなく、美術品の取扱いを熟知している特殊なチームだ。


白隠展の運びだしは、ヤマトが担当だったようだが、スライドで、こんな風景を見た。


P1270872.jpg

本当に任されている。

P1270871.jpg


更にこんなスライドも。


P1270875.jpg


白い部分はシールタイプの除湿剤。

絵によって、除湿具合を変えるそう。
今回は、60%用を使用。
その辺のチョイスは、主催側の判断のようだ。


通常ゴキブリホイホイのような床に置くタイプを使うが、
風景中目障りなので、広瀬さんはシールタイプが好き。


これら白隠の絵は、通常博物館にあるわけでなく、お寺といった
過酷な環境にあるので、いつもよりベターな環境に置かれていることになる。


・・・などなどの話を広瀬さんが披露。
裏舞台の話だけでももっといろいろご存じな様子で、
そんな話だけでももっといろいろありそうだった。
もっと聞きたい!


ということで、本筋の白隠展の話までたどり着けなかった。
続く。


白隠展開催中:
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin.html
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2013.01.15 Tue | Art| 0 track backs,
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