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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
再び竹内栖鳳展へ、今度は後期
前期を見たあと、後期展示を昨日見てきた、山種美術館の竹内栖鳳展。

前期後期通じて展示されている作品のうち、特に好き、と思った作品は、70歳過ぎてからの作品が多かった。
三の丸尚三館の解説にあった「竹内栖鳳の省筆」、というコメントを思い起こさせる絵も多々。


ブロガー内覧会 『竹内栖鳳―京都画壇の画家たち展』その3 立体感

☆ 写真は内覧会にて特別に許可されて撮影したものです


下記の「風かおる」は、画伯73歳の作品。
爽やかな5月の風が絵の中に宿っているような。

真横に引た3本の線のうち、一番上の一本は、構図上の考えから、最後にすっと引かれたような印象。

清涼感を与えてくれるこの絵の前に、ずっと立っていたい、そう思った。

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そしてこの筆さばき。
対象物を実際に目の当たりにして描くのではなく、それを見ずして描くことにより、内面を描き出すことができる、そんな画伯本人の言葉を具現化しているような。

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油絵と見まごうような平面の構図の中に浮き立つ立体感。

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下記の「梅」は70歳のときの作品。
山の色合いがなんとも。

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もっこりした点描のような梅が、上品に咲き誇る。

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大観、玉堂との3部作なのだとか。
3人で松竹梅を分担した。
なんともそうそうたる顔ぶれだ。

季節を表す玉堂の絵といえば、竹橋の近代美術館にある「行く春」屏風画に描かれた桜が、本物のようだったのが思い出される。
近代美術館の年間パスを2年間分買って使ったことがあるけど、その際は、せっせと見に行ったものだ。
常設展と、ガイドツアーを。

さらに思い出すのは恵比寿の写真美術館。
確かあれは木村伊兵衛の写真展。
玉堂画伯が自宅の豪華な和室で絵に向き合う1枚を見た。
静謐な空間だった。
絵描きのアトリエ=ごちゃごちゃしてる、などという想像をすると大間違い。

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3部作の残り2作は写真で展示。
左が大観の松。
右が玉堂の竹。
3つが一堂に会することはあるのだろうか。

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2012.11.04 Sun | Art| 0 track backs,
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