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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
山種美術館 / ブロガー内覧会 『竹内栖鳳―京都画壇の画家たち展』
■ その2 : 小さな生き物たちと、省筆という概念

先日参加した【青い日記帳×山種美術館 ブロガー内覧会 『竹内栖鳳―京都画壇の画家たち展』(@山種美術館)】続き。

☆ 写真は内覧会にて特別に許可されて撮影したものです。

今回の展覧会は竹内栖鳳―京都画壇の画家たち、と銘打っているとおり、栖鳳以外にも、円山応挙から派生している画家たちなどの絵も展示されていた。

そのうちの何枚かの絵においては、小動物たち様子が微笑ましく、そうしたものたちへの画人たちの温かい眼差しに、思わず心がなごむ。

例えばこの掛け軸。
右隅に緑色の小さな物体が。

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秋の虫。

さらっとした筆遣いでこの表現力。

先週末行った三の丸尚蔵で読んだ、竹内栖鳳作「雨霽」の絵の解説を思い出す。
彼のデッサン力はズバ抜けていたけれど、それをさらにつきつめて、省筆で表現を極めた人だった、そんな内容だった。

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こちらの絵のタイトル:

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そして浮世絵を髣髴とさせるこの一枚で見つけた小さな昆虫。
見返り美人的構図の視線の先にあるのは・・(左下)。

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蛍なのだそう。

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絵のタイトルからも明らか。
上品なタッチは上村松園。
真夏の様子の中にも涼やかな空気が漂っている。

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さらに、清い水の流れの只中(丁度絵の中央)に、なにやら染みのようなもの。

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こちらは鳥。
急流に沿うように、飛翔するかのように水面をいく。
動きのある作品。

P1220116.jpg

山元春拳の作品だった。

P1220119.jpg


画面の中のちいちゃな生き物たちが、それぞれの絵野中でアクセントとなり。

大きな画面の中に愛らしいそれらの生物を見つけたときは、なんだか得した気分になる。
そしてそれを描いた画家たちに、ある種のお茶目さを感じてしまう。
描いた本人たちは真剣そのものだったかもしれないけれど。
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2012.10.31 Wed | Art| 0 track backs,
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