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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
三の丸尚蔵館 「描き継ぐ日本美-円山派の伝統と発展」
昨日、日経新聞に、秋篠宮ご夫妻が三の丸尚蔵館の円山派の絵画を鑑賞されたという話が掲載されていた。
丁度 「描き継ぐ日本美-円山派の伝統と発展」が開催中のだという。

関東でも円山派ブームが起こりつつあるのか、丁度山種美術館で見たばかりなので、余韻の残るうちに、ということでさっそく行ってきた。

昼前から雨になるという予報をもとに、開館と同時に行こうと思ったが、やや出遅れ、到着は9:30。
三の丸尚蔵館 はまだガラ空きのようだったが、雨が今にも降り出しそうだったので、先に庭園から眺めることに。

人影まばらな朝の東御苑。
これはお得な気分。(お得、といってもどのみち無料ではあるけれど)。
どんよりした空模様だけど、それでもすがすがしい。


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紅葉もちらほら。

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色づき始めた木々をバックに、10月寒桜も咲いている。

とはいえ、秋~冬の桜は、貧相で元気がない。
キレイな言い方をすれば、健気な感じ。

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さざんかが今は満開。

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そしてキク科の花たち。

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あ、雨が降り出した。

濡れると瓦に光沢が出て、なんとも艶かしいことに気がついた。
瓦には、雨が似合う。

あ、こんな絵、竹橋の近代美術館で見たことがある。
雨に打たれる瓦だけをクローズアップした絵。

福田 平八郎 の「雨」だ。

湿り気を帯び、生気を取り戻すかのような瓦の様子に見せられたひとりなのだろう。


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さて、雨も降り出したことだし丁度いい、屋内に駆け込み、ゆっくりと三の丸尚蔵館を鑑賞だ、、と思いきや、どっと込みだした。

やはり朝早いほうが空いていた模様。

ひっきりなしに団体が来る。
しかし、そういう団体に限って滞留時間が極端に短い。

グループにいる人の数と滞在時間は反比例するようだ。

鑑賞する気がないなら、入館しなくてもいいのでは?と思ってしまうほど、一瞥を投げかけることもなく絵の前を素通りしていく団体も。


展示の絵は、用度課所管の1点を除き、すべて三の丸尚蔵館 所蔵のものばかり。

川端玉章の作品は皇室向きだったのか、数が多い。

竹内栖鳳のものも1点あった。
残念ながら、前期を逃しているので、彼の「和暖」という鹿の絵は見損なう。

川端玉章と村瀬玉田コラボの画帖があったのだが、前者の多才さには目を見張った。
動的な武士の絵などは軽妙にいきいきと、雉の絵などは、力強い筆さばきで重厚感漂うように。
見事に描き分けられている。


出口のところに円山応挙から竹内栖鳳まで、ツリー型の分派の様子が書かれていたけれど、温厚な人柄もあり応挙は大勢の門下生を抱えていたようで、そこから派生して、質・量ともにすごい画人を生み出している。

竹内栖鳳までたどり着くのは、かなり先だ。
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2012.10.28 Sun | Art| 0 track backs,
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