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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
近頃の週末 心に残ったものたち
◆ 泉屋博古館


絵画展は、会期終わりごろは混雑すると言われるとおり、
いつも比較的ゆったり見られる泉屋博古館も、閉幕を明日に控えて込んでいた。

今回の企画展は、近代日本洋画の魅惑の女性像。
洋画もあり、クロード・モネなど数点。
こちらは女性像ではなかったけれど、日本画家たちに影響を与えた印象派ということで展示されている。

住友家は、青銅ばかりでなく、洋画にも多少は食指を動かしていたらしい。

梅原龍三郎の絵画もあり、ニースやカンヌを描いたものが2点ほど。

以前損保美術館で見たアンリ・ル・シダネルの南仏の絵は、見た瞬間すぐに南仏だ!と感じたものだけど、
梅原の絵には、あの明るい乾燥した陽光ではなく、じっとりと重たい空気を感じて、
私の知ってる南仏のイメージとはちょっと違う。

画伯の筆致には、サイケデリックな色合いの中にエネルギーを秘めた中国の連作のほうがぴたりとハマる、
というのが私的感想。


そして4点ほどあったバラのシリーズ。
見惚れてしまった。
ルノワールの絵よりもさらにつやっぽい したたるような薔薇の絵。
なんというか、分厚い唇の女性のような艶めかしさ。



◆ フジフィルムギャラリー

そしてこの博物館の前に足を運んだ、富士フィルムの昭和の写真展でもいくつか発見が。

まずは初代ペコちゃんのグロテスクさに脱帽。
画像検索したら、アメブロさんにあった。

築地の聖路加病院も今ほど豪華でなかったけれど、それでも戦後の風景の中では立派なもので驚く。
あの時代の写真といえば、もちろん、木村伊兵衛と土門拳の写真もあり。

現在の和光、当時の服部時計店は、GHQにより撤収させられたというのは初めて知った。
GHQの撤退で、やっと元の場所に店舗を構えられたと。

そして昭和の子供たちのたくましさ。
道路の落書き、路地裏での遊び、チャンバラ、紙芝居。
貧乏でも遊んでいるときの目は輝いて。
パソコン、携帯の時代の子供たちトは、明らかにエネルギーのベクトルが違う。



◆ 映画「最強のふたり」

それから先週末に見た仏映画「最強のふたり」はよかった!
エンディングのハートウォーミングなことといったら。

この映画には、実在のモデルがいる。
首から下が麻痺している大富豪と、いわゆる郊外のアブナイ地域出身の元不良のコンビ。

もちろん脚色や事実と違う部分は多々あるようだけれど、一番肝心な部分は曲げられていない。
大富豪があの不良をすぐに見染めた、という部分。

理由は、頭の回転が速く、利発で24時間暇だったから、と本物のフィリップは語っている。
更に、自分を憐れまない相棒を欲していたという彼のホンネも、映画の中に刷り込まれている。

ちなみにこの大富豪、元はシャンペン製造会社オーナーで、当時はパリのUniversite通りに住んでいた由。

事実は小説より奇なり、と改めて感じた次第。
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2012.09.22 Sat | 国内探索| 0 track backs,
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