FC2ブログ
日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ランス・アームストロングのツール・ド・フランス7連覇タイトルはく奪
■ ランスが本当に敗者になったかどうか

今年、ランスの疑惑にUSADAが介入した時点で、かなり厳しいという見方があり(USADAは独立して裁定権限を有し、これまで米国の陸上選手を中心に、処分を下してきた。さらにUSADAの裁定に持ち越されたケースは、ほとんど覆されたことがない)、遡ってリザルトが末梢されたりツール7連覇の記録が末梢されることはその時点である程度想定されたことだった。

(ちなみに先週、「USADAにはツール勝利のはく奪権利はない」、というランスの主張は米オースティン連邦法廷により却下。USADAによるランスのツール勝利はく奪を認める判決が出された。)


ランスにとって厳しいであろうという予測は6/30のロードレース用ブログでもちょこっと触れたので、今回は、ランスがそれによって果たして本当に敗者となったかどうかを考えてみた。

6/30のトクダネ引用~

USADAは、独自にアスリートを出場停止処分にする権限をもっており、これまでのケースよりシリアス、と指摘する声も。進展次第では、ツール7連覇の記録が末梢される可能性もゼロではない。

何より、USADAが告発したケースは、過去ほとんどUSADA側の勝利に終わっている。



例えば、ウルリッヒのケースでは、世論が彼を罰したようなところもあった。

陽性判定が出たわけでないのに、オペラシオンプエルトの調査線上で浮上したコネクションにより、引退してもなお、折々でバッシングを受け、彼に対する疑惑は常にくすぶっていた。
今年告白・謝罪するまで、それからどうにも逃れることはできなかった。


ウルリッヒが実際に被った数々の辛苦の軌跡をたどると、一旦沸き起こった疑惑を世の中の100%の人から消し去ることはほとんど不可能に思える。


翻ってランス。
USADAに挑戦することは放棄したものの、潔白の主張は覆していない。

ここまで様々な方面からの証言などが相次いだ今、ウルリッヒのように何年にもわたるバッシングの堂々巡りを回避するには、これ以上USADAとは闘わない選択肢以外になかったのでは。

一方で、潔白の主張は保持しているから、ファンや自転車界にとっては救いがある。

逆手に取ったソフトランディングであったのかもしれない。


(ただ、すべての人にとって、やはり今頃になって??という感は否めない。
興ざめもいいところ。
恐らくランスに不利となる証言をした12人以上の人々が、
自転車界にしがらみがあるうちは言いだせなかった、
そういう事情なのだろうけれど。)
関連記事
2012.08.25 Sat | Sports| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill