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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
中世の街 ボヌヴァル
今日のツール・ド・フランスは、ボヌヴァルからシャルトルまでのタイムトライアル。
大聖堂で有名なシャルトルで見るのが定石か、とは思ったけれど、事情によりスタート地点のボヌバルへ。

そのためシャルトル行きはならなかったが、
大学の卒業旅行でシャルトルには行っていたので、まあよしとする。

とはいえこの、ボヌヴァル、なかなか侮れなかった。
行ってびっくり、風光明媚な町だったので、ツールに感謝。
こういう機会でもなければ絶対に来なかっただろうから。

行くと決め手から、一箇所だけ、絶対に見てこようと思っていた場所がある。
サンフロランタンの寺院。
中は許可ない人は入れないとのことだったが、ツールのヴィラージュ脇にあったので、
探さずとも見ることができた。

もともとの土台は9世紀にまでさかのぼり、その後12,13世紀18世紀に建て替えられたりしたそうだ。
年代が混ざっているせいか、なかなか不思議なアベ(寺院)である。


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この城壁もかなり古そう、そう思い、町の人に聞いたところ、
やはりもともと城砦の街で、完全に閉鎖された街だったとのこと。

なんと城砦内に入るには、通行料を支払わねばならなかったそう。
そうやって街を外敵から守ったのだ。


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そして、その通行料が一体いつまで続いたのか、年号について、
おじさんがちは、喧々諤々議論になった。

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遠くに教会の尖塔が見える。

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城砦の話、通行税の話など、街の生い立ちを聞かせてくださったおじさんの一人がこちら。
実はこの街で、自転車展示会をしていることを看板で知り、行ってみたのだ。

意外なお宝満載で面白く、ついでに係りの人たちに街のことをいろいろ教えてもらった。
このおじさんは、元自転車コーチだったそうだ。
ぜひ記帳していって、といわれたので、日本語で書いた。

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いたるところに水路があって、リトルベニスのよう。
カナル(運河)がステキ、と地元の人に言ったら、
「これはリヴィエール(小川)」と訂正された。
遠くの橋も、中世の橋。


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こんな造りは櫓の名残なのだろうか。(下の写真2F右側部分)
変わったかわいらしい家だなぁと思い見上げていると、
そばを通りかかったマリオ・シレーア(リクイガス監督)が、「It's nice, isn't it?」
と話しかけてきた。

チームの監督さん、選手管理に忙しく、景色など目も向けないのかと思ったけど
そうでもないらしい。
ちゃんと周囲の美しいものを愛でる余裕もあるのだ。


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そして私が大好きな一例がこれ。
街のウィンドウにいっせいに自転車の絵が描かれたり、オブジェが設置されるなどしている。
ツールがきたことを心底楽しみ、喜んでいる。

ツール、ありがとう、という感謝の声もよく耳にする。
大会を招致するということは、それほど特別なことのようだ。

そういう歓迎ムードに包まれた町を歩くのは、自分自身も心が浮き立つ。

選手の名前ひとつ知らぬままツールを見に行った私が、ぞっこん
ツール好きになってしまったのも、おそらくそうした街からにじみ出る
アルファ波のせいだったのかなと思う。

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そしてオマケ。
シャルトルの大聖堂には今回いけなかったけど、
この街にもバラ窓のある教会があり、観客たちも三々五々訪れていた。
空を横切り洗濯紐にかかっている旗のようなものは、ツール4賞のジャージ柄だ。

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2012.07.22 Sun | Cyclde Road Race| 0 track backs,
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