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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
カレンダーの写真にあこがれて - ラウターブルンネン + 謎のヒアシンス
先日触れた新田次郎の写真展は、日本の名峰中心だったのだが、
片隅の方に、新田氏が心酔したというスイスの山々の写真もあった。

その中で私の目をくぎ付けにした写真が1枚。
山を背景にした水しぶき飛び散るラウターブルンネンの滝の構図。

なつかしーー、狂喜狂乱、眼をぎらぎらさせながら、食い入るように見た。

私が独身時代行った場所。
私が写真を撮ったのと、ほぼ似たような構図。
My Photoはこれ。

P1100807-nodate[1]


入社直後、一人、夏休みをとって出かけたヨーロッパ。

ユーレイルパスであちこちまわり、行程に真っ先に入れたのがこの場所。
幼い頃、カレンダーの写真で、大きな滝が印象的なこの光景を見て、
憧れた。

そして、いつか大人になったら絶対行きたい!と。
その時のカレンダーにはドイツのタウバービショップスハイムののどかな田舎の風景もあって、
こちらもこの時に訪れた。


ラウターブルンネン。
ガイドブックもなにも持たず、ただ、登山電車などを乗り継いでこの名前の駅で下車して、
適当に歩いた。

その方向で会っている、と自信があったのか、それとも遠目から滝が見えたのかは忘れたけれど、
1時間てくてく歩いてこの恋い焦がれたスポットまで辿り着いた。

もっとそばまで行きたかったけれど、その先どれほど歩けばいいのか見当がつかず、
もうこれで満足、と駅まで引き返した。

この時の収穫は、予想以上に大きかった。
ただ単に心で温めていた瞼の裏にある景色と再会できただけではなく。

駅を降りた途端、谷間にカウベルがこだまし、草原でゆっくりと草をはむ牛たちに迎えられながらの山歩き。

カランコロン、カランコロン、、、
なんともいえず麗しい鐘の音が、澄み切った青空へと吸い込まれていく。
カランコロン、カランコロン、、、
心地よい交響曲はまるでメルヘン。夢の中を歩いているかのようだった。

目だけでなく、耳から吸い取った異国情緒に、ただ感激してしまい、
滝が引き合わせてくれた思いがけないご褒美で、心が満たされた。。。。

そんなあの時に、新田次郎展の一枚を引き金に、一気に引き戻されてしまったのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~

そして先日手元に届いたTannyGucciさんからのメール:


今日のエントリー(都会でヨーデル)を拝読して、高校・大学と
ワンゲルに在籍し、新田次郎や白旗史郎にもかなり入れ込んでいたもので、
ついついメールを書かせていただきました(笑

今、手元にはないのですが、新田次郎の「アルプスの谷 アルプスの村」
という紀行本で、冒頭訪れたのがたしかユングフラウだったと思います。
この本は、新田次郎の著書の中ではエッセイで楽しく読みやすいので、
おすすめです。本格的な山岳小説は、「強力伝」や「芙蓉の人」など
苦しくとも前向きなものもありますが、「八甲田山」など遭難が
メインテーマで重苦しい本が多いので、その舞台になった山に向かう時は
正直憂うつでした(笑


さっそく「アルプスの谷 アルプスの村」を手にとった。

実は新田氏の娘咲子さんが展覧会にコメントを寄せていて、お父様の作品の中で、
「アルプスの谷 アルプスの村」と、対局的なもう一冊がお気に入り、と書かれていた。

この作品は、氏が愛してやまなかったソーリオの街の記憶など、思い入れの強いシーンが綴られているとのこと。

まだ冒頭の20ページ程度しか読んでいないけれど、これは昭和36年のアルプス。
電車のシートが木のベンチで驚くシーンなどが登場し、白い心で見たスイスの村々には、驚きがいっぱい詰まっているようだ。


さて、あの時のエントリーに入れた謎のヒアシンス。
3人の人からアガパンサスと教えて頂いた。

それぞれ教えて頂いたURL:
http://instagram.com/p/MzLA4smsuu/ (驚いたことに、これは美術に造詣が深い「青い日記帳」の方の写真らしい。)
http://www.hana300.com/agapan.html(こちらはお花図鑑)

そして、mogさんからは、このメール。
ご主人(愛称ウルリッヒ)が、いいえて妙なあだ名をつけている:

最近よく見かけるお花は『アガパンサス』ですね。
 わが家のウルリッヒはこの花のことを、青いヒガンバナと言ってます。

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