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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
レオナルド・ダヴィンチ展
bunkamuraで開催されているダヴィンチ展を見てきた。
ほつれ髪の女の瞼の皺のぞっとするようなリアルさ。そして陰影の妙。
夜の部だったため人影もまばらで、じっくり堪能。

そのほか、人々がこぞって模写した数々のモナリザなどもあったけれど、とりわけじっくり見てあれこれ発見があったのが、「白鳥とレダ」。

ゼウスが白鳥に変身して、スパルタ王の妻レダを誘惑するというあの物語を描いたもの。
ダヴィンチのスケッチをもとに弟子が描いた一枚が来ていたのだが、あれ?なんか違う。。。



そう思ってふと手元にあったお気に入りのダヴィンチ手帳の「レダと白鳥」と比べてみたら、やっぱり。

下は、ダヴィンチ自身が描いたレダと白鳥。
上が弟子のもの。

ダヴィンチの絵には、2人の間に生まれた双子2組がそれぞれ卵の殻を破って出てきている。
弟子の方は1つの卵が割れ、あとの1つはまだ卵のまま。



そのほか、ダヴィンチの方がレダも白鳥も肉感的。
双子の子供もダヴィンチの方はなんだかうじゃっという感じで生々しい。

弟子の方が、美化してセンシュアリティは薄まっている。

ダヴィンチが描いた上記のレダと白鳥がBunkamuraで見られないのにはわけがある。
喪失してしまったのだという。

残念きわまりない。

そうそう、今回Bunkamuraのレダと白鳥をしげしげ見ていたら、右下の方にこっそりカタツムリが這っていた。
こんなところに忍ばせて、まったくお茶目だ、真筆の方にも描かれていたのかなぁ。
白鳥のくちばしの中には、ぎざぎざの細かい歯が描かれていて、どこかゼウスの黒い思惑が見え隠れするかのようだ。
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2012.04.13 Fri | Art| 1 track backs,
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2012/04/13(金) 20:45:27 |
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