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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
スコットランドの紙幣
1つ前ののカラヴァッジョのお札のエントリーに関連して、
スコットランドの紙幣を持っている人からメールが届き、
その内容に脳みその奥が共鳴してしまった、というか、
なんとなーく、温かい懐かしさ・・

あれは学生時代のイギリス旅行。
店でもらったお釣りの中に、手持ちの紙幣とは趣を異にするものが1枚だけ混じっていた。

一応額面通りに別の店で使おうとしたところ、拒絶され、
途方に暮れた。

確かその直後に友人が両替するからと銀行に寄る事になり、
そうだ、ついでにこの厄介な紙幣のことを聞いてみよう、そう思って窓口に行ってみた。

一体どこの銀行に行ったのだか、皆目不明だけれど、
私の記憶の中では重厚な木作りの壁がくりぬかれて小窓がくっついる、そんな赴きある窓口だったような気がする。

小窓越しに銀行員のおじさんに訴えた。
「お釣りでもらったこの紙幣、なんか変。使えないのですけれど。」

にこやかに応じたその人は、
「これはスコットランド紙幣です。イングランドで使えないわけではないけれど、
嫌がる人は多いのです。取り替えてあげましょう」
そう言って、さっとイングランド紙幣を渡してくれた。


その人の物腰しもあいまって、小さいながらも優しい思い出として記憶の底にある出来事なのだが、
スコットランドとはほとんど無縁に過ごしてきたせいか、
この一件をこれまで思い出したことはほとんどなく、
今回のメールで思い出スイッチが入ってしまった。

ああ、懐かしい・・・


そしてもうひとつ、このメールで触れている須賀敦子さんとスコットランドの話。
これも「あっ」と脳みそが小躍りした一因。

そうそう、「ヴェネツィアの宿」の最終章の「オリエント・エクスプレス」の中で
須賀さんが、エジンバラの駅そばのステイション・ホテルを訪れる場面がある。

その名の響きとは裏腹に、やたらハイソなホテルで・・
その話はまた別途。
ということで、今朝のメールから:


珍しい紙幣の話を読んでいたら、あ、と思い出して、探したら出て来ました。
スコットランド紙幣。

また昔話で申し訳ないのですが、
恐らく1990年頃に行ったエジンバラで買い物をした時受け取ったものだと思います。

表にはLord Ilayの肖像。誰でしょう? FIRST GOVERNORとありますが。
裏はエジンバラ城ですね。

お城のあるのはオールドタウンで、谷を挟んでその反対側がニュータウン。
その谷に駅があって。

須賀敦子さんの作品のどれかに、この駅にあるホテルを訪ねる話があったと思いますが、
僕は当時は車で行ったので、駅には全く寄っていません。

でも良い所でした。
トレドと並んで、もう一度行きたい街の最右翼です。

でその紙幣、
イングランドでは使えないよと言われたのですが、
ロンドンに戻った時試しに(確か)BOOTSで出してみたら、若い女性店員にこれ何?と笑われました。
笑った理由は、今もって不明です。

(SSさんから)



DSCF2998★[1]


この1ポンド紙幣というのが驚き。
1ポンドは、やたら重くて厄介なコインですからね、イングランドでは。

この、バッハかヘンデルか、といった赴きの巻き毛のおじさんは、
王立スコットランド銀行初代頭取のアイレー卿なのだとか。

裏面のお城の風景と呼応して、スコットランドの写真集から当該風景を引っ張ってきたSSさんの配慮に深謝。

DSCF3003★[1]

この1ポンド紙幣にまつわるお話しは、下記のURLでも楽しめる。

http://www.scotbanks.org.uk/banknote_design_royal_bank_of_scotland.php
http://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article,200811112539.html
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2011.11.27 Sun | Travel-Italy| 0 track backs,
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