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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
コッレール美術館の豪華なだまし絵
現在大江戸博物館で開催中のヴェネツィア展で中心的な役割を果たしているコッレール美術館の所蔵品。
世界遺産 「ヴェネツィア展」 魅惑の芸術-千年の都 江戸東京博物館 2011
コッレール美術館といえば、今年の夏に行って、ある発見があった。

内部は写真撮影禁止だけど、これは入場前の入口の風景。

たかだか入り口、なのだが、これが侮れない。
圧巻のトロンプ・ルイユ((Trompe-l'œil=だまし絵)なのだ。

ほら、例えばこの天井。
まるで彫刻のように立体的に見えるけれど、陰影をつけて目を欺く平面画なのだ。


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それがティエポロ風の天井画のまわりをぐるりと取り囲んでいる。
大理石の彫刻みたいにもみえる白い部分ももちろん騙し絵。

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我々が行った時は、この入り口を利用して、現代芸術絵画の展示がされていた。
こんな古典的な装飾の中にアヴァンギャルドな作風を置いてしまうなんて。

古いものと新しいものを大胆にまぜこぜにしてしまう発想に驚いたが、ふと考えた。
もしかして、これってイタリアならではかもしれない。

紀元前などといういにしえの遺跡がごろごろと隣近所に存在する環境では、この国の人のタイムスケールは、日本のそれとは違うのでは?
16世紀のものと、21世紀のものを混ぜたとて、たかだか500年の違いしかない。

日常的に紀元前5世紀のフォロロマーノを眺めつつ暮すローマの人々のその時空の広がりを思えば、
ルネッサンスと現代が混じったとして、違和感を感じるほどの差異ではないのでは、と。

がしかし、それにしても、全然融合していない・・・

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入口へと続く階段は、こんな風になっている。

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はいはい、壁面の浮彫(レリーフ)風のこちらももちろん騙し絵のお仲間だ。

逼迫財政の時、彫刻の代わりに”なんちゃって絵画”にしてしまえばご予算大幅削減、、そんな発想だろうか、騙し絵の発達の歴史??

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2011.11.04 Fri | Travel-Italy| 0 track backs,
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