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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
彫刻家ヨハン・ピンゼルの作品集とサグラダファミリア
我々には自転車本で知られている未知谷だけど、実は哲学本、国内外の文学作品から芸術本まで幅広く出している。
これは、日本ではまだ知られていないピンゼルの作品をフィーチャーした一冊。

別頁にも書いた通り、動的で、悲劇性を衣服の襞のひとつひとつにまで沁みこませたような作品の数々。

ピンゼルピンゼル
(2011/10)
ボリス ヴォズニツキ、 他

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同じ宗教彫刻ということで、対比的に思いだされるのが二年前に見たサグラダファミリアの最近の彫刻群。
抽象表現に向かっている。



ユダの接吻も、感情は読みとれない。



ウクライナ人のピンゼルは18世紀の人らしい。
彼のあのからだじゅうから感情がほとばしるどくとk表現方法は一体どの系譜からきているのだろう。

今年、ヴィチェンツァでロシアのイコンの展示(比較的近代のもの)を次々と見た時の印象とは違う。
つまりロシアのイコンに見る宗教表現は、5世紀のビザンチン美術の流れをしっかり汲んでいて、そかからの脱却がないと感じた。

ラヴェンナで見た、5世紀ビザンチンのモザイクは、進んだ技術と感激し、感情表現の萌芽を感じたけれど、
その表現方法が近代のイコンとなれば、稚拙、と感じてしまう。

けれどこのウクライナの彫刻家の作品には、ビザンチンの面影はない。
○○派、といった美術の流れとは別に、突然飛び地的に芸術が生まれたように見えるけれど。
彼が影響を受け感化された源泉が何なのか、好奇心。

恐らく答えはこの一冊の中に見つけられるのでは。
これから丁寧に読んで・鑑賞してみることにする。


p.s. 今こちらのブログを見て開眼。
ウクライナ芸術には装飾過多の傾向があるという。
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2011.10.31 Mon | Books| 0 track backs,
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