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食中毒の原因を突きとめる手法
ドイツのO104食中毒、当初言われていた生野菜はシロとなり、原因はモヤシ、と突きとめられたという。

どうやって突き止めたのかを見たら、先日読んだ「ヤバイ統計学」とまったく同じ統計的手法を用いたと知った。

本では、北米のO-157の原因をホウレンソウと突き止めた事例を紹介していた。

原因究明のために調査を請け負った担当者は、
感染者のうち80%がホウレンソウを食べていたということを突き止める。

ただし、単にその確率のみで結論づけたわけではない。

さらに、「コントロール」という集団を調査するのが特色。

コントロールとは、あらかじめ抽出された別の集団で、
感染してはいないが、感染した人たちと同じような年齢、性別のグループのこと。

つまり特異的な要素を浮かび上がらせ・対比させるためのカウンターのグループとなる。

結果は、コントロール中、1週間に1度ホウレンソウを食べる人は20%しかいなかった、というものだった。


つまり、ホウレンソウは、それほど頻繁に食される食べ物ではないのに、
それをたまたま食べた人のうち80%もが感染したというのは疑うべきである、と。


逆に、1週間に1回ホウレンソウを食べる人が80%ほどいたとしたら、
ホウレンソウを食べた人のうち80%が感染したとしても、
なんらかほかの食物が原因である可能性が増す。


言いかえれば、例えば感染原因が、その国・地域の人が頻繁に食する者であった場合は
そういう食品はひとつやふたつではないだろうから、どの食べ物であるか特定しにくくなるはず。

そんなときは、他の手法も合わせて(腐りやすさとか?)総合的に判断するのだろう。

いずれにせよ、食品の抽出だけでも、かなり地道な作業となりそう。


ヤバい統計学ヤバい統計学
(2011/02/19)
カイザー・ファング

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2011.06.12 Sun | Books| 0 track backs,
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