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ギリシャ神話と絵画 3: セメレ(Semele)とディオニュソス(Dionysus )
オリュンポス十二神の一人であるディオニュソス、別名バッカスとして知られる彼の出生もまた
ギリシャ神話ならではのユニークな物語として紡がれている。

例によってゼウスの浮気が軸をなす。

テーバイの王カドモスとそのハルモニアの娘であるセメレに恋をしたゼウス。
人間に変身してセメレに近づき接近作戦は成就する。

しかしセメレがゼウスの子を身ごったことを聞きつけた妻のヘラは、ごたぶんにもれずリベンジに出る。

セメレをそそのかし、彼女の前で、ゼウスの真の姿を晒させることに成功。
一転、ゼウスは稲妻を身にまとい、セメレは稲妻に打たれて息絶える。

そこで素晴らしい機転ぶりを発揮するのがヘルメスだ。
別名マーキュリー、或いはメルクリウス、つまり惑星でいうと水星で、商業と牧畜の神様。

そのヘルメスが間一髪でお腹の中の子を救出し、ゼウスの太ももの中に縫いこんで隠した。
腿の中で胎児はすくすくと成長。
やがて臨月となり(?)男の子が生まれ出る。
もも(腿)から生まれた腿太郎、、、ならぬディオニュソスの誕生だ。

ディオニュソスという名前の前半部分は"dios"という語源で、神の、ここではゼウスの、という意味なのだとか。
後半部分のニュソスは、ニンフを表すとも、青年を表すとも言われている。


電光に打たれるセメレを描いた絵は、モロー美術館で見ることができる。

「ユピテルとセメレ」
Gustave Moreau
Musée National Gustave-Moreau
1895

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2011.05.21 Sat | Art| 0 track backs,
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