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ギリシャ神話と絵画 2: ダナエ (Danae)



KLIMT, GUSTAV
Danae
Galerie Würthle
Vienna, Austria


クリムトの絵画の中でもとりわけセクシー系の「ダナエ」

ふつうに女性を描いた、お色気な作品、と思ってたら、ギリシャ神話だった。
ストーリーは:

・アクリシオス王は、娘の子により殺されるという予言を受ける
・そこで、娘のダナエに子供が生れぬよう、青銅の塔に幽閉
・またまた好色ゼウスが登場。ダナエを見染める
・塔の中だろうが参上します、てなゼウス。黄金の雨となって塔の窓越しに入りこみ、彼女のヒザに降り注ぐ
・やがてペルセウスが誕生

といった具合だ。

なるほど、よく見て見れば、黄金の雨が降り注いでいる。

もっとも題材を神話から取っただけで、古代的なムードはなく。
官能を描くのに、単なる日常生活から切り取るよりも、
古代の壮大なストーリーからそのエッセンスを取れば、
深みも増すというものか。

こういった題材を好みそうなティツィアーノも漏れなく描いている
この構図では、召使いが、黄金の雨を受けとめようとしている。

さらにレンブラントも。
やってくるぞ、と身構えるダナエの表情が印象的。
こちらでは、召使いがそっと陰から覗いている。

ティントレットの作品では、雨からさっそく人間に姿を変えている。
想像力で描いた発展形。

こちらはコレッジョ。愛のシーンなので、クピド(キューピット)が登場。

モローやクリムトにとって、ギリシャ神話はその感性をあおってくれる、格好の材料だったようだ。
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2011.04.28 Thu | Art| 0 track backs,
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