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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
速さと時間
今日の天声人語が、時速300kmの新幹線「はやぶさ」のサービス開始を伝えている。

今から19年前、時速270kmの「のぞみ」登場時のインパクトを引き合いに出している。

でも、今から35年ほど前に書かれた天声人語をつい先日図書館で目にしたものだから、
これとの比較において、まさに絶大な隔世の念を感じた。


なにしろ、そのときの人々のリアクションといったら、今では想像を絶する内容。

確か当時急行だか特急電車が登場し、時間短縮に一役買ったものの、
同時にそれは、特急料金という新たな賃上げも意味していた、とそのコラムは伝えているのだが、
人々はそれに対しなんと言ったか、というと:

「運転時間が短縮されるのに、賃上げとはなにごとだ。
時短になった分、安くすべきだろう!」


今では、速い、と聞くと、特急料金高そう、という連想になる。
でも、35年前という時代には、まだそういう概念が定着していなかったらしい。

この時代あたりから、「速さの探求」が始まった、と考えていいのかもしれない。


そのほか、当時の天声人語には、戦争という言葉が頻出し、しかもそれが
しごく身近な口調で語られている。

例えば、ジャングルの中から長い時を超えて発見された日本兵の生還は、
当時リアルタイムの出来事だった。


この35年という月日に、半端でない世の中の変化を感じ、
今まったく別の世界を生きているかのよう。
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2011.03.05 Sat | Society| 0 track backs,
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