FC2ブログ
日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
良書にめぐりあった ギリシャ神話
宗教画を読み解くために聖書のストーリーを少しずつ勉強しようと試みつつ、
ギリシャ神話も、知識があるとないとでは大違い、と聞く。

そんな矢先、正月に実家に帰って父の本棚を物色中、こんな本を見つけた。

ギリシア神話 -神々と英雄に出会う (中公新書 (1798))ギリシア神話 -神々と英雄に出会う (中公新書 (1798))
(2005/05/26)
西村 賀子

商品詳細を見る


さっそく借りて読み始めた。

まあなんともはや、波乱万丈。
いろんな神が出てきては、いろんなことをやらかして。

次々と驚愕の物語が壮大に展開し、知らない世界を垣間見た感じ。

特に驚きはゼウス神。
子孫を創造していった神だけれど、その荒唐無稽な振る舞いは、
いくら子孫繁栄のためとはいえ、淫乱としか呼びようもなく。

例えばこんなふう。


・知恵の神メティスと交わったゼウスは、生まれる子が自分をしのぐ存在になるという予言を聞き、
妊婦を飲み込んだ。

ところが、ひどい頭痛で頭を割ってもらうと、メティスの子供・戦闘女神アテナが出てきた。

そのアテナの従者は、有翼の勝利の女神ニケ。
これがNIKEナイキ社の語源らしい。


・或いは、ゼウスが王女セメレをそそのかしたところ
ゼウスの妻ヘラが嫉妬。彼女を電光で焼いてしまう。

しかしゼウスはセメレの胎内の子供を救いだし、太ももに縫い込んだ。
太ももから生まれたのが、ディオニュソス(いわゆるバックス=バッカス)


・女神レトがゼウスの子を宿したことを知り、妻ヘラが嫉妬。
レトにお産の場を提供することを禁じたところ、浮島のデロス島を見つけレトは避難。

生まれたのがアルテミスとアポロン。


、、、などなど。


こういうのを頭に叩き込んでから、マントゥバあたりで芸術品に触れれば、
より深くなりそうだ。

なんてことを思っていたら、最近の日経にまさにそのマントヴァのテ宮殿の壁画が出ていた。

ジュリオ・ロマーノが描いた巨人族の没落の壁画。


騒乱の時代に生き、宮殿建立を任された建築家兼画家が、
宮殿を破壊するさまを壁に描いた。
不安を駆り立てられた画家のねじれた思いが噴出している絵、といえそう。


なんだかそそられて、マントヴァに行け、と神のおぼしめしを聞いた思い。
ギリシャ神からのおぼしめし。
関連記事
2011.01.15 Sat | Art| 0 track backs,
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
"shw-greenwood" template design by Shallwill