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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
フィリッポ・ブルネレスキ
あーあ、もしも滞在中知っていたら、、、
後になって後悔することが多々ある。

例えば、フィレンツェのポンテ・ヴェッキオの2階の回廊で美術品を鑑賞することができる、とか、
フランス・ブローニュの森に、薔薇のコーヒーを飲ませるすてきな場所があるとか、
そんな情報を帰国後に知ったりするわけだ。


そして再び、近くまで行っていながら、知らずに通り過ぎた!!という悔しさを味わった。


去年秋のフィレンツェ。
考古学博物館が無料日で、向かっている途中、ちょっと気になる一角にぶちあたった。

広場になっていて、俗化した観光地っぽい感じではないのだけど、
アーチの柱の曲線と直線が融和した清楚な建物が四方を取り囲んでる。


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観光客でごったがえすフィレンツェ中心部の喧騒からちょっとだけ離れて、
整然とした雰囲気が気に入った。

どういう場所かわからなかったけれど、ふらふらとうろついてみた。

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どうやらこれはフィレンツェ孤児養育院(Spedale degli Innocenti)だったらしい。
今読んでいる例の本で知った。
道理でメノウのような子供の浮彫があったわけだ。

フィレンツェでは、幼児に対する社会的関心が強く、こうした養育院が早くから発達したということだ。


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クロースショット。
更に知った。
これはフィリッポ・ブルネレスキの設計だそうだ。
洗礼堂の浮彫コンクールでギベルティと争った元彫刻家。
その後建築家に転じ、すばらしい作品を残した。

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それは、これ。
フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の半球形の屋根の設計。
当時としては、誰も達成できなかったかたちなのだという。

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で、今なにを悔しがっているかというと、この養育院の2階が美術館になっていて、
ギルランダイオ作の「東方三博士の礼拝」等が見られたと。

ギルランダイオは当時もてはやされた画家でありながら、後世の評価は下降線で
今なかなか見ることができない。

唯一の救いは、このあたりの雰囲気が気に入って徘徊している際、
一応中には入ってみた。

1F部分の宗教画、壁画、モザイクなどがそこかしこにあった。
それにしても2Fへの入り口は別の場所だったのだろう。

美術館、という看板は大々的に掲げられていなかった。
知っている人だけが楽しめる、そんなひそやかな美術館なのかしら。

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2010.12.17 Fri | Travel-Italy| 0 track backs,
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