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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
上村松園展と、三の丸尚蔵館の「皇室の文庫(ふみくら) 書陵部の名品」
昨日はなんだか疲れていた。その前の週が、人の仕事のトラブルシューティングだったりして
不慣れな仕事に追われたせいもあるかもしれない。

10日の週から出張なので家でいろいろやりたかったものの、午後から気分転換に出かけることに。
天気よすぎて、これでは体に悪い、とばかりに。

ツーレは朝から会社の行事でおでかけ。

ということでひとりで竹橋の近代美術館の上村松園展へ。
数年前に退職した元上司が先日会社にきていて、「平日なのに上村の展覧会、大混雑だった」と
言っていたので、まあ人の多さは覚悟の上。

(そうそう、そのとき、丁度皇后さまが展覧会にいらしていて、出られるところを目の当たりにしたそうだ。)

まず最初に2時のガイドツアー(常設展)にジョインして、そのあとから本題の松園展を見る。


ちなみに私のパソコン、思いきり私仕様にカスタマイズされてしまっているせいか、
松園を出すときに「まつ」と「その」で変換しようとすると、園の代わりに「薗」の字が出てきてしまう。

上村松園の筆は、17歳のときから冴え渡っていた。とはいえ最初はやはりやや堅かった。後年に行くにしたがって、洒脱な雰囲気が増していく。
が、なんといっても60代の絵が圧巻。

20代のものは、ややギラギラしたものが出ていて、色気がちょっと強すぎるけれど、
30代ぐらいから気品に磨きがかかって、円熟の60代。

例えば向かいからの風をよけようとする女性の絵。体をひねるしぐさに漂う抑制のきいた艶っぽさ。

化粧のために襟足を手鏡に映す絵にも見られるように、
反ったりひねったりする物腰に女性を感じて描いた気配がある。

日常の断片を描きだすシリーズの中では、
残照の中、光を求めて上向き加減で針に糸を通そうとする女性の絵なども母性を感じさせる作品。


優美な曲線で描かれた女性たちはどれも凛としている。

厳しい目つきをした女性の絵は少ないのだけれど、実は本人は芯の強い女性を好んだそうだ。


美術館の方は3時過ぎだったので、さすがに込んでいた。
なのでとにかく空いて見られる絵から見始めて、4時過ぎてから、最初の部屋に戻った。
やはり4時以降は少し余裕。
4:30で入場は終わりだから。

美術館に行く前は皇居に行ってきた。
庭をめでるつもりで、三の丸尚蔵館にもふらりと寄ったら、前代未聞の混雑。

皇室の文庫(ふみくら) 書陵部の名品展覧会ってそんなに魅力があるのか、と唖然としたおももちで入ると・・・


とくに人垣が密集している場所で、事態掌握。
明治維新の文書、坂本龍馬の自筆文があるのだ。

正確には、「薩長同盟裏書(さっちょうどうめいうらがき)(木戸家文書) 慶応2年(1866)坂本龍馬自筆 1通」というやつ。

「坂本龍馬(1835~67)が,桂小五郎(後の木戸孝允,1833~77)のもとめに応じて薩長同盟6箇条を保証するために書いた自筆の裏書。慶応2年(1866)正月21日,薩摩藩の西郷隆盛・小松帯刀と長州藩の桂小五郎らが会談を行い,坂本龍馬立ち会いのもと6箇条の薩長同盟が結ばれた。後日小五郎は同盟を確かなものとするため,坂本龍馬に書状を送り,確認を求めたのである。」


とHPにある。

裏書きの朱書きのほうが展示されていて、肝心の木戸孝允は裏面(および写真で展示)になっているのがおかしい。
龍馬、かなり大胆な筆致。
「坂本龍」(坂本龍馬とは書いていない)というサインも見える。


こちらのサイトで、展示されていた文書の一部(坂本龍馬の自筆も)が見られる。
http://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/tenrankai-shoryobu.html
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2010.10.03 Sun | 国内探索| 0 track backs,
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