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ゴーギャンが描いた『「黄色いキリスト」のある自画像』に登場する黄色いキリスト像は、フランスのポンタヴェンにある


P1850178.jpg-既述の通り、国立新美術館で開催中の「オルセー美術館展」には、ゴーギャンの絵が何枚かきている。

そのうちの1枚『「黄色いキリスト」のある自画像』の絵は、ゴーギャンが文明社会との決別を決意し、タヒチに向かうその契機となった絵なのだそうだ。

背景左のキリスト像と、右のグロテスクな壺の対比が、彼の葛藤を表している。

私はこの絵をオルセー美術館で見たことがあるけれど、それよりも先に「黄色いキリスト」の実物の方を先に目にしている。

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P1850181.jpg
-この磔刑像は、ブルターニュのポンタヴェンの町外れの教会にある。

ブルターニュ旅行の際、ポンタヴェンのツーリストインフォメーションで、ゴーギャンが題材にした黄色いキリスト像がこの町にあると知り、時間もあることだし、と見物してきた。

ゴーギャンがそんな絵を描いたことすら、その時点では知らなかった。

ひなびた地味な教会で、周囲にはとうもろこし畑が広がっていたのを覚えている。

なんの変哲もない小さな石造りの建物の中に入ると、天井そばにひっそりとその像はたたずんでいた。
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P1850181b.jpg
-これがゴーギャンが描いた像?やけに小さいなぁ、黄色といっても脱色しているせいか黄土色に近いなぁ、、

というのが第一印象だ。

偉大な画家にインスピレーションを与えた像にしてはインパクトがない、そう思ったが、よくよく見ると、キリストの表情がなかなかコミカルで、ゴーギャンでなくとも、つい擬人化したくなるような佇まいだ。

(この写真ではよくわからないのが残念。なにしろデジカメ以前の時代に行ったもので。)
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P1850176.jpg
-ポンタヴェンは画家たちが集まった芸術村。ゴーギャンも創作活動で滞在していた。
バルビゾン同様、昔の面影を色濃している。

コンカルノーやカンペール、レンヌ、ヴァンヌ、カルナック、ラ・ボールなどとともに、ブルターニュ巡りの中でもとりわけ印象的な場所だった。

なお、この教会の名前は
「トレマロ礼拝堂」La chapelle de Trémalo。

ポンタヴェンへは主要都市からバスで行った。
1日にバスの日帰り小旅行を2つ入れたのだが、本数が少なくて、旅程を組むのに苦労した。
でもそれがチャレンジングで楽しかった。

左はオルセー美術館展のカタログ。なかなか豪華である。力の入れようがうかがわれる。
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2010.06.14 Mon | Travel-France| 0 track backs,
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