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佐伯祐三のアトリエが公開に
30歳の若さで亡くなった画家・佐伯祐三のアトリエが2010年4月28日から一般無料公開となった、と教えてもらい、さっそく行ってきた。

若くしてこの世を去っているため、寡作だけれど、パリの街頭を描いた「ガス灯と広告」という洒脱な一枚は、竹橋の近代美術館・常設展によくお目見えしている。

黒い線で輪郭をとった、とがった筆さばきが、パリの路地裏の猥雑な雰囲気にマッチしている。

ただ、そのほかの絵は余り知らない。傾いでいてどことなく不安感をあおるモランの寺の絵を以前、やはり近代美術館で見たことがあるぐらい。

フランスではブラマンクとも親交を結んだという佐伯。
言われてみれば、ブラマンクの黒と佐伯の黒に近いものを感じる。

アトリエの場所は中落合。
このあたりは、文人が数多く住んだ場所だという。

「エロシェンコ氏の像」で知られる中村彝(なかむら つね)もしかり。
林芙美子しかり。

外観
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下落合周辺を描いた場所なども残していて、写真で見ることができた。
描かれているむきだしの土に、昭和の初期を感じる。

アトリエ内ではビデオを上映しており、家族とともに2度フランスに渡ったあと、病気に体を蝕まれ、心身ともに病んでいった様子が語られる。

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私は目白から歩いたけれど、最寄駅は西武新宿線下落合駅のようだ。

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アトリエに行く途中、美術書を扱う古本屋には、佐伯の展覧会のポスターが貼ってあった。
アトリエ公開に合わせた展覧会だ。

P1790753.jpg

アトリエの場所:
東京都新宿区中落合2-4-21

アトリエに関する情報サイト


アトリエはビデオ上映も合わせて20分ほどで見て回れる。
その後、歩いて池袋へ。
海外出張から朝帰宅したツーレが携帯電話のことで購入した店に行きたいといい、同行。

用事はあっさりと済み、池袋でお茶しよう、ということになったのだが、連休で半端でなく大混雑。
それならば、ちょいとはずれた場所へ行こう、ということで、サンシャイン脇のVeloceに向かう。

やっぱりここなら空いていた。
シャノワールの姉妹店Veloceはお安いわりに、ベーシックな点はきちんと押さえていて、私のVeloce頻度、結構高いかも。


次に向かったのは佐伯祐三展覧会をやっている新宿歴史博物館ではなくて、山種美術館。
今、奥村土牛展をやっている。
今月23日で終了なので、月中以降は混雑しそう、ということで、この機に訪問した。

以前本美術館が九段下にあったとき、桜特集の展覧会をやっていて、そのときに奥村土牛の「醍醐」という したたるようなしだれ桜の絵を目にした。
これが余りにインパクトがあって、今日もその絵と対面するのを楽しみにしていた。

奥の中央に飾られたその絵の前に立つと、桜の木の下にいるかのよう。
生命力あふれる画面から元気がもらえそう。

そのほかケシの花、あやめの花の絵がまた見事。


ちなみに土牛は101歳まで生きたという。
佐伯と土牛、フランスに心酔した洋画家と日本画の画家、早世と長生き、風景画と動植物系の絵、、今日はまことに対象的な画家2人の足跡をたどった。
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2010.05.01 Sat | 国内探索| 0 track backs,
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