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篠田桃紅さんの作品たち: 資生堂の香水瓶のラベル & 智美術館の展覧会
■「篠田桃紅 昔日の彼方に」展 @智美術館 <Sensation>


墨を使った書や絵の制作で知られる篠田桃紅さんの展覧会が
神谷町の智美術館で開催されている。


桃紅さんの名前は知らなくとも、
その作品を目にしたことはあるかもしれない。


例えば、資生堂がかつて出していた「琴(koto)」という香水瓶の書も
桃紅さんが手掛けたものだ。


(以下の写真は、去年資生堂ギャラリーで行われたParfam Japonais展で
展示されていたものです。)

PB080035_20170406212739cb4.jpg 


右上から左下にかけて引かれた線が
ピンと張る琴の線のようでもあり、
匂いと音で五感を刺激する。


五感といえば、上述の智美術館の展覧会で見られる作品の中にも、
リズム感を感じさせるものがあった。


*以下1点の写真撮影は、内覧会の折りに主催者の許可を得た上で行いました。

IMG_0096.jpg

作品は右から、「Golden Epic 神話 2004」、
「Cadenza 奏 1997」、「Phases 相 2011」
*但しタイトルは桃紅さんがつけたものではなく、作品のアイデンティティとして
監修のトールマン氏がつけたもの。



どれもモノクロームの濃淡だけなのに、リズミカル。

特に中央の「Cadenza」は、
躍動感があって、交響曲を奏でているかのよう。


他に、似たようなトーンの「Sonority 響」などという作品もあった。


このように篠田桃紅さんの展覧会では
書の枠を超え、時に抽象画やアクションペインティングに近いものまで、

五感に訴える様々な作品を鑑賞することとができる。


 ******

会場:菊池寛実記念 智美術館
展覧会名:「篠田桃紅 昔日の彼方に」
会期:2017年3月29日(水)~ 5月28日(日)
休館日:毎週月曜日
開館時間:11:00~18:00  ※入館は17:30までになります
観覧料:一般1000円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
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2017.04.06 Thu | Art| 0 track backs,
六義園の桜が寂しくなった 10年前と比較
今年、六義園のしだれ桜に感動できな自分がいた。

桜慣れしてしまい、感性が鈍ったか?

・・と思いきや、庭園Twitter(都立庭園 園長の採れたて情報認証済みアカウント)が
しきりにつぶやいていた:
> 上部の花数はいつもより少ないです

やっぱり!
そこで以前の写真と比べてみた。

2006年に行った時のものがこちら:

R0016998.jpg 


そして今年は:
(赤い色が抜けていたので、これでも色彩調整で赤を濃くした。
上は訂正なし。)
P1860085.jpg 


2つの写真では咲き加減がやや違い、
今年はまだ上部の方は開ききっておらず満開とはいえないので
単純比較はできないけれど、
上方の枝のピンとした張り具合が明らかに違う。


そしてこれは六義園だけにとどまらず。
皇居乾門向かいの3本連なるしだれ桜もしかり。


これも10年ほど前のもの。
週末でもこの通りの人で。

余り顧みられることない場所で、ひっそりと咲いているわりに
なんて豪華、と秘密の場所を見つけたかのようにほくそ笑んだものだった。


P1250588.jpg 


ところが数年前から、あれ?なんか違う?
という状況になった。(下の2枚は3年前の満開時期)

P1680296.jpg


同じく3年前:

P1680298.jpg 


そしてこちらは去年。
角度がやや違うけどほぼ同じ場所で撮ったもの:

P1790640.jpg 


つまり、昨年と3年前でも花の減り具合が一目でわかるほどだった。


そして今年。
つぼみがさらに減っていた。

やはり満開の時期に至っていないので
純粋な比較はできないけど、
すでに開花している下方だけを比べても歴然たる違い。

もっと咲いているであろう今頃でも、
きっと最初の写真のこんもりした感じはないはず。

P1860328.jpg 



こうした質の低下とはうらはらに、
訪れる人の数は劇的に増えている。

今年の写真はどれも朝一番なので少ないように見えるけど、
以前の写真は週末のプライムタイムであの状況だった。

今年そんな時間帯に行ったら大変なことになる。


目黒川の騒ぎも今年はどっとクレイジーになった。
一体いつどこに行けば、のどかに麗しい桜が鑑賞できるのか?


こんな時思い出される一首はこれ:


「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 」
在原業平(古今和歌集)


本当に桜がなければ、穏やかな気持ちでいられるものを。

2017.04.06 Thu | 国内探索| 0 track backs,
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