日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
東京国立博物館 特別展「始皇帝と大兵馬俑」
中国というのはとてつもない。
東京国立博物館の大兵馬俑展に行って、改めて感じたことだ。


そもそも大兵馬俑ってなんだ?とわけわからず行ったわけなのだけれど、
余り下調べせず行って、逆に驚き満載で脳が刺激されてよかった。
脳内ドーパミンがじゃんじゃん噴出したのが自分でもわかるほど。

始皇帝の陵墓に近接して、兵馬俑坑(へいばようこう)という遺跡が発掘されたらしいのだが、
ひらたくいうと、そこに戦車や馬、武士の像が壮観に並んでいて、
なんでも武士の像は合計8000体近いそう。

それらの群像の一部を輸送して展示し、
群像の一部を模した模型を用意してその雰囲気の一旦を紹介するのが本企画。

それより前に、中国の春秋時代~秦の時代までの遺物の展示もあり、
こちらだけでも見ごたえ十分なのだけど。


兵士の像はすごい写実で、なんでもモデルをすえて制作されたそう。
だから個々の顔、姿勢が異なるわけだが、いずれもなかなか
いい面構え。
みな精悍さみなぎっている。

始皇帝の死後も、その権力誇示を願った上での創作なのだろうけれど、
エジプトのピラミッドに匹敵するような壮観さで、
いやはや、中国のスケールの大きさに圧倒された。
2016.01.30 Sat | Art| 0 track backs,
吉野石膏珠玉のコレクション展 愛と絆 展 @三越本店
三越本店(日本橋)の新館7F美術館(ときに催事場)が侮れない。

前回の鍋島、柿右衛門展も見ごたえがあった。
今は高山辰雄、シャガールを中心とした「吉野石膏珠玉のコレクション展 愛と絆」展開催中

平山郁夫などほかの画家たちの絵もあるけれど、やはり高山辰雄の聖家族は圧巻。

強く愛を訴える、というより、なんかもっとさりげなく、寄り添う運命にある人間たちの世界を
ほの暗い光と、淡い濃淡の線で描いている。

感情を抑え気味に描いているからこその無名性があり、
”誰”という特定の人物ではなく、世界の人々を暗示する。
宇宙観といった壮大な広がりを感じる連作。


平山郁夫氏の桜も幻想的。
端正な筆遣いで描かれた満月を背に、中央に向かって花を付けた枝がしなやかにたわむ。
ブルーモスクの絵は、京都、薬師寺 玄奘三蔵院伽藍「大唐西域壁画」にあった
月の砂漠のような異国情緒が漂う。


杉山寧の「ごう」(漢字が出ない)の煌めく岩肌の微妙な色合いは、
岩絵の具という鉱物使用だからこその自然感、繊細さ。
リアルと夢想のはざまのような凛とした岩々に、白いしぶきが当たって砕ける。



シャガールは、目黒区美術館で見たク連作『ダフニスとクロエ』があり、
以前じっくり見たハズなのに、意外に記憶の中のイメージと一致していなかったりして、
自分のリテイン能力のなさを実感した。


2月1日まで。

入場料:一般・大学生800円/高校・中学生600円[小学生以下無料・税込]
※三越 M CARD、伊勢丹アイカード、エムアイ友の会会員証、三越伊勢丹ホールディングス株主様ご優待カード、障害者手帳のご提示で、ご本人さま、ご同伴1名さままで無料でご入場いただけます。

***

ちなみに次回は「世界を驚かせた焼物 吉兆庵美術館蒐集 真葛香山展 」


次回超絶技巧展:
入場料:一般・大学生800円/高校・中学生600円[小学生以下無料・税込]
※三越 M CARD、伊勢丹アイカード、エムアイ友の会会員証、三越伊勢丹ホールディングス株主様ご優待カード、障害者手帳のご提示で、ご本人さま、ご同伴1名さままで無料でご入場いただけます。
2016.01.29 Fri | Art| 0 track backs,
歯科矯正始めるの巻き <インビザライン>
思い切って歯科矯正を始めた。
顎が小さくて歯が収まり切れていないという指摘は前からあって、
以前(10年前)歯科に相談したら、いい対策はないとのこと。

先日、別の歯科医院で検診の際、歯科矯正ができますよ、と言われた。

紹介状を書いてくれるというので、
不便を覚悟で思い切って開始することに。

いわゆる金属の矯正器具を使用せず、
マウスピース型。

見た目は気にならない。
とはいえいろいろメリット、デメリットはあるようだ。

最大のデメリットは、マウスピースをしたまま飲食ができないこと。
水しか摂れない。

食事のときは取る必要があるものの、あまり長く取っていると効果はない。
理想的には取り外し時間は2時間。

となると、結局理想的な食事時間は1食あたり15分~30分。
3食+歯のケア、装置洗浄で、大体2時間になってしまう。

間食はおろか、途中のコーヒー休憩もできなくなってしまう。


口内を清潔に保つため、洗口液も買った。
さらに、歯の細菌検査をしてくれる施設もあるそうで、
それで歯磨きとか見てもらおうかな、とも思う。


金額は前金制。
途中離脱を防ぐためだろう。
覚悟はとりあえず決めた。


長期戦になる。

フィギュア選手の宮原知子さんなどは、矯正装置をつけたまま滑っている感じ。
偉い!
痛いハズなのに。
見習って頑張る、、、つもり。
2016.01.27 Wed | Private| 0 track backs,
ゆうちょのお米プレゼント
暮れに郵便局へ。
古い手続きで宙に浮いているものがあり、それをトレースしてアップデートする、といった
作業を丁寧にやって頂いた。

お礼を兼ねて、手持ち資金でちょいと定額預金やってもいいかな、と即興で思った。

カウンターに、今日までならお米1kgプレゼントなんていうチラシが置いてあったこともあり。
金利なんて望めない。
であれば、こういうインセンティブ目当てで貯金した方が愉しい。

で、入金したところ、さらに抽選でお米セットが当たるキャンペーンもやっているという。
どうせ当たるわけない。
今まで銀行とか郵貯とかで似たような企画で当たったことがない。
なにしろ籤運悪いし。

というわけで、やる気なく応募用紙を埋めて出しておいた。


年は明け、2016年。
ある日、玄関のインターホンが鳴った。
郵便局員さんだった。
郵便局の人がわざわざくるのは速達とか書留なのに、今回は小包を持っている。

お届けものですー、と。
持っているのは重い段ボール。
米と書いてある
送り主は郵便局。

ということはあれか!

あれだった!


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ちなみにふと、当たり前のことに気が付いた。

なるほど、郵便局のプレゼントなのだから、
●ネコとか●通とかの業者が配達にくるわけはないのだ、と。
2016.01.26 Tue | Private| 0 track backs,
郷さくら美術館 東京 中島千波先生トーク
週末、雪の予報で人出も少なかろうと高をくくっていた郷さくら美術館 での中島千波先生トーク。
大盛況で驚いた。

大御所自らの解説とあり、美術ファンなら雪であろうと関係ないようだった。

館内には色とりどりの花咲き乱れ、
闇に浮かび上がるもの、日中のもの、黄金の光を浴びるもの、、、など
さまざまな桜の表情は、桜の画家と言われるだけに魅惑的。

花びらひとつひとつが描かれて、これはもう体力勝負。
ある種修行のようだとおっしゃっていた。


桜並木を描くのはあまりお好きではないようで、
ひとつの木と対峙して描く方がお好きなのだとか。
だから目黒川の桜並木は、さくら美術館(目黒川そばにある)からの依頼で描いたものの、
自分としては異例のこと、と。

1つのスケッチから幾つかの作品を生み出すことはせず、
1つの最終作のみがクリエートされるそう。

それだけ対象物への思い入れがあるということ。


桜以外にも、椿や菊など正統派の花の絵もあれば、
喜怒哀楽を描いた大胆な人物像もある。

既存のものを打破する努力が滲んでいて、
一定間隔で方向性をさぐっている印象。

話術に長け、笑いを誘う語り口。
気難しい芸術家というイメージではなく。


館内ビデオでは、NHK BSの番組「旅のチカラ」が放映されていた。
中島氏が中国を訪問し、原始の牡丹を追い求め、描く様子が綴られている。

交配を繰り返した人工美より、自然が創造した生きるための機能が前面に出た原始の花の魅力を
氏は力説しておられた。


真紅のその幻の花は、確かに自然のエネルギーに満ち溢れていた。



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2016.01.25 Mon | Art| 0 track backs,
画家 岩田壮平氏のトーク @佐藤美術館
佐藤美術館で開催中の岩田壮平日本画展へ行ってきた。

14時からは、ご本人と恩師 土屋禮一氏のトーク。

なんと岩田氏は、3歳から生け花を習っていたという。
だからこその、花咲乱れる絵の数々。

ボリュームがあって、血が滴るような熱気と艶やかさ。
咲き乱れるの合間に、ちらちらと見えるのは自転車のホイールだったり
ハンドルだったり。

自然美とメタリックなものが織りなす違和感も魅力的。

土屋氏は、岩田さんの絵を見ていると、
岩佐又兵衛 を想起するという。

武士の家に生まれた岩佐は、一族郎党殺害されたという。
一人だけ、命からがら救い出された。
その出生の怨念を晴らすかのようなおどろおどろしさが彼の絵にはある。
それに似た恨みに似たパワーを岩田さんの絵にも感じるという。

実際のご本人岩田さんは、そういった不幸を背負っているわけではなく、
ただ、幼少期に祖母の庭で見たアイリスの衝撃が忘れられず
そのうちなるエネルギーを日本画というかたちで表しているのだそう。

絵に向き合う様は人それぞれ、とつくづく思う。


2016.01.24 Sun | Art| 0 track backs,
辻邦夫「春の戴冠」 のススメ
去年から相次いでボッティチェリ展が各所で行われている。

私は正直、ボッティチェリの作品はそれほど好きではなかった。
イタリア旅行に行き、ウフィツィ美術館へは行った。

「プリマヴェーラ」や「ヴィーナスの誕生」などの名画は見て、大感激した。

けれど、数か月滞在したイギリスで、ボッティチェリ後期の作品を矢継ぎ早に見たせいで
「プリマヴェーラ」や「ヴィーナスの誕生」の輝きがすっかり曇ってしまった。

とくにナショナルギャラリーには、
マニエリスムに片足をつっこんだような、神秘主義に走ったような、怪しげな画風が目白押しで、
結局、彼の画業がしりつぼみで終わってしまった印象がある。


でも、(以前にも記したけれど、)辻邦夫氏の「春の戴冠」を読んで、
例え終わりはどうあれ、最盛期の絵を純粋に愉しめばいい、そう思えた。

フィレンツェ黄金期の、何かが崩れる不安をかかえつつも
栄華をどん欲に謳歌した人々の歓喜に溢れる「春の戴冠」。

あの時代の空気があったからこその「プリマヴェーラ」や「ヴィーナスの誕生」なのだ、と気づかされる。

栄華を極めた当時の風俗が、あの絵たちに凝縮されている。



2016.01.23 Sat | Books| 0 track backs,
街はアート
1月2日、お正月の三越デパート。
ショーウィンドウには見慣れたスタイルのイラストが。

ニコラ・ビュフの絵に間違いない。
おととし、原美術館で展覧会『ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢』が行われていた。

独特の画風なのですぐわかる。


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やっぱり。

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新年らしく、七福神をあしらったデザインになっている。
フランス人だけど日本在住のビュフならでは。

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入口には、立体のオブジェ。
宝船。

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どこかしらに七福神が隠れていて、
なかなかお茶目。

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インパクトがあり、
色彩も美しい。

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美術館に行かずとも、一流アーティストの作品が街には溢れている。

なかなか嬉しい出会いがある。
2016.01.21 Thu | Art| 0 track backs,
「朝が来た」の両替商の看板
本日のNHK連続テレビ小説「朝が来た」、
冒頭に両替商の看板が写った。

こちらのサイトにもあるとおり、
円の2カ所がくびれた格好が江戸~明治初期?の両替商のトレードマーク。

このかたちは、当時の分銅のかたちを模していると聞く。

浮世絵に描かれた商店街にも、この看板が描き込まれているものは多い。

実物だたか模造品だったか、大きめの看板を、確か汐留のアドミュージアムでも見かけた記憶がある。

写真撮影可能などこかで撮影した写真が1枚ぐらい手元にあるかもしれない。
見た時期が不明なので、探すのは膨大で、手は付けられないけれど。

2016.01.20 Wed | Society| 0 track backs,
患者の命より儲けを重視した医師の話
元気いっぱいのジム仲間。
病気知らずと思いきや、2ヵ月前に前癌症状で手術をしたという。

舌の脇にできたその癌は、外に隆起して現れるタチだったため、
気になっていたそうだ。
とはいえそこまで悪性とは気が付かず。

その人は当時審美系の治療で歯科医院に通っており、
前払いで100万円を支払うよう言われていた。

支払った後も、そのおできは徐々に大きくなっていく。
ある夜、その歯科医院に勤めるベテラン歯科衛生士から自宅に電話。

「一刻も早く病院で舌を診てもらった下さい」と。

慌てて総合病院へ。
「あと半年放置していたら命はなかったですね」。

その歯科医師は、癌ができているのを知りつつ、
治療を中断されるのが嫌で沈黙を保っていたようだ。

その歯医者は近所にある。
立地もよく、知らなければ普通に通院していてもおかしくない。

ぞっとした。
そういう本性は、看板だけではわからない。
2016.01.19 Tue | Society| 0 track backs,
ボッティチェリ講演会
土曜日、14:30から18時まで、ボッティチェリの講演会に出席した。

興味深い話が多々出る中、
ボッティチェリの「軽さ」というのはひとつの大きなキーワードだった。

無意識のうちにわかっているようで
具体的に言葉にして初めてこの意味の大きさに気づかされる。

軽さによるはかなげな空気が、あの優美さを強めている。


2016.01.18 Mon | Art| 0 track backs,
飯田橋ランチ / ラ・ブラスリー のランチはやっぱり好き
ランチ激戦区の飯田橋。
栄枯盛衰あるけれど、長年ずっとサバイバルしている上に、
以前より進化しているとつくづく思うのが、ここ、、ラ・ブラスリー。

平日、飯田橋或いは市ヶ谷そばにくることがあると、
かなりの確率で寄る。
JR市ヶ谷駅からだと少々あるけれど、それでも足をのばしてしまう。

平日ランチは1050円(1080円でなく)で、パン、メイン、ドリンク。
日仏学院会員なら、プラスでスープが付く。

メインはキッシュや肉、魚、パスタからチョイス。
私はだいたいお魚。

味よし、そしていつもなかなかアーティスティックなのだ。
サラダ付きではないけれど、魚の下に野菜あれこれ温野菜が敷かれているので
栄養バランスはよい。

先日のランチはこれ。
以前、店名がベルナールだった時代は
1700円ぐらいでメインとコーヒー、みたいな感じだった。

しかも味も特にどおということはなく、暫く足が遠のいていた。
ところが、店名が変わり=オーナーが変わった?
新しい日本人女性シェフが招かれてからというもの、
素晴らしい進化ぶり。


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パンもパリパリで美味しいし。
会員用スープはこんな感じ。

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近所に一軒欲しい店だ。


http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13000405/
2016.01.16 Sat | Gourmet| 0 track backs,
日本全国 絵馬自慢 その1
正月三が日には訪れなかったものの、
先日美術館に行く途中、ふと靖国神社に寄ってみた。

滅多に行かない奥に進むと、全国の絵馬がズラリ。


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猿の図柄が当然圧倒的。
例えば大國魂神社。
中央の猿は近のプレートのような輝きで、なかなか凝っていた。
写真では見えづらいけれど。

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先日アップした大國魂神社の看板絵馬とは図柄を変えていた。
2バージョンあるのかな。

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ざっと見て、一番”手作り風味”が強かったのはこれだろう。


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オーソドックスな猿が多い中、

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猿全く無視の絵馬たちも、よくよく見ればそこそこある。
埼玉県東松山市 箭弓稲荷神社は、野球!バットまでついてる!

なぜ?と不可思議だったのだけど、なるほど、読み仮名が
やきゅう いなりじんじゃ なのだった。


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余り”和”っぽくないものは、たとえばこれ。
百発百中!

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大洗磯前神社は波。

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見ていると、なかなか楽しい。
2016.01.15 Fri | 国内探索| 0 track backs,
新年は・・・
三が日には行けず、先週末になってしまったけれど、
やはりここの神社へ詣でるのが私的お正月の風物詩。

大國魂神社。
由緒正しく、気が引き締まる。


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ただ、縁日のお店がどどどと目白押し。
人々がごった返し、みな手にたこ焼きとかをもっていて、
ぶつからぬよう、気を遣う。

よく見れば屋台の後方では飲食スペースが巨大化していて、
参道を歩きながらこれはお祭りか?・・状態だったけれど。

驚くことに、鳥居近づくにつれ、人混みがどんどん減っていく。
つまり、屋台目当ての人がかなりの数いる、ということだ。

お正月に拝んだから、成人の日は屋台目当て、という人たちなのだろうか。

鳥居の向こうはひたすらお参りする人、
おみくじとお守り、お焚き上げが幅をきかせ、
いつもの、お正月の光景なのだった。
ほっ。

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2016.01.14 Thu | Private| 0 track backs,
今年のお年玉
お正月三が日は、無料開館の美術館などがちらほら。

私は数カ所の美術館、博物館の年間パスを所持していて、例えば近代美術館などは無料開館館日でなくても
入館できるわけだけど、それでもお正月の美術館の雰囲気がなかなか好きなのだ。

年の初めから美術館に来ている人は、根っから美術ファンに違いなく、
そういう熱心な人たちと空間を共有できる雰囲気がいい。


無料ではなくても、トーハクのようにお正月イベント開催のケースもある。

東京国立近代美術館では、今年もカタログやグッズのお年玉配布があった。

去年はポスターをもらい、三越で福袋を買っている間、
いつの間にか手を離れ紛失。

今年は、パウル・クレーのカタログを頂いた。

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以前こちらで開催されたクレー展は実際行っており、
ただカタログは買っていなかったので丁度よい。

ぺらぺらめくりつつ、以前の展覧会をなつかしんだ。


今年秋には恵比寿の写真美術館がりリニューアルオープンする。
こちらの美術館も、以前は毎年くじびきや常設展無料などのイベントがあった。

再オープン後のお正月はどうだか不明だけれど、
暮れにチェックしようかな。

.
2016.01.13 Wed | Art| 0 track backs,
松田聖子の映画をフランスで見た
以前フランス滞在中、TVドラマを見るともなく見ていると、
突然松田聖子が登場した。

画面の写真を撮ったあと、そのことは忘れていたのだが、
ひょんなことから、このドラマの正体を知った。

「BONES」というアメリカのTVコメティ・シリーズで、
彼女はゲストとして出場のようだ。

https://en.wikipedia.org/wiki/Bones_(season_5)

長いシリーズの中で、たまたま松田聖子登場の回にぶつかるとは奇遇。


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割と普通のアジア女優さんといった風情。
日本の歌番組に出ている時の方がオーラを感じた。


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2016.01.11 Mon | Society| 0 track backs,
FLOWERS BY NAKED / コレド室町1 <感想>
コレド室町1で現在開催されている「FLOWERS BY NAKED」展は、
夢見心地の世界だった。


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芳香につつまれ、様々な彩りに覆われた空間に足を踏み入れるや、
プルーストの「失われた時を求めて」の世界とシンクロした。

ポップな花たちが咲き乱れ、色が乱舞する中、色と匂いとかたちが混じりあう。
五感がピリピリと刺激され、あらゆる感覚の境界線が曖昧模糊になっていく。
まさに、プルーストが愛した世界。


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こちらは入口入ってすぐ。
ページがめくられ、花が散り、

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風景が目まぐるしく変貌していく。

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とくに注目は、白紙のページから徐々に浮かび上がるスケッチのような部分。
貝殻状の渦巻きに花が置かれる設計図といった様相だ。
フィボナッチ数列と呼ばれる数列をオーム貝として図式化した上に花が配置されていて、
それが会場全体のレイアウトと同期しているようだった。

フィボナッチ数の配列は、生物のかたちに当てはめられることで知られている。
(列の順番から数値を求める式など、数学好きの夫にかつて説明してもらったことがあるけど、つくづく不思議な数列だ。)
倍々ゲームのような格好で一気に広がっていくオーム貝の貝殻の扇状は
この数列と呼応する。

そんな生物界の不思議なかたちに花たちを閉じ込めた。
無限を表すインフィニティの箱の中にモネの睡蓮を咲かせたオランジェリー美術館みたいだ。


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野暮な説明パネルはない。
代わりにこんなお洒落な書物状の指示書がある。

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プロジェクションマッピング形式のエンターテイメントあり、

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FROZEN ROSESと題した氷のように鋭利な妖しさを発散する花畑あり、

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息を吹きかけて綿毛を生み出す能動的な仕掛けあり、

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木の枝に触ると、ドクッ、ドクッという振動が伝わるものもあった。
まるで心臓の鼓動のよう。
写真にはうまく撮れなかったけれど。


舞台裏をお洒落にアレンジしたようなコーナーあり。

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お仕着せでなく、自ら付加価値を付けくわえながら遊べるアーティフィシャルな花園は
素敵な大人の遊園地なのだった。

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以上、ブロガー内覧会にて。

*****

展覧会名 「FLOWERS BY NAKED」 
ディレクション : クリエイティブチームNAKED Inc.代表 村松 亮太郎氏 / クリエイティブカンパニー ネイキッド 
コラボレーション: 草月流第四代家元 勅使河原 茜氏
場所 コレド室町1  日本橋三井ホール 東京都中央区日本橋室町2-2-1  5F (エントランスは4F)
期間 2016年1月8日(金)~2月11日(木・祝)
時間 月~木、日曜…10:00~20:00
金、土、祝前日…10:00~21:00
※入場は、閉場の30分前まで
※最終日2月11日(木・祝)は、10:00~17:00
料金  大人(高校生以上)1.300円/小人900円
2016.01.10 Sun | Art| 0 track backs,
石川亭 コレド室町店
ボリューム満点の料理で人気を博す石川亭。

神田本店、神田錦町、恵比寿店に続き、このほどコレド室町店でランチした。

コレド室町は3店舗あるけれど、2、3の方ではなく、シンプルにコレド室町の方だ。
エスカレーターで3Fに上がって左手に曲がるとすぐの左手にある。
えんじ色の壁が目印。


ビジネス街なので混雑覚悟だったが、12:30過ぎだったせいか、
すぐに着席できた。
店内の応対もきびきびしていてよい。

大人数をさばくためには必要なことなのだろうけれど、
お客さんの状況をしっかり見ている。


内容はほかの支店同様、メインを人気ハンバーグのほか、肉、魚から選べる。

前菜も5種類ほど。

この日はキッシュをチョイス。


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メインは鶏肉のグリル。
余りのボリュームで、最後、ギブアップしそうだったほど。

室町点は1150円でドリンク付き。
ドリンクなしで同価格の恵比寿よりもちょっぴりお得。


http://ishikawatei-coredomuromachi.jimdo.com/
2016.01.08 Fri | Gourmet| 0 track backs,
江戸東京博物館 進化中
国技館と隣り合わせのような格好で両国に立地する江戸東京博物館。

行くたびに様々な趣向を目の当たりにする。
常に進化し、常設展だけでも思わず長居してしまうのだ。

今回(1/2に)見つけたのは北斎の部屋。
北斎が肉筆画を描いている風景を再現している。


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渋い!

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本当にこんな顔、表情の人だったのだろうか?
わからないけれど、これまでビジュアル化して考えたことのなかったものを思い描くことで、
作品に近づくひとつの契機になりそう。


江戸東京博物館:
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
2016.01.07 Thu | Art| 0 track backs,
工芸館のモダニズム展が斬新
◆ ルーシー・リーやピエール・シャローが見られる工芸館の
「1920~2010年代 所蔵工芸品に見る 未来へつづく美生活展」



東京国立近代美術館工芸館で2/21まで開催中の「1920~2010年代 所蔵工芸品に見る 未来へつづく美生活展」は
210円といういつもの破格ながら、バリエーションに富んでいる。

吉岡堅二《椅子による女》といった絵画や、ルーシー・リーの《青釉鉢》、
はたまた以前汐留ミュージアムで企画展が開催されたことのある
ピエール・シャローの家具(↓)まで。

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(館内、通常、常設展示は写真OK。詳細は館内にて。)


モダンなりし大正時代から現代まで、アールデコ風の作品などを交えつつ
minä perhonenのテキスタイルと、工芸館所蔵作とのコラボ展示といった趣向を凝らした展示まで。

とくにコラボ展示は、余りにシンクロしていて、あたかも互いを知りつつ制作されたかのよう。


大々的な特別展に行かずとも、工芸館でこんなに豊かな作品群が見られる。
なかなか穴場的存在だ。

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http://www.momat.go.jp/cg/exhibition/longing_for_modernity/#section1-1

会場: 東京国立近代美術館工芸館
会期: 2015年12月23日(水・祝) - 2016年2月21日(日)
開館時間: 10:00 - 17:00  ※入館時間は閉館30分前まで
休館日: 月曜日(1月11日は開館)、年末年始(12月28日[月]-2016年1月1日[金・祝])、1月12日[火]
観覧料: 一般210円(100円) 大学生70円(40円)
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
.
2016.01.06 Wed | Art| 0 track backs,
ブログかフェイスブックか?
手作りホームページからブログへ。
やがてツイッターやフェイスブックが登場し、
情報発信手段は時代と共に多様化しつつ、はやり・すたりを常に生み出している。

かつて自作ホームページを制圧したブログも、
フェイスブックに凌駕されつつある感がある。

友達になっていればタイムライン(TL)に自然に流れてくれるので、
あえてアクセスせねばならないブログよりも相手の目に触れる機会をつくりやすいフェイスブック。

ただ、「いいね」ボタンが付いているせいで、
さらに、相手のTLに勝手に割り込んでしまうという性質上、
読み手を意識しがちになる。


その点、ブログはいいねボタンもなく(私は設置していないので)、自由な気がする。

また、相手のTLに割り込むことがないので、
お邪魔する、という感覚に恐縮したり、肩身の狭い思いをすることもない。

アーカイブとしての機能もよいので、
今や古風めいているものの、私はどちらかというとブログ派のようだ。

ただし、特定の友人を念頭に入れたり、仲間とシェアしたい気持ちにかられたときには
フェイスブック、或いは短いものならTwitter、といったところか。
.
2016.01.05 Tue | Private| 0 track backs,
日枝神社 / 神のお使いは猿
今年は申年ということで、日枝神社が脚光を浴びている。

こちらには、神のお使いとして夫婦猿が置かれているのだ。

門向かって左手には雄ざる。
向こう側(右手)は雌ざる。


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奥の雌ザルは優しいお顔。

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神殿の前にもお猿さん。
とはいえなにしろお正月。大混雑だ。

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もう片方の写真は撮れず。

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お守り・おみくじ売り場も大混雑。
多分お猿さん効果で例年以上の賑わいだったのだろう。

お守りを買うのに前から5番目でありながら、20分待った。
なかなか複雑な取りあわせのお買い物をした人がいたようだ。


私が買ったのは話題の「まさる守」。
魔が去るということで縁起がいいらしい。

紅白それぞれ一個ずつ。


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1日に増上寺、2日目に日枝神社をまわり、一番驚いたのは日枝神社の石段脇。
隣にエスカレーターが設置されていた。

いつできたものやら。長い間足を踏み入れていなかったのでびっくり。
風情より利便性をとった結果とはいえ、
神社にエスカレーターとは、なんとも違和感。

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2016.01.03 Sun | 国内探索| 0 track backs,
お正月無料の博物館・美術館
1月2日は無料で入館できる美術館がちらほらある。
竹橋の東京国立近代美術館、工芸館、東京江戸博物館などだ。
(いずれも常設展)

今年2年ぶりにお正月の東京江戸博物館を訪れたところ、
外国人の数の多さに圧倒された。

ミニチュア、模型なども多くて、わかりやすく昔の江戸情緒再現に成功している。

英語の表示や解説、芸に関しては通訳まで用意していて
館側の努力あってこその外国人増大なのだ、と納得した。

ただ残念なことに、それゆえにお正月関連の芸を間近で見るのが大変になった。

15時からのからくり人形にはこの人だかり。

ギリギリに到着したせいで、上から見るしかなかった。

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からくりの披露も、この距離では細部は見にくい。


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私の好きなお習字・お絵かきからくり人形も、

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カメラの望遠で、書き上げた文字がうっすら見える程度。
古い松の字で、松竹梅を書くことができる。

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------- ↓ (昨年)

ちなみに2年前のエントリーに入れたとおり、当時は直前でも楽勝でからくりの実演を見ることができた。
こんな間近で。

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あんぱんまんの絵も、はっきり見えたし、

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馬のお絵かき(見事!)も眼前で見た。




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僅か2年の違いで、かくも外国人が急増したのは、きっとネットかガイドブックの影響、あるいは
同館がどこかでしきりにPRした成果なのだろうか。

人気が出るのは好ましいこと。
無料のお正月にきて味を占めて、再訪していただければ
博物館的にも嬉しいことだろう。

多少見づらくなったのは仕方ない。
外国からきた人たちの中には、単になでるように見るだけでなく、しっかり英語の解説を読んでいる人も結構いて、
関係者の方たちも、翻訳などの苦労の甲斐があったのではないだろうか。


オリンピックをひかえ、
今後もカルチャーの交わりは至るところで実感することになるのだろう。


というわけで、近代美術館、工芸館、江戸博物館に加え、
今日は買い物ついでに三越のギャラリーで柿右衛門展を見てきたので、
新年早々美術展覧会はこれで5つとなった。
2016.01.02 Sat | 国内探索| 0 track backs,
五百羅漢が見られる場所へ
◆ 五百羅漢寺 → 五百羅漢の石仏 大円寺 → 増上寺の五百羅漢図展


新年は、都内にある五百羅漢にちなんだ場所を3ヶ所訪れた。

まず最初は、仏師 松雲元慶が制作した五百羅漢像が見られる目黒の五百羅漢寺へ。

普段は有料だけれど、元旦から1週間ほどは無料となる。
像の写真は禁止。
寺へつながる道と山の手通りの分岐点に、松雲羅漢と書かれたこのような像がある。


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お寺入口。
去年もこのお寺を訪れ、かつて災害で羅漢像にダメージが生じたことを知った。
確かに傷んでいるものも散見される。

羅漢様それぞれに名前と教えが書かれているのが特色で、
制作時からきちんと性格を付与されていたことがうかがわれる。

例えば、142.調停藏尊者 「有頂天になってはいけない」といった具合。

お顔は似ているものが多いけれど、中には眉毛や髭がくっきりと彫られていて
鑿がノッているな、と感じさせるものもある。

建物の中では甘酒サービスがあった。

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そこから雅叙園経由、大円寺へ。

そばの行人坂の火事で亡くなった人の供養でつくられた五百羅漢の石仏がある。
こちらは羅漢様、というより普通の小ぶりの石仏群風。

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続いて増上寺へ。
増上寺宝物展示室では、狩野一信の五百羅漢図展が開催中。

前期は既に訪れたが、後期が始まっていた。
江戸東京博物館で見たときは100幅一気公開で疲れたけれど、
今回は前・後期20幅ずつの展示となり、じっくり見られる。


片側には神通力の数々が描かれ、得意げな羅漢の表情が豊か。

対面にある10幅のうち、
第49幅 十二頭陀 ちょう間樹下は、お墓での瞑想シーン。
第50幅の十二頭陀 露地常坐は、薄暗く怪しげな密林における瞑想シーン。

2幅とも色合いが独特で、ミステリアス。
ノスタルジーな感じで国籍不明の様相だ。


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境内にある徳川霊廟との共通券を購入し、羅漢図のあとは
霊廟へ。
ボランティアガイドツアーが秀逸だった。

家康公霊廟は日光に埋葬されており、こちらに葬られているのは:

二代秀忠、
二代秀忠夫人崇源院(お江)
六代家宣、七代家継、
九代家重、十二代家慶、
十四代家茂
十四代家茂夫人静寛院(和宮)

及び、その他30人弱が合祀塔に埋葬されている。


合祀塔に葬られた十三将軍家定の最初の妻は、埋葬時髪の毛がくしゃくしゃだった、という記録がある。
それは彼女が病弱で、長い間病床にあったことを物語る、などという説明があった。
家定の3人目の妻は篤姫で、上野の寛永寺に葬られている。


こちらは二代秀忠、及び二代秀忠夫人崇源院(お江)のお墓。

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和宮のお墓は青銅で豪華。
皇族につながっているため、御紋も三つ葉葵でなく、皇室の菊の御紋だ。

夫の十四代家茂は戦地で亡くなり、
夫がお土産として約束し購入していた西陣織の着物は、遺体とともに和宮のもとに届いたという。


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霊廟門。両端には上り龍と下り龍の浮彫。

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帰りは浜松町へ。
ホームの小便小僧は、猿と門松を従え、装いも新年だ。

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なお、上述の雅叙園も例年通りすっかりお正月気分だった。

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2016.01.01 Fri | 国内探索| 0 track backs,
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