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2015年展覧会 私のベストテン
2015年も各所の展覧会を愉しみました。印象に残ったベストテンを挙げてみます:

展覧会名/ 場所/ 会期


1. 藤田嗣治 《舞踏会の前》 修復完成披露展
東京藝術大学大学美術館 本館 展示室2
12月1日(火)- 12月6日(日) 

・絵画作品は修復後の《舞踏会の前》や若き日の自画像など、点数は少ないものの、修復の前・中の記録は興味深く、残された手帳や日記にプライベートが満載でフジタという人に寄り添える貴重な機会でした。挿入されたイラストに味があり、汐留ミュージアムのパスキン展を思い出しました。彼もまた手紙にイラストを描いていて、2人は情報伝達手段として、文字を補うべく絵を入れずにはいられなかったかのよう。



2. シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵ー美の競艶 浮世絵師が描いた江戸美人100選
上野の森美術館
11月20日 (金) 〜 2016年1月17日 (日)

・肉筆画の魅力に魅せられてしまいました。とくに西川祐信を再認識。ツゲの櫛とか綿密で、着物の柄、川の表現が秀逸。表情も人間的で、ルネサンス!と、思わず口にしてしまったほど。北斎の京伝賛遊女図、大原女図も速いタッチで見事。雪中常盤図の雪舞い散る表現うっとり。前期は開始早々に行ったおかげで割と空いていましたが、後期は結構な混雑。でも年内中に両方行けてよかったかな。



3. グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家 
国立西洋美術館
2015年3月3日 (火) ~ 5月31日 (日)

・バロックの絵を日本で見る機会はなかなかなくて、貴重な機会でした。とくに大型の教会画を日本で見られるとは。教会にいるかのような雰囲気の演出もよかったです。(ルドヴィーコ・カラッチはあったけど、アンニーバレがなかったのが唯一残念。)



4. プラド美術館展 ―スペイン宮廷 美への情熱

三菱一号館美術館
10月10日(土)~2016年1月31日(日)

・プラド美術館で恐らく見逃していたと思われる小作品の魅力を教えてもらいました。あれ以来、他の展覧会で見た小作品に、マルケース氏の言葉通りの魅力を感じるようになったものです。画家の心がこもった細密な筆の素晴らしさをこれからも折に触れて堪能したいと思います。



5. 日本の美・発見X 躍動と回帰 ―桃山の美術

出光美術館 
2015年8月8日(土)~10月12日(月・祝)

・主題が明快でした。室町時代との比較展示により桃山の特色がくっきりと浮かび上がり、負の要素に美を見出すおおらかさを実感できました。桃山時代の屏風に、まるで抽象画のような印象も。絵の見方を磨かせて頂きました。



6. てぶくろ|ろくぶて 
東京国立近代美術館
9月19日(土)~12月13日(日)

・人間の目で確認された事物、その存在を考える深淵な展示でした。メルロ=ポンティと同様の思想を持った芸術家の間で客観と主観の融合点、その裏側を追求する動きがあった、それゆえの作品なのだ、と知りました。その上で見る(裏返しの)<手ぶくろ>は今までとちょっと違って映りました。本展のテーマを知ってみれば、セザンヌと、線路の左右対称写真の同時展示の意味がわかり、これは目から鱗。



7. ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス
印刷博物館
2015年4月25日(土)~2015年7月12日(日)

・ボッティチェリが生涯で2回だけ描いたという本の挿絵をファクシミリ版で見るという貴重な体験。単眼鏡で見てみれば、虫のような細かい人物像はおどろおどろしくて、凄惨な地獄図!サヴォナローラに感化される前の時代と思われ、当時から心の闇を抱えていたのでは?などと思った次第。そのほか、歴史の授業で習った遥か昔の伝説のような人たちの書が目の前にある不思議さといったら。残っていたピンホールからは、多色刷りの苦労が窺われました。中西保仁さんのレクチャーもためになりました。



8. 絵巻を愉たのしむ―《をくり》絵巻を中心に
三の丸尚蔵館  
7月4日(土)~8月30日(日)

・「をくり(小栗判官絵巻)」伝岩佐又兵衛の絵が見たくて何度も通いました。秀逸な生き生きした人物表現、わくわくしました。



9.ジョルジュ・ルオー展 ―内なる光を求めて
出光美術館 
10月24日(土)~12月20日(日)

・これまで見たルオーの絵の中でもとりわけ印象的でした。内省的な表情に、心が洗われる思い。本館はものすごい数のルオー・コレクションを所蔵しているようですね。キリストの絵の中にアンドレ・マルローから直接出光氏が手に入れたものがあるなんて。その隣にあった青いキリストがそこはかとなく好きです。



10.東山魁夷 わが愛しのコレクション展
三越 日本橋本店
1月26日(金)~1月19日(月)

・ホドラーを模写し、ルドン、ロダン、ルオー、梅原隆三郎などを所蔵していただけでなく、オリエント古代の品々の収集されていて、守備範囲が広くて驚きました。日本絵具の引き出しも壮観!感じた生命を鮮明に描くために単純化する、その過程を表したビデオ上映もよかったです。真摯な人、という印象でした。霧にかすむ絵がよかったです!



番外編
● 再オープンを楽しみにしています、ブリヂストン美術館。
● 今年のハイライトはやっぱり3度目のウフィツィ美術館。やっぱりわたしはルネサンスちょい前の絵に惹かれるようです。
2015.12.31 Thu | Art| 0 track backs,
2015年の素敵な出会い
● 調理器 : ゼロ活力なべ

沸騰したら火を消すだけでカレー、シチューができる・・・
沸騰して1分加熱するだけでお赤飯ができる・・・

そんな夢の様なお鍋が出回っているらしい、、
噂を聞きつけネットであれこれ見てみたら、
余り失敗もないようなので迷わず購入した。

とくに長時間ゆでる必要があるお豆系に強く、お赤飯が楽々できる。
これは今年の買い物の中でなかなかののヒット作となった。

==> 12/28のエントリー


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● ランチ : 千疋屋のクリスマスランチ

京橋千疋屋は、他の千疋屋よりもお得感あるランチを提供しており、
月、木曜日はメインとデザート以外にフリードリンク、サラダバー付き。

さらに12月24、25日の2日間はクリスマスということで
いつものプチデザートが、クリスマススペシャルデザートに変身する。

私は偶然行って知ったのだけれど、プチ感激だった。

==> 12/25のエントリー


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● パン : cimai/シマイ

幸手にある超人気パン屋さんシマイ。
実は碌山美術館ツアーで知り合った人から教えてもらった。

場所が場所なので頻繁に行けないのがネック。
だけど、どれもこれも目新しさに富んでいて、そして美味しくて、
毎日でも食べたいパンだ。

ナッツなどがたっぷり入ったもっちり食パンなどが特に気に入っている。

店名のcimaiとは、姉妹を意味するそうで、
”二人で違ったタイプのパンを焼くユニット”なのだそう。
お姉さんが天然酵母で、妹さんがはイーストでパンを作るという。

==> 12/27のエントリー


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● 野菜 : キャラメルいも Oisix

甘いさつまいも、その名もキャラメルいも。
今年ハマった~。
ゼロ活力なべを買ってからは、毎回これで調理。
あっという間にふかしイモができあがる。
いやほんと、キャラメルみたい。



● 絵画 : イタリア・スポレート、F・リッピの壁画

今年イタリア、スポレートへの旅を計画したのは、リッピの遺作というべき壁画を見るためだった。

青いブルーを背景にした聖母の戴冠は、これまでのリッピの作品とは大きく異なる雰囲気だった。

お坊さんのくせに尼さんと駆け落ちした色男。
彼が描く聖母はどれも艶やかで、フェロモン振りまく美女なのだけど、
絶筆に近い形で描かれた最後の壁画の聖母は、ギラギラがそぎ落とされて、
素朴な落ち着きをたたえていた。

最後の力を振り絞って取り組んだのだろう。
消え入る前の命の灯火を感じつつ、
大聖堂のクーポラに描かれたその大作を飽きもせず眺めたのだった。

==> 7/23のエントリー


Spoleto"



● 映画 : 『エール』

「黄金のアデーレ」、「ミケランジェロプロジェクト」も好きだけど、
爆泣きした映画は、「エール」だった。
歌声、美しかったなぁ。

==> 11/20のエントリー



● 美術館 : 碌山美術館

安曇野にある碌山美術館。
予てから行きたいと思っていたけれど、中村屋サロン1周年記念ツアーに組み込まれていたので、
迷わず申し込んだ。

赤く色づいたツタの絡まる教会風建物は風情があり、
予想通り温かみのある美術館だった。

近くの小学校の生徒を含め、人海戦術で完成したと聞けば、
なおのこと、人肌のぬくもりを感じる。


人間臭い中村屋一族関連の資料展示もあり、
中村屋に嫁いだ黒光さんの情念溢れる手紙も目の当たりにした。

==> 11/4のエントリー


Spoleto"



● スポーツジム : ステップ

長年のヨガ好きから今年はステップ派へ。
今もヨガは週1回はやっているけど、日曜夕方のステップに夢中。

どんなに用事があっても、必ずそれまでには終えて駆けつける。
とはいえ、動きをマスターできず、悔しい思いもするけれど、
難度が高いからこそ闘志が湧くのだ。



● 肩こり薬 : タイガーバーム クリーム版 

お土産にもらったタイガーバームが進化していて驚いた。
名前はNeck & Shoulder Rub Boostといい、強力さそのままで、色がつかないすぐれもの。

伸びが良くて、効き目は抜群。
夜肩に塗って寝るのが日課。



 肩こり体操 : 筋膜運動

「ためしてガッテン」でやっていた筋膜から肩こりを治療する方法。
以前マッサージ師に施術してもらったとき、一番効いたのが、
やはり筋膜伸ばしの手法だった。

痛い場所をもみほぐす代わりに、筋肉を斜めに引っ張るかたちで筋膜をはがしていく。

医学的にも証明済みと思われ、筋肉のみをほぐしても筋膜がつっぱっていれば
意味がないのだ、と実感。

ストレッチポールでも、それを意識しながらほぐすようにしている。
2015.12.29 Tue | Private| 0 track backs,
再び、cimai(シマイ)のパン
先日食したcimai(シマイ)のパンがオリジナリティに富んでいて、
都内ではなかなか同等のものを見つけることができず、
先週末、再びツーレに買ってきてもらった。

前回は行ったのが遅くて選択肢が余りなかったので
(閉店時間は一応18時とはいえ、人気店なので、なくなり次第終了となる)
今回は早めに行き、4種類ほどゲット。

どこが気に入ったのか?
バリエーション、中身のリッチさ、歯ごたえ、優しい味、丁寧なつくり、目新しさ、などだろうか。

ナッツなどがぎっしり詰まったブレッドは
毎日食べたいほどおいしい。

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パイ生地のものもあり、

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日本人好みのシュトーレンは、クリスマスならではの一品。

以前本場ドイツから首都―連を送ってもらったことがあるけれど、
しつこくて余り好みではなかった。

こちらの方が私は断然好き。

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そのほかマフィンもどこか日本的。

場所は幸手駅からもやや遠く、不便だけれど、
千客万来は変わらず、といった様子らしい。


前回のエントリー:
http://tourdefrance.blog62.fc2.com/blog-entry-2980.html
2015.12.27 Sun | Gourmet| 0 track backs,
栃木市役所4階で喜多川歌麿の高精細複製画を展示中
喜多川歌麿の肉筆画「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」のうち、
まぼろしといわれた「深川の雪」が去年日本で見つかり箱根の岡田美術館所蔵となったのを機に、
このほど本作品の高精細複製画が制作された。

これで、全3作の細複製画が揃うこととなり、現在栃木市役所にて公開中。

先日ツーレが栃木出張の際見てきたといい、以下そのときの写真。
フラッシュなしで撮影OKだ。


「品川の月」高精細複製画

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「吉原の花」高精細複製画

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「深川の雪」高精細複製画

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全3作の細複製画の展示情報:
【日 時】 平成27年11月14日(土)~平成28年3月27日(日)
      ※土・日・祝日も展示。年末年始(12/29~1/3)を除く。
      平日:8:30~17:15
      土・日・祝日:10:00~16:00(最終入場15:30)
      ※土・日・祝日は、閉庁日のため、庁舎東側入口(蔵の街大通り側)の隣にあるエレベーターで 4階へ

【場 所】
 栃木市役所4階 (栃木市万町9-25)

詳細は以下:
栃木市役所サイト
2015.12.27 Sun | Art| 0 track backs,
岩下の新生姜ミュージアム
世の中には変わった美術館があるものだ。

栃木には、岩下の新生姜ミュージアムなるものがあるそうだ。
内容は、見れば一目瞭然、
生姜のPRといった風情。
英語名はNew Ginger Museum。


透明の部分に立って、まずは写真スポット:

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生姜ソファ。

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ふたたび生姜写真スポット。

実はツーレが出張で訪れた栃木で見つけたそうで、
電車待ちの間、立ち寄ってきたという。

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訪問先の目と鼻の先にあったから寄った、と言っていたが、
結構楽しんでいる。

岩下新生姜は栃木では、滝沢ハムとともに2大名物らしい。


http://www.kuranomachi.jp/spot/outskirts/iwashita-museum/
2015.12.26 Sat | Art| 0 track backs,
千疋屋のランチセット 12月24,25日ならデザートがクリスマスショートケーキ!
同じ千疋屋のランチでも、京橋の千疋屋のコスパの高さはすばらしく、
これまでに何度となく本ブログでも触れた


石川亭のようなガッツリランチではないものの、
やはり千疋屋ならではの新鮮なフルーツデザート付きというのがポイント高い。

そして今回初めて知ったのだけど、12月24、25日のクリスマスには
いつもついてくるプチデザートが、サービス版になる。


と言うことで、24日、昨日のランチはこんな感じだった。

月、木曜はサラダバー、ドリンクバー付きの日なので、
サラダたっぷりと、コーヒー、そしてフルーツアイスティを頂く。


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メインはフルーツサンドとパスとラミサンドのミックスを注文。

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そして最後のデザート。
いつもはフルーツののったマンゴープリンやゼリーを始め
日替わりでムース系が多いのだけど、この日はケーキ。
しかもイチゴが中にもぼっこり入ってる。
大きくて口を閉じるのが大変なほど。

添えてあるフルーツもいい感じ。
キウイや、酸味のあるマンゴーまで。


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はい、素晴らしいこちらのランチはしめて1080円也。
メインをビーフシチューにするともう少しお高いけど、この日はすでに売り切れだった。
また、サンドイッチと鶏グリルなどその日のお肉・パスタメニューとのハーフ&ハーフメニューもあり。

それにしても、クリスマスの時期、通常ランチのミニデザートをクリスマス用のスペシャルデザートに変えるとは
心憎い演出。

実は最初室町コレドの石川亭にいくつもりだったものの、
午前の予定が延びて、室町まで行く15分程度の時間が捻出できず、
手近にあった千疋屋に決めたっという状況。
でもこれは正解だった。
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2015.12.25 Fri | Gourmet| 0 track backs,
ラファエル前派展 / Bunkamura <感想>
随分前の事。
ロセッティの《ベアタベアトリクス》を以前雑誌かカタログで見て
以来、ラファエル前派のファンになった。

その後イギリスに3ヶ月ほど滞在する機会があり、
あちこちでラファエル前派の絵画をハントした。

ロンドンのみならず、ケンブリッジやオックスフォードの大学付属などにも行った。
3段並べの無造作な絵の配列の中にロセッティなどが何気に埋もれていたりして
そんな宝さがしを愉しんだものだ。

けれど、今回Bunkamuraで開催されている「英国の夢ラファエル前派展」は、
リバプールの美術館からすべて来ているため
未見のものばかりだった。


ジョン・エヴァレット・ミレイは西洋美術館の《あひるの子》が馴染みだが、
そのモデルの子にそっくりな作品《巣》などもあった。


同じくミレイの《ブラック・ブランズウィッカーズの兵士》は、
戦地に赴く兵士と女性の別れのシーン。
2人が扉やノブに手をかけているのは、
部屋を閉めんとするひそやかな暗示だろう。
(或いは女性の方は、それを阻止してちょっと抵抗する見せかけの仕草?)

反ナポレオンの連合軍兵士なのに、部屋にナポレオンの肖像画が掛かっているのが
シニカルに映った。

足元の犬は忠誠の印だろうか。
離れていても愛は消えない、といった。


今回の発見は、ローレンス・アルマ=タデマ。
大理石、床モザイク、衣装の質感がすごい。

三菱一号館美術館のプラド展で知った細密画のよさを
改めて味わった。


フレデリック・レイトンの《ペルセウスとアンドロメダ》は、
プルーストの「失われた時を求めて」のバルベックの風景を綴った一節を想起させる。

陰鬱な海岸の岩(rivage funèbre,)につながれたアンドロメダを取り巻く風景描写が秀逸なのだが、
それを絵画で具現化したのがこの作品なのだと思った。


ジョージ・フレデリック・ワッツの《十字架下のマグダラのマリア》は
ロセッティの《ベアタベアトリクス》を彷彿させる。


バーン=ジョーンズは相変わらずの安定感。
《フラジオレットを吹く天使》の羽の色が美しい。


ロセッティは少なかったけれど、
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスを改めて好きになる。

メインビジュアルの《デカメロン》は、花咲誇る庭に集う男女の絵。
色合いといい、きわめて心地よい。
右手の男性がルネサンス期のイタリア人(ラファエロ)を思い起こさせる装束だ。



3月6日までなので、もう一度行くつもり。

こちらの美術館は通常19時まで開館で、金土が21時までなので、
比較的入場者が分散して混雑が緩和されるのがいい。
とくに金曜や土曜の20時頃などは、人気の高かったダヴィンチ展ですらガラガラで見やすかった。


こちらは我家のロセッティグッズ。
左はロセッティ作品のカタログ。手のひら版だけど、結構いいお値段だった。
(為替のせいもあり。)

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*****
「英国の夢ラファエル前派展」
期間:2015/12/22(火)-2016/3/6(日) *1/1(金・祝)・1/25(月)休館
開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)*1/2(土)を除く
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_raffaello/ticket.html
2015.12.24 Thu | Art| 0 track backs,
2015年秀作とされた映画 (日経新聞夕刊・映画評論家の方たちのチョイス)
12/22付け日経夕刊に「今年の収穫ー映画」なる記事が掲載された。
2015年度の映画作品の中からスペシャリストたちが秀作を3本ずつ選ぶ、という企画。


● 中条省平さんが挙げたのは:
1.アンジェリカの微笑み (マノエル・ド・オリヴェイラ監督)
2.アメリカン・スナイパー (クリント・イーストウッド監督)
3.さらば、愛の言葉よ (ジャン=リュック・ゴダール監督)


● 渡辺祥子さん:
1.あん (河瀬直美監督)
2.黒衣の刺客 (侯孝賢(ホウシャオシェン)監督)
3.黄金のアデーレ 名画の帰還 (サイモン・カーティス監督)


● 宇田川幸洋さん:
1.黒衣の刺客 (侯孝賢(ホウシャオシェン)監督)
2.アンジェリカの微笑み (マノエル・ド・オリヴェイラ監督)
3.マッドマックス 怒りのデス・ロード (ジョージ・ミラー監督)


● 村山匡一郎さん:
1.真珠のボタン (パトリシオ・グスマン監督)
2.わたしの名前は… (アニエス・トゥルブレ監督)
3.岸辺の旅 (黒沢清監督)


● 白井佳夫さん (すべて邦画だ!):
1.ハッピーアワー (濱口竜介監督)
2.この国の空 (荒井晴彦監督)
3.ゆずり葉の頃 (中みね子監督)


上記のうち、ピンク色の2本が私が見たことのある作品。
「黄金のアデーレ・・」は、確かによかった。
がしかし、ゴダール監督の作品の方は、今年見た中で私的に最大ガッカリ賞だった。
学園祭の出品作品で、仲間内にだけ受けるような、傍から見たらわけわからないもの、
そんな印象だった。

身体のメカニズム同様、芸術品に対する感動具合も、個人差は大きい。


「アンジェリカの微笑み」は未見だけど、
上述の中条さんの評のように、100歳をこえた監督の瑞々さを口にする声は多いようだ。


以下、私のナンバー3:
1.「エール」(仏)
2.「黄金のアデーレ」、
3.「ミケランジェロプロジェクト」


とはいえ、鑑賞は1ヶ月に1本弱という状況なので、語る権利はないけれど。
2015.12.23 Wed | Art| 0 track backs,
赤レンガ倉庫のBills 夜は穴場
赤レンガ倉庫のBillsで開催された忘年会。
Billsといえば、お台場の店で入ろうとして、ランチ3時間待ちと知り諦めた思い出がある。

がしかし、夜は予約もすんなり取れるようで、
赤レンガ倉庫の場合、直前でも予約可能だったらしい。

リコッタパンケーキのイメージが強いものの、食事もしっかりあって、
夜はお勧めだ。

少人数ならテラス席を予約指定することもできるそうだ。
テラス席は全面ガラスで、海を眺めながら食事ができる。


メインディッシュや小皿メニューもいろいろあり、好きなものをそれぞれ注文して、
取り分けで食した。
最後の締めはもちろんリコッタパンケーキ。
いやこれは確かに病みつきになる。


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お魚のディッシュもエスニックのスパイス(クミン)風味のヒヨコマメが添えられており、
味わいもよい。
味付けはやや薄味か。


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当初予定は恵比寿だったはずなのだが、アポの場所横浜方面から移動が大変ということで、
急きょこの場所に決まったのだが、なかなか正解だった。

クリスマスムードがいい感じだったのだ。

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赤レンガ倉庫の中央の道にはクリスマスマーケット。
ホットワインの店など、なかなかにぎわっていた。


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みなとみらい方面もこの通り。

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このあたりで夕食をすることは滅多ないので、
なかなか新鮮だった。

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BILLS
http://bills-jp.net/#yokohama
2015.12.22 Tue | Gourmet| 0 track backs,
「第6回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉」 / 智美術館 <感想>
ビエンナーレ(biennale)とは、2倍を表すラテン語の<Bi>がついているとおり
2年ごとに開催される祭典のこと。
現在、菊池ビエンナーレと呼ばれる陶芸の公募展が、菊池寛実記念 智美術館で開催されている。


応募総数296点。入選は48点という狭き門を通過した作品は
個性まちまちで、バリエーション豊かだった。

入選作の一部は先にフライヤーで目にしていたものの、
実際、目の当たりにしてみると、質感が想像と違っていたものが多かった。


とくに建築を勉強されたという奈良祐希さんの《数瞬》は、
隈研吾氏デザインの大宰府のスターバックスを彷彿させる作品
というイメージだったのだが、実際はもっと とろりとした質感で、
やはりこれは陶なのだ、とつくづく思った。
斬新で思わず惹きつけられる作品だ。


初日は展示のみならず入選作の講評会もあったのだけれど、
講評をうかがって、奥深さを改めて痛感した。

全体的なコメントを通じてひとつ印象的だったのは、
無難・保守的・守りに入った作品に対して辛口な寸評が多かったこと。
表面的なきれいさよりも、
鼻息荒い野心や執念といった一歩踏み込んだ気持ちが見える作品が求められているようだ。


実際、
もっと土と格闘せよ、
先にイメージありきで作ってはいないか?
説明的になっている、
などという声が多々聞かれたのだった。


また、完成度の高い中田博士さんの《真珠光彩壺》のような作品の場合、
作者の実績が加味され、期待値との相対評価になるため、
作品単体が素晴らしくても、その上を要求され、完成度が高すぎる、などといった酷な評価につながった。

個人的には表面の繊細な凹凸や、エレガントな輝き、極上の質感は実に魅力的だったけれど、
審査員の目から見ると、美を雄弁に語り過ぎているかのようだった。
優れた作家だからこその、もう一方踏み込んだ風穴を開けるような怖れ知らずの勢いとか、
美にプラスするような余韻などの新境地が求められたようだ。


激励賞の張蕙敏さんの 《種の器》の場合も、作品の向こう側にちらつく作家の今後の展開に言及があった。
作品が絶賛される一方で、この後の伸びしろなどを今から憂慮する声もあり、
公募展ならではの空気を感じた。



大賞作品である神田和弘さんの 《繋ぐ》は、
力強く堂々としていて、身をゆだねたくなるような安定感を感じた。

優秀賞の津守愛香さん作《サムライ・マーメイド》は、
怪しげな魅力と、妥協しない心意気を感じ
フライヤーで見たときよりも、力強さをがあった。


奨励賞はおふたり。
既述の張蕙敏さんの 《種の器》と、若月バウマン ルミさんの 《Form》。

前者は写真ではもっとマットな印象だったのだけど、
近づいて見ると光り輝いて、種がはじけるかのように溌剌としていた。
個々のタネが可愛い一方、全体像は縄文土器風味の籠といった風情で、これ、面白い。


後者は、批判の多かったセットものの中において、
対であることがすんなり受け入れられる作品として評価を受けていた。

柔らかなフォルムや寄り添うふたりといった構図が、どこか
ヘンリームーアを思い出させ、イメージソースがありそうでいながら、
人物のデコルテのように広がる部分が鷹揚で、どこか独特でもある。


公募展というある意味力試しに出された作品たちということで
裏にある作家の気持ちを考える機会にもつながり、通常の展覧会とは一味異なる
愉しい展覧会だった。


*写真は撮影許可を得ています:

最後の展示室:
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レストラン「 ヴォワ・ラクテ」から眺める庭の紅葉も素敵:
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http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html

===

場所: 菊池寛実記念 智美術館
展覧会名: 「第6回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉」 
会期 : 2015年12月19日(土)~ 2016年3月21日(月・祝)
休館日:  毎週月曜日(ただし1/11、3/21は開館)、1/12(火)、
年末年始休館: 12/28(月)~1/1(金)
開館時間:  11:00~18:00  ※入館は17:30までになります
観覧料:  一般800円、大学生500円、小・中・高生300円
※未就学児は無料
2015.12.21 Mon | Art| 0 track backs,
ノーベル賞作家ル・クレジオ講演会: 「アートの非連続性」
処女作「調書で2008年ノーベル文学賞に輝いたル・クレジオ(ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ)が只今来日中。
難しい哲学的・文学的話かと思いつつ講演会に赴いたところ、アートのお話だった。


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まず、アートの原点としてアルタミラの壁画を挙げ始めた。
彼は幼いころアルタミラの洞窟壁画を見て感激したという。
当時はまだ規制もなく自由に見ることができた、と。

なんとも羨ましい話だが、実はこの導入部、
先日聞いた千住博さんの講演会内容と重なり、大いに驚愕した。

光が届かない漆黒のアルタミラの洞窟で、彼らは描いた。
つまり、現物を見ながら描いたのではなく、記憶を総動員しつつ描いたことに他ならない。。。
ここまで両者の話はまったく同じ基軸で進む。

(千住さんは更に、たいまつで50㎝程度は照らされていたのだろう、と言及。
50㎝というのは源氏物語絵巻において話が進む長さに相当する、といった話も。)

ル・クレジオの方はそこから写実の問題へ展開する。
千住氏は、そこに見られる宇宙観、
その背景にある知ろうとする意識・知らせようとする意欲などに発展していった。


そこから先の理論展開は異なるわけだけれど、
少なくとも2人とも異口同音に、アートの原点としてアルタミラの洞窟壁画を挙げ、
記憶の中から描くことに言及していた。


ル・クレジオ氏は写真で見たイメージと全くたがわず、ダンディな男性で、
若いころはとくに美男の誉れ高かったよう
千住氏もオーラに包まれ実に魅力的。

そんな2人の共通点はイケメンという点だけでなく、
アートの原点まで同一だったというわけだ。


ル・クレジオ氏の言葉の中で、印象的だったのは:

L'art n'est pas linaire!
アートは直線的ではない=非連続的である。


古代以来、写実と抽象は混在し、絵画の発展が決して連続的でない点に言及。
一方で、写真の影響により、写実からハイパー・リアリズム、抽象へと写実の在り方も変貌し、
写実が読み取るものとなっていった過程も多数の画像をもちいて説明していた。



IMG_0477 (2)


写実と抽象(或いは非写実)の非連続性という問題を聞きつつ、
ふと、(アート的に関連性はないものの)西洋美術館で見た黄金展を思い出した。

同展では、エトルリア人の信じられない彫金技術を目の当たりにした。
現代人が手仕事で真似できないような高度な技だ。

非連続どころか、これは
テクノロジーの進化に伴うアートの逆行性、退化なのではないか?

非連続であるうちは客観性に終始した話にとどまるけれど、
逆行となれば、これは実に忌々しきことだ。
歴史が更に進むにつれ、コンピューターばかりが進化し、
人間の手先の器用さが後退する、十分あり得る話ではないだろうか。
2015.12.19 Sat | Art| 0 track backs,
忘年会の場所
忘年会シーズン。
いわゆる王道的宴会向きの店のほか、なかなか個性的な店を体験中。


● 場所: 沢村(新丸の内ビル)

丸ビル、OAZOなどでは大人数の宴会を経験してきたけれど、
新丸の内ビルの宴会は初めてかもしれない。
上層階に到着した途端、一見通路といった趣の場所にテーブルが出ていて驚いた。
ちょっと珍しい光景。

我々は、店の中での宴会ではあったけれど、少人数の友人同士なら、
この通路テラスが面白そう。
食事はガッツリ系。
沢村

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● 場所: ヘンドリックス(北参道)

無国籍的エスニック料理がどれもこれもオリジナリティに富んでいた。
写真はタンドリーチキン。
かなりワイルドで、スパイスも独特。

最大人数6人がMaxではあるけれど、なかなかディープな会になった。
ヘンドリックス

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● 場所: 石川亭(恵比寿ガーデンスクエア内グラススクエア)

趣味の女子会で使用。
5000円ジャストでフリードリンク込み。
ビストロらしく、とりわけでなく、銘々皿で運ばれてきたのが嬉しいポイント。
飲み中心というより食事会といった感じで、この宴会セット、使える!

石川亭(恵比寿)

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2015.12.18 Fri | Gourmet| 0 track backs,
目黒川みんなのイルミネーション2015
冬のイルミネーション。
目黒川青の洞窟は1年限りで終わってしまったけれど、
五反田かいわいの目黒川みんなのイルミネーションは今年も健在。


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山手線からも見えるし、
わざわざ見に行くほどの事ではないけれど、
飲み会などで近くによる際があったらちょっと足を延ばすのがお勧め。


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春、咲き誇る桜でにぎわった目黒川が、
今度は電飾の花々で彩られている。

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2015.12.17 Thu | 国内探索| 0 track backs,
「さよならドビッシー」 <読後感>
第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した中山七里氏のミステリー。

音楽的要素をふんだんに含み、単なる謎解きだけでなく、
曲の調べが作品の雰囲気をドラマチックに盛り上げている。

東野圭吾さんのマイルドな作品に慣れた身には、
鋭利で冷酷な描写にインパクトを受けたりしたけれど、
謎解きという意味ではうまくまとまっている印象。

もっとも、メインの殺人の方は犯人が途中でわかってしまったのだけど。
しかも、犯人はあの人で100%間違いない、という確信をもって気づいてしまうので、
種明かしのくだりの意外性がなく、それはちょっと興趣半減といったところだった。


一方で、核となる音楽コンクールの話の結末を知りたいという思いにより、
テンポをもって読み進められる。

病院通いが続いた10,11月、長い待ち時間をつぶすには好都合だった。

一番気にかかっていた検査結果待ちの際は、待合室で純文学などとても読む気がせず、
かといってじっと待つのは辛くて、
この本にある意味救われた。



2015.12.16 Wed | Books| 0 track backs,
概観がお洒落なスターバックス @ 田町
◆ スターバックス 20オンス(590ml)に挑戦


こじゃれたウッドデッキ付きのスターバックスはあちこちにあるけれど、
田町のスタバは上部に鏡が付いている。

だから店の前に立つと、上の鏡にウッドデッキが写り込み、
なかなか絵的に面白い。


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上部の鏡部分をクローズアップ。

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この店は、田町の三菱モーターズのショールーム脇にある。
ゆえに、鏡に写ったこれらのカラフルな車は、販売車。

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さて、ここで週末挑戦したのが、クリスマス限定の
クランチー・キャラメル・トフィー・ラッテ。

サイズはベンティだ。
スタバのサイトを見ると、「ベンティ Venti ®(590ml)」とある。

ベンティ=イタリア語の20ということで、量は20オンスなのだ。

大きさ比較のためにカードを脇に並べてみる。
カップが聳えている感じ。


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ちょっと甘味が強かったけれど、プチ・クリスマス気分なのだった。

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ちなみにクリスマス限定品のうち、ホッとアップルは、売り切れで終了。

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わかっていたことだけど、ベンティは恐ろしい量だ。
喉が乾いていたはずなのに、飲んでも飲んでも終わらない。

米国ではこの上となる30オンス、つまり900mlほどの「トレンタ」があるというから恐ろしい。

この店舗、ショールーム脇に長細いかたちで店が造られているので、
店の外の雰囲気に反して、内部スペースはさほどゆったりしていない。
それゆえに、さらにオフィス街というロケーション的にも、
ずっと長居するタイプの店舗ではなく、わりと回転が速い気がする。


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2015.12.15 Tue | Gourmet| 0 track backs,
映画「黄金のアデーレ」 <感想>
週末見た映画「黄金のアデーレ」は、BBCのドキュメンタリー番組に触発された監督が制作した経緯があり、
実話に基づいている。
細部の話は置いておいて、泣ける映画だったのは意外だった。
今年見た映画の中では、「エール」に次いで2番目の満足度、といったところか。


image2 (2)


以前見た「ミケランジェロプロジェクト」と同じくナチの時代に所有権を失った絵画を奪還する話なのだけど、
「黄金の・・・」の方はエンターテイメント性を排除し、ナチの残虐性も色濃く滲んでいた。

絵画救出軍を結成し美術品を奪回した「ミケランジェロ・・」に対し、
オーストリアという一国を相手に争ったひとりの女性の意思と、
その女性に寄りそうことを決めた弁護士の話が軸となっている。

とくに回想場面は生々しい。

家族を置いてナチにより監禁される中、
海外逃亡を成功させた女性と夫の逃走場面のスリリングなこと。
現実にもこの逃亡劇は、かなり間一髪のものだったようだ。

理詰めでは奪還はうまくいかず、発想の転換がひとつのポイントでもあった。

監督は、BBCのドキュメンタリーを見て構想を得たそうで、
ドキュメンタリーの方も見てみたくなった。

この絵の現在の所蔵場所がエスティ・ローダー一族運営の美術館というのは
知らなかった。
一度見てみたいものだ。
2015.12.14 Mon | Art| 0 track backs,
旧前田家本邸 和館公開が再開
 お散歩の穴場: 駒場公園内の前田家邸宅 (入場無料)


駒場公園の片隅に位置する旧前田家本邸。

サイトを見ると、「旧加賀藩主で前田家第16代当主の利為(としなり)が自邸として建てました」、とある。
昭和初期の建造物だ。

この秋に和館が再オープンとなり、洋館・和館の見学が可能となった。
紅葉を見がてら出かけてきた。

初秋に行った時は、まだ工事の柵で囲われていたのだけれど、
色づいた木々を背景に、和館が姿を現した。

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窓ガラス越しの紅葉。

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広々した和室。
欄間の透かし彫りが見事。

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板絵が歴史を物語る。
ただ、ふすまの方はすべて取り換えられた真っ白なもの。
当時は凝ったふすま紙を使用していたのだろうか。

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縁側から庭を眺める。

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裏側から見た和館の景色。

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ついでに洋館も再度見学。
庭園美術館の旧旧朝香宮邸に似たような曲線状の窓。

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旧朝香宮邸の方は、フランスのアンリ・ラパンの設計をもとに、宮内省内匠寮が請け負い、
朝香宮妃の意向もずいぶん反映されて、細部に凝っていた。

こちらは、東京帝国大学教授・塚本靖氏が設計監督を務めたという。

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シャンデリアへのこだわりに、旧朝香宮邸との共通性を再び感じる。

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紅葉もいいあんばい。
ちょっとした週末散歩に最適の場所だ。

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サイト:
http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/maedatei/history.html
2015.12.12 Sat | 国内探索| 0 track backs,
乾通り通り抜け 番外編 / 目にしたこんな光景
先日の皇居乾通り一般公開にて、つづき。

警備の方に、こんなことを聞いている方がいた。
「これって、”どうかんごう”と読んでいいんですか?」


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「いやこれは”どうかんぼり”」です。
ー ああなるほど。
「もし”ごう”だったら、土ヘンですね。(壕)
こっちはさんずい(濠)だから”ほり”なんです。
壕の字の方は、防空壕の壕だから、
あんまりいい漢字じゃないよね。」

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大勢の人出ごった返す乾通り。
警備は大変なはずだけど、ピリピリと上から目線の監視体制では決してない。

毎年必ずといっていいほど、
警備の方と観光者の間で繰り広げられるのどかな光景を目にする。

この景色を是非分かち合いたい、といった天皇皇后両陛下のご意向から生まれたこの企画。
それだけに、楽しんでもらいたいという雰囲気が尊重されている。

==> 2015 通り抜けレポート
2015.12.11 Fri | 国内探索| 0 track backs,
駒場のパン屋さん ル・ルソール(Le Ressort) 
先週末初入店した駒場のパン屋さん ル・ルソール(Le Ressort)。
食べログで3.86とく得点。

前から気になっていた。
ランチとおやつを食べた後だったので、さほど甘くなさそうなスナックパンを所望。

左はナッツたっぷり病みつき、といううたい文句に惹かれた。
右はマロンパイのような感じだったので試しに買ってみた。
マロングラッセのような栗が丸ごと1個入っていた。
未体験の芳醇・リッチな味わいだった。

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店はお洒落。
駒場東大前駅すぐそば。

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クリスマスリースに柑橘類がついていた。
これもおしゃれ。

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外から眺める。

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食べログの写真を見たら、まだまだ洗練されたパンがいろいろあるみたい。
また是非あれこれためしたい。

例のステッキの様なナッツのパンは、マカダミアナッツがザクザク。
確かに病みつきになる。

http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131801/13026653/
2015.12.10 Thu | Gourmet| 0 track backs,
大人気のパン屋さん / cimai(シマイ)
キッカケは、先日参加した碌山美術館バスツアーでの会話。

一緒にツアーに参加した人から教えてもらったのが、
大人気のパン屋さん / cimai(シマイ)だった。

なんでも姉妹でやっているからこの命名なのだとか。
2人には役割分担があって、姉は自家製酵母で、妹はイーストで作るという。

場所は埼玉県幸手市。
簡単に行けるところではない。
そんな中、先日ツーレが埼玉県方面に行くからと、この店を初制覇。

ただ、予約して持ち帰る人が多く、また、午後だったこともあり、棚にはあまり残っておらず。

チョイスできる中から買ってきたのがこの黒糖とくるみ。
大ファンになってしまった。
ナッツは大好き。
黒糖が嫌味のない甘さを醸している。
歯ごたえ硬めでしっかり、そしてしっとり。
朝食にはこれにバターを塗るだけでもリッチな味わい。

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もうひとつはアップルパイ。
リンゴがぎっしりだ。
持ち運びの関係でかしげてしまったのが残念だけど、
1つずつ味わった。
リンゴの存在感、ほのかな酸味、サクサクのパイ生地。
しつこくなくて、後味も爽やか。
なにより積み重なるリンゴの層が独特の歯ごたえだ。


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人気の秘密がわかった。
丁寧かつオリジナルな味わいだった。

***

cimai(シマイ)
埼玉県幸手市大字幸手2058-12
東武日光線幸手駅(急行停車)から徒歩約25分
幸手駅から1,368m
営業時間 : 12:00~18:00(売り切れ次第終了)
不定休なので営業日をHPで要確認

● HP(営業情報)
● cimaiのパン屋ができるまで
● パンラボの紹介記事
● 食べログ
2015.12.09 Wed | Gourmet| 0 track backs,
乾門通り抜け 2015 秋 <混雑><待ち時間><入場のコツ><最終入場者数>
2015年秋、皇居乾通り一般公開に行ってきた。
混雑情報・状況を記す前に、まず -

日程は、12月5日(土)から12月9日(水)までの5日間。
時間は、各日、入門時間は午前10時から午後2時30分まで。

コースは、坂下門から乾門へ抜けるかたち。
(或いは東御苑へ直接通じる出口も今年は用意されていた。)


● 2014年の天皇陛下の傘寿を記念した「春・秋季皇居乾通り一般公開」
に比べると、2015年秋の来場者数は3日目時点で、去年より格段に少ない。=項目1)参照
今後毎年開催されることが決定したので、特別感が減ったせいか?


● 但し、来年秋、再来年春は、工事のため乾通り一般公開は実施されない。
  よって、乾通りで紅葉を拝めるのは、今年を逃すと2年後となる。


● 入場の詳細は、宮内庁サイトにて=>
http://www.kunaicho.go.jp/event/inui.html


目次:
1) 2015年秋と2014年秋 入場者推移と比較(2015年3日目まで)
2) 手荷物なしで行くべきかどうか?
3) 待ち時間・混雑回避の時間帯
4) 2015年秋の特色
5) 坂下門へ行く最寄り駅情報
6) 2015年秋の様子


1) 2015年秋と2014年秋 入場者推移と比較(終了時点で更新済み)

・・・・・2014年 ・・人数 ・・ ・・・・・2015年 ・・人数 ・・情報ソース
1日目 ・・・・・・12月3日(水) ・・・・・・ 57,490 ・・・・・・・・・・12月5日(土) ・・・・・・ 28,400 ・・・・・・
2日目 ・・・・・・12月4日(木) ・・・・・・ 42,600・・・・ ・・・・・・12月6日(日) ・・・・・・ 39,820 ・・・・・・
3日目 ・・・・・・12月5日(金) ・・・・・・ 85,730 ・・・・ ・・・・・・12月7日(月) ・・・・・・ 41,720 ・・・・・・
4日目 ・・・・・・12月6日(土) ・・・・・・ 78,700 ・・・・ ・・・・・・12月8日(火) ・・・・・・ 47,880 ・・・・・・
5日目 ・・・・・・12月7日(日) ・・・・・・ 84,980 ・・・・ ・・・・・・12月9日(水) ・・・・・・ 45,000 ・・・・・・
合計 ・・・・・・- ・・・・・・349,500 ・・・・ ・・・・・・- ・・・・・・202,820 ・・・・・・

*: http://www.kunaicho.go.jp/event/inui.htmll
(ちなみに期間中雨は降らなかったので、前年と違い、天候が入場者数に及ぼした影響はほとんどないかと。)
(初日は土曜日だったにもかかわらず、情報が浸透しておらず、数としては少なかった。)

2014年の統計数字と天候その他の相関関係はこちら


2) 手荷物なしで行くべきかどうか?

最初の年は、手ぶらで行った方が断然早かった。
並び始めてすぐのところに、手荷物検査ありと、なしの分岐点があったせいだ。

けれどその後、手ぶらの人も手荷物検査場直前までは同じ列にならぶこととなり、
手ぶらのメリットは激減した。
ロッカーを手配する煩わしさを考えると、手荷物ありで問題なしと見る。


3) 待ち時間・混雑回避の時間帯

・ 初日が今年は週末だったので混雑するかと思いきや、情報不足で初日の人出は少なかった。
・ ただし、入場開始前に並んだ人は多く、開門時の混雑は結構なものだった。(30分早く開門。)
・ 2日目日曜の閉門間際の時間帯=14時には入口は閑散だったそう。
・ 週末午前中に行った友人は、大体 1時間待ち+/-30分が多かった。
・ 3日目月曜は土日よりも人出は全体的には多かった。朝は15分早く開門。
・ 3日目月曜13時過ぎ、列は既に短かった。(以下に実例)
・ ただし、2014年の例では、最終日2日前の午後13時には大混雑だった。
・ このことから、午後の人数はかなり変動する。
・ 一カバチかでいくなら午後、手堅く行くなら午前中の開門前、だろうか。


==> 実例) 

さて私の場合、今年は月曜のランチタイム(13時~)で行けるかどうか挑戦した。
馬場先門から坂下門手前の手荷物検査のための待機所まではそれなりの距離を歩いたが、
(お濠をかなりのスピードで突破)、待機所で完全にストップした待ち時間は5分のみ。
結果、13:15には坂下門通過。
中で余りゆっくりできなかったが、写真を撮るなどして、トータル40分で出ることができた。
最初の年の1日目の午後14時もガラガラだったという証言がある。

とはいえ午後時間内にさばききれなかった逆の例(大混雑)もある。
このことから、午後の時間帯は、当たればかなり早く、
ハズれれば朝一より混雑のリスクあり、といったところ。
リスク回避なら朝一、イチカバチか試すなら午後、だろうか。

ちなみに、2014年の初回は30分間まったく列が微動だにしなかった。
それに比べたらかなり人数さばきがうまくなって、流れが格段に速くなった。
以前に比べ、ストレスはかなり軽減されたといえる。


4) 2015年秋の特色

・ 警備の人に、あれこれ質問をする人が多かったせいか、建物の前に、建物名の札が出ていた。
・ 上述のとおり、出口が2つに分かれ、乾門から出る方法と、東御苑直結の出口の2つがあった。
・ ただし、出口は、どちらか1つを選ばねばならない。先に東御苑出口に行ったら、乾門から出ることは不可。
  乾門まで進んでしまったら、戻って東御苑出口に逆流することは禁止。



5) 坂下門へ行く最寄り駅情報

坂下門へ行く最寄り駅としては、二重橋を利用した。
馬場先門に出る出口を利用しスムーズに到着。

竹橋はお勧めしない。
竹橋から濠に沿ってアクセスしてしまうと、既に長い列ができていて、ノロノロ歩きになってしまった。
このノロノロ歩きを避けるためには、二重橋や日比谷など、もう少し坂下門寄りの方からお濠にアクセスすべき。
もしどうしても竹橋方面から行く場合は、ギリギリまでお濠側を歩かないこと。

桜田門や霞が関からのアクセスも近そうに見えるが、
坂下門へのアプローチが一方通行となっているので、私はまだ試したことはない。



6) 2015年秋の様子

ここから並び始める。坂下門はすぐそこ。

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局門と書かれた札

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色づきがよくて驚いた。

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2015.12.08 Tue | 国内探索| 0 track backs,
フィレンツェ空港バス<時刻表><運賃><フィレンツェの乗り場地図>
◆ フィレンツェ空港 爆弾予告の思い出、、、、と実用情報備忘録


今年のフィレンツェ旅行。
空港からフィレンツェ国鉄駅まで移動し、さらにそのままオルヴィエートまで行く行程だった。
飛行機到着から乗りたい電車の出発時間までは2時間弱。

飛行機が多少遅れてもなんとか乗れそう、という目算だった。

遅延なくフィレンツェまで到着したのはいいけれど、空港から国鉄までの移動で波乱があった。
なんでも爆弾予告があったとかで、一時タクシーもバスも一斉に見合わせとなりビビる。

一旦空港出口のところで全員待機。
結局20分ほどでそれは解除となり、その途端、一斉に乗客がタクシー乗り場へ殺到。

後から来た人が猛然と前に並んでいた人を追い越すなど、それはすさまじい争奪戦だった。
その点バス乗り場は混乱もなく、全員が1台に収まった。
タクシーよりもバスの方が盤石だったというワケ。


ということで、フィレンツェ空港バス備忘録。


空港からフィレンツェ市内行きバス時刻表。

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フィレンツェから空港市内行きバス時刻表。

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2015年6月時点のバス運賃。
片道6ユーロ、往復10ユーロ。

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フィレンツェ発空港行の地図:
右の赤い飛行機マークが空港からフィレンツェまでのバスの停留所(終点)。
左の赤い飛行機マークが空港行き乗り場。

P1730424.jpg


拡大。
空港行きのバス乗り場はスカーラ通りx S.C.ダ・シエナ通りに囲まれた部分。
チケットもコチラで。

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フィレンツェのバス乗り場はキレイ。

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2015.12.07 Mon | Travel-Italy| 0 track backs,
東郷青児のコレクション展 / 損保ジャパン日本興亜美術館
◆ 「青児とパリの美術 東郷青児のコレクションより」 / 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館


先週、健康診断の帰りに行ってきた損保ジャパンの東郷青児のコレクション展。

二科展で中心的役割を果たした同氏は、
パリ渡航歴を持ち、洒脱であか抜けた、いわゆるモダンな女性たちを数多く描いてきた。

けれど展覧会に足を運んで驚いたのは、若さや美しさを謳歌した絵だけでなく、
60年代前半、戦後・貧困を色濃く反映した作品をはじめ、バリエーションに富んでいた点だ。

洋菓子の包装紙に描かれた淡く立ち昇る可憐な乙女は彼の作品のほんの一側面に過ぎない、
そう気づかされた。


とりわけ惹きつけられた「美しき乙女の歌える」など、
魅惑的な女性たちがあちこちで軽やかに咲き誇る中、
陰りのある女性もいれば、
ワイルドなヌード女性も散見され、さらには
ピカソ、シャガールの影響を受けたような抽象画も。

初期作品の少々堅い、まだ解き放たれる前の女性像は
蕾を打ち破る日を静かに待っているかのよう。

本美術館との強い結びつきが、コレクションの多彩さからうかがわれる。


変わったところでは -

安田火災の前身、東京火災が、保険勧誘用パンフレット表紙に氏の絵を使用したようで
古い現物も展示されていた。
保険会社のリーフレットというと、素っ気ないイメージしかないが、
洒落た図柄はなかなか新鮮だった。


ふだん商業用に適した完成形ばかりを目にしてきたけれど、
東郷青児氏の絵の深い奥行きを感じさせる展覧会だった。


********

 「青児とパリの美術 東郷青児のコレクションより」
会期 : 2015年11月21日(土)~12月23日(水)
休 館 日 : 月曜日(ただし11月23日は開館、翌24日も開館)
会場 : 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
開館時間 : 午前10時-午後6時(入館は閉館30分前まで)
2015.12.06 Sun | Art| 0 track backs,
アレッツォの見どころ / ヴァザーリの家 その2
画家、建築家であり、「芸術家列伝」なる貴重な資料を残した美術史家でもあったジョルジョ・ヴァザーリ。

彼の家は、イタリアのアレッツォの町に複数あるけれど、美術館として体裁が整っているのが、
結婚前に建てた家だ。

以前触れた絵画に彩られたアブラハムの部屋など、彼の想いが強く反映された部屋は
美術館とはまた違うぬくもりに溢れている。


こちらは、アポロとミューズの部屋。

上品な色合いで、壁には自作の絵、或いは彼が購入した他の画家のタブローが並んでいる。
芸術に満ちた館で生活を送ることの贅沢さを日々かみしめていたのでは。

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中央、円形部分にいるのが歌と詩のシンボル、アポロ。
周囲に描かれた9人の女性にも、それぞれ寓意が込められている。

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左手に竪琴、右手に弓を持ち、
弓の先からは2本の月桂樹が生えている。

空中の2人の天使が、アポロの頭に月桂樹の冠を授けている構図だ。

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周囲を取り巻くミューズのうち、同定できている一人がこちら。
仮面を手にする女神は、ドラマをつかさどるメルポメネ。

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地球儀と相対しているウラニアは、天文学の女神。

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本を携えてるのが、詩の女神カリオペ。

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他の部屋にもミューズの寓意をモチーフにしたものがあり、
当時の嗜好でもあったのだろうけれど、ことさら女神さまがお好きだったと見える。


ヴァザーリの家の外観はこんな感じ。
華美なわけではなく、内装がここまで豪華とは思いもよらなかった。

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扉の右手にヴァザーリの家博物館の文字。
地番は Via XX Settembre, 55, Arezzo。

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ピエロ・デッラ・ フランチェスカ作フレスコ画「聖十字架伝説」の入場チケットとの
共通券もある。
私は気づくのが遅く、別々にチケットを購入したけれど、共通券の方がお得。

P1730244a.jpg
2015.12.05 Sat | Travel-Italy| 0 track backs,
NHKの美術チューン
既存の有名絵画をもじった動画がイケている。
このほど教えてもらったのは、NHKのサイト。

http://www.nhk.or.jp/bijutsu/bijutune/#
(Loadingのあと)

ボッティチェッリのヴィーナスの誕生が、セーラー服女子になったり、
パロディ満載。

「見返り過ぎてほぼドリル」 → 師宣の見返り美人もじり 
「オフィーリア、まだまだ」 → ジョン・エヴァレット・ミレーのオフィーリア
「お局のモナ・リザさん」 → ダヴィンチのモナリザ
「委員長はヴィーナス」 → ボッティチェリのヴィーナスの誕生
「火消しが来りて笛を吹く」 → マネの笛を吹く少年
「真珠の首飾りのくの一」 → フェルメールの真珠の首飾り

2015.12.04 Fri | Art| 0 track backs,
無料の博物館 としてお勧めの國學院博物館
考古学、神道に関する展示が充実している國學院博物館。
都内無料の博物館としては最強のうちのひとつ。
ミュージアムトークなどもそろっています。

http://museum.kokugakuin.ac.jp/
2015.12.03 Thu | Art| 0 track backs,
ロクシタン ウルトラリッチ・ローションとバスフォーム <インプレ>
エールフランスのマイレージ消化のための商品(マイレージ交換商品)が届いた。

ロクシタンの ボディ・ウルトラリッチ・ローションとバスフォームだ。
前者はボディローション、後者はお風呂のリキッドソープ。
(それぞれ、L’OCCITANE Karité Lait Ultra Riche Corps 250ml とBain Moussant Ultra Riche Karité 500ml)

DHLで海外から届いたので、その郵送代金のせいもあり、
4万マイル近く使ってこの2点のみとは寂しい。
しかし今月末までにマイレージを使用する予定はないので苦肉のチョイスだった。


IMG_0255.jpg


さて、使用感。

ローションは、15%シアバターということもあり、
保湿効果は抜群。
手持ちのボディローションに比べ、使用感がいい。
真夏だとさらっとしたものがいいかもしれないけれど、冬時の乾燥時にはちょうどいい。

試しに顔にもそっと塗ってみた。
フェーシャル用として使えないことはない。
やはり乾燥しがちなフランスの製品なので、日本製より保湿力は強い。

数日間、顔に使用してみたが問題なし。
今使っている顔用保湿クリームがイマイチだったので、代替として使用続行決定。


バスフォームの方はシアバター5%。
泡立ちも悪くはないけれど、こちらも保湿重視。
湯上り、しっとりした感触だ。


これらの国内販売状況はわからないけれど、
いつかデュティフリーショップなどで見かけたら、
少なくともローションの方はリピートしたい。

ちなみにお値段はロクシタン公式サイトでそれぞれ
25ユーロ(ローション)と20ユーロ(バスフォーム)。
2015.12.02 Wed | Society| 0 track backs,
『まるごとちひろ美術館― 世界で最初の絵本美術館 ―』展
現在ちひろ美術館・東京で開催中の
『まるごとちひろ美術館― 世界で最初の絵本美術館 ―』展を鑑賞してきた。

本美術館が所蔵するいわさきちひろと国内外の絵本作家の作品の展示のみにとどまらず、
美術館の建物自体にもスポットライトを浴びている点が今回の特色。

これまで何気なく巡っていた建物の魅力を引き出すべく、
7か所に「みどころポイント」と書かれた小ぶりの立て看板があった。

たとえばこの銀色の物体。(下の写真)
不思議なこの物体の秘密が、「みどころポイント」で明かされている。

展覧会名そのままに、まるごとお見せしましょう、という試みだ。


* 本エントリーの写真に関して)
ブロガー特別鑑賞週間に当選したため、撮影しています。

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みどころポイント全7ヶ所を制覇して、
建物全体も、床も天井も、何気ないけどすべて綿密に計画されているのを感じた。


これと呼応するかのように、
展示室4では、建築家・内藤廣さんが設計した安曇野ちひろ美術館と、
ちひろ美術館・東京の建築模型の展示があった。


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建設にあたって館長・黒柳徹子さんの要望書が興味深い。
「今までの、やさしい、Intimateなカンジ・・」などなど、
設計過程からして気持ちがこもった建物なのだった。

その他1階の展示スペースには、ちひろさんのスケッチや
手掛けた絵本の数々。

絵本の挿絵は、ストーリーの具現化が見事。

例えばアンデルセンの童話「赤いくつ」などは、
無慈悲の罰として続けるハメになった主人公を
宙に舞う姿いている。
背景では靴が飛び交い、淡い家並みや教会の尖塔が、
突き刺さるように林立している。

淡く優しいタッチで浮かぶ狂気が巧み。
描かれた教会らしき建物は、主人公が禁じられた赤い靴で
教会に出かけた場面をよみがえらせる。


こうしたストーリーに基づく絵の数々も魅力的なのだけれど、
筋書きにとらわれず、何気ない日常の子どもたちを描いた
作品がいつみても秀逸。

ちょっとした仕草にうかがわれる観察力の鋭さ。
ご自身の出産経験を経て生み出されたからこそのリアルさ。

きっと子育て中、我が子の様々な七変化の表情や動作に
日々感動を覚え、記憶にとどめ、絵筆に留めていったのだろうな
などと想像する。


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こんな感じで絵を眺めつつ、ふと見上げれば、
奥行きを見せることを意識した天井構造に目が留まる。
壁の向こうに消失点があるかのような奥行き感だ。


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2Fには、国内外の絵本がズラリ。


絵本=子どもの本とはいえ、子どもっぽく描こうとするのではなく、
大人の鑑賞者をも引き込む芸術作品に仕上がっているものが多く、
どこか子どもへの敬意を感じさせる。


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ちなみに昨年、
「まるごとちひろ美術館―世界で最初の絵本美術館コレクション・ガイド」
という本が刊行されているのだけれど、監修を務められたのは、
三菱一号館美術館館長の高橋明也さん。
本美術館の評議員なのだそう。

最初は意外な感じもしたけれど、
ちひろさんご家族とのつながりというご縁があったと聞く。
さらに、よく考えれば、2つの美術館にはある意味 共通の基本姿勢がある。
上掲の黒柳徹子さんの「Intimate(親密)なカンジ」という点。

プライベートな邸宅風の雰囲気を漂わす三菱一号館が目指しているのも、
まさにIntimateな美術館だったかと思う。

双方の美術館では、ともにぬくもりのある建物の中で、
じっくりと作品と向き合い慈しむ時間をもつことができる。


ちょっとタイプは違うけれど、
以前訪れたイタリアのパドヴァ市立博物館でもこうした暖かさを感じた。
パドヴァ博では、地元の人が監視員をしていて、
立ち止まって見ていると、あれこれ作家の説明をしてくれる。
みなさん、所蔵作品が大好きで仕方ない、博物館に愛着がある、という感じ。
地元出土のモザイクなどもあり、地元と密着しているせいもあるだろう。

ちひろ美術館も、ちひろさんやその作品、さらに世界中の絵本に対する
愛に溢れている。
今回はそんなことを改めて感じさせる展覧会だった。



まるごとちひろ美術館― 世界で最初の絵本美術館 ―
期 間 : 2015年10月28日(水)~ 2016年1月31日(日)
場 所 : ちひろ美術館・東京
http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2015/0119_1650.html
2015.12.01 Tue | Art| 0 track backs,
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