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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ホテルオークラ 別館の意匠
ホテルオークラ本館が改築のために営業一時中止となるなか、
今年8月末から2019年春にかけて、別館、いわゆるサウスウイングでの営業は続けられる。

本館機能を別館に移すべく、7-8月の間は別館で改修工事が行われたのだが、
その工事の前に別館をきちんと観察しましょう、ということで
別館のプチ建築ツアーが行われ、参加してきた(・・といって1年近く前の話なのだが。)


面白いことに、本館と別館ではモチーフを変えているそうで、
本館の植物に対し、別館は動物を散りばめている。

別館ロビーの鳥たちが飛ぶ作品の原画「鷺畷の棚」は、棟方志功氏の手によるものだそう。
色合いが全体と馴染んでいる。


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屏風スタイルになっていて、なかなか枯れた味わいがある。

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原作に手を加えて完成させたのは、谷口吉郎氏。
よく見ると表面は2色のタイルで構成されている。
タイル独特のゴツゴツした味を生かしている。

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また、こうした目立つところだけでなく、ちょっとしたところにも意匠の工夫がある。
エスカレーター脇には、銀杏をアレンジした紋が何気についている。
なかなかいいアクセントだ。

長寿の意味もあり好まれた銀杏。
館内に吉をあしらう心意気が垣間見れる。

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2015.09.05 Sat | Art| 0 track backs,
銀座2丁目オザミデヴァン本店ランチは、相変わらず最強のコストパフォーマンス
外出先を出て時計を見ると丁度12時。

このままランチに突入となると、どこも大混雑だろう、やれやれだ。
アジフライで有名な京ばし松輪などは、15人ほどの大行列。

ささっと食べたいので、ペンステーションのハイティーセットが丁度いい感じだったのだが、
残念ながらあのセット、終了してしまい、いまはパンとドリンクの軽食しか提供していない。
つくづく残念。

札幌カレーの店や、サラリーマン向けのファストフード系の店などどこもごった返している。
仕方なく、回転が速くて、さらに給仕もてきぱきしてるこの店へ回れ右。

オザミ本店だ。

5人ほどまっていたけど、12:15で、丁度11:30入店組が出てくる時間。
すぐに席が空いてテーブルゲット。

オードブルはすぐにやってくる。
サーモン、ローストポークのマスタード和え、サツマイモの冷製スープ、グリーンサラダ、ミニシュー。

写真 4 (17)


メインはお魚にした。
ぶりに似た魚のトマトソース、茄子とズッキーニ付。
いつもハズレなし、確かなお味。
トマトの甘味も丁度いい。

写真 3 (48)


ミニオレンジケーキとドリンク。
しめて1080円。

写真 2 (72)


1時過ぎ、外に出ると数人並んでいた。
一時期のように、12時過ぎで20人待ちといった事態はなく、少し落ち着いたようだ。

それでも相変わらずの人気店。
ランチが13:30で終わるので、どうしても集中してしまう。
2015.09.04 Fri | Gourmet| 0 track backs,
京橋の明治屋、9月16日にリニューアルオープン
長らく改修工事で閉鎖していた京橋の明治屋が9月16日に再オープンするようだ。

リニューアルと銘打っているものの、耐震強化などほどこし、ビル外見はそのままに温存するかたち。
それもそのはず、中央区の文化財指定を受けており、安易に壊すことははばかれた模様。

再オープンに際してお楽しみ袋販売などもある。


写真 1 (76)
2015.09.04 Fri | Society| 0 track backs,
第一回印象派展が開催されたナダールの写真スタジオ
先日印象派関係の録画を見ていたら、在りし日のナダールの写真館が登場した。

19世紀売れっ子の写真家ナダールは、パリ・キャプ シーヌ大通りにスタジオを構え、
多くの有名人の肖像写真が個々で撮影された。

そして記念すべき第一回印象派展が開催されたのもこの場所。

数年前のパリ訪問時、この通りを通ったのだけど、
知らずに素通りした。
(以前も書いたけど)ナダールの写真館があったのはキャプ シーヌ大通り35番地、
私が訪れたフラゴナールの香水店は39番地。


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いまやこの場所には、靴の専門店バリーがあるようだ。

2015.09.03 Thu | Art| 0 track backs,
ボッティチェリが挿絵を描いたダンテの『神曲』
先日のエントリー:「辻邦生『春の戴冠』に出てくるボッティチェリの『神曲』挿絵」の続き。

テレビ東京のミニ番組「バチカン図書館の扉」の録画をまとめて見た。
以前印刷博物館で開催されたバチカン展に触発されたのだ。

少々前の放送では、例のボッティチェリが描いたダンテ『神曲』が扱われた。
これがボッティチェリの挿絵。

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印刷博物館で複製を見たのだが、細部がこれほどまでに精密だとは知らなかった。

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くびれの部分には、縛られた人物像。

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妖怪と人間たちがうごめく闇の世界。

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おどろおどろしいこの光景、これもボッティチェリ。
聖母子図とこの地獄図の隙間をどう埋めるべきなのか、しばし考え込んでしまう。
辻邦生氏の視点によると、美しい描線でつながるという。


この挿絵についてあれこれこれ以上言葉を重ねるのは野暮かもしれない。
辻氏が的確な描写を行っているのだから。

ボッティチェリの挿絵に関する辻邦生氏(「春の戴冠」)の描写を再掲:

暗黒の巨大な洞窟を吹く凍てつく烈風であり、また肌を焦がす火焔のような熱風であり、また闇の奥に飛びはねて亡者たちを苦しめる炎の団塊であった。叩き潰される者、口に糞尿を押し込まれる者、尻の穴に焼け棒杭を突き立てられる者、腹を裂かれる者、眼をくりぬかれる者、鞭打たれる者、恐怖の叫びをあげる者、硫黄の池に沈む者、怪獣たちに苛まれる者、首をねじ着られる者などの大群が、息苦しいまでに、その映像の1つ1つを埋め尽くしているのだった。

2015.09.02 Wed | Art| 0 track backs,
ホテルオークラ 本館・フィナーレコンサート
◆ ホテルオークラ、改築前の本館営業最終日にはロビーコンサートと宴会場開放


8月31日をもって改築のため休館となったホテルオークラ。
最終日夜には平常のロビーコンサートの拡大版が、本館・フィナーレコンサートと題して開催された。
ロビーは鈴なりの人々で埋め尽くされた。

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4年後のリニューアルオープン時にもまだ20代である演奏者、
ということで過去ロビーコンサートに出場した若手ソリストの中から選ばれた選りすぐりの8人が腕を競った。
(出演者全員のお名前は、一番最後に記す。)

ヴァイオリニストが5人、チェロが3人。
それに最後は、特別にコントラバスがひとり参加して、全員で演奏。

圧巻は、ヴァイオリニスト山根 一仁さんの「カルメン幻想曲」。
めまぐるしいテンポの中に情熱と妖艶さを漂わせつつも軽快さを含んでいて、
独特のスタイルをもっていた。
みなさんそれぞれ素晴らしく、将来が期待される。

最後、共演の折りに指揮者として大友直人さんが指揮者として登場したのは嬉しいサプライズ。
(演奏中は撮影禁止。)

その後、鑑賞用に解放されていた宴会場などを見物。


数々の歴史を目撃し、ストーリーを紡いできた平安の間。


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絨毯は鳳凰だ。

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四角張った部屋を連想するが、入ってすぐの部分は、曲線状になっている。

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入口手前は、パッチワークのよう。

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続いて曙の間へ。
入口に続く廊下の天井部分にはこんな趣向。

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フィナーレ・コンサートの中継が行われていたようで、その余韻が漂っていた。

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神前結婚式場にも。

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ホテル内チャペル。

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それにしても、こういう光景は初めて見た。
もぬけの殻のクローク!
実際に見ると、侘しい。

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本日のご宴席は・・・
フィナーレ・コンサートのみ。

閉館秒読みであることがうかがわれる。

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ホテルの方は入れ替わりに別館が再オープンし、2019年まではこちらで営業が続けられる。

4年後、まだ20代だという演奏者のみなさんたち、リニューアルオープンのロビーコンサートで、
さらに飛躍した姿を見たいものだ。





なお、演奏者と曲目は出演順に、以下の通り(敬称略):

周防 亮介(ヴァイオリン)  クライスラー:シンコペーション/ロンドンデリーの歌
篠原 悠那(ヴァイオリン)  サラサーテ:序奏とタランテラ
上野 通明(チェロ)       フレスコバルディ:トッカータ
小林 美樹(ヴァイオリン)  クライスラー:前奏曲とアレグロ
水野 由紀(チェロ)      ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
山根 一仁(ヴァイオリン)  サラサーテ:カルメン幻想曲
上村 文乃(チェロ)       ドビュッシー:チェロソナタから3楽章
南 紫音(ヴァイオリン)    ブラームス:スケルツォ

ピアノ伴奏:小森谷 裕子    
         
<全員で>
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番より 第1、3楽章
特別出演: 黒木 岩寿(コントラバス)
2015.09.01 Tue | 国内探索| 0 track backs,
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