日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
メゾンイチ@代官山 のランチはお勧め
代官山のブーランジェ(パン屋さん)「メゾンイチ」のランチは、

・ メイン料理がしっかりしていてお味もよい
・ メインの付け合わせに、しっかり温野菜がついている
・ おかわりOKのパンが超フレッシュ
・ 15時までやっているのでランチが遅くなってしまったときに助かる

・・・点が魅力

メインは肉と魚があり、日によって違うようだが、例えば、
こんな感じで、われわれが頼んだ豚肉とサーモングリルはともにソース(それぞれ異なる味)が絶妙。

お店ではデリカテッセンも販売しているので納得だ。
以前買った数点のお惣菜もおいしかった。


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しかもお肉とお魚の付け合わせの野菜が、全然だぶっていない!!という念の入りよう。

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おかわりOKのパンがまた超フレッシュで、
もちもちパリパリ。
まさに焼きたてをもってきてくれるようで
おかわりした時にはドライトマト入りなど、一部違う種類がまじっていた。

こちらは最初のパン。
右端のコーンのパンはほんのり甘くてお気に入り。

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以前、有名な丸の内のブーランジェで出されたパンが
パサパサでがっかりしたことがある。
パンは大きな入れ物に入れられ、声を掛けられるとその中から選ばせる方式で、
見るからに、盛られたまま長らく放置されたパンといった感じだった。

でも、ここは違う。
おかわりをお願いすると、ミニバスケットごともってきてくれる。
焼きたてのものを盛って運んでくれる感じ。
フレッシュで幸せ!


この日は、朝からヨガ系プログラムに2本出たため、
帰宅したらすでに13:30過ぎ。
これからだとどこへ行っても14時過ぎる。ふつうランチのL.O.が終了している時間帯。
どうしよう、と思いひらめいたのがこのお店。
ランチは15時までなので安心だ。


このほかキッシュやクロックマダムがメインのランチもあり、
そちらはグリーンの野菜がつけあわせについていて、
価格帯は1000円あたり。

上記のようなお料理のランチは、ざっくり税抜き1500円近辺。
ドリンクは+200円。


購入だけでなく、またランチでも訪問したい。


==> メゾンイチ・食べログ

店名 : メゾン・イチ 代官山 (MAISON ICHI)
内容 : パン、デリカテッセン、ビストロ
住所 : 東京都渋谷区猿楽町28-10 モードコスモスビルB1F
(代官山交番前の横断歩道橋のたもと)
2015.04.30 Thu | Gourmet| 0 track backs,
穴場の展覧会 スペイン大使館
先日六本木一丁目を通りかかったところ、
入場無料の展覧会告知を発見。

場所は在日スペイン大使館。
スペイン人画家が描いた芸者さん、富士山の絵画がポスターになっていた。

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残念ながら、最終日の閉館後に発見したので
行くことはできなかったけれど、入場無料で一般OKとのこと。

オランダ大使館では4月にチューリップの庭+大使館建物公開となるなど、
(==> 2013年4月のエントリー

開放型の大使館が増えたのだろうか。

ちなみにスペイン大使館では、ピカソの陶芸展も2月に開催されたとのこと。
情報が滅多に入らないのが残念。

スペイン大使館サイト:
http://www.exteriores.gob.es/EMBAJADAS/TOKIO/JA/Paginas/inicio.aspx
2015.04.29 Wed | Art| 0 track backs,
美術館併設のレストラン お味ならここ
東京・神谷町にある智美術館併設のレストランは
全面ガラス張りで、今の季節、したたる緑が心地よい。

名前はヴォワ・ラクテ。
天の川の意味で、夜には上部に天の川ライティングが広がる仕組みだ。

先日久しぶりに利用し、ランチセットのメインに鴨のローストを選択。
皮のパリパリ加減と肉のぷりぷり加減が絶妙。

景色まで美味しくて、満足の食事となった。


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前菜にはとろーりとしたポタージュ、
パン、コーヒー(或いは紅茶・ハーブティ)も付いてくる。
この日のハーブティはストロベリーだったので惹かれたけれど、
王道のコーヒーにした。

メインはその他若鳥やお魚など各種。
ランチセットのお値段は、大体2500円近辺。

レストランのみの利用も可能となっている。

ヴォワ・ラクテ
2015.04.28 Tue | Gourmet| 0 track backs,
恵比寿 一皿400円~のイタリアン 恵比寿のベヴェリーノ
金曜日、冷蔵庫の中も寂しい状態で、
疲れて帰宅し夕食の支度する気力なし。
急きょ外食に決めたので、目黒のランテルナマジカは予約が取れず。

代わりに、と姉妹店を勧められた。
こちらは至ってカジュアルな店だけれど、
ランテルナの系列なら味は間違いないだろうと行ってみた。

ツーレと店で合流。
2名だとカウンターになり、そういう感じのカジュアルなイタリアン居酒屋。


黒板のメニューから目を引いたものをまずオーダー。
赤エビと珍しい(甘い!)グレープフルーツのサラダ。
やさしく清涼感漂うフレッシュな味で、気に入った。

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驚いたことに、グランドメニューとして一皿400円のメニューが結構あり、
プロセッコを飲みながら、いくつか注文。

ブロッコリーのガーリックソテー
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ポテトサラダ
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茄子のアンチョビマリネ
(しっとりとした茄子とアンチョビの絡まり具合が絶妙で、家で真似してみることにする。)
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パプリカのマリネ(写真なし)
どれも味が良い。


生ハムのパスタは、歯ごたえが独特。
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お手軽で、ふらりと入れる店だ。
品数はそれほどでもないので、大人数であれこれシェアするには、
ランテルナマジカの方が向いている感じ。

どれもこれもありきたりでないテーストで、家の味とは大幅に違って気分転換できる。

突発的外食も、悪くない。

http://www.beverino.jp/
2015.04.27 Mon | Gourmet| 0 track backs,
ルオーとフォーヴの陶磁器@パナソニック 汐留ミュージアム <感想>
◆ 万華鏡のようなメテの作品


ルオーというと、厚塗りの道化師やキリスト教色をにじませた作品が思い浮かぶが、
今回の展覧会では、絵付けを施した陶磁器作品や、薄塗りの絵画作品(新鮮!)も並び
バリエーションを感じさせる内容だった。

さらに画家たちとコラボした陶磁器家アンドレ・メテ自身の作品や、
マティス、ブラマンク、ヴァルタ、ドランらの絵付け作品なども。


メテの陶磁器作品は、第一室に集められている。

以下写真は、ブロガー内覧会の折りに許可を得て撮影させて頂きました。

写真 1 (47)


メテの皿や壺の色合いは、どっしりと重く渋いものが多く、
図柄はどこか万華鏡を彷彿とさせる。
円形の幾何学を放射線状に配置している図柄が多いせいだ。

万華鏡というと、1817年、イギリスで特許が取得されて以来、各国に広まった。
マルセル・プルーストの作品(失われた時を求めて)にも、この言葉Kaleidoscopeが登場する。

「fixer le kaléidoscope de l'obscurité,」
寝室で目を凝らす際比喩的に使われ、暗闇との対比が鮮やかな描写になっている。


芸術家にとって、色彩鮮やかにイメージを膨らませてくれる格好の材料であったに違いないこの万華鏡。

ちょっと調べてみたところ、プルーストとメテは同じ年(1871年)の生まれで、
亡くなった年は、わずか2年違い。
前者が1922年、メテが1920年。

当時万華鏡が流行していた可能性があり、
メテの着想の源に、このKaleidoscopeが一役買っているに違いない、などと思うのだった。

特に下絵作品などを見るにつけ。

写真 4 (8)


同じ絵付けでも、やはりアーティストによって作品の雰囲気はかなり違う。
ヴァルタの作品にはシャガールを思い浮かべるような軽やかさがあり、
「花瓶 レダ」や「花瓶 三美神」といった神話のモチーフも描かれていた。


ゼウスが白鳥に変身したレダのお話は、ダヴィンチも絵画作品として描いたけれど、
(確か今残っているのは弟子の作品だったような・・)
ヴァルタの白鳥は、正面からは見えない。
女性の視線をたどって回り込むと、あ、いたいたゼウス!という感じになる。
なんだかお茶目で好き。


一方で、マティスも捨てがたい。
ミニマルにさっと引いた線だけであんな洒脱な花ができてしまう。

ブラマンクは絵画作品より、もしかしたら陶磁器作品の方が
好みかもしれない。


さてルオーの場合、マチエールの模索に陶磁器を利用したそうだ。
メテ、あるいはマティス、ドランのように装飾性を求めた感じがない。

セザンヌが追及したような構成や、モチーフの表現法を重視した様子。
ステンドグラス的黒い縁取りの要素は、既にこの時代からうかがわれる。


短い陶磁器制作の期間を経て、あのこってりとした油絵の画風が完成したという。
陶器の立体的なボリューム感を、絵の具で再現しようとしたのだろうか。

中学生の時に大原美術館でルオーの道化師と対面し、絵の具の山盛りに愕然としたものだが、
その後こちらの美術館含めあちこちでボリューミーな道化師やキリストを見たせいで、
去年大原美術館を再訪したとき、え?こんな”薄塗り”だっけ?と驚いたのだった。


メテの展示
写真 3 (27)

写真 2 (46)



==>  先のエントリー(ルオーとフォーヴの陶磁器展/パナソニックの新技術 スペースプレーヤー)にて
書いたとおり、画家と陶磁器家とのコラボレーションの様子は、会場内の
コーナーで見ることができる。


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公式サイトトップページ: http://panasonic.co.jp/es/museum/
展覧会名: ルオーとフォーヴの陶磁器
場所: パナソニック 汐留ミュージアム
開館期間: 2015年4月11日(土)~6月21日(日) パンフレット»
開館時間: 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
休館日: 毎週水曜日(但し4月29日、5月6日は開館)
入館料: 一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料
※団体料金などその他詳細は、公式サイトの詳細ページへ
2015.04.26 Sun | Art| 0 track backs,
江戸時代と昭和の書家が結びつくとき
本日の智美術館、山下裕二先生の講演会がなかなかレアだった。
昭和の書家、井上有一の作品から、江戸時代の白隠の影響を読み取るもの。

>魂の発露が時空を超えたつながりをもつことがある。

今回講演用に資料を調べた山下先生、両者の関連性につき新事実も発見。

貴重な資料は、永久保存版。




白隠 (別冊太陽 日本のこころ)白隠 (別冊太陽 日本のこころ)
(2012/12/17)
不明

商品詳細を見る
芳澤 勝弘 (監修), 山下 裕二 (監修)


***

遠くて近い井上有一 展
4月4日(土)~ 7月26日(日)
会期 2015年4月4日(土)~ 7月26日(日)
休館日 毎週月曜日(ただし5/4、7/20は開館)、5/7(木)、7/21(火)
開館時間 11:00~18:00  ※入館は17:30までになります
観覧料 一般1,000円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者1名は無料となります。
2015.04.25 Sat | Art| 0 track backs,
パナソニックの新技術 スペースプレーヤー
◆ ルオーとフォーヴの陶磁器@パナソニック 汐留ミュージアム 新技術によるプレゼンテーション


パナソニック 汐留ミュージアムで開催になった『ルオーとフォーヴの陶磁器』展。

画家が陶磁器にも目を向けていた、というのは新しい切り口で、好奇心をもって展覧会にのぞんだ。

絵と陶磁器がどう結びつくのか?
どこかに詳細な解説がきっとあるはず、と見回すと、第1室から第2室に行く途中、
ビジュアル的に訴えるかたちで説明されていた。


まず、フランス人陶工のアンドレ・メテ(1871-1920)が、素焼きの壺を成形する。

*以下写真は、Web内覧会の機会に許可を得て撮影させて頂いたものです:

写真 1 (46)


それに、画家たちが絵付けをしたのだ。
陶工が画家の絵を見て壺の上に模写していくのかな?と想像していたが、
そうではなく、分業で作製されたと知る。


作製の段階ごとに、その経時変化が映し出されていく。
マティスが壺に絵を描いていく様子は、こんな感じだ。

写真 2 (45)


この説明は分かりやすい。
実はこのイメージは、単なるフラットな壁に投影されているのではない。

壁に半身の壺を設置し、その凹凸感も見せつつ、絵付けの様子を再現しているのだ。

ここはパナソニック汐留ミュージアム。
美術品のライトに自社の照明を使用しているだけでなく、
こうした解説にも自社製品が使用されていた。


さて、絵付けされた壺が高温で燃焼されていく。


写真 4 (7)


こうして出来上がった壺を、展示室で見ることができるというわけだ。

写真 3 (26)


ちなみに、照明により美術品を鮮明に魅せつつプレゼンテーションする
こうしたプロジェクションライティングの趣向には、
パナソニックのスペースプレーヤーが使用されているという説明があった。

製造工程のように微妙な色合いの変化などを克明に映し出すのには最適な、クリアなライティング。
単に展示するだけでなく、いかに鮮明に魅せるか、
何気ない工夫がされている。


展覧会感想へ続く

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公式サイトトップページ: http://panasonic.co.jp/es/museum/
展覧会名: ルオーとフォーヴの陶磁器
場所: パナソニック 汐留ミュージアム
開館期間: 2015年4月11日(土)~6月21日(日) パンフレット»
開館時間: 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
休館日: 毎週水曜日(但し4月29日、5月6日は開館)
入館料: 一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料
※団体料金などその他詳細は、公式サイトの詳細ページ
2015.04.24 Fri | Art| 0 track backs,
侮れない”鑑定もの”のTV番組
以前TV番組「なんでも鑑定団」を見ていて、昔の主治医が出演していて驚いたことがある。
衝動買いしたどでかいアンティークものの値踏みを依頼していた。

結果は、購入価格は極めて妥当であり、銘品を安く買ったというものでもなかった。
それ以上の価値があると踏んだ先生は、がっくり肩を落として帰っていった。
(妻への言い訳として、安い買い物だった、と納得したがっていた。)


こうした鑑定もののTV番組、自己満足だけでなく、ときにすごいお宝、
紛失された逸品を見出すキッカケにもなるようだ。


たとえば、東京国立近代美術館にある長谷川利行の、「カフェパウリスタ」。
1920年代に、都内の人気カフェの風景を描いたものなのだが -

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長い間行方不明とされてきた。

発見のきっかけが、その鑑定もののTV番組。

かつて長谷川は、当時滞在していた下宿屋に、家賃代わりにこの絵を置いて行った。
その家のご子息が番組にもちみ、所在が判明したという。

いまや近美が買い取り、常設展で時折見られる。


オマケ:
ルーブル美術館にある有名なサモトラケのニケの彫像。
コピーの展示が、汐留から六本木ミッドタウンに移っている。
国立新美術館で開催中のルーブル展にちなんたものだ。

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2015.04.22 Wed | Art| 0 track backs,
大英博物館展@東京都美術館 <感想> エピローグ
 「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」 101番目の展示は・・・?!


大英博物館展<感想>続き(終章)。

「大英博物館展」の中でもひときわ麗しい《ウルのスタンダード》は、
モザイクファンにはたまらない。
ラピスラズリの群青をバックに、戦争と平和の風景が背中合わせにあしらわれている。


一見、物入れのように見えるこのオブジェ。
用途の謎は完全に解明されていないものの
戦場で軍旗(スタンダード)として掲げられたという説が有力らしい。


※会場内の画像は(「大映博物館展ナイト」の折りに))主催者の許可を得て撮影したものです。

平和の面
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戦争の面
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ウルのスタンダード》/紀元前2500年前/イラク/大英博物館蔵



発見時、接着剤として使われていたビチューメンは、かなり劣化していたという。
膨大な修復作業のおかげで今の姿によみがえったそうだ。
(廃棄物固化に使用されることでおなじみのビチューメン。
考古学的見地から安定性が実証された上での利用だが、さすがに数千年となると、ひとたまりもないようだ。)


イタリアのラヴェンナで見た4世紀のモザイクに半端なく心躍らせた私だったが、
こちらは、それを一気に3000年近くさかのぼるモザイク。
とはいえ出来栄えは秀逸で、3000年というタイムスパンをバックした作品とは思えない。
当時の技術面の進化の速度・過程は、50~100年で現代の1年分といった感じだったのではないか。



平和の面には、竪琴でメロディーを奏でる風景や

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上記《ウルのスタンダード》 <部分>


魚など獲物を手にした人々。

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上記《ウルのスタンダード》 <部分>


戦争場面では、左上に闊歩する兵士たち。
中央では馬に引かれた戦車が人を轢き殺し、
右上には、槍を突き刺されたような人や、後ろ手にしばられたような格好の人もいる。

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上記《ウルのスタンダード》 <部分>


本展ではその他にも、
銃でできたオブジェ(銃器でつくられた「母」像)、
戦闘用ヘリコプター柄が登場するアフガニスタンの戦争柄絨毯、
飲酒から抗争に至ったことを示すビールの図柄がついた盾など、
人類の争いの歴史を浮き彫りにする展示が散見される。



100番目の展示品を見終え、これで終わり、と思いきや、
エピローグと記された101番目のモノの展示が待っていた。

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紙管 ―― 坂 茂による紙の避難所用間仕切り》/2015年/坂茂建築設計


厚紙でできた避難所用間仕切りが並ぶ中、
部屋の奥のモニターには、紙の避難所用間仕切りを使用した世界各地の救援施設の様子が映し出される。

国境をまたいだ支援活動の様子がうかがわれる。


100個の芸術作品や生活必需品的モノたちを見ながら、時折人類が犯した諍いの歴史をチラリと実感し、
最後は世界規模での相互支援の精神で展示は終わり、
そして、「未来への歴史の1ページを飾る、現代を象徴するモノを選ぼう!」という投票コーナーが最後に登場する。

平和への希求を余韻として漂わせつつ、
101番目となる未来を築くのが我々であることも、自覚させるのだ。



大英博物館展エントリー:
1.大英博物館展@東京都美術館 <感想>
2.大英博物館展@東京都美術館 <感想> 個別作品編
3.大英博物館展@東京都美術館 <感想> エピローグ

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展覧会名: 「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」
会場: 東京都美術館 企画棟 企画展示室
会期: 2015年4月18日(土) ~ 6月28日(日)
休室日: 月曜日、5月7日(木)
※ただし、5月4日(月・祝)は開室
開室時間: 9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)
夜間開室: 毎週金曜日は9:30~20:00 (入室は閉室の30分前まで)
観覧料その他詳細は、HPを参照
東京都美術館の本展覧会サイト: http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html
特設サイト: http://www.history100.jp/
2015.04.21 Tue | Art| 0 track backs,
大英博物館展@東京都美術館 <感想> 個別作品編
東京都美術館で開催中の 「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」。

特色は、200万ー180万年前から現代まで、そして世界各地から、
幅広いコレクションを披露することで、何かしら、どこかしら
響くものが見つかる点ではないだろうか。
それは、客観的な歴史的価値といった枠を超え、個人的な体験であるはずだ。

歴史に対するある視点・着目点が、
新たな(しかも強力な)エビデンスで裏付けられ、深く頷くことも多々あった。



個人的にツボだったのは、たとえば《トナカイの角に彫られたマンモス》。

単なる古い彫刻でなく、これが武器の一部だった点に注目。
※会場内の画像は(「大映博物館展ナイト」の折りに))主催者の許可を得て撮影したものです。


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トナカイの角に彫られたマンモス》/1万4000-1万3500年前/フランス、モンタストリュック/大英博物館蔵


投槍器のパーツだといい、解説によると以下のような具合らしい。

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実はかねてから、武器の装飾の起源について、気になっていた。


展覧会で、兜に蒔絵が使われているのを見たり、
(実戦用ではないにしろ)
西欧中世の甲冑に装飾がしつらえられていたり、
(Ref.パリの 軍事博物館のエントリー
春日大社の国宝 金地螺鈿毛抜形太刀の豪華さを知るにつけ。


解説によると、芸術的な作品は4万年前ほどから散見されるものの、
こうした武器への応用は1万6千年前ほどから始まったそうだ。

中世どころかそんな太古の昔から!
デモンストレーションや儀式用でなく、当時はきちんと実戦に使用していた。

男性的な戦闘と繊細な装飾は、一見相容れない組み合わせだけれど、
古代の人にとっては違和感は少なかったようだ。
装飾も一種の挑戦であり、士気を高める効用を見出したのだろうか。



その他の発見は、古代の化粧用パレット。

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古代エジプトの化粧パレット(ウシ)》/紀元前4000-前3600年/エジプト/大英博物館蔵


以前古代オリエントの話を聞きに行った際、化粧という慣習が古い歴史を有することを聞いた。
絵に描かれたエジプト人の目元には、確かにいつも黒いアイラインが入っている。
これは化粧にほかならず、同時期の遺物として小ぶりの壺が発見され、
化粧薬品の調合に使われていたと推測されている。
・・・とここまでは知っていた。

それに加えて、こんな現代でも通用しそうなパレットがあったとは!
しかも動物の型どりがされている。

生きる上で不可欠でないものへの関心が湧き出でるということは、
生活が安定期に入っていたということか。

(もっとも、いまや余裕がなくともゆとりの隙間をつくることが求められていると感じる今日この頃=
忙しい時でも化粧直しぐらいせよ、という私の心の声。)



それから響いたもの。
紀元前3100-前2000年の”給与”記録!

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楔形文字を刻んだ粘土板》/紀元前3100-前2000年/大英博物館蔵


給与、といっても貨幣支給ではないが、労働者に配給するためのビールの量がしるされている。

先日バロック時代の画家が几帳面につけていた収入記録を絵画展で見た。
絵の対価が細かくしるされており、レアな記録!と感激した。
しかしこちらの粘土板は、年代的にその比ではない。

つくづく思う。
こうして記録・管理すべき必要性が生じてこそ、文字の発明へとつながるのだ。



本展の目玉のひとつは、《ルイス島のチェス駒》だそうだ。
ハリーポッターにも登場したという。
ただ私はハリーポッターを見ていない。
有名なものだから感激しなければならない、というものではないだろう。

確かに表情は愛らしく、背中部分の浮彫は細密だった。
けれど私としては、800年頃のキリスト誕生の物語の彫刻の方が、感激した。

サイズはわずか、
長さ 16.8cm
幅 6.45cm
厚さ 0.6.cm (数字はBritish Museum サイトより)

IMG_5341.jpg
カロリング朝の象牙彫刻》/800年頃/おそらくドイツ、アーヘン/大英博物館蔵


最上段は、受胎告知。
大天使ガブリエルの衣のひだまで繊細に彫られている。
(白ユリは不在か?)

次はキリスト誕生。
産後の疲れを癒すべくゆったりした姿勢のマリアの姿がしなやか、且つリアル。
超隅っこに置かれ、相変わらず存在感の薄いヨセフ。
目撃者たる牛たちは愛嬌たっぷり。
一般的に生誕場所は馬小屋とされるが、家畜小屋、とも言われており、こちらでは馬でなく牛が採用されているようだ。

光輪もしっかり描かれている。

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上記《カロリング朝の象牙彫刻》 <部分>


アップ写真はないが、最下段は、東方三博士で、3人の博士と幼子イエスの心の通い合いまでうかがわれる。



その他、《ミトラス神像》の風になびくマントも秀逸だったし、

《乾隆帝の詩を刻んだ璧》には、たまげた。

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乾隆帝の詩を刻んだ璧》/紀元前1200年頃、銘は1790年/中国/大英博物館蔵


紀元前1200年の円盤状の玉器に、1790年、銘を入れているというもの。
この璧の用途に関する自説(腕を置くためのもの)を詩にして
この上に刻ませたとのことだ。

新石器時代の品に、勝手に3000年後字を入れるとは、なんと大胆。

中国の書においては、鑑賞者による印や跋文など、ぺたぺた後から追加されていたりするので、
かの国では、芸術的完成後になんらか付加することへの抵抗感は薄いようだが、それにしても
3000年というへだたりをも軽く超えてしまうのは驚きだ。
その鷹揚さには感動すら覚える。



海外の大規模美術館では、展示品の有名・無名に関わらず、なるべくくまなく見るように心がけている。

学生時代は、ルーブルに行けばモナリザの部屋へ、大英博物館ではミイラの部屋へ直行した。
しかし、逸品だからといって必ずしも感動するとは限らない。
むしろ、感動しなければ、といった強迫観念がうっとおしと気が付いた。


個人個人が自らの感性で自由に見る、それがなにより。

とはいえ大英博物館のような巨大な宝庫では、どうしても強烈な個性のものに
目が惹きつけられやすい。
それを今回の展示で補足することができた気がする。


大英博物館展エントリー:
1.大英博物館展@東京都美術館 <感想>
2.大英博物館展@東京都美術館 <感想> 個別作品編
3.大英博物館展@東京都美術館 <感想> エピローグ

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展覧会名: 「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」
会場: 東京都美術館 企画棟 企画展示室
会期: 2015年4月18日(土) ~ 6月28日(日)
休室日: 月曜日、5月7日(木)
※ただし、5月4日(月・祝)は開室
開室時間: 9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)
夜間開室: 毎週金曜日は9:30~20:00 (入室は閉室の30分前まで)
観覧料その他詳細は、HPを参照
東京都美術館の本展覧会サイト: http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html
特設サイト: http://www.history100.jp/
2015.04.20 Mon | Art| 0 track backs,
大英博物館展@東京都美術館 <感想>
4月18日(土) に始まった 「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」は、
展示物の選択にストーリー性があり、予想を上回る見ごたえだった。
今年前半の展覧会の中でも、トップクラスに数えていい。
中でも感服したのは以下の点:


1) メッセージ性: 例えばー 人間の歴史の中でも戦争と平和という古来からの問題が
さまざまな展示物の中から時折チラリちらりと顔を出す。
最後”101番目のモノ”を展示する部屋を締めくくりとして、世界平和について考えさせられ、
未来をどう創出するか、今後の続きをも強く意識させる。


2) 人間の手を感じさせるモノたち: 絵画のみの展示とは異なり、
崇高な芸術だけでなく、何らかの意図でつくられたモノたちを見ることで、
人間の創造の歴史を体感できた。

過去4回訪れた本家・大英博物館は茫漠として、古代ロマンにひたすら魅せられるに尽きたのだけれど、
大英博物館のひとつの側面をくっきり浮き彫りににする内容だった。


3) 構成力: 上記1)で触れた”101番目”の展示や、個々の展示物に付されたタイトルを含め、
歴史を振り返り、未来へと向かう全体の構成が見事だった。



1)の一例として挙げられるのは、「予言者ヨナを表した石棺」。

※会場内の画像は(「大映博物館展ナイト」の折りに))主催者の許可を得て撮影したものです。

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予言者ヨナを表した石棺》/260~300年頃/おそらくイタリア/大英博物館蔵


表面に浮彫にされているのは、旧約聖書の「ヨナ書」の場面。
解説にあるとおり、本逸話は、現在ユダヤ教、イスラム教、キリスト教すべてで語り継がれている。


宗教に端を発する諍いが、世界平和を揺るがす昨今だが、
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教はみなもとは旧約聖書を原典として始まった。

しかし解釈のズレによるギャップは広がり、意識の相違は、例えばイコノクラズムその他、
忌々しき問題を生み出している。

そんな中、「ヨナ書」は3つの宗教において信奉される話として、
お互い、元はひとつにつながっているもののであることを改めて訴えかけるかのよう。



IMG_5253.jpg
上記《予言者ヨナを表した石棺》<部分>


左上には神・イエスの象徴子羊。
その下では、荒れた海で船員たちが帆を上げようとしている。


旧約聖書のヨナ記では、命令に背いたヨナが乗る船が荒い海に翻弄され、
船員がヨナを海に投げることで海は静まる。
一方ヨナは大魚に飲み込まれるが、3日を経て口から海に吐き出され、命拾いをする。
悔い改めたヨナは、予言を届けよ、という命令を実行に移す。。。


荒れた海、大魚に飲み込まれるヨナは、中世~近世(現代でも)においても、様々な絵画やモザイクで表現されてきた。
システィーナ礼拝堂の天井画にもヨナが巨大な魚らしき生物とともに描かれている。

こちらの棺では、波間を、大魚というより恐竜みたいな生き物がうごめいている。
(上の写真では、船の下にいる。)

これはケートスという神話上の恐竜で、大魚をそれに見立てているらしい。



IMG_5255a.jpg
上記《予言者ヨナを表した石棺》<部分>

側面向かって右にはヨナの堂々たるポートレート。
棺の中に入る死者の在りし日を偲ぶかのように。



IMG_5255b.jpg
上記《予言者ヨナを表した石棺》<部分>

上述のヨナのポートレートの下部には、よく見るとヨナが大魚から吐き出されるシーンが彫られている。


長くなるので、続く:


大英博物館展エントリー:
1.大英博物館展@東京都美術館 <感想>
2.大英博物館展@東京都美術館 <感想> 個別作品編
3.大英博物館展@東京都美術館 <感想> エピローグ



(章立てごとの概略は、公式サイト内「みどころ」ページに詳しい。)

展覧会名: 「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」
会場: 東京都美術館 企画棟 企画展示室
会期: 2015年4月18日(土) ~ 6月28日(日)
休室日: 月曜日、5月7日(木)
※ただし、5月4日(月・祝)は開室
開室時間: 9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)
夜間開室: 毎週金曜日は9:30~20:00 (入室は閉室の30分前まで)
観覧料その他詳細は、HPを参照
東京都美術館の本展覧会サイト: http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html
特設サイト: http://www.history100.jp/
2015.04.19 Sun | Art| 0 track backs,
アスタリフト(フィルム会社) vs オバジ(目薬メーカー)対決
私は”スピンアウト”プロダクトが好きだ。

こと化粧品。
本来化粧品メーカーでない企業が、その過程で着目した成分を
化粧品に応用して販売する形式のもの。

たとえば:
以前メルシャンがふどうの成分から抽出したエキスで化粧水を出したときも(今は販売中止)随分試した。
フジフィルムが化粧品ビジネスに乗り出したときも、すぐに飛びついた。
その製品=アスタリフトは目下、利用中。

いずれも、本来の製品を製造過程で何らかの発見が化粧品に結びついた。
前者は、ぶどう摘みの人たちの手が白いことに着目したもの、
(つまり美白効果)
後者は、フィルム劣化防止関連研究途上で発見したもの。
(つまりアンチエージング)


そしてこのたび、純粋な化粧品メーカーでないメーカーの化粧品で新たに私が注目するのは
ロート製薬のオバジシリーズ。
こちらは製薬開発の過程で見出した効用を、薬品に拘らず化粧品に、という発想なのだろう。

オバジC10セラムや美容液、アイクリームなど、3種類買ってみた。

使用感、なかなかよい。
こういうのは、いい気にさせるものが良品、そう思っている。

http://www.obagi.co.jp/

暫くしたら、インプレ書くかも・・
2015.04.17 Fri | Private| 0 track backs,
芸術と科学の力
巨匠の名画か贋作か、
模写や弟子による工房制作などにより、見きわめが微妙な話をよく耳にする。

ダヴィンチなどの場合、左利き独特の左上から右下への筆致が判断材料のひとつとなる、
そんなことを聞いた覚えもある。

真贋論争が続いたフェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女」においては、
キャンバスの素材のミクロな調査が決め手になったそうだ。

素材といっても、具体的には「スレッドカウント(糸の数)」。

1センチあたり何本の麻糸が使われているかを調べた結果、
画家の傑作「レースを編む女」のキャンバス合致したことが分かったという。

布糸の分布は通常一定ではないので、
”2つの絵のキャンバス地は同一の布から切りだした”、と結論づけられる。

工房のような共同作業で制作した画家でなかったので、
こうなると反論の余地はほぼなくなる。

競売/美術館関係者や美術史家にとっては朗報に違いない。

けれど、筆触や筆致などの癖や時代ごとの画風変遷をもとにあれこれと重ねられたぬくもりのある議論が、
芸術的な見方とは別の(或いは一見正反対とも見える)無機質な力で唐突に絶たれるのは、
ちょっとどこか寂しい気がしないでもない。

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2015.04.16 Thu | Art| 0 track backs,
フェルメーの絵の隠されたエロティシズム
先週末の国立新美術館「ルーブル展」関連の講義では、目から鱗の事実が惜しげもなく披露された。
話者は東北大学大学院教授の尾崎彰宏先生。


まず、フェルメールの”師匠”が、実におどろおどろしい絵画作品(*)を遺していたことが空かされる。
正直、度肝を抜かれた。
(*)人種の問題も含んだ、いわゆる「嬲る(なぶる=男・女・男の文字そのものの絵だった)」図。

となれば、弟子にその一端でもエロティシズムが受け継がれているのは当然ともいえる。

これまでフェルメールの絵に、漕がれる男性の存在をに匂わすアトリビュートの存在などは知っていたけれど、
それよりももっと具体的なエロティシズムをうかがわせる小道具が用意されていたとは、目から鱗だった。


例えば「手紙を読む青衣の女」。

Vermeer.jpg


背後に掛かっている地図を支えるポールが、女性の手元の先に伸び、
その形は、さりげなく男性の象徴となっている。

Vermeer2.jpg


しかもこの隠喩的小道具は他の絵でも使用されていた。

その他具体的な絵画をもとに鋭い分析が続き、
フェルメールの絵のひそやかで思わせぶりな画風の秘密が次々明かされたのだった。
2015.04.15 Wed | Art| 0 track backs,
美術好きにお勧め、今季のイタリア語ラジオ講座
今季のラジオイタリア語講座(木・金曜日限定)のお題は、『描かれた24人の美女』。

毎回1枚ずつ絵画を選び、描かれた24人の美女にスポットライトを当てつつ
関連語彙を増やしていく。

NHK語学講座サイトに無料登録すれば、ネットで前週分の放送をまとめて視聴できる。
先週ほんの気まぐれでストリーミングを聞き、運よく第1週目の回から聞くことができた。


第1回目は、ロレンツォ・ロットの「受胎告知」だった。

1. Lorenzo Lotto / L’ Annunciazione
Radio2.jpg


スキットの中では、この絵が
La composizione obliqua (斜めの構図)であり、
Lo stile Manieristico (マニエリズム様式)である点を指摘。

作中、L’arcangelo(大天使)が突如現れ、猫が驚いている点については、こんな補足も:
通常天使は凡人・生物の目には見えないはずだが、
悪魔的存在ととらえられた猫の目には、天使の姿が見えたのである、と。


解説のコーナーでは、宗教画の題材の語彙が紹介。
英語・フランス語と同じなので、これはわかりやすい。

L’Annunciazione 受胎告知
L’adorazione dei magi 東方三博士
La tentazioni di Gesù 荒野の誘惑
La Strage degli Innocenti 嬰児虐殺
La Fuga in Egitto エジプト逃避
Le Nozze di Cana カナの婚礼
La Passione 受難伝
L’ultima cena (言わずと知れた)最後の晩餐
などなど。

その他、私思うに、新約聖書の題材として覚えておくといい語彙としては、
Il Battesimo di Gesù キリストの洗礼
なども挙げられるだろう。


2回目は、ラファエロの「フォルナリーナ」。

2. Raffaello Sant "Fornarina"  Galleria Barberini
Radio.jpg


ラファエロのモテモテぶりなども披露された。


本イタリア語講座無料ストリーミング視聴は、毎週月曜日に前週分の内容が
上書きされてしまうため、毎週聞かないと24美女制覇できない。

なお、昨日からは第2周目のスキットとなり、
デルサルトとモディリアーニの美女に会える。

NHKイタリア語サイト:
https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/italian/

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2015.04.14 Tue | Language| 0 track backs,
上野でランチなら、絶対ココ
上野で美術鑑賞の合間のランチ、いつも困っていたのだが、
クイックで、ボリュームあって安くて美味しい、この条件を満たす店を見つけた。

美術館側でなく、JRの線路を挟んで逆側の入谷口を出て数分。

お値段600円というコスパ抜群のランチはこれ:

写真 2 (44)


海鮮の具がたっぷりのびっくり丼だ。

写真 3 (25)


この日は、西洋美術館で講演会が満席であぶれてしまい、
がっくりだったものの、常設展を見て、更にこの店と出会うことができ、
なんとか帳尻を合わせることができた。

土曜日の13時に行った時は混雑のピークは過ぎていた感じだったものの、
ひっきりなしにお客さんが来ていた。

写真 1 (45)



入口は一瞬洋風?
でも入ってすぐに靴を脱ぎ、お風呂屋さん的ロッカーに入れるところから
いきなり和の世界へ。

寄せ家

日曜日はやっていないので、
日曜専用のランチの店探しが、今後の課題。
2015.04.12 Sun | Gourmet| 0 track backs,
ディルク・バウツ(派) 『悲しみの聖母』と『荊冠のキリスト』 <極上の涙表現>
 涙で目が充血しているキリスト

北方ルネサンスの画家は、涙の表現に細心の注意を払っていた、
改めてそう実感する絵に出会った。
(というか、この絵はしょっちゅう見ていたので、気が付いた、と言うべきか。)

話は少し以前にさかのぼる。

去年ボッティチェリ関連の講演会で
小佐野重利先生が、フランドル絵画の涙表現の秀逸性を指摘されていた。
それがイタリアルネッサンスの人間表現に直結したというのだ。


そんなことが念頭にありつつ、昨日訪れた国立西洋美術館。
実は意図した講演会が満員で入れず、
急きょ手持ちの年間パス(近代美術館発行の)で西洋美術館の常設展に行ってきたのだった。

いくつかの絵に集中してじっくり見るつもりで立ち止まったのが、
長年本美術館では好位置に置かれ、お馴染みのバウツ(派)の板絵。(油彩)

よく見ると、『荊冠のキリスト』に描かれた涙するキリストの目がかなり充血して、真っ赤だ。

写真 (82)


隣の聖母( 『悲しみの聖母』)も同様に目が真っ赤。

悲しみの表現=従来描かれてきた涙、というどちらかというとExternalな視線から、
人間の内側の血管機能とも直結する充血というややInternalなものにまでたどり着いたその過程が、
人間表現の進化の過程のようで興味深い。

写真 1 (44)


しょっちゅう見ていた絵であり、そういえばこのキリストの目は赤かったとほんのり記憶はあるのだが、
視点を狭めることで、一層くっきりと実感できることがあるものだ。
小佐野先生、ありがとうございます!


ちなみに、この日私が入れなかった講演会の顛末はこちら:

行こうとしていたのは、国立西洋美術館で開催中の「グエルチーノ展」に関連して宮下規久朗先生の講演会。
バロック、ことカラヴァッジョといえば宮下先生、
高名な先生だから、競争は高いとは思っていた。


講演は14時からで整理券配布は12時から。
通常配布の時は早目に行くのだが、前回配布のとき、早く行き過ぎたイメージがあったため
夕食の準備をしておくなど、わざわざ時間ギリギリ、というか12:08頃に行った。
到着して、カウンターに行こうとするのだが、既に人の列ははけていた。
なにやら嫌な予感。

講演会のチケット整理券はもう終わったのでしょうか・・・と聞くと、男性係員が、そんなのとっくになくなってます、
とつれない。
わざわざこのために1時間近くかけて来ただけに(展覧会は既に見たので講演会のみの予定)
もうがっくり。
係の人の声には、”こんな時間に来てももう遅いのだ”的なニュアンスがあったが、
こちらはそんな状況を把握しているわけではないので、そう言われても・・
打ちひしがれた心に、そうした上から目線的な声が追い打ちをかけた。

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2015.04.12 Sun | Art| 0 track backs,
人は桜に何を求めるのか?
TV番組に煽られて、有名な”景勝地”見物にどっと人が押し寄せる、
そんな現象に時折遭遇するけれど、創出された極上にはしばしば疑問符がつくものだ。

例えば超ブーム化している目黒川。
宣伝されていない側の目黒川(目黒駅サイド)の方がはるかに風光明媚、という裏がある。

そもそも”マイナー目黒川”には遊歩道がある。
車を気にせず通り抜けでき、道の両側から桜が迫っている。


P1690090.jpg


ボートが見られるのも、このマイナー箇所のみなのだ。
中目黒に行きつく前に、折り返しとなる。

P1690361.jpg


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片や中目黒を中心とする、TVで有名になった目黒川。
空いている時間帯でもこの通り。

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遊歩道にはなっておらず、どことなく煤けている。
(期間中時間によっては車の通行を規制しているようだが。)


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花見に、「しづ心なく花の散るらむ」などという風情を求めてはいない人がどうやら多いようだ。

人気スポットに行ったよ!、その事実がハッピーと思われる。

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2015.04.10 Fri | 国内探索| 0 track backs,
遠くて近い井上有一 展/ 菊池寛実記念智美術館 <感想>
菊池寛実記念智美術館で、書家・井上有一氏の展覧会が開催されている。

今回は陶器ではなく、1文字・単語・熟語・文章を表した書が展示されており、
こちらで平面の作品展示が行われるのは、
細川護煕氏の焼き物と絵の展示に続き2度目なのだとか。


観覧しながら、ふと不思議な思いにとらわれた。
力強さと、ある種のはかなさといった、正反対の印象がまとめて胸にぐっと来たからだ。

筆の運びは個性的で荒々しく、書全体がエネルギーに満ちている。
病を患った後は、比較的体力を使わず書けるからと、「上」の字をせっせと書いたというが、
そんな時ですら、人を寄せ付けない、凛とした孤高感を漂わせている。

一方で ー
書という表現方法は、後世への伝達という意味では陶器や絵画に比べて分が悪い点にも気づかされた。

井上氏の場合、海外での発表機会なく 国内でも団体に属さなかったので
展覧会の機会を推し進める動力となる個人の方などの存在がなければ、
なかなか人目に触れる機会が創出できない。
今回こうした機会が得られたのは、そうしたバックアップがあったからこそ。

陶器や絵画の方が、売買や展示の機会を見出しやすい。
そもそも薄い紙という媒体自体が極めて繊細な存在だ。


そうした逆境に上がらうように、会場内いっぱいに、渾身の文字が並んでいる。

「必死三昧」とか「貧」とか、文字の選択が、昭和という時代を映し出す。

氏は学校の先生だったので、兵役をまぬがれたものの、
市街で仮死状態で生き残ったという。

そんなギリギリの戦争体験が体の奥に浸みこんでいて、
そうした皮膚感覚を文字にぶつけているかのよう。

戦争を知らず、豊かな現代に生まれた人には
このような「必死三昧」とか「死」・「貧」をリアリティをもって書くことはもう難しいのではないだろうか。


また、墨は日本の風土に合っているようで、
海外での展覧会では剥離したため、ボンドを混ぜて粘り気を出した、そんなエピソードもうかがった。


アトリエの様子を映し出すビデオも上映され、ご本人のお顔がアップになる。
文字から想像される一徹さが漂っていた。

文章を書く時は、それを読みながら、言葉を自分の中で一旦昇華しつつ筆を動かしていた。

宮沢賢治に心酔していた井上氏は、宮沢が傾倒した法華経をも書にしたためていた。


一時期抽象絵画にも取り組んだというが、結局文字に回帰。
絵よりも精神性を表現するには文字の方が適していたからなのでは?などと勝手に想像した。
「書は言葉が一番大事」、という氏の言葉を聞くにつけ。


個人的には「舟」の字が好き。
傾いた感じが舟のようで、
更にキリっとした緊張感が心地いい。


下に敷いた新聞紙にまで文字がはみ出るほど威勢よく書いたようだが、
デフォルメしつつも、ケイオスではなく、
画面いっぱいいっぱいでも、その余白はバランス感があって、
こんな点でもまた、相対する要素を同時に感じたのだった。


(*写真は、ブロガー向け内覧会の機会に許可を得て撮影したものです。)

写真 1 (41)

写真 2 (40)

******

http://www.musee-tomo.or.jp/

「遠くて近い井上有一 展」
場所: 菊池寛実記念智美術館
会期 :2015年4月4日(土)~ 7月26日(日)
休館日: 毎週月曜日(ただし5/4、7/20は開館)、5/7(木)、7/21(火)
開館時間: 11:00~18:00  ※入館は17:30までになります
観覧料: 一般1,000円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者1名は無料となります。
2015.04.09 Thu | Art| 0 track backs,
ユトリロとヴァラドン 母と子の物語 -スュザンヌ・ヴァラドン 生誕150年- / 損保ジャパン日本興亜美術館
母と子の夢の競演が実現した。

4月18日(土)から、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で
ユトリロと、母スュザンヌ・ヴァラドンの展覧会が開催される。
1865年生まれの後者の生誕150年のようだ。

苗字が異なるので、この両者が親子というのは、さほど知られていないのでは。
或いはヴァラドンを画家と言うより、画家たちのミューズとして認識している人の方が多いかもしれない。

ロートレックやルノワールなどの絵からうかがわれるヴァラドンは、
ちょっとアンニュイな色香を漂わせている。


印象派の時代、絵のモデルから画家になった母。
当時流行っていた点描画ではなく、生き生きとした大胆な輪郭線を用いた独特の作品を創出した点が興味深い。

片やユトリロは、そんな母から画風の影響は受けず、独学でエコールドパリを代表する画家となった。

ふたりの画風から、なんらか共通のDNAは感じられるのか、じっくり比べてみたい。

ユトリロの乾いたパリの風景との再会も楽しみだ。


Varadon.jpg

****

会 期: 2015年4月18日(土)~6月28日(日)
休館日: 月曜日(ただし5月4日は開館)
会 場: 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
開館時間: 午前10時-午後6時、 金曜日は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)

観覧料: 
一  般:1200円(1000円)
大・高校生:800円(650円)     ※学生証をご提示ください
シルバー<65歳以上>:1000円 ※年齢のわかる物をご提示ください
中学生以下:無料    ※生徒手帳をご提示ください
障害者無料
※障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者手帳)のご提示によりご本人とその介護者(1名まで)は無料。
 ただし、被爆者健康手帳をお持ちの方は、ご本人のみ無料。
※( )内は20名以上の団体料金

公式サイト: http://www.sjnk-museum.org/
2015.04.08 Wed | Art| 0 track backs,
東京国立近代美術館/ 大阪万博1970 デザインプロジェクト <感想>と<お勧めの理由>
現在、東京国立近代美術館で開催中の「大阪万博1970 デザインプロジェクト」展が興味深かった。

単なる陳列ではなく、
デザイナーは、当時万博をどう見たのか、そんな視点で追っていく。

そのための手法として、近代美術館が選んだ手法は、
<表に出なかったものを見ること>。
コンペで選ばれなかったデザインを掘り起こしてきた。

完成形だけで、万博の裏にある時代のうねりは把握できない。
実現しなかった万博の構想をも見据えることで、時代感が再現できる、という発想だ。

ただし没となった資料というのはアーカイブとして整理されておらず、
発掘には苦労された模様。


一旦コンペで審査員が選んだものが、どんでん返しさせられたケースもある。
そのデザインのどこがマイナスと取られたのか、などその理由を知ると、
鮮やかに当時の空気が浮かんでくる。

具体的にはー
選ばれた後に、経団連会長を12年務めた石坂泰三氏により却下された図柄は、
2つの●(東西冷戦中の2つの世界を表現)をつないで、その上にさらに●(日の丸を想起)をひとつ置くことで、
冷戦を日本が取り持ち、平和を主眼にすえる内容だった。

しかし日本が両国の上にくる点が問題視された。

コンペはやり直し。
最終的に桜のようにあしらわれた5大陸を表したデザインが選出された。


審査員長を務めた勝見勝氏は、選んだものが没となり面目丸つぶれだったが、
後に残したコメントは潔い。

紆余曲折あったが、これまでないがしろにされることが多かったデザインが
これだけ論議を巻き起こしたことは、その評価の高まりを意味することに他ならない、
とポジティブに受け止めたのだった。


万博、その予算は2000億円。東京五輪の100億円をはるかにしのぐ。
財政面だけではない。来場者数は、6000万人。
五輪観戦者数は、200万人だった。

五輪との比較においては、期間の違いはあるけれど、そこはかとない規模であったことに驚く。
面積は北の丸公園の16倍。そこに 100のパビリオンがつめこまれたという。


表面的に見るだけでなく、時代を感じつつ鑑賞すると、とても奥深い展示だった。

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http://www.momat.go.jp/Honkan/expo70/

会場: 東京国立近代美術館ギャラリー4 (2F)
会期: 2015年3月20日(金)~5月17日(日)
開館時間: 10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
※入館は閉館30分前まで
休館日: 月曜日(3月23日、30日、4月6日、5月4日は開館)
入館料: 常設展のチケットで入館OK
一般 430円 (220円)
大学生 130円 (70円)

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2015.04.07 Tue | Art| 0 track backs,
大衆性と質 ツイッター時代の危惧
10年前、私は気づいてしまった。
Web上でリアクションが殺到する記事が必ずしも良質とは言えない、と。

これまでロードレース関連の私のサイトで一番反響が大きかったのは、恐らく、
ウルリッヒ(選手)が太ったという記事(証拠写真を参照の上)と、
チームスポンサーになったゲロルシュタイナーのミネラルウオーターが国内で見つかるかどうか
といった内容だったのだ。

当時私はブログは使用していなかったし
ツイッターはない時代だったので、
記事にコメントがある人は、私宛にメールが送信できるようにしていた。

そのうえで、上記2つの件については、怒涛のコメントがきたのを覚えている。

入魂の記事でなく、何気なくインスピレーションで面白いからと入れたものが
多くの反応をもらう、というのは複雑だ。

その時つくづく感じた。

大衆的な話題は、じっくり調べ掘り下げた記事を、反応件数において凌駕すると。
平たい話、俗っぽい話の方がうわべの人気は高い、ということ。
反応の多さと質は、マッチしない(時に反比例すらする)。
だから、反応が大きいからといい気になってはいけないのだ。


その後=いまやブログ、今、ツイッターの時代に入り、以前のようにHP宛にメールを出す手間もなく、
コメントやリアクションは超手軽になった。

なので、もしあの時代にツイッターがあれば、ウルリッヒやゲロルシュタイナーネタへのリツイートは
1000を超えているぐらいの感覚かもしれない。


手軽さゆえに反響の数が飛躍的に高まるこの現象。
少々危機感を感じる。

人々の思考が画一化してしまうのではないかと。
そして反響の多いものが優れたものであるという誤解のもと、
物事がどんどんSimplifyされ、自由な発想が阻害されやしないかと。

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2015.04.06 Mon | Sports| 0 track backs,
なだ万のお弁当
花見の季節ということで、食品売り場にはなかなか春っぽいお弁当が並んでいる。

中でもこのなだ万のお弁当は鴨も入っていて、ぎっしりいろいろ楽しい内容だ。
先日帰りがけにデパートに寄ったら閉店時間間近ということで、半額セールという太っ腹。

夕食はお弁当にしてしまえ、と2個購入。

1つは2段重ねのもの(右)

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味も上品で、おかずはぎゅうぎゅうに詰まっている。
しかもひとつひとつが繊細で凝っている。

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半額だと、それぞれ500円と800円少々。
こんなお値段でいいのでしょうか?と申し訳なくなるほど、美味しくいただいた。
2015.04.06 Mon | Gourmet| 0 track backs,
永田和宏さんと河野裕子さん
日経新聞で、細胞生物学者で歌人という永田和宏さんのエッセー「プロムナード」の連載が始まったのは2010年のこと。

まず目を引いたのは、その肩書き。
数学者で作家の藤原正彦さんが文壇デビューした時と同じ、羨望の混じった驚きを覚えた。

理数系と文系という、世の中を二分すると私が思い込んでいる、その異質の世界を行き来する人がいる。

しかも双方で一流、というのがミソである。

どういう脳の構造なのか、不可解に思いつつ、
エッセーからその謎を解いてみたいものだ、と思ったりもした。

その連載の最終回、妻で歌人の河野裕子さんが深刻な病に冒されていたことが綴られていた。
亡くなられたのは、その連載終了後、まもない頃だったと記憶している。


〈歌は遺(のこ)り歌に私は泣くだらういつか来る日のいつかを怖る〉  永田和宏
・・・ その最終回の時に掲載されたものだ。

〈手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が〉 河野裕子
・・・ その後、追悼記事で知った歌。せつない。


そして今年、新たな永田和宏さんのミニエッセー連載が、日経新聞「明日への話題」のコーナーで開始となった。
3ヶ月間のコーナー最終日、再び河野裕子さんの話が登場した。

ドイツで行われた学会のプレゼンテーション。
永田さんがパソコンを操作する(恐らくパワポ)。
1枚目のスライドとして映し出されたものは、、、何故か妻の20才の頃の画像だった。

PCの壁紙に貼っていたものが、なんらかのアクシデントでスライドと入れ替わってしまったようだった。

永田さんいわく、”河野裕子の呪い”。
ウソのような本当のお話。
永田さん担当分の「明日への話題」最終日がエイプリールフールの日だった、というのも、神のいたずらか。

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2015.04.04 Sat | Society| 0 track backs,
踏みしめることのできない桜の絨毯
昨日、静かな朝のひととき。
踏みしめることはできない、水の上に浮かんだ桜の絨毯。

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川面には、まるで雪の原のように、こんもり降り積もった箇所もあり、
桜の枝越しに、花吹雪を垣間見る。

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様々な表情を愉しむ。
絵心はない。でも、この光景を日本画に収められたなら。

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2015.04.03 Fri | 国内探索| 0 track backs,
東銀座 最強のコスパ 「パリのワイン食堂」
素敵なビストロに出会った。名前は 「パリのワイン食堂」。

コスパは抜群で、プリフィクス・ディナーコースが税別2980円(前菜・メイン・デザート)、
しかも、それぞれチョイスが10種類ほどと、選択の余地が広い。

ワインリストはずっしり重く、50種類以上のワインが一律税別3800円
それ以外のワイン・アルコールだけでもメニューは21ページにも及ぶ。


オザミの系列なので、お料理も美味。
オザミ丸の内や本店(銀座)はよく行くのだけど、こちらの存在は知らなかった。

東銀座の3番出口を出たら(歌舞伎座の出口)3分で到着。


予定されていた顔見せ会が延期となり、20名ほどの居酒屋ディナーの予定が一転、
3人の気の置けない仲間とのカジュアルなフレンチビストロディナーとあいなった。
皆それぞれ違うお料理を頼んでシェア。


前菜、私のチョイスは

●「オホーツク産ズワイガニとアボガドのディル風味のガトー仕立て
クーリ・ド・トマトでさっぱり召し上がれ!」
グランドメニューのよう。友人お勧めの一品。さっぱりしたスープが効いている。

写真 4 (6)


友人の
●「オテイザさんのアルデュード生ハムとチーズ山盛りサラダ」
すごい量。
生ハムとチーズがアクセントでおいしい。

写真 2 (38)


●「鹿児島県産 炙り初ガツオのマリネ」
肉厚ぷりぷり。

写真 3 (23)


メイン私の選択は、
●「岩手県宮古産平目のポワレアルザス風パスタ添え白ワインソース」
魚がしっかり食べられて、ソースもバターが過剰ではなくしつこくない。
アルザス風パスタはもっちり。ニョッキみたいなダンプリング系の食感。

写真 2 (36)


●「毛ガニのリゾット 北海道産帆立貝ポワレ添え チャービル風味」
帆立貝がいっぱい。リゾットには魚介のダシがどっさり浸み込んで、気に入った。

写真 1 (37)


●「仔羊のソーセージ」
豚でなく、仔羊とはレア!ガッツリ系。

写真 3 (22)


パンに添えるリエットも付いてくる。

写真 5 (1)


ワインはコルシカのピノノワール。

写真 1 (39)

コーヒーは別建ての注文というのが、いかにもフランスぽい。

これでしめて、ひとり5000円弱。

私が頼んだヒラメもソースが優しく、添えてあるパスタも触感がよくて気に入ったけれど、
毛ガニのリゾットが、海のダシ満載で、次回はこれを注文したい、
などと、店を出た瞬間思わせる、そんな気安く、そして感じのいいお店だった。


https://auxamis.com/wine-shokudo
2015.04.02 Thu | Gourmet| 0 track backs,
駆け抜ける春爛漫
入社した当時は昼休みに、場所取りして、新人らがお弁当を購入し、
仕事で不要になった紙のシート(帰りには必ず持ち帰り)などを敷いて、
北の丸公園で花見などやったのだった。

おととい、当時を思い出しつつ九段下から半蔵門にかけて、移動しつつちょっとした花見。

千鳥ヶ淵は大混雑で、まともに見られないかも、と危惧したが、朝比較的早かったせいか、
イメージしていた大行列もなく、楽勝で見ることができた。

目黒川に人を取られたんじゃないか、と思うほど、
以前の大混雑は緩和された気がする。


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半蔵門駅そば。
国立劇場。早咲きが多いのか、すでに散っているものも。

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で、その目黒川。
いつもにスゴイ人なので、昨日7時台にさらっと数百メートル巡ってみた。
すでに結構な人出。
千鳥ヶ淵を思い浮かべるに、実力以上に込んでいると言える。
宣伝の力の大きさよ。


おととい一気に開花したと思ったのに、あらあら花チラシの風。

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今年の春は短いなぁ。

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2015.04.01 Wed | 国内探索| 0 track backs,
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