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リミニ/2世紀の外科医の家 その3 再現編
先日来参照しているイタリア・リミニにある2世紀の外科医の家の遺跡。

このモザイクがある2間は診療室と入院施設だったことがわかっている。
右側の部屋は

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そばの市立美術館の再現コーナーによると、こんな形で使用されていたと推測されている。

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左側の円形のモザイクの部屋は、診療室であった。
再現するとこんなかんじ。

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下の写真は、再現コーナーでなく、実際現地に残っているモザイクの床。
彩色も含め、完璧に残っている。

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中央部分は人が竪琴を持っているデザインで、
神話に出てくる竪琴をアトリビュートとするオルフェウスのようだ。

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診療室、入院室と区別がはっきりしているのは、残存物のお蔭だ。

前にも述べたとおり、入院患者の壁の落書きのお蔭で、ベッドがあった部屋が特定された。

また、おびただしいメスなどの外科道具が出てきた部屋が、診療室であったとみなされている。

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やはり市立博物館には、焼け残った無数の手術道具が展示されている。

それぞれ、ノミとかはさみなど、名称が書かれている。

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再現コーナーのデスク。

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ミニチュアの再現もされ、邸宅の再現部分。

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たまに海外の考古学博物館に行くと、出土したものを単にずらっと並べて何の解説もないことがある。

しかしリミニの遺跡は、単に掘り起こしただけでなく、当時の様子を綿密に分析し、
博物館において、解説付きで整然と陳列されている。

外科医の家と市立美術館は共通チケットで入場可能。
先に遺跡を見てから美術館に行ったので、理解も深まり、見るとするとこの順番がお勧め。

なかなか良質な展示だと思う。



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2014.06.18 Wed | Travel-Italy| 0 track backs,
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