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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
東京国立博物館 リニューアルした本館17室のこんな工夫
近代美術の展示室17室がリニューアルオープンした。

絵画以外に工芸品も加えられているのが特色で、工芸品ケースのガラスがなにしろスゴイ。
あれ、ガラスがはめられて内の?と一瞬思ったほど、反射がほとんどない。
特殊な加工がされているらしい。

さらに工芸品を置く台に工夫がされている。

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脚付きテーブルになっていて、先が見通せるのだ。

部屋全体を見渡し、作品がそれぞれ呼応・関連している様を見せたい、という思いからなのだとか。
これにより、維新後の造形が一望できる。

逆側から見てもこの通り。
従来のトーハクのイメージ一新。

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作品保護のため部屋は若干暗くしているものの、壁が茶から白となり、明るいイメージに。

今回の出展作品は、同館が誇る選りすぐりの逸品揃い。

光太郎の父、高村光雲の「老猿」はとりわけ、存在感が光る。
シカゴ万博でも、その写実ぶりが人々を驚かせたそう。

毛並や動きのリアルさもさることながら、目つき・表情が生き物のよう。

ライトの調整が絶妙のせいで、しっかり瞳までも鑑賞できるおかげといえる。


http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C232

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息子・光太郎の作品も同じ部屋にあったが、父とは全くことなる作風。
ロダンの影響で自らの心情をブロンズにぶつけた。

下の写真は平櫛田中作「木によりて」。

以前と美術館で見た同氏の作品もおおらかでよかったけれど、
こちらの青年像のさわやかさが心地いい。

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昨今多い海外の鑑賞者から人気があったのはこちら。

初代宮川香山(真葛焼)作「染付菖蒲図大瓶」。
明治時代とは思えないハイカラさで、白と青だけなのに、華やか。

広がる口に向かい華麗な花が広がる構図も絶妙。

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そして、先日書いた、怨念の「焔」。

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さて、入り口のフリースペースもこじゃれている。
降り注ぐ光に溶け入りそうな透明の椅子。

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売店付き。

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館内のところどころに、お洒落なライトスタンド。

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本館1Fからドアをあけてそのまま庭のテラスに出られるようになった。
しかし、今現在は、テラスから庭には降りられないようになっている。
いずれ、庭へも通行可能になるかもしれない。

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2014.04.22 Tue | Art| 0 track backs,
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