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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
「サイゴンから来た妻と娘」 近藤紘一
沢木耕太郎さんの「夕陽が眼にしみる」読後、
無性に読みたくなった一冊がこれ。
「サイゴンから来た妻と娘」 

ベトナムからきた妻との生活を通して見える価値観・文化の多様性が新鮮で、
全編通して浮き上がる作者のおおらかさに惹かれた。

一方で、最初の妻を”逆カルチャーショック”のようなかたちで亡くした筆者の
贖罪のような部分も垣間見られる。

デラシネ=根なし草になってしまう恐れのある義娘に対する配慮を書き連ねる部分などだ。

全体的な陽のトーンとは裏腹に、時折表出する戦争の影や彼自身の上述の罪悪感が、どこか物悲しくもある。


サイゴンから来た妻と娘 (小学館文庫)サイゴンから来た妻と娘 (小学館文庫)
(2013/08/02)
近藤 紘一

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2014.04.09 Wed | Books| 0 track backs,
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