日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
京都駅がすてき
友人に教えてもらった京都駅の大階段。
フラリと行ってみたら桜のイルミネーション。

寒かったけど、しばし見入ってしまった。

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それにしても、京都近鉄駅の窓口やツーリストオフィスが19時までって早すぎー。

まあ、それには間に合い、用事は済ませたけど。

自転車ロードレース繋がりの友人にお世話になった。

趣味の輪、素晴らしい。
お礼、お礼。
2014.03.31 Mon | 国内探索| 0 track backs,
京都から
雨がちの京都。

それでも雲間から時折顔をのぞかせる太陽の恩恵を受けつつ
花見を堪能することができた。

友人に感謝しつつ。

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2014.03.30 Sun | 国内探索| 0 track backs,
江戸東京博物館 『大江戸と洛中~アジアのなかの都市景観~』 2014年3/18~5/11日 @東京都江戸東京博物館
■ 徳川秀忠の自筆画や本物の御朱印状が見られる展覧会

徳川秀忠の自筆画や本物の御朱印状が見られる展覧会が開催されている。

場所は江戸東京博物館。

他にもお宝がザクザク。
ツボだったのは、洛中屏風。
よーく見てみれば、川で気持ちよさそうに泳ぐふんどし姿の若衆の姿があったり。
なんとも生き生きしていて微笑ましい。

地図マニア必見の『大江戸と洛中~アジアのなかの都市景観~』。

先日本展のブロガー内覧会で許可を得て写真撮影してきた秀忠の自筆画や、
御朱印状、洛中屏風の様子など、少々長くなるので以下折りたたみます。


展覧会公式サイト:
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2013/03/index.html

展覧会名:
『大江戸と洛中~アジアのなかの都市景観~』
会期:
平成26年3月18日(火)~5月11日(日)
会場:
江戸東京博物館 1階展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
開館時間:
午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)
*入館は閉館の30分前まで。
休館日
5月7日および毎週月曜日(ただし、4月28日・5月5日は開館)

構成:
プロローグ
1章 世界の都市
2章 洛中への系譜~都市の中心と周辺~
3章 将軍の都市~霊廟と東照宮~
エピローグ ~都市図屏風~

(以下折りたたんで表示)
2014.03.29 Sat | Art| 1 track backs,
桜を求めてひと巡り
スタートは皇居東御苑。

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カンザクラが終わり、すぐそばのアマギヨシノが真っ盛り。

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花見には絶好の日本晴れ

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レンギョウとハナモモのコラボ

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ニワウメと天城ザクラのコラボ

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ユキヤナギとボケ

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アマギヨシノは白くてボリューミー

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ピンクのグラデーション

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東御苑を出て、竹橋~千鳥ヶ淵方面へ

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数本あるうちの枝垂れのうち、1本が満開。
ただ、例年より高さがないような・・

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自転車のイタ車を彷彿

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お堀の桜は、満開一歩手前

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緑の川面に桜が映える。

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さて、本日のメインのひとつ、国立劇場へと抜ける。

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蕾は濃いピンク、開くと薄い色へと変化する神代曙。

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ここの桜は珍しいものを中心にそろえられ、手入れもよいのでいつも楽しみ。

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駿河桜、駿河小町、小松乙女、神代曙、仙台屋、など
聞きなれない品種が並ぶ。

ボリュームあるものが多いのが特色。

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野点傘の下で、一休み。

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さくらまつり期間中(3/28-4/6)、ほうじ茶の無料サービスがあるのが嬉しい。

上野、目黒川、千鳥ヶ淵など、人ごみをかき分け進み、
うかれた気分を共有できるのはそれなりに悪くはないけれど、
こうやって赤い毛氈の上に腰かけて、のんびりと上品に咲き誇る花をめでる。
そんなゆったりとした時が好き。

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2014.03.29 Sat | 国内探索| 0 track backs,
2014年3月: 毎日フォロー・ 目黒川 桜開花状況 その6
3月29日朝、十分お花見可能な五分咲き程度。宿山橋より桜橋の方が咲いてる。

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テレ朝などTVクルーが集い始めたのは柳橋たもと
橋の緑色が目印で、ドンキホーテのビル裏よりも中目黒駅側に位置する。

彼らが目をつけるだけあって、この箇所は、塊で咲いている桜が散見。
桜の接近写真を撮影する人が多い場所。

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柳橋全景。

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満開までもうひといき。

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さて、目黒川沿いの信頼できるお店といえば、
福砂屋。
別にここで買わなくっても、という向きもあろうけれど、この店、上の階でいつも
卵を撹拌している音が聞こえる。
つまり、この場で手作りしているらしいので、出来立てという気分は味わえるし、
店の人も親切で、私はお気に入り。

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次の老舗と言えばやはりチーズケーキのヨハン。
丁寧につくられた味で、まぎれもなく地元を代表するケーキ屋さん。

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ヨハンの営業時間。
ただし、この時期は15時ぐらいに売り切れ覚悟。

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さて、これから昼に向かいイモ洗い状態が予想される目黒川。
既に駅周辺は大音響で交通整理中。

午後にかけてさらにいっそう開いたようだった。
2014.03.29 Sat | 国内探索| 0 track backs,
2014年3月: 毎日フォロー・ 目黒川 桜開花状況 その5
3月27日、蕾が膨らんで、秒読み段階になったら、結構一気にくるね。
今日などはひんやりしていたというのに。

緑橋、天神橋、柳橋など、橋の袂の日当りのいい場所は、いつの間にやら既に花びらが枝を彩っていて、
びっくり。

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ただしー
まだしっかりと蕾の状態の枝も多く、

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そんな中、よく見るとちょろっと開花している、
という木が全般的には多い模様。

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印象的には0.5~1分咲きといったところか。


天候のせいもあり、夜桜見物客はほとんど見ない。

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上を見上げると、蕾だけの枝も、ピンク色がかって、
既に見頃のような錯覚も。

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ほんのおととい、蕾から花びらに変身したものは、ひとつ、ふたつ見ただけだったのに、
あっという間に花開いた。

咲くまでにずいぶんエネルギーをためていたのだろう。
ギリギリまで力をためて、そして一気に開花する、
爆発するかのような力強さを感じる。
2014.03.27 Thu | 国内探索| 0 track backs,
2014年3月: 毎日フォロー・ 目黒川 桜開花状況 その4
今週前半から続けている目黒川の桜の開花情報。
本日3月26日の状態。

先日触れた日当りのいい場所で遂に桜が開花。
朝から咲いていたのかどうかは不明ながら、前日夜はまだ蕾だったものが華やかに開いていた。

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それ以外の場所は、ここまで多くの花をつけているふうではなかったものの、
幾つか開いているものを発見。

3月28日頃には一層花を身にまとった木が増えているに違いない。
2014.03.27 Thu | 国内探索| 0 track backs,
2014年3月: 毎日フォロー・ 目黒川 桜開花情報 その3
恒例の定点観察となった目黒川の桜。本日3月25日の状況。
こちらは、昨日よりも色づきが増えたけれど、
咲いてはいなかった。

しかし明らかに秒読み段階だ。

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いつも、気づくと既に4分咲きだった、といった具合に、
開花し始めの時期に立ち会ったことがない。

今年こそ、昨日の蕾が今日開きました!
といった状況に立ち会ってみたい。

◆◆◆◆◆◆◆


その他、別の地点で本日目にした桜。

どうやら、陽気に誘われて、開花ついに始まったようだ。

大きな枝に、1つとか2つとか。

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その後、結構花をつけてる木を見つけ、

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1本だけ、3分咲きほどのものまで出現した。

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本当にこれ、ソメイヨシノ?疑問にお思い、そばにいたカメラマンに聞いたところ、
まぎれもなくソメイヨシノだそう。

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こちら↓は明らかに別の品種。
カンザクラは終わりかけ、その次あたりに咲く品種のようだ。

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2014.03.25 Tue | 国内探索| 0 track backs,
「夕陽が眼にしみる」 沢木耕太郎
旅にまつわるエッセーと書評が合体した沢木耕太郎「夕陽が眼にしみる」を読了。

氏の読書量に驚くとともに、研ぎ澄まされた感性に改めて感服。

三島由紀夫の「剣」について高校一年生の時に沢木氏が書いた感想文など、
早熟で舌を巻くような内容だった。

書評の部分については、実際に対象の本を読んでいなくとも、
文章の裏側を掻きだすような洞察力が興味深い。
但し、やはり原書を読んでいなければ、その迫力は半分も届かないのだろうとも思う。
もっと本を読まなくては・・・とへこませる力を持つ書だ。

この中で知ったのだが、松本健一氏の「昭和に死す」という作品に
小澤征爾氏の父小澤開作氏の人物像が描かれているという。

日経新聞「私の履歴書」の1月を飾った征爾氏のストーリーを追った今、
その父の姿にも関心がある。

その他にも興味をそそられる書評が多数出てきて、読書欲を掻きたてる書であるともいえる。

但し、書へ誘う沢木氏の役割はここまで。
はてさて、その意欲を持続させることができるのかどうか。試されるのは自分。


夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉 (文春文庫)夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉 (文春文庫)
(2000/01)
沢木 耕太郎

商品詳細を見る
2014.03.25 Tue | Books| 0 track backs,
2014年3月: 毎日フォロー・ 目黒川 桜開花情報 その2
3月23日から毎日フォローしている目黒川の桜開花状況。

こちらは24日夜の目黒川。
昨日と同じ、日当りのいい場所の枝。

つぼみの具合は昨日とほとんど変わらず。

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2014.03.24 Mon | 国内探索| 0 track backs,
2014年3月: 毎日フォロー・ 目黒川 桜開花情報
目黒川の桜の開花状況を、3月23日から毎日追っていくことに。

まずは、気の早い花見客がちらほら見られた本日3月23日の目黒川周辺。

さらっと歩いて見てみたところ、開花しているものは皆無。
ただ、日当りのいい場所の桜は、ほらこんなに膨らんで、色づいて。
開花秒読みといった感じ。

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日当りがよくて、開花が早そうなのは、目黒川の中でも駅そば、
Cafe's kitchenのところにある別府橋あたり。

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別府橋の中でも、Cafe's kitchenを背にして橋の左側が、色づきがいいようだ。

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とはいえ、その他多くの場所では、
ピンク色にほんのり染まってはいるものの、開花するにはもう一息といったところ。

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ここ最近、TV番組の宣伝などにより、花見客の人出がどっと増えまくった目黒川。
満開時の人の出足時間も年々早まっている。
午前中には既にぞろぞろと初詣のような牛歩になる。

東急東横線・中目黒駅改札が改修工事により前より広くなったのは朗報だけど、
ピーク時の人をさばくには、これでも全然狭いことだろう。

確かに木の数は多いし、枝ぶりもいいけれど、
なにしろ人は多いし、川べりはすすけている箇所も多々。
座ってお弁当を広げられるわけでもなく。

個人的には同じ東横線の都立大駅からのびる遊歩道の可憐な桜並木の方がゆったりと歩けて好きかも。
いずれにせよ、満開の時期の昼間は、このあたりには近寄らないことにしている。
2014.03.23 Sun | 国内探索| 0 track backs,
世界最古の印刷物 百万塔陀羅尼
先の慶應義塾大学の展示の話・その3。

今回当該展示を通じて知り得た事の中には、以下の事実もあった

-- 奈良時代、称徳天皇の勅願により編み出された陀羅尼が、現存する世界最古の印刷物のひとつである。

この印刷物はいわゆる写経のようなもので、百万塔と呼ばれる小作りの塔に収められ、その名の通り770年までに百万もの小塔がつくられたという。

高さ21.4で、法隆寺その他の十大寺に10万ずつ納められた。
これを安置すれば、減罪と国家鎮護の功徳が得られるとされたそう。

現存するものは、数も少なく、法隆寺の伝来品の由、
今回の展示に置かれていたのは、レプリカだった。


その他、ローマ時代の青銅版の退役証明書が興味深かった。

これは一種のIDカードだそうで、市民権を得た証拠となる。

手のひらには収まらない程度の大きさで、ずっしりした外観。
身分証明という考え方が紀元160年には存在していたことに驚く。

多分ルーブル美術館などに置かれていても、すっと通り過ぎそうなどおってことない銅版だけど、
こんな身近で、遥か古代の証拠が手軽に見られることに感激。

そうそう、当該「本の歴史 -和・漢・洋の貴重書から -」のパンフレットがPDFでネットに出ている:
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/exhibition/j7aliq0000000an0-att/a1394670290816.pdf
2014.03.22 Sat | Books| 0 track backs,
言語に内包された本の歴史
前回エントリーの慶應義塾大学の展示では、
古代から現代に脈々とつながるものを具体的に実感することができた。

展示に付随する解説書によると、ラテン語のLiber(本)は、もともと樹木の内皮を表す言葉だったという。

古代エジプト人は水草パピルスから紙に似たものをつくり、そこに文字を書きつけた。
なので、本や書を意味するものには、元来「木」を表す言葉が使われるケースが多い。


ラテン語Liberからそのまま派生したことが明白なのは、例えばLibrary、或いは公文書のLiber。
フランス語で本はLivre、イタリア語やスペイン語ではLibroだ。

一方で、パピルスという言葉(ギリシャ語でBiblos)から派生した言葉も、現在、本に関連した多くの言葉に内包されている。

Bible聖書、bibliophile愛書家、フランス語のBiblioteque図書館・・。


本が樹木に端を発して形成されていった歴史は、いまも日常言語の中に息づいている。

そう考えると、Paperはもしかして・・・
やはり語源はPapyrus(パピルス)だった。

ギリシャ語でBiblosだったパピルスが、ゲルマンの方ではPapyrusとなり、
そして英語のPaper、ドイツ語のPapierへとつながった。


展示では、実際パピルスに記された起源230-280年頃の書簡も見ることができた。
薄いシート状で、一見心もとない材質ながら、今でも朽ち果てず残っている。

インドの書も展示されていて、こちらは棕櫚科の植物が材料という。


数千年以上前の古代の手法が現存する言語に今なお残る不思議。
文字の発明、書の形成が、人類にとっていかに素晴らしく、飛躍的な事象だったかがしのばれる。
2014.03.21 Fri | Books| 0 track backs,
中目黒 コスパのいい食事処(注意!アゴスティーニは移転で閉店)
花見の季節ともなれば、突如降ってわいたように誕生する付け焼刃的レストランを多々目にする目黒川周辺一帯。

当然食事を提供する店も、かなり玉石混交となるわけで。


そんな中、常日頃圧倒的な支持を得ているビストロといえば・・と先日書いたアゴスティーニ、3月27日をもって移転のため閉店となりました。
残念すぎる。
移転先は、現在のところ未定とのことです。

アゴスティーニ

ランチ営業のみ(ディナーは最近中止に。日曜定休)なんだけど、ボリュームある前菜+パスタ+コーヒーで満足の1000円。
ミニサラダがちょろっと出てくるだけのコースとは大違い。こちらの前菜はしっかりしていて、お客さんに満足して帰ってほしいというシェフの心意気が出ている良心的な店。
コスパがよくて内容充実の店としては、私の周囲では、人気No.1.
ただし目黒川すぐそば、ではないけれど、山の手通りと並行した逆の道沿いなので
めちゃ遠いわけでもない。



その他お勧めの店は ーー (あくまで、友人らの意見を総合するなどして、根強いファンがいて町に定着しているお値段お手軽な店という基準で選出)


駅そばで、地元民がから愛されているそば屋といえば喜道庵

神泉にも分店があって、神泉に比べると、上記中目黒店はTabelogで評価はいまひとつだけど、両者ほぼ同じものを出しているし、少なくともおそばはしっかりしていて、間違いなし。
一押しは、「鶏大根そば」。
リピーター率がかなり多い逸品。
ただし夜は21:15ラストオーダーとなる。


目黒川沿いの店は、軒並み予約などでいっぱいのはずだけど、お勧めは以下:

ティピッキオ
オーナーがアマルフィなどで修業した方なので、まさに南イタリア本場仕込みの料理の数々が美味しい。


マザーエスタは夜はお高めだけど、ランチはリーゾナブルで、オーガニックのいいもの食べているという満足感が得られる。
なんでも渡辺篤郎さんプロデュースなのだとか。
元妻リカコさんのショップもそばにあったけど、その後店じまい。

タレントさんゆかりの店ということでいうと、「なぐら」という店も川沿いにある。
名前の通り名倉潤さんプロデュース。
こちらは行ったことがないけれど。


バッチョーネは、目につきやすい場所にあり、なかなか花見の時期は飛び込みでは入れなさそう。
イタリアンの店で、周囲の店の栄枯盛衰にもめげず、地道に頑張っている。



目黒川沿いを避けるべし、ということでいうと、山の手通り池尻よりのレストラン ムッシュヨースケも人気店。
丁寧なカレーが有名。


さらに代官山も歩いて行けるぞ、ということで、平日ランチなら、美味飲茶酒がお手頃。
Tabelogで、点数が低いのが驚きだけど、少なくとも日仏仲間の間ではいい評判を得ている。
1050円でセットが食べられ、メインのほか、ご飯、ざーさい、デザート、ポットサービスのお茶がついている。


ケーキなら、川沿いの名店ヨハンが一押し。
とはいえ15時ぐらいには売り切れ必至。


やや離れて、フランス人シェフがつくるカカオエット・パリも人気が高い。
かのダバディさんも訪れたことがあると聞く。
繊細なケーキだ。


パンならトラスパレンテ (TRASPARENTE)
あるいは、あちこちにあるけど、オー バカナル 東山


その他、駅そばの三ツ矢堂製麺 中目黒店はいつも混んでいる。(入店経験なし。)

ピザで有名なダイーサはこの時期恒例の60人待ちとかだろうから、時間のある方、或いはネタ作り重視の人向き。
そうでなければ、時期をはずしたほうがよいかと。
2014.03.20 Thu | Art| 0 track backs,
慶応義塾大学 三田キャンパスにて
東大(の考古学展示)明治大学(明治大学博物館)探訪に続き、今回は母校へ。

キッカケは、泉屋博古館で開催中の「ちょっとパリまで、ず~っとパリで」展。

北村四海という彫刻家の作品《蔭》の大理石に刻まれた女性像が神秘的で魅せられたところ、
慶応義塾大学の図書館(古い方)にも彼の作品が(やや埃のまみれて)置かれているという。
知らなかった、というか知らない。
そもそも古い図書館の記憶がない。

どこに?どうやって設置されているんだろう?
百聞は一見に如かず。
速攻で行ってみる。

まずは、図書館前の小さい広場に彫刻を見つけた。
でも、違う。
大理石の魔術師のはずなのにこれはブロンズ像。

朝倉文夫の《平和来》だった。

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旧図書館の1Fは、立ち入り禁止ではないので入ってみる。

ありました。
《手古奈》と名付けられたこの女性像。
http://www.keio.ac.jp/ja/news/2009/kr7a43000001yu20.html


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「手古奈」(或いは手児奈)というのは伝説の女性で、
自分を巡って男たちが争うのに心を痛め、入水したという言い伝えに基づくとの由解説に書かれていた。


さて、せっかく来たのだから、と新図書館に足を延ばす。

1Fで「本の歴史 -和・漢・洋の貴重書から-」展示を開催中。

かなり小ぶりの展示ながら、貴重なものが多々。

ファクシミリによる再生本もあるけれど、
ガードル・ブックなどという初見のものもあった。

13-16世紀の欧州で持ち歩くためにカバー入りの本を持ち歩く風習があり、
表紙の革を伸ばして結び目で帯やベルトにたくし込んで使ったそう。

注意して見ると当時の絵画にも、このガードル・ブックを携えた人物像が描かれたりしている。
それも写真展示で確認可能。

社会的地位を見せびらかす小道具でもあったようだが。


圧巻は、ヘブル語聖書トーラー写本
いかめしい銀メッキの中に巻紙で入れ込まれていて、
丁度それは、以前触れた処刑装置「ニュルンベルクの鉄の処女」の小ぶりのものに、書が入っているような感じ。

シナゴーグでかつて実際に使用されたもののようで、
聖書を敬う心意気が、重厚な”装置”からうかがわれる。

展示スペースは団地の一室程度の狭い空間ながら、
文字をあみだし、それを発展させていった人類の軌跡をたどることができる。


展示期間:3月17日(月)~4月30日(水)
※日曜・祝日は休室
[開室時間 平日:9:00-18:20 土曜:9:00-16:50]
2014.03.20 Thu | Art| 0 track backs,
まだまだ知らない東京 / 2k540 AKI-OKA ARTISANとちゃばら
キッカケはこれだった。
駅があるわけでない場所に、この表示。

駅名は2K540。

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隣駅は「御徒町」、その次は「ちゃばら」。
なにこれ?

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場所はJR山手線の高架下。

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そそられて、高架の奥へと侵入することに。

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中はこれまたびっくり。
おしゃれな空間で、
「巧みの箱」など手作りの店が並ぶのが特色。

伝統工芸職人の技が集うスポットとして2010年にオープンしたのだそう。
全然知らなかった。

ここは帽子専門店。

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高架下のイメージ(有楽町の飲み屋街)、ずいぶん変わった。

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白い柱の間を縫いながら歩くだけでもワクワク。

この通りに足を踏み入れたキッカケは、御徒町から秋葉原まで歩く際、
秋葉原の電気街を通るのはイヤ、というツーレの一言だった。

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ほんのひとつ通りを変えただけで、景色が変わる。
世界が変わる。

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そして秋葉原に近づくと、今度は「ちゃばら」駅(!?)が見えてきた。

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高架下開発の続編らしくこちらは昨年夏のオープン。
名前は「CHABARA AKI-OKA MARCHE(チャバラ アキオカ マルシェ)」
かつてこの地にあった神田青果市場の名残として、食材を扱ったマルシェ。

感じとしては地方物産展のような感じで、
職人の店同様、大量生産というよりローカルでつくられた良質のものであふれていた。


いつの間にできたのだろう。

知らない東京と出会って、満足感。

が、同時に失望感も - 自分のアンテナの低さを思い知らされたみたいで。


JR秋葉原駅電気街口に新スポット誕生
http://www.gotokyo.org/jp/tourists/topics_event/topics/130624/topics.html
2014.03.19 Wed | 国内探索| 0 track backs,
3代目クイーンエリザベス
3代目クイーンエリザベスの入港を見に行った、という友人の話を聞き、
スケジュールを見たところ、17日23時までとどまるという話。

ならば姿を一目でも、と思い、急きょ夜行ってきた、大桟橋。

バックには、みなとみらいの観覧車。

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それにしても巨大。
カメラには収まらない。

90,900総トンの威容。

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見送り用ウッドデッキの先端まで行き、後方から撮ってみるものの、
これで全景精一杯。

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~~~~~~~~~~

大桟橋探検の軌跡:

まず、日本大通り駅から大桟橋に向かうと、見えてきた。
が、ちょっと疑心暗鬼。
本当にこれ?
海に浮かぶ巨大建築物のよう。

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さて、ウッドデッキへ足を踏み出し近づいていく。

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舳へと歩みつつ、中ほどにはQueen Elizabethの文字。

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甲板からこちらを見つめる人影。
見る人、見られる人。

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いくつものレストランが用意されているのが外からもわかる。
テーブルセッティングは済んでおり、
すでに食事を開始している人の姿も。

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側面にはオレンジ色の救命ボートがズラリ。

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飛行機のようなボーディングブリッジやタラップがある。
なるほど、こうやって乗船するのね。

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23時には出航。
それに合わせ、見送りキャンドルの演出。
文字はBon Voyage Yokohama

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キャンドルこんな感じ。

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みなとみらいの観覧車との競演。
そばにいた20代とおぼしき若者がポツリ。
「いいもん見れたな。もう一生見ることはできないね。」

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とてつもない大きさに圧倒され、中で繰り広げられているであろう華麗な夢物語に思いを馳せつつ、
闇夜に浮かぶエレガントな姿に皆が魅せられていた。


クイーンエリザベス号寄港案内パンフレット
2014.03.18 Tue | 国内探索| 0 track backs,
3月中旬の東御苑
甘い残り香を漂わせつつ、梅の出番もそろそろ終わり。

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過ぎ行く早春を惜しむのは人間ばかりではない模様。

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こちらも出番を終え、
遠目には裸木のように見えたフユザクラ。
最後の一片が弱々しく枝にしがみついていた。

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軽い花びらの河津桜は、比較的長い間目を楽しませてくれた。

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来週は散っていることだろう。
たぶん今日で見納め。

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目下の主役はこちらに交代。
ツバキザクラ。
毎年この木はたわわに実り、圧巻の華やかさを誇る。

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地面スレスレに咲き誇り、間近で見てみれば、
ひとつの枝の密集度が半端ない。

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幾何学的に面白いから毎年空に向けてカメラを構えたくなるのは、カンヒザクラ。

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色の鮮やかさもさることながら、
下向きに花びらをつけ、なんともかわいらしい。

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ソメイヨシノより白いこちらはシナミザクラ。
控えめで地味。ひっそりと可憐に咲いている。

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今年は寒くて梅が遅かったから、待ちきれない桜との競演が見られた
3月中旬の東御苑。
2014.03.17 Mon | 国内探索| 0 track backs,
私の好きな場面:「世界ふれあい街歩き」
すれ違うたびに、TVクルーに挨拶をしていく人々、
TVカメラを向けられてワクワクした様子のおじさん、
話しかけられて顔が一気に緩む町の人、、、

そんな人々のふれあいがあるから好き、「世界ふれあい街歩き」。

ニュートラルなカメラで街の様子を撮影したものとは一味違う。

聞けば、5人ほどのクルー・通訳たちが、笑顔をたたえて街を歩き回るから、
行き交う人も、思わず笑顔になるのだとか。

だからこそ引きだせる珠玉の話も多々。


例えばフランスのある町で。

小さい工場のようなところで働く人にカメラを向けたところ、
いつもは黙々と一人で作業をしているに違いない、聴衆を得て嬉々として、
自分が造っている人形の舞台装置の話を始めた。

愛の溢れたお話をその装置と人形を使用しながら再現してみせ、
よぼよぼになったら博物館を開くんだ、と目を輝かせる。

その様子がもう本当に子供みたいで、微笑ましくて。


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確かイタリア・チンクエテッレだったか、
高台に住む女性が、亡くなったご主人をしのぶシーン。

船乗りの旦那さんは、海から帰るとラッパを鳴らしたそう。
その音を聞きつけてベランダから、見つめていたという。

夫を語る時のまろやかな笑顔にジーンときた。

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フランス・ボリーの町で、昔の石造りの家のミニチュアを再現すべく
工具をそろえて、日々せっせとミニチュアを作り続ける元石工のおじさん。

石に魅せられ、趣味の作品群を披露するときの表情が、これまたステキ。


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内にある夢中になっているものを、クルーたちと共有したいという素直な気持ちから出るワクワク感には、
作り物では到底真似できない真摯なものがあって、
心が現れるひとときなんだ。
2014.03.14 Fri | Travel-Others| 0 track backs,
原美術館のメンバーシップ
先週末、原美術館のメンバーシップイベントに参加した。
開館前の1時間、ゆったりとボレマンスの絵画を独り占め。

ギャラリートークもあって、その後、
お菓子とお茶が振舞われ、ボレマンスのドキュメンタリーを鑑賞した。

これだけのことでも贅沢な気分に浸れて、
美術鑑賞には、理想的。
心が研ぎ澄まされて。絵と向き合うには、やっぱり、おしくらまんじゅうじゃない方がいい。
2014.03.13 Thu | Art| 0 track backs,
STAP細胞
長年 学者さんたちと仕事をし、最終成果物として論文のような報告書を受領してきた身としては、
3年前の写真が間違って論文に紛れ込むとか、しかもそうしたマニピュレーションが3つ程の論文に関して散見されるとか
聞くと(その後もっとあれこれ出てきたけれど)、背筋がぞっとする。

私は全く逆の体験(?)をした。

ある研究所に実験を依頼したときのこと。
試験は成功し、結果を得ることができた。

ところがー
数種類の試験条件のうち、温度条件が仕様に沿わず、いわゆるスペックアウトを起こした。

といっても、長い試験時間のうちの数分間、温度が条件を1度上回っただけ。

激怒する客先。
もちろん再試験。

実は、温度条件はおおよその目安であり10度上下しても問題なかった。
しかし仕様書というものが存在する限り、それは認められない。


一方で、この温度変化のデータを研究所がこっそり書き換えても、誰もわからない。
実際送られてくるのはWordファイルをPDF化したファイルなのだから。
書かれた温度が条件内に収まっていれば、みんなハッピーで終わるはずだった。


結果はきちんと得られているのだし、態勢に影響がないからと温度を書き換える、それはいとも簡単。
でも、その学者さんは、それをやらなかった。

当時は、そんなプロフェッショナリズムは当たり前、と思ったけれど、
今回のSTAP細胞話を聞くにつけ、世の中そうでもないらしい。


当時は仕様書内でできなかったため再試験をさせられ、海外の橋渡し役だった私は、
客先からかなりの非難を受けた。

でも、良心的な学者と仕事ができたことに 今となっては感謝している。
2014.03.11 Tue | Society| 0 track backs,
中国雑技団の世界金賞技
湯島天神の梅まつりでは、様々な余興も楽しめる。

プログラムに中国雑技団のパフォーマンスを見つけ、これはまた是非見たい、と先週末出かけた。

中国雑技団といえば、昨年上野公園で見た椅子積み技が半端でなかった。

今回はまず、変面技から。

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扇で顔を隠した瞬間、仮面が次々変わっていく。

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その素早さといったら圧巻で、いつどうやって仮面がすげ変わったのか、
さっぱり見当もつかない。

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最後は素顔で。

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次は、一輪車に乗りながら、足の上にお皿をセットし、それを放り投げて頭の上にお皿を積み重ねていく芸。

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お見事。

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更なる皿載せに挑戦。

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寒さの中ノースリーブで、それだけでも身体がこわばりそうなのに、
なかなかの根性ものだ。

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最後は足の上にコップをのせ、それをポンと宙に放り投げて、
頭のお皿に入れる技。
成功、そして感服。

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トリは、金賞を受賞したバランス技。
ごろごろころがる輪などを積み重ねて、上に載ってバランスを取る。

この後見事この上に立ってバランスを取ったのだが、いかんせん、
舞台の幕が低くて、顔が見えず。
これは雑技団側も誤算だった模様。

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相変わらず、高い技の数々。
梅はまだ早かったけれど、パフォーマンスが花開いた一日だった。
2014.03.09 Sun | 国内探索| 0 track backs,
千葉のアフタヌーンティーは都内の半額
土曜日、大学の友人と集った場所は、成田のラディソンホテル

友人の一人が、近くに新居を完成させ、お宅拝見の前に、
立ち寄った。

腹ごしらえは、1Fラウンジのアフタヌーンティーセット。

写真は2人前で、ポットサービスの紅茶付。
ひとり1200円。
税・サービス料、込みのお値段というから驚き。

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3人のうちひとりはインディアン・アフタヌーンセットというレアな注文。(写真奥)

下段のサンドイッチがタンドリーチキン入りピタパンやサモサになっており、
中段のお菓子は、カルダモンなどスパイス入りのエキゾチックなお菓子など。

色彩的にはノーマルタイプに及ばないけれど、
お惣菜的にはなかなかのもの。


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プールを見渡す窓際の席は心地よく、
週末だというのにあたりは静けさに包まれ・・・

但しデルタ航空のクルーたちの常宿なので、彼らのご帰還時には
にわかに活気づく。

制服姿の人々のてきぱきとした動きは壮観也。


宿泊経験のある友人いわく、宿泊料金もいたって良心的と。

見ればツインひとりあたり朝食込で7000円弱のプランもあるようで、
このリゾート環境でこのお値段とは企業努力がしのばれる。


成田空港と目と鼻の先とはいかないものの、シャトルバスがあり20分程度で到着するようだ。
空港近接のホテルよりも快適そうで、リーゾナブルという印象。
2014.03.09 Sun | Gourmet| 0 track backs,
唯美しく ザ・ビューティフル
数か月前、三菱一号館美術館の「唯美しく ザ・ビューティフル」展のフライヤーを見て、ちょっと感激した。
「おお、Midsummerが来日するのね」と。

ラファエル前派に夢中だった留学中、6ポンド弱で手に入れた手のひらサイズの冊子
(下記=タイトルは「The Pre-Raphaelite Vision」=私のバイブル)に ---

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--- この絵(下)、アルバート・ムーアの「Midsummer(真夏)」の絵が載っていた。

エキゾティックでちょっとけだるくて、オレンジ色が強烈。

ロセッティが描いたファム・ファタル系の作品とはどこか違って、異彩を放っていた。

これもラファエル前派のくくりになるのか、と少々意外に思いつつ、はて実物はどこにあるのかな、
と巻末の情報を見てみれば、Russell-Cotes Art Gallery所蔵の由。

場所は英国ボーンマス。
食指が動く場所ではなかった。


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その後、世紀は1つ進み、そんな出来事もすっかり忘却のかなたとなったこのタイミイングで、
突如、先方の方から顔見せにやってくるなんて!
なんとも素敵なサプライズ。


実物のタッチは、印刷で見て感じたよりも意外に粗め。
衣服の襞が目の前に迫る。
学芸員の加藤さんの言葉通り、「チベットのような衣装」。

椅子の装飾や台座の模様など、見れば見るほど国籍不明。
両脇の女性たちはまるで、画面に扇子でアクセントを与えるための装飾品のよう。
中央の女性に涼を与えるでもなく、心ここにあらず風に、てんでばらばらな視線の向き。
その目の先を追っていけば、我々の視線は右回りに誘われ、、、
行きつく先は、真夏の白昼夢。


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*会場内の写真撮影に際しては、ブロガー内覧会ということで事前許可を受けています。

衣装の襞といえば、同じ作家の「花」にも見られる。(下左)
学芸員さんの説明にもあった通り、幾重にも重なるドレープが、ローマ・ギリシャ彫刻を彷彿させる。

昨年都美で開催された「ルーブル美術館展」で見たギャビーのディアナも衣装の襞が見事だった。
この絵の女性は、右足に重心がかかっていて、古代彫刻のコントラポストを意識しているようでもある。

シャヴァンヌのように、薄いパステル調のフィルターがかかっていて、
サーモンピンクの色調が目に優しい。

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意外だったのは、ホイッスラーのエッチング。
彼の作品というと、幽霊のような、実体があるようなないような女性の姿が浮かぶけれど、
風景画もあったのだ。

「宮殿」と題された一枚には、ヴェネツィアのパラッツォらしき建物。(左)

ヴェネツィアのスケッチは、去年のターナー展にもあった。
画家たちを惹きつけて止まない場所なのらしい。
かくいう私もまた、魅せられている一人な訳だけど。

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描かれているのはどこのパラッツォだろう、と手持ちの写真を探してみたけれど、
これぞ、というものはなかった。
例えばこれなど、近いだろうか。
グランカナルに面した宮殿のひとつ。

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溜息橋のスケッチも、この絵の2つ手前に掛かっていた。

私が実物の橋をかの地で見た時はドゥカーレ宮殿の牢獄につながる渡り廊下等が修復中で、
なんとも風情台無しの姿なのだった。

ホイッスラーはこの写真の左手から橋を描いていた。


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ビアズリーのコーナーには、サロメを題材としたものもあった。

ギュスターヴ・モローのサロメ同様、ヨハネの首は宙に浮かんでいる。
ブラック&ホワイトで描かれているので真紅であるはずの血のしたたりは白抜き。
だからといってソフトな訳でなく、逆に白と黒のシャープなコントラストのせいで、どぎつさが増幅されている。


最後の方の展示室には、エイスチンが建てたアトリエの内装を描いた絵画がある。

室内装飾を担当したのはムーア。
モチーフは孔雀。

その装飾は、建物とともにすでに消失しているようなのだが、その下絵は残され、今回展示されている。

写真上部がその下絵。下の額が、建造物の室内を描いた絵。
孔雀の模様がどのように使われていたかがしのばれる。


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エドワード・バーン=ジョーンズとジョンョン・ヘンリー・ダールのタペストリの上部には、絵のタイトルでもある「Pomona」の文字が書かれていた。
リンゴを抱いていることから、恐らくフランス語のりんごPommeの語源となった言葉なのだろう。

帰宅して調べたところ、Pomona(ポモーマ)とは果物の女神のようだった。

背景がウィリアム・モリス風だ。


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写真下は、ルイス・フォアマン・デイの布地。
リズミカルな繰り返しで水仙が描かれている。
タイトルは「ナルキッソス」。

ナルシストの語源となったこの言葉。
そういえば、ナルキッソスの死後、水仙の花が咲いたという言い伝えなのだっけ。

ラファエル前派、よく考えれば、ナルシストの一面も併せ持つ。
展示にあった仮装系の写真もその一例。

ウィリアム・モリスが小花を多用し、さらにひまわりや白百合が当時アイコンとして使われたと聞くにつけ、
花々とラファエル前派は切っても切れない縁があるようだ。


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2012年のロンドン滞在ではロンドン大の宿舎に泊まったため、
V&A(ヴィクトリア&アルバートミュージアム)は目と鼻の先で、何度か通った。

しかし昔見たロセッティの絵が見つからない。係員に聞いたところ、
”ツアー中”との返事だった。
つまり、外部美術館巡回中。

帰国後1枚はブリヂストン美術館のドビュッシー展で発見。
更に今年、三菱一号館で、たっぷり堪能できた。

本場イギリスで果たせなかった再会を、東京の地で叶えた上、
まだ見ぬ「真夏」の絵とも巡り会えた。

日本の美術館の底力を見せつけられた次第。



展覧会名:ザ・ビューティフル 英国の唯美主義

会場名:三菱一号館美術館

開催期間:1月30日(木)~5月6日(火・振休)
休館日:月曜
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜日~20:00)

公式サイト:http://mimt.jp/beautiful/

再掲:*会場内の写真撮影に際しては、ブロガー内覧会ということで事前許可を受けています。
2014.03.08 Sat | Art| 0 track backs,
侮れないお宝鑑定団
先週末、竹橋の近代美術館で、佐伯祐三を彷彿させるようなタッチの絵に出会った。
題名は、「カフェ・パウリスタ」。
これまで見たことがなく、比較的最近のアクイジションに違いない。

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(近美は、一部の絵画を除き、写真撮影OK)


リズミカルで、レトロとモダンが入り混じった華やかな店内の様子。
パリの1シーンかと思いきや、日本の往時のカフェだという。

更にキャプションを読んでびっくり。

長らく行方知れずになっていた本作品、
TVの鑑定番組で、発掘されたものなのだとか。

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侮れない鑑定番組!

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美術館巡りの前には東御苑で観梅。

週末ごとの悪天候がこの日もご多分に漏れず、といったところだったけど、
雨粒が梅の花にアクセントを与えていた。

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まんざら悪くない、雨の日の庭園巡り。

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人は少ない。
静けさを破るのは雨音だけ。

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そんな中、いきなり傘の隊列に遭遇。

庭園ガイドツアーのようで、悪天候でもこちらは熱気を帯びていた。

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2014.03.05 Wed | Art| 0 track backs,
奈良美智さんの収蔵品公開
先日久々に訪れた国立近代美術館。
奈良美智さんの収蔵品が公開中。

レイアウトも随分変わり、キャプションも、「坂の上の雲」など、
時代のキーワードごとに見せる趣向。

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(一部作品除き写真撮影可)


近代美術館といいつつ、現代分野も脅かしつつある。
鑑賞者的にはWelcomeなこと。


この日はあいにくの天気に加え閉館間近で、人影まばら。
そんな中、外国人率が多く、
この日が無料開館日であったこと、
日本人より彼らの方が熟知していたのでは。
2014.03.04 Tue | Art| 0 track backs,
東京都美術館『世紀の日本画』インプレ
東京都美術館で開催中の『世紀の日本画』(全体情報後述)は、
前期・後期総入れ替えという珍しいスタイル。

前期を2月末に見た後、後期展示にのぞんだ。

「屈原」、「無我」、「コーちゃん」、「径」などリアルで馴染みのある名作もあったけれど、
初見の作品が大多数だった。

現代画家の作品も多々あり、存命の作家の絵のキャプションは
作者自身の言葉によるもの。

ただ、特定の画家の特別展ではなくこれはテーマ展。
出品点数は画家毎1-2枚のため
ひとりのアーティストの言葉の変化や思い入れを時系列・作品毎に辿れるわけでない。

”この絵を描いた背景”といった内容に終始せざるを得ず
画家の軌跡をたどるには至らないのは致し方あるまい。


いつまでも見ていたい、と思ったのは
うつろいゆく季節を描いた岩橋英遠の「道産子追憶之巻」。

冬に始まり冬で終わる。
冬は夜、春は朝、夏は昼、秋は夕の景色がそこにある。
1日の移り変わりを北海道の美しい四季の変化と重ね合わせた風景が、29mもの絵巻で表されている。

冬から春へと移行するとき、裸の木々が少しずつ葉を身にまとい、
やがて雨降りの梅雨時。
空には虹。
トンボが群れを成して画面を覆い尽くす秋。
夕陽の赤さが印象的。
季節は戻り、雪景色の中につくられた鎌倉の団欒で、四季が一巡する。
日本の美しさを再発見しつつ、なごむひととき。

贅沢に壁3面を使った圧巻の体験。
私自身、小学生時代に北海道に住んだこともあり、郷愁の念にかられつつ長いことその場に佇んだ。


片岡球子の「面構(歌川国芳)」は、大画面いっぱいいっぱいに大胆に描かれ、なんとも痛快。
浮世絵師の国芳が、自らの作品に登場する女と対峙する。

にしてもこの既視感は?
そうか、大江戸線の築地駅!

コンコースに、「国貞改め三代目豊国」の壁画があるのだ。

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「浮世絵師勝川春章」とともに。

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ちゃんと解説も。(写真は数年前、珍しさにかられ撮ったもの)

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南北線の東大前駅にラファエロの「アテナイの学堂」壁画(ちょっとなんちゃって気味)があるように、
築地には浮世絵師というわけだ。

なお、今回の展覧会のテーマは”日本美術院100年特別展”なので、浮世絵そのものは範疇にない。
岡倉天心、及びそのコラボレーターたちを起点に、そこから先の日本美術の流れを辿ることになる。


国立近代美術館の年間パスを買うなどして私自身、比較的近代の日本画には親しんできたつもりだったけれど、
今回の展示は「名作」「大正期」「歴史・信仰」、「花鳥、命」、「風景」、「幻想」、「人」
などテーマ別に分けているところが新鮮だった。

特に、「信仰」というテーマが日本画の流れのひとつとして存在していることに気が付いた。

聖書を土台にしているわけではないので、それは海外の宗教画ともやや異なっており、
神や仏の姿を描く場合が多い印象。

洋画に見る受胎告知、最後の晩餐といった繰り返し描かれる聖書のストーリーがあるわけではないけれど、
中国の故事からとったものがそれに近いかもしれない。

例えば、許由が耳を洗う図などに、宗教画的な志向を感じる。(今回の展示にはこの画題はなかったけど。)


その他ー
しっとりした闇夜の奥に消える人影にロマンを感じる近藤浩一路の「十三夜」、
おおらかな笑いに思わずつられてしまう平櫛田中の「禾山笑」、
アールヌーボーのようなモダンなタッチでむせかえるような花々が描かれた木村武山の「小春」、
労働するインド人女性のストイックさに打たれた倉島重友の「川風」、、、など惹かれる絵も多く、
日本画(彫刻)の奥深さを感じさせる展覧会だった。

****

展覧会情報:

東京都美術館
日本美術院再興100年 特別展『世紀の日本画』
2014年1月25日(土) ~ 4月1日(火)
URL: http://www.tobikan.jp/exhibition/h25_inten.html

休室日:月曜日
開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室は毎週金曜日: 9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
2014.03.02 Sun | Art| 0 track backs,
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