日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
三枝昂之氏の「昭和短歌の精神史」その2
先の話の続き。
自由形式よりも、定型においてこそ、自由さが発揮できるというアイロニー。

これは短歌の世界だけでなく、人生全体に敷衍できるのではないだろうか。

がんじがらめのサラリーマンは、ほんの少しの余暇を割いて貪欲に充実の時を求め、
ああ、もっと時間があればなぁ、と夢想する。
だけど、いざ100%自由人となってしまった時、夢が折角叶ったというのに、実際のところ戸惑ってしまうのでは。

むろん、サラリーマンの代わりに子育て中の母に置き換えてもいい。

ある程度の社会的義務とか拘束があった方が、開放感を満喫できる。
そうしたしがらみから解き放たれた時こそ、自由さを求めるのに人は必死にならねばならなくなる。


くだんの本から、三枝昂之氏の言葉を引いてみる:

自由律衰退の原因は何か。
・・・
原因は自由律短歌自身に内在していた。・・・

「一首ごとに新しい形式を打ち立てることが要求される」のが自由律短歌であり、
その形式の過酷さへの「徹底した畏れと怖れの自覚のなかにしか、類型化をまぬがれるということはできない」




昭和短歌の精神史昭和短歌の精神史
(2005/07)
三枝 昂之

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2014.02.27 Thu | Books| 0 track backs,
昼休みのつぶやき
今読んでいる三枝昂之氏の「昭和短歌の精神史」の興味深いことが書いてあった。

自由律の短歌の衰退は、その自由さゆえの閉塞感によるものだと。

つまり、自由形式は一発限りでなくてはならず、
一度使った形式はもはや自由形式でなくなってしまう。

毎回斬新な形式を追求せねばならなくなり、その息苦しさから逃れるために、
昭和初期の自由律はやがて廃れ、定型へと回帰していったという。

なんの決まりごともない無秩序の中より、
定型という枠のある空間の中の方が思いのままに羽ばたけるという定理がここにも。

陣内氏が、須賀さんが、それぞれ
建築や文学において語った言葉が、またここにも。

おっとそろそろランチタイムが終わる。(近頃ランチがフレックスで12:30-13:30なのだ。)
さて、戻らなくちゃ。


昭和短歌の精神史昭和短歌の精神史
(2005/07)
三枝 昂之

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2014.02.27 Thu | Art| 0 track backs,
「テート美術館の至宝 ラファエル前派展」に見る壁の色
先日、森アーツセンターギャラリーで開催中の「テート美術館の至宝 ラファエル前派展」展覧会&特別展示映像作品鑑賞会に参加した。

ラファエル前派の絵は、以前イギリス留学中に強い思い入れをもって幾度となく鑑賞してきたので、
今回は久々の再会、という位置づけ。

なにしろおととし五輪の際に満を持して再訪したテート美術館は超ガッカリだった。
整理中だったのか、ラファエル前派の絵は、1室に鍵って雑然と並べられ、ロセッティの絵は2点のみ。
留学中あがめつづけた「ベアタベアトリクス」は出ていなかった。

「オフェーリア」にいたってはどこにあるのか気づかないぐらい、
3段にせせこましく掛けられた絵の下方にひっそりと押し込められていた。

それがまさか日本でリベンジができるとは。


さて、美術館に入り驚いたのは、見せ方の工夫。

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ウィリアム・ホルマン・ハント《良心の目覚め》(右)のように、女性の意思を描いた絵には赤い壁。

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繊細なブルーがなんとも麗しく見とれてしまったト《4月の恋》は、薄い青色。
(額には、「April Love」の文字。)

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カラフルだけど抑えめの色なので、壁が自己主張している感じではなかった。

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1室の中に、違う壁の色が組み合わされるケースも。

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以前府中美術館館長さんのトークでも聞いた、ラファエル前派のドロドロの人間関係は
パネルにすっきりとまとめられていた。

三角関係あり、手のひら返しあり、愛人の存在に乱れる心あり、寝取られるケースあり・・・
珠玉のロマン溢れる作品たちは、そうした愛憎劇の賜物?

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新発見もあった。
宗教画という切り口。

釘で手に怪我をしてマリアにほおずりするイエスを中央に据えた
ジョン・エヴァレット・ミレイの《両親の家のキリスト》。

手のひらの血痕は、まるで聖痕のよう。
足元にも血が滴っていて、磔刑という末路を予感させる。

マリアは多くのピエタで見るような若々しさでなく、お母さん相応の年齢=おばさん。
父ヨセフは大工という設定なので、この絵は聖書のまま、、、なのに、
このリアリティ。

当時批判があったのもうなずける。

美術館用でなく教会用に描かれたかのような形が印象的で、
しっかり固定するために台の上に立てかけられていた。
この壁の色も、絵とマッチしていた。

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そして後半、劇的な再会。

偶然英国留学直前にこの絵のことを新聞の美術欄で知り、
来る日も来る日も夢中になってテートでかぶりつきで見続けた《ベアタベアトリクス》(右から3番目)。

精神を病み、阿片におぼれ果てたロセッティの妻を描いたもの。

はかなさと悲壮感を漂わせた妻シダルが、、
夕陽を浴びたかのごとく赤い縁取りに彩られている。
まるで最後の命が燃え尽きるよう。

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そのほか、ウィリアム・モーリスの絵の下手さ加減が露呈した、と府中市美術館館長さんが言っていた絵
《麗しのイズー》もあった。

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カチカチの強張った表現法といい、陰影をつけるために汚れたような黒を多用しているところなど、
なるほど、これは”麗し”とは程遠い。

でも、壁紙など、モーリスのテキスタイルの原型が絵の中に見て取れる。

また、ラファエル前派の絵には、床や地面にいろいろころがっているものが多い、
ということも新たな発見だった?!


最後に、印象に残った絵の中の人物:

《釈放令、1746年》の妻。
看守と共謀してなにか企んでいるのか?と勘ぐったほど、
妻が毅然としていて(夫の釈放令をすくっと差し出しているところ)
夫へのブレない・潔い愛を感じたのだった。

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2014.02.25 Tue | Art| 0 track backs,
今年の流行りもの
昨日は東京マラソン。

今年の仮装、流行はあまちゃんだった。

あまちゃん2号、3号と続々通過。

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ただ、ド派手な仮装、は例年よりは少ない感じ。

白雪姫と富士山も目立った。

ステキだったのはカウボーイ姿のカップル。

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TVカメラのクルーは、集団に向かって手を振りつつの撮影だった。
注意を促すためか、応援なのかはさだかでなない。

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今回東京マラソン見物は、移動の途中で寄っただけ。
先頭集団だけ見てその場を去るつもりだった。
なにしろ今日はいくつか時間的縛りがあった。


朝一番、税務署へ。
待ち時間10分程度で書類を出して、すぐにマラソン見物に直行。

今回は次の予定の関係もあり、初めて品川へ。
15㎞地点だったので、10時目途に急いだ。
(スタートは9:10)。

到着して5分も経たないうちに先頭集団到着。
2列目での観戦だったけど、じきに前に入れてもらえて、お隣のおばちゃんとおしゃべりしつつつい長居しちゃった。

気が付けば10:45。
午後の予定を考えて、ここで食事を、、、というわけで、再びデニーズのモーニングへ。
(モーニングは11時まで)。

品川デニーズは込んでいそうなので、五反田へ直行。
11時3分前に到着し、ギリギリセーフ。パンケーキのモーニング。

11:30に店を出て12時湯島天神を目指す。
梅まつりの中国雑技団のパフォーマンスが目当て。
12:07着で、遅刻だったけど、前座のパフォーマンスが長く、
雑技団の演技は始まっていなかった。ホッ。

見ごたえあった!と満足して上野公園へ。
まずは都美の日本画展を見る。
なにしろ前期と後期では全て入れ替えだそうで、前期を見るのは今日が最後のチャンス。

その後トーハク(東京国立博物館)へ急ぎ、特別展の工芸展へ。
大混雑!
大き目の展示物(着物など)は、遠目から見るにとどめる。
斬新な火鉢、モダニズム漂う着物、など印象に残るものが多々。
中でも繊細な竹細工の技の極致に感心しきり。

工芸展を15:25に見終えて東洋館へ急ぐ。
15:30から藝大インターンの方によるギャラリートークがある。
以前見た韓国の埋葬具の説明を聞く。
漠然と見るのとでは大違い。
鳳凰や仙人、羊のモチーフそれぞれに意味があった。

最後は南蛮特別展を見て帰宅。

本当は恵比寿で映像展を見る予定だった。
18時までなので、十分間に合ったのだけど、今日はターゲット時間がいくつかあったせいで
あちこち走り回ったものだから、すっかり疲れてギブアップ。

ジムのパワーヨガも、丁度いい時間だったのだけど、諦めてお風呂だけにした。

もうちょっと体力があればなぁ。
2014.02.23 Sun | Sports| 0 track backs,
ネットが蘇らせてくれた過去 - 大学のネットデータベースに感謝
病に侵され30代の若さで逝った祖父のことを、父はほとんど覚えていない。
そんな父が亡父と再会したのは約10年前。
それも全くの偶然。ネットの上で。

人の身体の機能に関する”知恵袋”の回答に、祖父の論文が参照されていたそう。
見ず知らずの人がその名を参照している不思議もあいまって
胸をつかれたという。

すごいネットの力、と思いつつ、昨日ふとこんな考えが頭をよぎった。
祖父の名前が刻まれたサイトを、保存しておこう。

STAP細胞、IPS細胞と、新規の発見が相次いでいる。

過去の論文内容は、やがて新しい説にとってかわられ、色褪せる日がくるだろう。
その時祖父の形見のような文献情報もネットからも蒸発してしまうに違いない。

そう思って検索してみた。
そして驚いた。
10年前より掲載ページが増えている。

大体大学の図書データベースが中心だった。
出身校のみならず、九州や東京の大学のデータベース上で
祖父の書や論文が研究用に保存されていることを知った。

所蔵書物の整理、膨大なデータインプットなど、大変な作業に違いない。
大学のきめ細やかな手配に頭が下がる。


さっそく父にメールで報告。
父からは、こんな返信が返ってきた:

本人の絶筆となった著作まで掘り起こしてくれて、
思いがけない孫娘の労を泉下のおやじもさぞ本望でしょう。

三省堂から出した書は、第1次校正まで、病床でどうにか本人がやり遂げ、
第2、最終校正は恩師と同僚で、といったちょっと胸を打つ作。

そのことは、私が本書を国会図書館で閲覧して、序文で知った次第です。
その折(2002)に、目次と書出し部分のみコピーしました。



国会図書館で実父の書と巡り合ったときの父の感激ぶりが、目に浮かんだ。
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2014.02.20 Thu | Private| 0 track backs,
パリのパサージュ 世界街歩き その4
気づかなかった。昨年パリでパサージュ巡りをした時には。

すべての場所かどうかは分からねど、なんと、パサージュの上は住宅になっているのだそう。

だけど、上を見上げてもそれにはなかなか気づかない。
行った時の写真。



世界ふれあい街歩きの映像。
おや、店舗の上にこんなスペース。

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つまり店の屋上部分に、別途家が造られている仕組み。

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下界の人々の営みを俯瞰的に見る存在があったのだ。

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パサージュの天井には、猫も一匹。
上下二つの世界がひっそりと展開している不思議な空間。

門外漢には明かされることのないパリの秘密がここにもひとつ。

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2014.02.19 Wed | Travel-France| 0 track backs,
知らないところで、様々なムーブメントがあり、かすかなこだわりがあるみたいだ
昨日のトーク@藝大における雑記帳:

● 2020年東京五輪開催決定の影響をひしひしと感じた。
  = 五輪招致が決まり、美術館の変革がすでに開始。2020年を念頭に、多言語化に向かって始動したそうだ。

● 日比野克彦さんの存在感がスゴイ。
  = 「先生、いい成績がつくためにどんな作品を作ったらいいのですか?」という質問には、
     「やりたいことやればー」と答えているのだとか。

● 日比野克彦さんの言葉 その2
  = 過去の偉大なる画家は、自分の言葉で作品を語ることはできないわけで、その作品を語るのは、必ず第三者となる。
    他人が解釈すると必ず個人の思想が入るから、込み入ってくる。セザンヌが生存していれば、わかりやすいのに。
    その点、現代美術では直接画家と対話できる。それが一番大事。

● 芸術品の制作過程から学ぶことは多い。  
  = とある芸術家のパレットは、海で拾った貝殻(それぞれ繊細な色合いの)で埋め尽くされていた。
    作品を外注に出す時、「ビミョウなこの貝の青で、造って下さい」、などとというワケだ。
  また、アパレルのヨーガンレールでは、生地の色を指定する際、「こんな桃の色で」と言うのだそう。
  とろっとした黄色がかったピンク色のみならず、桃のはかなさといった有機物のありかたも含めて発色することを要求するわけだ。
2014.02.17 Mon | Art| 0 track backs,
森本草介氏の展覧会
最近三越本店のギャラリーがなかなかいい美術展をやっているので、
毎回行くようにしている。

今回は、ホキ美術館から貸し出された森本草介氏の作品展示

どんな画風の画家かも知らず、ただ写実主義といったウワサを聞いて足を運んだのだが、
写実の中に幻想がある独特の世界を築いた人だった。


驚くべきは、ほつれ髪、青白い血管が浮き出る様子、ネックレスの金具部分など、
実物のような細密さ。

その一方で、静謐なその佇まいには現実の生活感はなく、
画家の理想郷のようであり。

モノクロームではないもののフィルターを通したセピアのような抑えめの色彩のせいだろう。

風景画についても、絵ハガキのようなリアルな描写でありながら、
どこか一歩引いたような視線を感じる。


今回の絵を見ていて、ふと、現代の画家たちの立ち位置が気になった。

ルネッサンスのヒューマニズム、古典主義、印象派、キュビズム、フォービズム、シュールレアリスム、抽象画など、
さまざまな潮流に乗って描いてきた画家たちは、ある意味制約の中で逆説的に自由な筆を披露できた。


でも今は時代を映すスタイルが見当たらない。
最適な表現法を見出すべく、ひとりひとりが過去と違う方向を闇の中で模索しているような印象がある。


例の偽ベートーベン事件で多数の人から参照されていたブログ(森下唯さんのオフィシャルサイト)が、的をついている。

http://www.morishitayui.jp/samuragochi-niigaki/

(能力ある作曲家は)使い古された書法も聞き飽きた調性の世界もつまらない。面白いものを、自分だけの新しい音楽を書きたい。そういうわけだから、自分の作品として、あえて過去の語法に則ったスタイルの音楽を書く人間は、現代にはまずいない。


その点、ゴーストライターとなった新垣隆氏は、発注書に従って、作曲技法にのっとり、
自己を主張しようあがくことなく、素直に技法にのっとって書いたからこそ、奇跡的な名曲ができた、という意見。


なるほど、と思った。
現代では、過去に試みられてきたことは、その効果がわかりきったこと=陳腐とみなされ、
己の味を出そうとするせいで、素直な表現方法が選択されにくくなっている。

無限に広がる自由な表現方法から、なにか自分のものを見出そうとみな躍起になる。
けれど、古典的な約束事という制約を課して創造される作品にしかない奥深さもある。

絵画の世界も同じではあるまいか。
自由がいきすぎたものに、何の訴えも感じないことがある。

いえ、文学の世界でも。
須賀敦子さんと建築家・陣内秀信さんの対談の中にこんなくだりがあったと記憶する。
現代の文学や建築は、自由闊達過ぎる、かつてのように規則に縛られた中でこそ
いいものが生まれる。

古典回帰の時代は、いの日にかやってくるのだろうか?

***


さてこちら、SASさんの展覧会感想記:


Email from SASさん

土日、大雪の中、三越とヒルズに行き、なかなかに濃い時間を過ごしてきました。

ちょっと意外だったのですが、森本氏だけでなく、ラファエル前派も写実の仲間だという事で、
同じ写実でもこうも違うものかというのが最大の収穫。

森本氏の写実は、
対象の持つ様々な成分を可能な限り濾過して、エッセンスだけを抽出した、そんな感じ。
飲み物に例えるなら、純水。

一方のラファエル前派は全く逆で、
風景画なら木の幹の中を流れる樹液、人物画なら血や感情までも表現している様です。
例えるなら、フルボディの赤、いや、どぶろく?

本質をそのまま描こうとしている意図はどちらにも共通に感じられますが、
その「本質」の捕らえ方が全く逆ですね。

流派が違うといえばそれまでなんですが、
ちょっと思ったのは、森本氏の写実は、西洋の画家には未だかつてなかった流派なのでは?という事。
そう考えると、森本氏は現代日本の「何か」を象徴しているのか?
考えすぎですかねぇ。

見終わって、森本氏にジャングル(それも雨季ね)を、ロセッティに砂漠を描かせたら面白そうだな、と思いました。

2014.02.16 Sun | Art| 0 track backs,
京急「みさきまぐろきっぷ」その3 水中観光船
去年の続き。
三崎まぐろ切符には、乗り放題切符と食事券の他に、ひとつアトラクションを選ぶことができる。

我々のチョイスはこれ。水中観光船船、にじいろさかな号。
この他、ホテルのお風呂入浴券や、油壺入場を選ぶことも可能。

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沿岸の風景を眺めながら、あるいは一部ガラス張りになった船倉で海底を眺めつつ、

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ゆるり、ゆるりと進めば、

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漁場があるらしく、停車しながら餌で魚をおびきよせる。

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途中まで魚は全く見えなかったので、
さかな号と銘打って一匹も現れなかっったらどうするんだろう、と心配したが、
無用だった。

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魚の説明あり。
ほのぼのした観光船。
みさきまぐろ切符のちょっとしたお楽しみ。

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***


京急「みさきまぐろきっぷ」のお得感 その1 三浦半島編
京急「みさきまぐろきっぷ」のお得感 その2 まぐろランチ編
京急「みさきまぐろきっぷ」その3 水中観光船
京急「みさきまぐろきっぷ」その4 三崎港を行く
京急「みさきまぐろきっぷ」その5 モネが描いたような風景に出会う
京急「みさきまぐろきっぷ」その6 途中下車の注意事項
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2014.02.13 Thu | 国内探索| 0 track backs,
湯島天神の梅はまだ早かった
天気予報では週末再度雪、と聞いていたけれど、
週末に到達する前、折角の祝日というのに、白いものがチラホラ。

路面の雪はまだ一部残っている状況で追い討ちの雪。
エアロビを終えて、そのまま帰宅しようかと思ったものの、
家でぬくぬくしたら、二度と外に出る気はしなくなりそうで、
思い切って行ってきた。湯島天神。

最近仕事がたてこんで、平日のエアロもパスという状況で、
見る気もしないぐらい、万歩計は低調。

先日なんて、たったの4000歩ちょい。

ここで一気に歩数稼ぎ!とばかり、秋葉原から歩いていざ湯島天神へ。
楽勝で歩けることを発見。

梅はまだまだだったけど、雪景色とは、なかなかレア。

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枝垂れがあるのもここの特色で、満開時に是非再訪したい。

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敷地面積はさほど広くはないので、境内は結構な混雑ぶり。

この悪天候でこの人出では、青天になったらイモ洗い状態か?

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狭いながらも露天が出ていたり、そば打ち名人のそばの店があったりと、
混雑要因満載。

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それにしても寒い!
滞在場所が屋外というのは、辛いこの寒さでは。

体感温度は3度。
帰宅後確認したところ、本日の最高気温が5度だったので、
推測した3度という気温、あながち見当はずれではないはず。

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おみくじを運ぶ獅子舞がツボ。

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梅まつりは本日から開始で、2時からの日本舞踊に間に合った。

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オマケ。

エアロビ前の腹ごしらえ。

デニーズのモーニングセット、580円也。
もちろんコーヒーおかわり自由。

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2014.02.11 Tue | 国内探索| 0 track backs,
大雪 街模様
大雪の翌朝、20分ほど歩かねばならず、幹線道路を選んだ。

きっと店舗の前は雪かきされているだろうと。
こんな具合に。

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歩き始め、しめしめ・・と思ったのも束の間。

幅3mほどの歩道につけられていた雪かき後の道は、突如途絶えた。
とある店の前で。

雪がどけられていたのは、店の間口のところだけ。

朝10時で早いせいか。
次に通りかかったのは12時。
まだ雪かきなし。

午後になり、雪が結構溶けていたものの、結局そのまま。

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この時分には住宅街の方がよほどきちんと雪かきされていた。

コンビニなどはみな優等生。
でも、店の方針なのか、町の人々への配慮という点では、随分と対応が分かれ、
それを目の当たりにした雪の1日だった。
2014.02.10 Mon | Society| 0 track backs,
パリのパサージュ 世界ふれあい街その3 古い絵ハガキに魅せられる人々
旅の途中で目に留まったモノや店が、帰国後TV番組に登場すると、
ああ、なるほどね、と腑に落ちることがある。

今回もまた「世界街歩き~パリ・オペラ編」を見ていて、
納得の発見があった。

去年のパリ。
パサージュ(アーケード)ジョフロワで見つけたこじんまりとした店が気になった。

店頭には、古いポストカードらしきものが並んでいる。

ちょっと見たところ、スターのブロマイドとかではなく、
古色蒼然とした単なる絵ハガキ。

需要があるのだろうか?と不思議だったのだが、番組でなぞが解けた。
以下TV画面から。

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どうやら興味を示すのは、年配層が中心のよう?

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彼らが捜していたものは、これだった。

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我がかつての故郷の風景。

どうやら、ふるさとをなつかしむ人々の心を鷲掴みにしている模様。

絵ハガキを欲しがるのは、観光客だけではないんだ、
古びていても、いや年代ものだからこそ、価値を見出す人がいるんだ、、、

アーケードの片隅にある小さな店のささやかな秘密に触れることができた。

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2014.02.09 Sun | Travel-France| 0 track backs,
パリのパサージュ 世界ふれあい街その2
前回書いたパリのパサージュには、ステッキの専門店もあった。

一階にある売り場を抜けて、二階の上がるとヴィンテージものがずらり。

さすがフランス、と思った1本はこれ。
19世紀だかに、水彩画家が使用していたものだそう。

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中を開くと、なんとパレット。

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博物館みたい。
ただしここは店頭ではなく、上客しか足を踏み入れることのできない場所。

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では、外観から見て行くことにする。

窓越しにオーナーが声をかける。

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一階の店頭を抜けて、狭い階段を登ると、そこには心地よさそうな空間。
気のおけない親友といった風情の紳士 ー 同じくパサージュでホテルを営んでいる ー
がコーヒーを飲んでいた。

密やかな社交の場。
観光客たちには決して門戸が開かれないような。

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そしてこの左手の男性にいざなわれ、やがてTVクルーは彼が経営する
ホテルショパンへと向かうのだった。


そしてそこではまた、新たなパリのパサージュの秘密が明かされるのだった。

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2014.02.07 Fri | Travel-France| 0 track backs,
世界ふれあい街歩きに登場したパリのろう人形館
先日の「世界ふれあい街歩き」再放送が、パリ・オペラ特集だと聞き、
録画しておいた。

どんなパリが出るのかな?予告等を一切見ずにスタートボタンを押してみれば、
パサージュ(アーケード)を中心にまわる趣向なのだった。
これは嬉しい。

去年のパリ旅行では、最終日にパサージュ巡りにいそしんだので、
懐かしい景色も多く、心躍る内容だった。


ホテルのすぐそばにあったパサージュ・ジョフロワも登場。

ここの入り口には蝋人形館があるのだけど、華々しいというよりは
町はずれのサーカス小屋か、かつての浅草の花やしきを彷彿とさせ、
どこか野暮ったさが漂っている。

その時の写真。

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「世界ふれあい・・」に登場したグレヴァン蝋人形館の内部。
丁度パリ市長の人形作成中。
似てる!

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再び旅のアルバムから。

浅草花やしき!という印象をますます強くした。↓

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入口はロンドンのマダムタッソーよりも華々しいのだが。

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かつて東京タワーにも蝋人形館があった。
結局行かぬまま、閉館となってしまった。
2014.02.04 Tue | Travel-France| 0 track backs,
スターバックス太宰府天満宮表参道店がスゴイ
昨日触れたトーハクでのトークショーの続き。

スピーカーのひとり建築家の隈研吾氏は、大宰府のスタバ(写真あり)の設計も手掛けたそう。

スライドを見てびっくり、なんとも斬新。

今回トーハクで開催中の工芸展で展示されている網籠みたいなつくりだ。

実はこれ、「筋交」すじかい、という伝統技法を使っているらしい。
「筋交」とは、建築現場で30度と60度に斜めに部材を渡して建築物を補強する手法なのだそう。

小さな部材でも、組み物にすることで支えられることを示した例、と隈氏。

建物の一部に応用する伝統技法だが、それを全体に敷衍して使ったのが、大宰府のスタバというわけだ。

竹のように見える斜めの木は、一見飾りのように見えるけど、実は支え柱の役割を果たしている。

氏いわく、世界中でスタバは毎日3000店舗ずつ増殖しているため、凝った店舗はなかなかつくれない。
しかし、大宰府は例外との由。

一見威圧感があるが、我々の伝統の中、そして我々のDNAにある必然としての世界がそこにある。

「筋交」として使っている部材の厚みはたったの6㎝しかないが、建物全体を支えている。
耐震強度はコンピューターで計算済みという。


そこですかさず元九州国立博物館勤務だった伊藤学芸部長がひとこと。

「この場所は毎日通勤で通った道だからよく知っているのですが、毎年店ができてはつぶれる場所だったんですよねー」

伊藤さんの表情・言葉は、いつも場を和ませる。


下は、トーハクの庭の梅。

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こちらは↓トーハクの帰りに立ち寄った東御苑で見た寒桜。
この寒桜は早咲きではなく、例年より少し早い印象。

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梅は、品種によってはすでに8分咲き。
梅の開花状況は2月中旬にチェックしようと思っていたけれど、いつの間にか春を先取りしていた。

このあたりは梅林坂と呼ばれ、ぷーんと甘い芳香が漂っていた。

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これは梅林坂ではなく、二の丸庭園にて。

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2014.02.03 Mon | Art| 0 track backs,
中田英寿氏・隈研吾氏らのトークイベント(東京国立博物館)と、中田氏のこれからの夢
中田英寿さんが、日本の工芸を世界に広めるために尽力していたとは知らなかった。

東京国立博物館「国宝展」にちなんだトークイベント「日本の工芸を語る」にスピーカーのひとりとして出席すると知り、
著名人だからという理由で選ばれたのかと思いきや、
とんでもない、今回のイベントにピッタリな人選だと知った。


~~~~~~ 以下、イベントフィードバック ~~~~~~~

中田氏がサッカー界から引退した後、世界を旅したことは周知の事実。
その結果、日本のことをもっと知ろうという方向に向いたという。

海外の人々との交流を通じて、日本のことを聞かれても答えられないことに気づき、彼の勉強は始まった。

2006年以来、300ヶ所近くの美術館、35人の人間国宝を訪ね、
日本には伝統を受け継ぐ工芸家が大勢いるのに、知られていないことに愕然とする。

中田氏いわく、工芸作品を好き・嫌いというのはは仕方ない、
でも知らないというのは悪しきことであり、なんとかせねばならない。

どうにかして伝えなくては。日本人はなにをもっているのかを。

そして財団をつくり、人と人をつなげて、コラボによりなにかを作り上げる企画を立ち上げる。
それが、テイク・アクション基金。
http://www.takeactionfoundation.net/


中田氏の夢は、日本で、世界中の工芸を一堂に会して見せることなのだそう。
各国のパビリオンをつくり万博のようなかたちで。
文化的に世界をリードしていくことを目指している。

「日本では、工芸の伝統・道は脈々と続いている。ゴールはなく、ずっと続いていくのが日本の特色だ。」

そんな決め台詞もかっこよかった。


建築家の隈研吾氏によると、かつてシカゴ万博やセントルイス万博などで
日本の建築物・工芸がそのまま再現される機会があった。

それを見た海外の建築家らは大いに感化され、それ以来大成した人もいるという。

例えば、帝国ホテルの建築家フランク・ロイド・ライト。
万博を見て、日本の建築物の良さに触れ、やがて開花した。


その他、金子賢治(茨城県陶芸美術館 館長)氏の話なども通じ、日本の工芸の特殊性をつくづく感じた。

それは海外の工芸の在り方と比べて、初めて浮かび上がることだった。

中田氏が述べたように、脈々と工芸の伝統・道が続いているというのは
かなり特殊なことらしい。


工芸の特別展は、目下東京国立博物館(トーハク)にて開催中。

日本伝統工芸展60回記念 「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」
(2014年1月15日(水)~2014年2月23日(日)、平成館)
2014.02.02 Sun | Art| 0 track backs,
秋葉原でランチするなら
お昼時の秋葉原。
ランチの場所をあれこれ考えて、食べログで評判のよかったこの店へ。

==> ジャイヒンド。

「チューボーですよ」の街の巨匠を4回経験したシェフの店だそう。
最近の登場は今年の1月4日。
残念、見なかったけど。

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1050円ランチは、カレー2種、ナン、サフランライス、サラダ、ヨーグルト、あるいは
カレー1種、ナン、タンドリーチキンとケバブ、サフランライス、サラダ、ヨーグルトのセット。

1つずつ注文。
カレーは3種の中から選べるので、全種類注文。

右から、キーマカレー、バターチキン、ダールタドゥカ(スープベース)。

バターチキンはほんのり甘くて、上品な味。
これまで食べたバターチキンの中ではピカイチ。
これなら、いくらでも食べられそう。

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13時近くにはほぼ満席の人気店。
ナンおかわり自由の店がよくあるけど、こちらはサフランライスもついて、おかわりはなし。
その代わりふっくら厚みがあって、もちもち。

しっかり食べられて満足。

秋葉原は、ラーメン屋は多いけど、しっかり食べられる店が少なくて、
いつも困っていた。

いいとこ見つけた。

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2014.02.02 Sun | Gourmet| 0 track backs,
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