日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
蝙蝠(コウモリ)のケンカ
去年、都内施設無料日に訪れた上野動物園で、珍しいものを見た。

コウモリの喧嘩。

傍で見ていて、余りにわかりやすい喧嘩で、可笑しいのなんのって。

更には普通の鳥の格好から寝袋をこしらえる過程も興味深く、
その場からしばし動けなかった。


コウモリの館は室内にあり、
足を踏み入れた時は、みなさま就寝中で、しーんと静まり返っていた。

翼をきれいに畳んで、間隔を保ちつつ、あちこちにコウモリたちがぶら下がっている。

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ところが、そのうちの一匹を、アクシデントが襲う。

体中に痒みを覚えたらしきそのコウモリ(仮にコウちゃんと呼ぶ)は、
突然くるまって寝ていた姿勢を崩し、体中を掻きだした。

ポリ、ポリ、ポリ・・

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シラミでもついたか、あちこちが痒いらしくて、
翼をバタバタと音を立ててはためかせ、もんどりうっている。

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ときにオランウータンのような格好で、痒みと葛藤してみたり。

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人間時間では真昼間だったけれど、恐らくコウモリ時間では深夜とみられる時間帯、
あたりは寝静まり、コウちゃんのせわしない動きは、人間の目から見ても傍迷惑そうだった。

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周囲がたしなめないのをいいことに、悪あがきはなおも続き -

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ついに脇にいた一匹の堪忍袋の緒が切れた。(下の写真右)

「バッキャロー!テメー、静かにせんか!」と体中の毛を逆立て
烈火のごとく一喝した。

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しかし、コウちゃんも、負けてはいない。
直立不動(?)になって怒りをあらわにする相手に対し、
キーキーと言い訳をまくしたて、抵抗してみたりする。

取っ組み合い寸前だ!

その間、手前の一匹は、まったくわれ関せず眠り続ける。

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しかし、相手は言いたいことを言うだけ言ったら、
さっさと翼を畳みはじめ、寝床作りの準備を開始。

喝を入れられて、ふてくされるコウちゃん。
恨めしそうな目つきが見て取れる。

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その後、派手な動きは封印せざるを得ず、
コウちゃんは少し離れた場所に移動して、寝る準備を始めたのだった。

ときおり、ちょこちょこ身をよじってポリポリお腹のへんを掻いたりしてたけど、
あの大げさな運動は、影をひそめた。


ああ面白かった、コウちゃんの騒音事件。


それにしても、コウちゃん、あれだけバタバタやっても木から落ちる気配なく。

よくよく見れば、爪は鉤型。
フックのように、木に引っ掛かってる。

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貴重なものを見せてもらいました、上野動物園。
2014.01.29 Wed | Society| 0 track backs,
みなとみらいの素敵なレストラン(レオーネ・マルチアーノ)
横浜美術館で開催中の「下村観山展」を見に、みなとみらいへ。

会社の友人と一緒に、まずはランチ。

選んだ先は、レオーネ・マルチアーノ
なにしろ美術館は目の前。

利便性とイタリアンという内容でたまたま選んだのだけど、
雰囲気もお味も抜群で満足・満足。

入口入ってすぐ、足元にはモザイク。
お魚たちが泳ぐような柄もあり、アクイレイアのバジリカを彷彿させる。

なかなか洒落た内装だ。


2100円のランチコースの内容:

前菜:

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メインはパスタ2種類からチョイス。
私はタコとブロッコリーのスパゲティ。
爽やかな味付け、塩加減も絶妙。

友人はラザーニャ。

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デザートのレモンタルトはしごく繊細な味。

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上記に加え、メインディッシュが付くコースもある。

美術館がメインのはずのランチだったけど、
気が付けば、2時間以上、居座ってしまったみたい。

あれやこれやと、話は尽きないのだった。
2014.01.28 Tue | Gourmet| 0 track backs,
今年の日記帳選びは、夫と出会ったあの町で
本を眺めるなら、東京駅OAZOの丸善。
掘り出し物を探すなら、御茶ノ水の丸善、
と決めている。

スノッブな日本橋や東京の店舗と違い、御茶ノ水の方は店の前にワゴンが出ていて、
輸入雑貨や洋書のバーゲンなどをしょっちゅうやっている。

聞けばうちのツーレも、御茶ノ水のアテネフランセに通っていた頃、
よくこのワゴンセールをひやかしたそうだ。

(彼は一時期アテネフランセの英語クラスの常連で、
私はある夏の短期講座目当てで1度だけアテネに通った。
そこで彼と同じクラスになり、今に至ったわけなのだった。)

先週末、再びこのワゴンセールをたよって、御茶ノ水へ。

今年使用のための世界の名画系手帳をずっと探していたのだが、
軽くて大きすぎず小さすぎないArtもので、、、
と全てを満たすものが見つからず。

結局ここでもピッタリマッチしたものは見つからなかったけれど、
年も越してしまったので、妥協して、大判のDiaryを一冊購入。


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優しい絵が詰まったクロード・モネのシリーズで、
大きさと重さは想定オーバーながら、
毎週彼の絵に巡り合える楽しさを選ぶことに。


以前日めくりで365日モネの絵というのも使っていた。
あれも楽しかったけど、毎日切り取って終わるはかなさがあった。

一方こちらは、起こった出来事を綴っていく。
気に入った場所、美術展覧会のインプレなど、後で読み返したくなるものを中心に。

今後の予定をつづる目的なら、会社の社内ランのスケジューラーやipadのアプリに任せればいい。

こっちは、あくまで事後の備忘録。


本当は、次の週にどんな絵が登場するのかはその時のお楽しみにしたかったものの、
やはり誘惑に負け、一年間のラインアップを見てしまった。

どうやらこの一冊に含まれる絵のチョイスは傾向があるようだ。
睡蓮や積藁といった、モネが生涯かけて取り組んだ大々的シリーズが封印されていた。

逆に、余り目にする機会のないフランス・エトルタの断崖絶壁を描いたものが多出。

このエトルタ風景いいなぁ、と思ってよく見たら、東京の村内家具が所有していたものだった。
バルビゾンのコレクションでも有名な村内美術館、閉鎖してしまって残念だ。

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更に、プライベートコレクションが多く、
なかなかレアな作品も。

モネが描く教会。
教会といえばオーベールを描いたゴッホを思い出す。

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これなんか、ルノアール的。

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この2作はエドゥアール・マネみたい。

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その他、都内の西洋美術館所有の「舟遊び」の絵もあった。

最終頁はこれ。

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どんなにスケジューラーのアプリが流行っても、
やっぱり手書きの風合いにはかなわない。

書き直し、よたった字、支離滅裂っぽいけど修正が困難で放置した内容など、
ひっくるめて自分の個性なわけだし、
めくるたびにアートに触れられるそのプチなリッチさも、紙媒体ならでは。

そしてなにより、去年と今年がリニアに、すなわち一続きで連続しているパソコンの予定表とは違い、
この「一から出直し」の感じがいい。
新しい一年が始まる、というフレッシュな気持ちにさせてくれる。

だから私は、紙の日記帳からいつまでも離れられない。


-----
p.s. 御茶ノ水のワゴンで見つけた上記の日記帳。
年越し価格で1000円ちょっと。
50%引きの大破格で、それも嬉しかったりする。
2014.01.26 Sun | Art| 0 track backs,
捨てられないモノ
断捨離好きな私だけど、捨てられないものがある。

それはすでに使い終わった後のものであり、
手元に残っているのはある意味”抜け殻”なのだけど、
やっぱり捨てられず、年越ししてしまった。

場所をとるわけではないけれど、
ダイニングテーブルの片隅の籐の籠に入ったまま、という状態が中途半端で気に入らない。

とはいえ、いい保管場所も浮かばない。
今日も手に取ったものの、そのまま元の場所にすごすご戻したという事実。

そのものとは -
グリコのビスコ・・・の包み紙。

中身は食べてしまった。

手元に残るのは、

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アーティスト森村泰昌氏のレンブラント連作のうちのひとつが描かれたパッケージ。


捨てるでもなく、飾るでもなく、今日も宙ぶらりんのまま、テーブルの上で、
ビスコの君はこっちを見つめている。
2014.01.25 Sat | Private| 0 track backs,
明治大学がオモシロイ : 博物館には、日本ではここでしか見られない処刑コーナー、そしてナイスなレストラン!
先週末、御茶ノ水に用があり、ちょうど昼時にかかった。

御茶ノ水はいつも困る。
お気に入りの店に出会えない。

仕方なく、以前オフィス引っ越し前に馴染みだった神保町のTAKANOで
美味しい紅茶とトーストサンドのセットにしようかな、と歩き出す。

途中明治大学に差し掛かった時、ブラスバンドに遭遇。


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立ち止まって眺めていたら、ふと、「博物館」の看板が目に入る。
東大や國學院のは見たことあるけど、明治大学にもあるのか。

建物にまずは入ってみる。と、レストランの看板がが目に入いる。
学食ではなく、学生さんが手伝う一般向けレストラン。

ビーフかつれつセットが値引き中で880円とか。

迷わず入店。

イベリコ豚のコロッケに惹かれ、オーダー。800円。
コロッケとともにサラダ、ささみかつ、鶏のから揚げが盛られていて、
ご飯とドリンク付き。

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カフェオレのカップには、明大のロゴ。

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メニュー的には街の定食屋風だけど、店内はガラス張りでさんさんと太陽が降り注ぎ、
とにかく明るい印象。
働いている学生さん、爽やか。

メニューに書かれた以外にも、その日のメニューがいろいろあって -

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なんか楽しい。

会計をしたときに、店のカードが目に入った。

カード持参で次回2割引き、とのこと。
もちろん1枚頂きました。
これまたリピート決定。


さて本題の博物館。

考古学の展示物よりも目を引いたのが、なんともユニークな
刑事部門のコーナー。

日本では唯一ここにしか展示されていないという
処刑装置「ニュルンベルクの鉄の処女」がすさまじい。
(これは多少縮小した模造品)


罪人をこの中に入れる。(立位)

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扉を閉める → 四方八方伸びた刃で八つ裂きに → その後床が落ちる仕掛けで、死体は奈落の底へ落とされる。

中世のにおい漂う魔女のような入れもの自体、不気味~。


日本の磔刑の道具立てもあり、

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実際にこれで刑に処された時の写真まで展示されていた。
ゾクッ。

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放火を禁じる、などといった告知用の昔の高札なぞは、時代をまざまざと感じさせ、
時代はまるで違うのだけど、大英博物館でミイラを見たときと同じような
タイムスリップ感を味わった。

TVもインターネットもない時代、
情報共有手法のなんともいえない古めかしさ。

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時代劇さながらの十手の実物も初めて見た。

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踏絵の再現モデルも。

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拷問道具や、拷問手法をこと細かく記した挿絵付書物など。


いやはや、これは穴場な博物館。
拷問道具を見た時は、ロンドン塔やパリのコンシェルジェリーを思い出したけど、
こちらの方が、「刑事部門」と銘打つだけあって、
いかにも調査に裏打ちされた展示の趣。


入場無料デス。 → 明治大学博物館(アカデミーコモン地階)


さらに同じく地階には、阿久悠博物館まで(こちらは写真撮影禁止)。

卒業生なのだとかで、氏の書斎の再現や、高校野球に傾けた情熱、
獲得したレコード大賞のリストなど、歌謡曲の一時代を築いた人の軌跡が辿れる。

こちらも入場無料。


大学も変わったなぁ。
培ってきたものを、アピールする術を身につけてきた。

楽しく遊べました、明治大学。
2014.01.23 Thu | Art| 0 track backs,
お通しは、断れるか?という議論の前に、(前代未聞)食事後にまけてもらった古き良き時代
NHKの「おはよう日本」で、つきだし(お通し)の別料金表示がわかりにくく
表示改善のため、学生さん達を中心に調査しているというニュースがあった。

そこで思い出したのが、甘酸っぱい(?)学生時代の出来事。


卒論を指導してくれたイギリス人教師が帰国するからと、授業の後に、みんなで出かけることになった。

都内の庭園を散策した後 銀座に繰り出し、適当に入ったのが、和食の店。
なかなかの高級店で、ランチも、昨今のような劇的なお得セットなどはなく、それなりのお値段だった。

和気藹々、大いに盛り上がったあと、
さて、会計という段になって、なんか料金がおかしい。
よく見ると、お通しの代金がバーン、と追加されていた。

そういえば、確かに食事の前にちょこっとした小鉢が出てたっけ、
そうだよね、こういう店だもの、仕方ないよね、、、

そんな感じで、まあ、しゃあない、という雰囲気が我々を包み込み始めた時、英国人の先生が、それはおかしい、
みたいなことを言い出した。

かといって彼は日本語は話せず、我々をけしかけていただけなのだが。


当時同席していた授業のメンバー10名ほど。
顔を見合わせつつ、どうしよう、とあれこれ議論になった。

中にたった一人だけいた男子が、思い切って切り出した。
(というか、女子の目が彼に注がれ、彼はいたたまれない状況だった。それをニヤニヤしながら教師が眺めていた、という図。)

「あの、追加料金なら最初から言って欲しかった。
であれば僕らは食べませんでした。
これは、払わねばなりませんか?
僕らは貧乏な学生なんです(って言いつつ、こんな店で食事をするか?みたいなところはさておいて)」。


対応に出た仲居さんは、一旦奥で相談したと思われるが、
「わかりました」とまけてくれた。

まあ10人程度が食事をしたので、よしとしたか。


その店はというと、
競争で淘汰されていく銀座にあって、今でもメイン通りに居を構え続けている。

今でもランチでお通しは出し続けているのだろうか?
世の流れで、多分今では夜のみの習慣としたのではあるまいか?

今でもその前を通りかかるたびに、ちょっと胸がザワザワする。
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2014.01.23 Thu | Society| 0 track backs,
夜食のチョイス
残業で夕ご飯が午前様になってしまい、
作り置きのトマトスープ、煮物に加え、紀文の魚河岸あげをさっと甘目に煮た。
これ(紀文の魚河岸あげ)結構好物で、買い置きしている。

そして、更に、食後果物の代わりに選んだのが:
ピエール・エルメの新感覚ヨーグルト、フルーツヨーグルト”サティーヌ”

スーパーでたまたま見かけ買ってみた。
フルーツは思ったほど入っていなかったけど、
生クリーム系の優しい味。

夜遅くて糖分が気にはなったけど、
消化はよさそうで、地味な食事の後、
心地よい満足感が得られたのだった。

追加購入決定!

2014.01.23 Thu | Private| 0 track backs,
美術館の年間パス
先週末買ったブリヂストンの年間パスのデザインがステキ!
同館所蔵のルノワールの『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』の柄。

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去年まで、同館の年パスカードは無地だったんだけど。
突然柄入りに。
これは嬉しいサプライズ!


ちなみに、原美術館のカードは下記(左)。

こちらも原らしくアーティスティック。
去年買ったもので、年間パスは柄が楽しい方がいい、なんて思っていたところ。

ブリヂストンも追随したか。

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ブリヂストン美術館、今年は去年のような特別展はないけれど、
所蔵されているセザンヌのサントヴィクトワール山の絵は、
同じテーマを描いた彼の作品の中でも一番好きなので。

ふらっと名画に触れられる贅沢さを今年も買いました。
2014.01.21 Tue | Art| 0 track backs,
水中カメラマン中村征夫さんの写真がスゴかった
日本橋三越デパートの『生命あふれる不思議の世界 海への旅 中村征夫写真展』が、圧巻だった。

海の生き物たちをとらえた写真総数200点。

見たこともない海の神秘さは、想像の域を超えている。
魚と1対1で向き合った写真も多々。
中村さんと魚との、かすかな呼吸の呼応が伝わって来るかのよう。

海の底にある闇にある世界はまるで宇宙そのもの。
今回ポスターが如実に表しているように。

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人間のおごりを一切排した動物に対する敬意、生き物と同化し、謙虚に彼らから学ぼうとする姿勢、
そしてなによりも、宇宙を包み込むような大きな愛情を、ひしひしと感じた。

自分は魚の世界の闖入者である、ということを常に自覚し、
なるべくその世界をかき乱すことなく、そっと魚たちに寄り添おうとしているからこそ撮ることができる
世界がそこにある。

動物の写真を撮り続けた星野道夫さんと、相通じるものがある、そう思った。


それぞれの作品に添えられたキャプションの内容は、ユーモアに富み、ヒューマニズムが感じられ、
中村征夫さんというカメラマンの温かい人柄が、伝わってくる。

更に日曜のトークショーでたっぷりしゃべってくださった内容を聞き、
やっぱり、と自分の勘が、的外れでなかったことを再認識した次第。


以下、トークから、中村征夫さんのちょっとイイ話 ~~~~~~~

例えば、魚の営みも、人間の生活も変わらない、ということを人々に示したくて、
産卵期の魚の交接シーンを撮るため30年もの間腐心した。

ところが、苦心の果てに、NHKの番組『プロフェッショナル』用の撮影時に、
やっとオスとメスが接近したシーンをとらえた瞬間、中村さんは気が付いた。

このあとふたり(と言って、2匹、と言い換えていた)には、死しかない。
新しい生命をクリエートして、役目は終わったのだ。

あとは死しか残っていない魚を躍起になって撮ることは、
人間の傲慢でしかない、そう反省し、その場を後にしたそうだ。

30年間必死であのシーンを追い求めたものの、闖入者たる自分のエネルギーが強すぎた、
と己を恥じたという。


残念ながら、このいいお話は、NHKの編集により、番組ではカットされてしまった、と
苦笑されていた。


また、サンゴを食べるオニヒトデは悪者になりがちだが、
食する対象には一定の法則があり、
それでサンゴ界の均衡も保たれている。
自然界に無駄はない、とつくづく感じるという。


魚の気持ちに寄り添う人柄は、こんな話からも垣間見れるー

自然界の過当競争は、半端ではないという。
30年以上海に潜ってきて、一度も魚の死骸を見たことがないと言う。
それは、魚は弱った途端に食べ尽くされるからに他ならない。
それを考えると、餌を追い求めつつも、空腹を抱えたままねぐらに戻って来る魚も大いに違いなく、
人間世界だけが今日より明日、明日よりあさって、とどんどん恩恵をうけるのはどこかおかしい。
人間の貪欲さに、どこか歯止めをかけるべき、とも。


自然を美しいと思える気持ちが人間の良さであり、美しいところ。
不平ばかり言っている人は、人生のチャンスを失っている。
自分は、人のいいところを見て、
なにかしら学ぼうとしている。

感性とは、なにかしら(ポジティブな)テーマをもって、
感動する気持ちを持ち続けることから生まれる。

例えば朝起きて、今日のテーマは「ラブ」と決める。
そうすると、地面に倒れかかった2台の放置自転車ですら、
どことなく片寄せあってむつまじいものに見えてくる。

テーマをもつこと、それが大事。。。

~~~~~~


学ぶところが多い展覧会+トークショーだった。

WIKIを拝見する限り、半端なく苦労された方のようなのに、懐が深く、会場中を暖かさで包んでしまう。


つくづく思ったー

偉大な写真家にしか撮れないものがある。
人格者、と見た瞬間思わせる作品。

写真は決して平たい事実だけを写し出すわけでない。
対象物には、撮影者の人柄が必ず現れる。
それに寄り添うからこそ見せる表情がある。
生物だけではなく、雨や岩といった物質ですら。。。

三越のギャラリー、年末から、なかなかいい企画展をやっている。
侮れない。


さて、この週末は延べ5つの展覧会を見に行き、今年見た展覧会は計13個。
正月の休暇があったので、これまではハイペース。


そうそう、写真展の前には、B1Fのハロッズで、アフタヌーンティー。

ひとり分よりも二人分だとちょっぴりお得となり、
ふたりで4100円。
サンドイッチがスモークサーモンだったのが嬉しい。


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2014.01.19 Sun | Art| 0 track backs,
日経新聞「私の履歴書」 小澤征爾さん
今月は、日経新聞「私の履歴書」を欠かさず読んでいる。
1カ月間語られるのは、小澤征爾さんの身の上話。

元旦の第一回目で、まず周囲の人たちへの感謝の気持ちがつづられていた。

オーケストラなしでは指揮者は成り立たないわけで、
それゆえの謝辞かと思ったけれど、読み進むうちに、
それだけでないことに気が付いた。

彼を支えてきた人の多さは圧巻。
恐らく音楽の才能だけでなく、人を惹きつける何かを持った人だったのだろう、と思わせる。
そうした人たちへの恩義も感じさせる内容だ。


屈辱を味わったN響事件にも触れられていた。
N響のオーケストラが若き小澤氏を拒絶し、ボイコットした話。

自分の未熟さを理由に述べるところは立派。
恨みつらみを書いてもおかしくない。


実際たまにいる。
憎くてたまらない人が世の中にたくさんいて、この機に乗じて恨みつらみを書き連ねる人。

以前あるスポーツ界の人物の回は、読むに堪えなかった。
これでもか、これでもか、と数回にわたり人を変えて、或いはたまに再び登場させて
こきおろし続けていた。

紙上で貶め入れられるのは、書かれた対象ではなく、
書いた(記者に語った)本人である、ということに気づかないらしい。


それに比べれば、小澤氏は周りの人たちへの配慮が感じられる。

裕福な家でもないのに欧州だ、米国だと飛び回り、
もしかしたら、世渡り上手のちゃっかり者で、野心家だったかもしれない。

だとしても、援助の手を差し伸べる人が確かにいたことが感じられる内容で、
決して、ひとりで立身出世しました、と傲慢に言い放つことはしていない。

この欄に登場するビジネスマンに多い、「俺がひとりでやった」的な言い分。
読んでいて呆れることもある。

このコラムは、控えめに語ってちょうどいい。
すごい人物しか出られない枠だから、もう出ただけでみんな知ってる、
その功績の偉大さは。

だからその先は、謙虚に語ることで、初めて、人間的にも素晴らしい人だったんだ、
と読み手は納得する。
2014.01.18 Sat | Society| 0 track backs,
都知事選 - やっぱりね
昨日朝、
「いきなり、都政で何をしたいなんていう抱負もなかろうに。」・・・
と書いた後、夜には公約作成に時間がかかるから、
公約発表会見を再度延期するという。
やっぱりね、という感想しかない。

==昨日のエントリー==

都民でありながら、私の中で都知事選が盛り上がらない。
そもそも、おざなりな擁立をされたように感じている。

福祉税を突如唱えたかと思うと取り下げ、
その後、もうやーんぺ、といった格好で首相の職を辞した人が
のんびり陶芸に打ち込んでいるさなか再び政治の世界に呼び戻されて、
本人も寝耳に水だったに違いない。

いきなり、都政で何をしたいなんていう抱負もなかろうに。
原発だって、国政にゆだねるべき。
いい加減な人選が腹立たしい。
2014.01.16 Thu | Society| 0 track backs,
トーハクの午年特集
週末は、トーハクこと東京国立博物館の丑年特集を堪能。
お正月にも、長谷川等伯の馬の屏風などを見たけれど、
今回は工芸品を中心に。

鐙、轡などの馬具まで揃えられ、

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こんなものまで
十二神将立像

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午神だから、頭上に馬!

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2014.01.15 Wed | Art| 0 track backs,
お気に入りコスパランチ 9 : 成城石井プロデュース(le bar a vin 52・麻布十番)
2014年オープニングのコスパランチは、麻布十番。
成城石井のダイニングが昨年末にできたと聞き、週末出かけた。

店名は、「le bar a vin 52」ル バーラ ヴァン52 (ル・バール・ア・ヴァンがリエゾンしてそうフリガナを振るらしい。)

1Fが成城石井。

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2Fをあがった1店内はワインとチーズに溢れており、ダイニングスペースは
採光がよくて、週末散歩の途中にふらりと寄りたくなるカジュアルなお店。

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平日には980円ランチがあるようだけれど、ホリデーランチは1280円から。
同じ内容で週末だけ値段が上がる、というお店もあるけれど、こちらはちゃんと差別化を図っている。

平日とは差をつけて、ホリデーランチの前菜は生ハムがのったサラダ。
さらにデザート付きで、ドリンクはチョイスのバリエーションがぐっと上がる、という仕組み。


混雑具合がわからず、11:30に行ったので、余り空腹感がなく、
パスタメインのランチをとった。
(他の日は不明ながら、この日は12:30頃には込み合っていたけれど、待ち時間はなく。)

前菜:
生ハムは、薄いスライスだけど、存在感あり。

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パンは3種類。
白いパンがもちもち。

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パスタ3種類から選んだメイン。
私は牛肉のボロネーゼ。
ツーレのカルボナーラもおいしそうだった。

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デザートはクレムブリュレを選択。

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グアテマラスペシャルブレンドでつくられたカフェオレはコクがあって美味。
チョコレート付きというのもちょっと嬉しい。

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成城石井で仕入れた食材を使うというレストランと販売店舗の組み合わせ。
なるほど。
成城石井の勢い恐るべし。


サイトに出ていたメニューは以下の通り:


● 平日ランチ(11:30~14:00)
ル バーラ ヴァン ランチ¥980~
サラダ + パン食べ放題 + 本日のメイン + コーヒー ・ 紅茶 ・ ジュース
いずれかから1つ 

フォアグラハンバーグランチ 数量限定¥1,280
サラダ + スープ + パン食べ放題 + ハンガリー産のフォアグラハンバーグ
(黒毛和牛100%使用)~黒トリュフソース~ + コーヒー ・ 紅茶 ・ ジュース
いずれかから1つ


● 土日祝ランチ(11:30~14:00)
ホリデーランチ¥1,280(← 今回のランチ)
本日の前菜 + パン食べ放題 + 本日のパスタ + デザート + お飲物

ル バーラ ヴァン ランチ¥1,680
本日の前菜 + パン食べ放題 + 本日のパスタ + 本日のメイン + デザート + お飲物


● 土日祝のお飲物
ノンアルコール
グアテマラ ・ スペシャルブレンド コーヒー (ホット/アイス)
シチリア マゲット
エスプレッソ (シングル)
カフェラテ (ホット/アイス)
オーガニック ・ ダージリン
オーガニック ・ セイロンウバ
オーガニック ・ ルイボスティー
グレープフルーツジュース
アサイー&ザクロドリンク
シシリア産ブラッド ・ オレンジジュース
ウィルキンソン
ジンジャーエール
ドライジンジャーエール

アルコール
グラス 生ビール+¥200
グラス ハウス赤ワイン+¥200
グラス ハウス白ワイン+¥200
グラス スパークリングワイン+¥200

~~~

お気に入りコスパランチ 1 : 週末もOK(アロッサ・銀座)
お気に入りコスパランチ 2 : ランチにフォアグラムース(ピアッティカステリーナ・神楽坂)
お気に入りコスパランチ 3 : 1000円を切った秀逸ランチ(オステリア ミオバール ・東銀座)
お気に入りコスパランチ 4 : メインは肉か魚をチョイス(オザミデヴァン本店 ・銀座)
お気に入りコスパランチ 5 : 安定感抜群の老舗ビストロ(ラビチュード・神楽坂)
お気に入りコスパランチ 6 : 800円でこの味・このボリューム(串若 ・田町)
お気に入りコスパランチ 7 : 土日もOK。チョイスいろいろ(サントウベルトス・銀座)
お気に入りコスパランチ 8 : 満足感が売り(アゴスティーニ・中目黒) 2014年3月末閉店
お気に入りコスパランチ 9 : 成城石井プロデュース(le bar a vin 52・麻布十番)


ナイスなランチ: この内容・このお味でこの価格(イシダ・銀座)
ナイスなランチ: ハーフサイズのフレッシュケーキが美味(HARBS・上野)
ナイスなランチ: 近所のOLが集う1000円ランチ (コルポ・デラ・ストレーガ・新橋)
ナイスなランチ: 値段・ボリューム・味よし(石川亭・神田錦町)
ナイスなランチ: フレッシュフルーツのデザートが添えられて(千疋屋・恵比寿)
ナイスなランチ: 平日はお得で周囲のOLに人気(Alia・恵比寿)
ナイスなランチ: プチな珈琲・デザートに加えてお箸お持ち帰りOK(花大根・銀座)
2014.01.14 Tue | Gourmet| 0 track backs,
シャヴァンヌ展
Bunkamura25周年記念『シャヴァンヌ展 水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界』が
昨日から始まった。

それに際し、シャヴァンヌの研究において第一人者といわれるアメリカの研究者の講演会があり行ってきた。

場所は日仏学院。長年通いなれた懐かしい場所。
久々の訪問だったので、図書館に寄り、本をいくつか手に取ってみたりした。


さて、シャヴァンヌという画家の作品は、普段意識しないで見ている印象がある。

彼の絵は、折りに触れ何気に目にする機会があった。

例えば、昨年行ったパリのパンテオンのフレスコ画。

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どうも、どことなく捉え難いイメージがある。

マットな色使い、人間の生身を感じさせない描き方、聖書・神話のモチーフが明らかな形で描かれておらず、かといって描かれているのはリアルな世界ではなく古代の情景。
作品によっては、個々の登場人物に緊密性がなく、不思議な雰囲気をかもしだしている。


講演者プライス氏は、絵ハガキで見たこの画家のミステリアスな情景(あの有名な貧しき漁師の絵)の絵が忘れがたく、絵の謎を探検すべく、調査を始めたとのことだった。

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調査の手法は度肝を抜くものだった。
電話帳でシャヴァンヌという名の人を調べ、片っ端から丁寧な調査協力依頼レターを送ったとのこと。


興味を示して応じる人も結構いたそうで、やがて世界中に散逸されていた作品の行方を徐々に突き止めることができたという。
プライス氏はこの作業をdetectiveのような仕事、と称していた。

教会の内部に飾られている絵の場合は高い梯子に登らざるをえず、そのような折りには、関係者の協力を得ることができた。
シャヴァンヌが誰もがこぞって研究する対象だったら、絵の所有者たちは、いちいち相手にはしてくれなかったかも?などと推測する。

こうした研究手法について話が聞けたことは貴重だった。


また、画家の特徴であるflat(平面的)な画風は、陰影のなさからきていると指摘。
ボリューム感の欠如というより、影のつけかた一つで変わるというわけか。

系統としては、アカデミー主義とは一線を画していたとのこと。
よく耳にするのは象徴主義という言葉だけど、これ自体、どことなく曖昧だ。

彼の絵が、その後印象派へと続く流れをつくりだしたとは思えなかったのだが、実はピカソの青の時代への影響があったり、
シャヴァンヌ崇拝画家が後を絶たなかったそうなのだ。


スライドに登場した「アレゴリー」の絵は、シャセリオーの絵に近いと思った。
その後、様式が変化し、あの平面的で、薄いパステルの絵が主流となる。
どういう契機があったのだろうか?

残念ながら質疑応答時間が短く、挙手できなかった。


個々の絵が内包するテーマなどには子細には触れられなかったので、それらは自身で探究することになる。

ただ、放蕩息子の帰還や、マグラダのマリアといった聖書の題材が、あからさまでないかたちで描かれているのを今回知った。
宗教に根差した精神性が、ところどころ垣間見られるのかもしれない。

「貧しい漁師」の絵の手前の人物も、私にはキリストのように思えるし。

まずは美術館に足を運ばねば。


☆ 私が参加した講演会:

【講演会】 シャヴァンヌ展開催記念講演会
【日  時】 2014年1月11日(土)15:00-17:00
【場  所】 アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ(東京都新宿区市谷船河原町15)
【登壇者】 エメ・ブラウン・プライス氏(シャヴァンヌ展監修者/美術史家)
【定  員】 80名(事前申込み不可)
【参加費】 無料
【後  援】 日仏美術学会


☆ シャヴァンヌ展:
【開催期間】2014/1/2(木)-3/9(日)会期中無休
【開館時間】10:00-19:00(入館は18:30まで)・毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
2014.01.12 Sun | Art| 0 track backs,
セスキ水入荷中止
油汚れに強力なセスキ水をダイソーに買いに行ったら、もう入荷してないと。がっかりだ。
換気扇汚れ落としは年末にしかやらないという読みなのだろうけど、毎日こまめに掃除したい人もいる。

参った、セスキ水、人にあげちゃった。

少しぐらい入荷しませんか?ダイソーさん。
2014.01.11 Sat | Private| 0 track backs,
2014年暮れの小掃除開始
今年は始まったばかりだけど、今年の暮れのための小掃除を開始した。

私の場合、大掃除とは、タンス、本棚、食器棚、冷蔵庫の中身を全部出して
中を拭いて、そして出しやすいように並べ替えること。
そしてその過程でどしどし捨てることを意味する。

つまり断捨離の儀式。

なので、ピカピカに磨く行為はこの中には入らない。
それは、日々こまめにやるのが一番楽、と思っているから。

なので、日々磨く行為を「小掃除」と仮に呼ぶ。

そんな矢先、小掃除がますます楽しくなるスゴイものを見つけた :セスキ水。



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去年末、NHKの「あさいち」で大掃除の特集をやっていて、よさげだったので録画をして家を出た。

どんなものをやったのかな?、と番組を見る前に、ツイッターやFBで感想が出ていた。

「セスキ水すごい!」と。

どうやら油落としに最強のものが出たらしい。
録画を後追いで見てみたら、油がこびりついた換気扇がキレイになった。


タンパク質分解できるということで、人の皮脂取りにも優れているという。

皮脂取りというと、ドレッサーやタンスについた手跡などにもよさそう。

さっそく購入。

売り切れ続出と聞いたが、ラッキーにも購入できた。

テーブルの上のビニールクロス、台所回りなど、
油系の汚れがつきやすいものに万能。

私の場合、どう水拭きしてもうっすらと白っぽく残ってたドレッサー表面の指跡
(ファンデーション+手の皮脂の油系の白っぽい汚れ)もきれいに取れた。

目からウロコ。

”新年早々お掃除”というのは貧乏性っぽくて普段は避けるんだけど、
というわけで今年は元旦から、あれこれ威力を試したくて、ちょこちょこ磨き掃除開始。

「あさいち」ありがとう。
ハマってしまった、セキス水掃除。
2014.01.07 Tue | Private| 0 track backs,
「ムットーニのからくり劇場」を見てきた
1月4日は、京王線に乗る用事があったので、途中下車してふらりと世田谷文学館へ。
写美、トーハク、江戸博に続き、今年4つ目の美術館・博物館巡り。

先日、学生時代の友人Yちゃんが教えてくれた「旅についての断章」というコレクション展へ。

展示室入口には、斎藤茂吉が使用したという旅行トランクが置いてある。
貼られたステッカーからたちこめる旅情がたまらない。

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随筆家・小堀杏奴さんの旅のスケッチは、画家を目指した人だけあって、本格的。

これを見て、下手でもなんでも、現地の人のスケッチをまた描きたくなった。

訪れた街の風景を直接的に描かずとも、街の中に佇む人の姿をとどめることで、
その背景の記憶や空気が蘇る、
そういった”間接的に記憶をたどる行為”がなかなか魅力的に思えたりする。


現地の人にカメラを向けるのは失礼だけど、スケッチならばそれができる。

そういえば、丁度フラ・アンジェリコの「受胎告知」が表紙のスケッチブックを頂いたばかり。


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次回の旅にはこれと色鉛筆・サインペンを持参しようか。


「旅についての断章」では、旅先のことを書いた随筆原稿の数々にも旅心をくすぐられた。
的確な語彙をもつことの重要性を改めて感じるとともに。


その他、「ニューヨークへの旅」の植草甚一氏の写真は圧巻。
街に同化した姿はあたかも住人のようなのだけど、
住まいはホテルだから、やはり観光客に違いない。
だがしかし、NYでは4ヶ月の間に2000冊もの本を買いあさり、
ホテルが古本屋状態になっている。
超越したトラベラー!

いろんな旅の形があるものだ。


またここ文学館では、ムットーニのからくり劇場が4月6日まで行われている。

たまたま11:30の回の上演を見ることができた。

2日に見た、芸を見せる江戸のからくり人形ともまた一味違い、
いわゆるパフォーマンスを演じる人形なのだけど、
これが個性的な演出により、ペーソスがあって、独特の世界に引きずり込まれる。

からくり人形、なかなか奥が深い。


ムットーニって、武藤さんという日本人の自動人形師の方だと知った。

こちらのブログによると、日産のコマーシャルにかつて登場したことがあるのだとか。





上映スケジュールは以下の通り(世田谷文学館のサイトより):

上演時間
10:30~/12:30~/14:30~/16:30~
上演作品
「THE SPIRIT OF SONG」(約5分)
「眠り」(約6分)
「ALONE RENDEZVOUS」(約5分)
・・・
上演時間
11:30~/13:30~/15:30~/17:30~
上演作品
「猫町」(約6分)
「月世界探険記」(約6分)
「山月記」(約6分)
2014.01.05 Sun | Art| 0 track backs,
1月2日は、博物館へ行こう
例年、1月2日は国立近代美術館で新年気分を味わうのが常だった。
新着順でお年玉がもらえる。
美術館グッズ、カタログ、時に年間パスポートまで。

しかし今年はその大盤振る舞いも姿を消し、
ならばたまには別の博物館へ、ということで都内の3つを梯子した。

まず朝一で写真美術館へ行くつもりだったが、この日は11時開館と知り、
その間、ミッドタウンで時間を過ごす。

入口で振る舞い酒。
ミッドタウン柄の枡が頂ける。

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書のサービスコーナーでは、選んだ二文字を、凧の上に書いていただける。
書体も4つの中から選べる。
数前は、ハガキサイズの紙に"健康"と書いていただき、
親に渡した。
今年は自分用。

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凧のデコレーションが華やか。

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その後写真美術館に移動し、現在催されている3つの写真展を鑑賞。
今日だけはすべて入場無料。

植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ展のモダニズム。
対極的とも言えるそれぞれの家族の肖像写真のありかた。
写真家の向き合い方の違いが対比という手法により、
いっそう鮮かに浮かび上がる。

お年玉おみくじはポストカードと、えんぴつだった。
去年は少し籤運良くて、卓上カレンダー。

午後は、東京国立博物館へ。
(こちらは無料ではなく、通常料金です。)

ちょうど、獅子舞タイム。

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大黒様も舞う。

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長谷川等伯の松林図屏風も特別展示。
実物見るのは初めて。
これは写真では伝わらない。
実物は圧巻だった。
湿った空気感の中に佇む松の木は、妖艶。

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お正月特別展示ということで、
やはり長谷川等伯の牧馬図屏風。
午年にちなんで。

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等伯の馬はなかなか筋肉質。
生への執着を感じさせるような。

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おめでたい鯛の刺繍や、

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広重の東海道五十三次の馬の場面など。

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つづいて、江戸東京博物館。今日は常設展が無料。
琴のお出迎え。

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写真OKのコーナーも多い、常設展の中でも
カラクリ人形のデモンストレーションが感動的。
左は人形遣いの方。
中央の人形が矢を射る一連の仕草をする。
しかも、高い確率で的の中央に命中。

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書をたしなむ人形が書いたのは、寿の文字。

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絵をたしなむ人形が描いたのは、アンパンマン。

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おみごと。

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馬の絵まで。

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数ある美術館、博物館の中でも、江戸博は、特にお正月気分全開なのだった。
2014.01.03 Fri | Art| 0 track backs,
新年あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

元旦の朝は、商売繁盛の神田明神へ。

以前は会社の新年初日の午後、みなで神田明神詣でをしたものだけど、
そんな風習もいつの間にか薄れ。

今日は、個人的に仕事面での運を祈願してきた。

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お参りを終えて鳥居を出ると、長蛇の列。
きたときも牛歩だったけれど、ますます大混雑なのだった。

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続いて増上寺
昨夜NHKでやっていたので、なんとなく。

家康公が尊崇し、いくさにも奉持したという阿弥陀如来像が奉られている。
(見ることはできない。)
徳川家墓所もある。http://www.zojoji.or.jp/history/

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気温15度の快晴。

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六本木ヒルズへ移動。
14:30から和太鼓の演奏がある。

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これを見ないとお正月気分が出ない。
ヒルズは元旦からやっている。

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再び山の手線で移動。
目黒雅叙園

獅子に頭を噛んでもらうと無病息災の願掛けといわれるが、
今年の獅子は威勢よく、コツンとやってくれた。

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相変わらずオーナメントが豪華。

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トイレの天井。

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庭園。

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庭園にある滝の「胎内くぐり」。
滝を裏側から愛でる趣向。

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帰りがけ、夕陽の中に富士山がぽっかり浮かんでいた。

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万歩計初め。
初日は2万歩超えで終了。
2014.01.01 Wed | 国内探索| 0 track backs,
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