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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ハラ ミュージアム アークと群馬近郊の美術館を廻るバスツアー 
先ごろ原美術館の年間会員となり、美術館主催のバスツアーに参加してきた。

最初のストップは、館林美術館。「山口晃展」を鑑賞。

広々としたセッティング。

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目玉の「山口晃展」は、「山口晃展 画業ほぼ総覧-お絵かきから現在まで」 というタイトルで、
なるほど、少年期の落書き帳も展示。

高校の卒業アルバムの表紙の絵を担当したというから、若いころから絵の才能は際立っていた。

藝大時代の絵にも、すでに「雲」で画面を仕切るスタイルが現れているし、
細かい人物描写満載で、今の画風とつながっている。


郷愁を誘うかのように頻出する三越デパートは、個人的思い入れなのか。
かつて、デパートの屋上が、かなりイケてるアミューズメントの場であったあの頃をなつかしむように。


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一風変わった常設展は、(白熊の彫刻で名高い)フランソワス・ポンポンのアトリエの再現。
(下記写真は外観9
南仏から建材を運び入れたほどの熱の入れよう。

彼がパリのアパルトマンの一室に構えたアトリエが元で、
実際のアトリエは、天井がこれよりも低かったそう。

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常設展に彼の作品シロクマがあり、さらにフェルナン・レジェの花の彫刻が目を引いた。
相変わらず生命力に満ちているけれど、優しさが垣間見える作品だった。


さて、次は伊香保グリーン牧場内にあるハラ ミュージアム アーク。

建物を手掛けたのは、磯崎新さん。

「あなたに似た人」展
「原六郎コレクションの名品」展
(国宝「青磁下蕪花瓶」、円山応挙「淀川両岸図巻」他)
をガイドツアー付きで鑑賞。


その前に屋外のインスタレーションも見ごたえあり。


オノヨーコさんの妹さんで、世界銀行で要職に就いたあと、突如辞めてアーティスト宣言をされた
オノセツコさんの作品。

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入口のハートは何度見ても、愛らしい。
品川の原美術館は野外インスタレーションも撮影禁止だけれど、こちらは禁止ではなかった。

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アンディ・ウォーホールのキャンベルスープ。
これは世界に3つあるうちの1つ。

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裏を見るのもお忘れなく。

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本人のサインがある。

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美術館の窓越しの紅葉は、額縁の中の絵のようで。

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太陽が隠れてしまったのがやや残念。

観海庵では、
円山応挙の「淀川両岸図巻」の川の水色がさわやかで、
よく見れば実に細かい人物や動物が描き込まれている。
雨空あり、青天あり。
風景の移り変わりとともに、川下りを体感。

狩野探幽の「蛤蜊観音図」の軽やかで迷いのない筆さばきに惚れ惚れ。


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内部は写真撮影禁止なので写真はないものの、
草間彌生さんの一室 《ミラー ルーム (かぼちゃ)》は、ガラスのキューブの中に
永遠のかぼちゃの連なりに、しばしクラクラ。

また、草間さんがまだ正当な評価される前に購入されたテーブルセッティングのオブジェも。
置かれている場所は、所蔵庫。

普段縁のない美術館の裏側を垣間見れたのも貴重な体験。
美術館関係者にとっては所蔵庫も、展示場のようなものらしい。

事実、ライティングにまで、神経が行き届いていた。
一か所、ぽっかりとブランクになっているスポットは、森村泰昌さんのレンブラントの連作が置かる場所。
今は原美術館の方で展示中。


橋を渡れば伊香保グリーン牧場。

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枯葉踏みしめ、奥へと行くと、

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動物とのふれあいコーナーがあり、
羊、ヤギ、牛、ウサギ、馬などなど。

人工的でない、住みついているぞといった雰囲気が強く、
動物園とは一味違う動物たちの居住空間。

中でもヤギが愛嬌がある。
鳴き声がアピール度が強く、本当にメエーと「言葉」を発しているかのように鳴く。

愛嬌抜群だ。

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アートな休日を存分に満喫したのだった。
2013.11.10 Sun | Art| 0 track backs,
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