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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
パリ / スリの手口
1 スリの状況/何が幸いしたか

最終日、スリに狙われた。
気が付いたらお土産用の紙バッグの中に手が入っていた。

バッグの中には、友人に頼まれたアルティザンの香水(120ユーロ)。

その時、他に持っていたのはポシェットと、中型のバッグ。
双方ともチャックがついていて、さらに地が厚手な分だけジッパーも硬く、簡単には開かない。

その点、お土産物袋の方は、一見無防備に見えた。

外袋と中身はこんな感じだから。

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だがしかし、中央にリボンがあって、結んであったので、袋の口は、狭くなっていた。
さらにー

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なんとも素晴らしいことに、ギャラリーラファイエットの香水売り場の人が、
金紙をくしゃくしゃにしたものを、香水パッケージの上にかけてくれていた。
お洒落に演出してくれたようだ。

だから、手が入った時、ゴソゴソっと音がしたのだ。

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これのおかげで、気づくことができ、咄嗟に逃げたのだった。



2 場所

空港行きバスの時間まであと1時間ほど間があったので、
宿の近くのパッサージュ(アーケード)へ行ってみた。

最初はろう人形館そばのパッサージュ・ジョフロワ。

神田みたい!
ひなびた雰囲気。


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次はギャルリー・ヴィヴィエンヌ。

フロアが洒落ていて、こちらは打って変わってモダン。

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さて、そろそろオペラの方に帰ろうか。

最後にパッサージュ・ショワズール。

ちょっと素っ気ない。
普段着のパッサージュという感じ。

と、事件はここで起こった。

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● 観光客の多いオペラ座に近い:
● それほど洒落た店があるわけではないので、大混雑するわけでなく、人目もさほどでない:
● とはいえ、パッサージュ・ジョフロワほどマニアックすぎもせず、なんとなくふらっと入る観光客は三々五:
● パッサージュなので、閉鎖的で、一歩中に足を踏み入れると、他の道からは見えない:

そんな点で、このパッサージュは最高のロケーションだったのだろう、と推察。


3 手口

女子2人組に、道に迷ったので、ギャラリーラファイエットまでの道を教えて欲しい、と言われた。
(背後にもう一人一味がいた模様。)

単なる観光客2人組だと思った。

私の拡大地図上で、今いる場所を教えたのに、
「私の地図で教えて」と言って聞かない。

その地図は、広域地図なので、とても、この場所にいる、と指差せるようなしろものではない。

この辺だから、ピラミッドからメトロに乗って、、、とか言っても、
話をはぐらかすのが上手で、ラファイエットは3ヶ所にあって、、などと
意味不明な話をはさみつつ。


そして、地図を壁に押し付けて、この地図で指し示せ、と私の目を壁に釘付けにする作戦。

なんか、しつこすぎる、適当にあしらわねば、と思った瞬間のことだった。


アイスクリームをかける、とか、古典的な手口は話に聞いていたけれど、
普通の観光客風の女性2人ということで、完全にだまされた。

ガサゴソ音がした途端、一目散に逃げた。
その際一人の顔を覗き込んでみた。

へへ、といった人を馬鹿にするような顔が最低だった。


もっとも、最終日のせいもあり、私も油断して、パリはそんな治安悪くない、などと
安心したか、地図を平気で広げながら歩いていた。


スキがあったことは否めない。
歩きすぎて(連日の長距離歩行の果てに、この日もすでに3万歩超えていた)
疲れていて思考がにぶっていたことも確か。


いずれにせよ、あの子たち、今でもパッサージュ・ショワズールあたりで
うろついているかもしれない。

行かれる方は気を付けて。

例えば、お土産を手にしている人は、袋の口を紐で縛るなり狭めて、
あのように、音のする紙などをふわっと置いておけば防犯になるかと。
2013.07.27 Sat | Travel-France| 0 track backs,
オルセー美術館の広場にある日本人の彫刻
パリ・オルセー美術館といえば、駅舎を利用した建造物そのものにも興味がそそられ、
到着するや否や、中へと急いでしまうのだけれど、
今回はゆったり1週間滞在ということもあり、珍しく建物の外、つまり広場の部分もそぞろ歩きしてみた。


奥の方には6つの彫刻が並んでいて、プレートを見ると、それぞれアジア、オセアニア、南アメリカなど
大陸名がついている。

ナヴォーナ広場で見たような、いわゆる寓意像になっているようで、
つまり、それぞれの大陸を象徴する女性が鎮座しているというわけ。


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アジアのプレートの前に立つと、どう見ても日本人の彫刻。

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アレクサンドル・ファルギエールという彫刻家の手によるもので、
プレートによると、1878年のパリ万博(,Exposition Universelle)用に、1877年に注文を受け制作。

当初トロカデロ第一宮殿テラスの装飾用に設置されていた由。
他の物と比べて瞳が毅然としていて凛としている。


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こちらのサイトを見ると、アジアを代表する顔は以前中国であったものが、日本人のムスメに移行した、そういう転換期を象徴しているようだ。

こちらはどこの大陸かというと -

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南アメリカだそう。
作者はエメ・ミレ(Aimé Millet)とある。

プレートはこのようにはげているものや、消失しているものもある。


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さて、下は、今年5月に行った前述のローマ・ナヴォーナ広場の「4大河の噴水」。

四大大陸の大河を象徴する寓意像の噴水で、巨匠ベルニーニ作。

こちらの像は、実に躍動的。

日本ではこういった地域別彫刻群は目にした記憶がない。

この手の大陸間比較寓意像というのは、その大陸における自国の重大な地位を意識しなければ、
制作する動機につながらないのでは、と思えた。

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2013.07.27 Sat | Travel-France| 0 track backs,
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