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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
先週末の国立新美術館。
次回の写真展「 アンドレアス・グルスキー展」のこの写真はなんだろうと思っていたけど、
・・・スーパーカミオカンデなのですって。

これの写真が撮りたくて許可をとったものの、当時水が丁度抜かれていて、
デジタル処理で水質感を出したとのこと。

よーく見ると右下に、ボートに乗った人影が2つ。

目を凝らすと球体に全体像が移り込んでいて、それが無数にある無限の世界。
微生物の積み重ねで地球が構成されているというこの世の営みを凝縮しているかのようでもある。


IMG_4196.jpg


そんなミクロの世界で遊びつつ、壮大な地球や大地を感じるアンドレアス・グルスキー展。
いざ、内覧会へ。

*写真撮影は許可済みです。


すでに別途書いたとおり、ツール・ド・フランスの光景もあり、(左)個人的なお楽しみが
潜んでいた。


会場に足を踏み入れた途端、「あ、これは群像の風景版!」そんな言葉が口をついた。

Bunkamuraで見たアントニオ・ロペスのような微細な世界を包含しつつも、
マクロな世界が広がっているのを感じる。


P1200796.jpg


写真展といいつつ、インスタレーション的な展示で魅せる手法をとったといい、
確かに次から次に作品集をめくる感覚ではなく、
物質とじっくり向き合うイメージ。


でも、視覚に入る写真同士を比べるのも一興。

左手のシカゴ商品取引所と、
右手の東京証券取引所。

色鮮やかないでたちのアメリカと
ブラックxホワイトの背広姿のモノトーンな日本。

カラフルとモノクロ。
双方が体験しているカオスはそう大差ないはずだけど、その情景には文化がある。


P1200826.jpg


グルスキー氏は、自らをArtistと読んでいた。
Photographerとは言わなかった。

確かにそこにあるものは、写真という媒体を用いつつも、平面のオブジェともいえる。

そして被写体が、現世のものである限り、
芸術的なフォルムの裏には世相や社会が写り込んでいる。


P1200844.jpg


***

ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
会期 :2013年7月3日〈水〉→9月16日〈月・祝〉
休館日:毎週火曜日
会場:国立新美術館 企画展示室1E
開館時間:10:00-18:00 金曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
2013.07.02 Tue | Art| 0 track backs,
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