日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
シャルルドゴール空港からパリ市内への移動・交通手段はどれがいい? (2013年7月時点)
◆ 地下鉄かバスか * ロワシーバスかエールフランスバスか

シャルルドゴール空港から早朝パリ市内に入る時、いつも公共交通機関を使っている。

以前は地下鉄メトロの始発を使用したけれど、
会社では、出張者に対してこの路線は使用しないように勧告している。

一部停車・通過するエリアの治安に不安あり、という訳でないのがその理由。

もっとも始発に乗るような人はパリ市内へ向かう勤め人が多い印象だから
さほど怖い印象というわけでもない。

ただ最初の停車駅である空港駅では誰も乗っていないことが何度かあり、一人の時は確かに不安を誘う。

さらに北駅方面へ行くなら別だけれど、西側に行く際には乗換必須だし、
意外に時間がかかる。


そこで最近では、バスを利用。
始発は6時頃で、5時前に乗れる地下鉄より、長く待たねばならないが。


以前はエールフランスのバスでリヨン駅かポルトマイヨやリヨン駅に向かったものだけど、
それより安いバスがあるのを知った。

オペラ着のロワシーバス。片道10ユーロ。
今回はオペラに泊まったこともあり、これは便利。

エールフランス(AF)のバスは、片道17ユーロだ。(往復だと29ユーロ)。
少々お高いが、それでもタクシー利用を考えれば安いもの。

リヨン駅そばに泊まることも多いので、その際はAFバスに限る。
その他、空港からモンパルナス、ポルトマイヨ経由エトワール行きの便もある。

さらに、オンラインチケットだとかなり安くなるようだ。



◆ 空港内バス乗り場への出口(メンテ工事の時は注意!)

オペラ行きバスは各ターミナル巡回なのだが、Eターミナルに到着した場合、乗り場はユーロディズニーのバス乗り場そば。

なのでディズニーの看板を目印に進むもよし、2Eターミナルから2F方面に進むもよし。

写真奥から手前に向かって歩いていくと、写真右手に待合室や券売機がある。

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Paris Operaと書かれたオペラ行きバス乗り場の表示が見えた。
が、なんとなく囲いでおおわれているような感じ。
嫌な予感。

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やはり問題発生:
裏に回ると、パンフレットの棚で、出口が通せんぼ状態。

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メンテナンス中なのでこの入り口は封鎖と。
右手の入り口から行くよう、→が。

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従順に右手に行くも、使用不可。
それより右の方に行けども行けども出口なんてない。

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まだ時間が早いから、出発時間の6時近くなると、ドアが開くようになるのかしら、そう思い
人のいる2Fのターミナルに移動して、そこで歯磨きなどしながら待つことに。
(人のいない5時前のパリ空港国内線専用(2D/2C)のターミナルで、怖い目にあったことがあるので。)


1時間後、戻ってきても、上記封鎖状態は続いていた。

おかしい、と思ってうろうろして、看板の矢印の方向が真逆では?と疑問が浮かんだ。


矢印と逆の左手に行くと、ディズニー用と書かれた入り口があり、そこを出ると、
全てのバスが止まるターミナルなのだった。

とどのつまり、ディズニーの看板の出口から出ようが、オペラバス専用出口から出ようが、同じターミナルに出るのだ。

私と同じように迷っている男性がいて、聞けばオルリー空港へ向かうという。
オルリー行のバスも同じことで、ディズニーの出口から出ると、バス乗り場がある。

それを教えてあげたら、なーんだ、といった感じで急いでバス停へと向かっていったのだった。

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外に出ると、乗り場外観図があった。
オペラ行きはQuai(ホーム) Bだ。

ディズニーは、C-Fとなっている。

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券売機外観とバスの頻度、始発・終バス時間


さて切符は、上記で触れた待合室の自動販売機で購入した。
バス車内でも買えるらしいが、ICタグ入りクレジットカードが使用できるし。
券売機、見かけはこんな感じ。

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エアフラのバスはこちら。

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券売機脇にはバス運行状況が出ていて、只今5:46am。
あと22分でバスが到着とある。
つまり、6:08発だ。

始発が大体6時頃で、(ターミナルにより異なる)最終は23時、間隔は15-20分おき。

AFバスも、頻度や運行時間は似たりよったり。

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切符を買う(そして、帰り分も購入すべきかどうか)


さて、時間もたっぷりあるし、チケット購入。
画面を触れ、とあるので、タッチした。

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言語の選択あり。
英語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語。
この画面の場合は、下の旗印をタッチ。


購入画面の方は、空港バスの選択肢しかないのでそれを選択。

一旦買ったあと、帰りのチケットも購入することにして、再度これを繰り返した。
帰りのバスも、このエアポートチケットを選択をすればいい。

ただし、帰りのチケットは買うべきではなかったと実感。

というのも、当日の天気予報は雷雨。

大雨だったら屋外でバス待ちをするのはたまらない。

天気など状況次第で地下鉄もありうべしだ。帰りは早朝ではないし。人も多かろう。

幸いバスに乗るまで雨は降らずにいてくれたので初志貫徹でバスにした。
が、乗った途端、大雨となり、寸でのところだった。

ちなみに帰りのバスでは支払は現金のみで、カードを出した人は拒まれていた
(すべてのバスがそうか、そのバスのみだったのかは不明。)

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◆ バス乗り場と内部

外にもオペラ行きバスの看板がある。

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ホームBへ。
バスが時折行きかっている。これはオルリー空港への連絡バスだ。
こちらの始発は早い。

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車内はこんな感じ。
エアフランスバスは、運転手さんがバス内部に荷物を入れてくれるが、こちらは車内に置場があり、
自分で置く。

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宿はそこから徒歩できる範囲内。
いやはや便利。

オペラまでの所要時間は、朝は45分弱。帰りは1時間弱だった。



◆ オペラでは、どの辺に停車するか

オペラ行き、と一口に言っても、オペラ・ガルニエは大きな建物なので、どこに停車するかが問題。

場所は、道の名前でいうと、Rue Scribe とRue Auberが交わった場所。
オペラの地下鉄駅までは、Auer通りを1ブロック分ほど歩くことになる。
2013.07.31 Wed | Travel-France| 0 track backs,
フランス版料理の鉄人
「キ・スラ・ル・プロシャン・グラン・パティシエ?」
(次の偉大なパティシエは誰?)

そんな番組をフランス滞在中に見た。

料理の鉄人・アイアンシェフそのもので、フランスぽさはあるものの、そこまでパクりますか?
と驚いた。


放送作家・小山●堂さんにはなんらか再使用料が入っているのだろうか、
と心配になるほどに。

オープニング:

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3つのマッチを3人で闘い、1回目で2人に絞られる。

1回戦は持ち時間1時間。

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審査員は4人。

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2005年、パティシエ世界大会優勝のクリストフ・ミシャラック氏:

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フランス洋菓子協会・会長フィリップ・ウラカ氏 :

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エクレア・ド・ジェニ スイーツプロデューサーのクリストフ・アダム氏:

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ベルギーチョコ界を牛耳るピエール・マルコリーニ氏:

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コンペティターのひとりオードリー。

彼女が優勝したのだった。

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まずお菓子の構想を練り、絵を描く。

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最初は1時間。
小作品で勝負。

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オリジナルな点は、自作のケーキに値段をつけて、
売るところ。

審査のポイントは売り上げ金と出来栄えの2つの点。

1つケーキを失敗して、数が少なかったオードリーは1個の値段を上げるしかなく、
売れ行き打撃。
売上金額で最下位となるも、出来栄えでなんとか2人の中に生き残る。

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次は長時間勝負が2回。

焦る、焦りすぎなオードリー。

でもなぜか不思議。長時間なのにぎりぎりでピッタリ出来上がる。

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最後の一騎打ち。
テーマはモード。

男性シェフ・ヤンの作品。

ボディ部分が凝っていた。
編上げのような細かい模様をボディ部分に仕様。

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優勝者オードリーの作品。

コンセプトは2人とも全く同じ。
帽子をかぶったレディをチョコレートで表現。

ステレオタイプに収まったのは仕方ないか。
抽象で争うのはリスクが大きい。

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結局・・・最後まで見てしまった。

どこまでアイアンシェフと瓜二つなのか見極めるために。

演出ぶりまでも似ていた。

シェフの個性をにじませる点。
オードリーの慌てぶりは、やや過剰演出のような印象だが、
もしかしたら、あれほどのイライラっぷりは、フランス人的にはふつーなのだろうか?
2013.07.30 Tue | Travel-France| 0 track backs,
Amorino(アモリーノ)のアイスクリーム
パリでもお洒落と言われるマレ区界隈を散策中、
ヴォージュ広場に向かう途中のジェラート屋さんが賑わっていた。

名前はAmorino(アモリーノ)

上品な感じで好感度もあり、ちょっとトライしてみることに。


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内容もなかなか個性的。
どれにしようか迷ってしまう。


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入って右手のレジの人に、「初めてなんだけど、どういうシステムなんですか?」と聞いてみる。

まず、大中小のサイズ(3€台~5€台)と、コーンかカップかを選ぶ。
そして支払をしたときに受け取るレシートをカウンターへ。

コーンを選んだのだけど、カップに入れ始めてくれたので、まあいいや、とそのままに。
後で知ったことながら、コーンだと、お花のような盛り付け、とのこと。

でも、周囲の人の盛り付けを見る限り、そのような美しい花型にはなっていなかったような。


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何種類選んでもいいそうで、とりあえず3種類にしておく。


まず大好きなナッツ系の、ピスタチオ。
残りはちょっとスッキリ系がよくて、次は、アマレット。

あとはヨーグルトにしようかなぁ、と迷ってたら、「食べてみる?」と試食用スプーンをくれた。

うん、美味しい。
ということで、ヨーグルトに決定。


赤いベリー類を入れなかったため、色的には今一で。

でも、おいしいー。
アマレットなんかは、まさに思い通りの味!


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その後、ギャラリーラファイエットの前の出店でも見かけたこの店。

なかなかの人気店らしい。
気に入った。
2013.07.29 Mon | Travel-France| 0 track backs,
パリ / スリの手口
1 スリの状況/何が幸いしたか

最終日、スリに狙われた。
気が付いたらお土産用の紙バッグの中に手が入っていた。

バッグの中には、友人に頼まれたアルティザンの香水(120ユーロ)。

その時、他に持っていたのはポシェットと、中型のバッグ。
双方ともチャックがついていて、さらに地が厚手な分だけジッパーも硬く、簡単には開かない。

その点、お土産物袋の方は、一見無防備に見えた。

外袋と中身はこんな感じだから。

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だがしかし、中央にリボンがあって、結んであったので、袋の口は、狭くなっていた。
さらにー

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なんとも素晴らしいことに、ギャラリーラファイエットの香水売り場の人が、
金紙をくしゃくしゃにしたものを、香水パッケージの上にかけてくれていた。
お洒落に演出してくれたようだ。

だから、手が入った時、ゴソゴソっと音がしたのだ。

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これのおかげで、気づくことができ、咄嗟に逃げたのだった。



2 場所

空港行きバスの時間まであと1時間ほど間があったので、
宿の近くのパッサージュ(アーケード)へ行ってみた。

最初はろう人形館そばのパッサージュ・ジョフロワ。

神田みたい!
ひなびた雰囲気。


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次はギャルリー・ヴィヴィエンヌ。

フロアが洒落ていて、こちらは打って変わってモダン。

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さて、そろそろオペラの方に帰ろうか。

最後にパッサージュ・ショワズール。

ちょっと素っ気ない。
普段着のパッサージュという感じ。

と、事件はここで起こった。

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● 観光客の多いオペラ座に近い:
● それほど洒落た店があるわけではないので、大混雑するわけでなく、人目もさほどでない:
● とはいえ、パッサージュ・ジョフロワほどマニアックすぎもせず、なんとなくふらっと入る観光客は三々五:
● パッサージュなので、閉鎖的で、一歩中に足を踏み入れると、他の道からは見えない:

そんな点で、このパッサージュは最高のロケーションだったのだろう、と推察。


3 手口

女子2人組に、道に迷ったので、ギャラリーラファイエットまでの道を教えて欲しい、と言われた。
(背後にもう一人一味がいた模様。)

単なる観光客2人組だと思った。

私の拡大地図上で、今いる場所を教えたのに、
「私の地図で教えて」と言って聞かない。

その地図は、広域地図なので、とても、この場所にいる、と指差せるようなしろものではない。

この辺だから、ピラミッドからメトロに乗って、、、とか言っても、
話をはぐらかすのが上手で、ラファイエットは3ヶ所にあって、、などと
意味不明な話をはさみつつ。


そして、地図を壁に押し付けて、この地図で指し示せ、と私の目を壁に釘付けにする作戦。

なんか、しつこすぎる、適当にあしらわねば、と思った瞬間のことだった。


アイスクリームをかける、とか、古典的な手口は話に聞いていたけれど、
普通の観光客風の女性2人ということで、完全にだまされた。

ガサゴソ音がした途端、一目散に逃げた。
その際一人の顔を覗き込んでみた。

へへ、といった人を馬鹿にするような顔が最低だった。


もっとも、最終日のせいもあり、私も油断して、パリはそんな治安悪くない、などと
安心したか、地図を平気で広げながら歩いていた。


スキがあったことは否めない。
歩きすぎて(連日の長距離歩行の果てに、この日もすでに3万歩超えていた)
疲れていて思考がにぶっていたことも確か。


いずれにせよ、あの子たち、今でもパッサージュ・ショワズールあたりで
うろついているかもしれない。

行かれる方は気を付けて。

例えば、お土産を手にしている人は、袋の口を紐で縛るなり狭めて、
あのように、音のする紙などをふわっと置いておけば防犯になるかと。
2013.07.27 Sat | Travel-France| 0 track backs,
オルセー美術館の広場にある日本人の彫刻
パリ・オルセー美術館といえば、駅舎を利用した建造物そのものにも興味がそそられ、
到着するや否や、中へと急いでしまうのだけれど、
今回はゆったり1週間滞在ということもあり、珍しく建物の外、つまり広場の部分もそぞろ歩きしてみた。


奥の方には6つの彫刻が並んでいて、プレートを見ると、それぞれアジア、オセアニア、南アメリカなど
大陸名がついている。

ナヴォーナ広場で見たような、いわゆる寓意像になっているようで、
つまり、それぞれの大陸を象徴する女性が鎮座しているというわけ。


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アジアのプレートの前に立つと、どう見ても日本人の彫刻。

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アレクサンドル・ファルギエールという彫刻家の手によるもので、
プレートによると、1878年のパリ万博(,Exposition Universelle)用に、1877年に注文を受け制作。

当初トロカデロ第一宮殿テラスの装飾用に設置されていた由。
他の物と比べて瞳が毅然としていて凛としている。


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こちらのサイトを見ると、アジアを代表する顔は以前中国であったものが、日本人のムスメに移行した、そういう転換期を象徴しているようだ。

こちらはどこの大陸かというと -

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南アメリカだそう。
作者はエメ・ミレ(Aimé Millet)とある。

プレートはこのようにはげているものや、消失しているものもある。


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さて、下は、今年5月に行った前述のローマ・ナヴォーナ広場の「4大河の噴水」。

四大大陸の大河を象徴する寓意像の噴水で、巨匠ベルニーニ作。

こちらの像は、実に躍動的。

日本ではこういった地域別彫刻群は目にした記憶がない。

この手の大陸間比較寓意像というのは、その大陸における自国の重大な地位を意識しなければ、
制作する動機につながらないのでは、と思えた。

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2013.07.27 Sat | Travel-France| 0 track backs,
フランスで経験したゲリラ豪雨
本日ルーブルはお休み。

午前中、ドラクロワの絵があるサンシュピルス教会などをまわり、
一旦ホテルに戻った。

ロビーにコーヒーやクロワッサンが置いてあり、自由に頂いていいので、
ちょっと休憩してロダン美術館とナポレオンのお墓がある軍事博物館界隈を目指す。


ホテルを出る前、「雷雨は夕方ぐらいでしょうかね?」とレセプションの人に声をかける。

天気予報ですごい雷雨がくるぞくるぞ、と連呼していたのだ。

「さあ、こればっかりはね」などと言われつつ外に出て、数歩歩いたら突如雨が。

やばい、もう来たか。
でも美術館パスは今日までなので、行くと決めたらいく。

まずは無事にロダン美術館に到着。
が、なんか様子がおかしい。

外に人があぶれている。

なんと大雨がきたので、人が雨宿りにどっと集まってしまい、
入場ストップしてしまったという。

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特別展示場には入れなかったものの、パスがあったため、
なんとか庭からロダンの邸宅の方には入ることができた。

が、雨が一段と激しくなり、雷も。

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もうひとつ、ナポレオンのお墓がある軍事博物館に是非行きたいと思っていたので、
この雨の中、走って向かうことにした。

天気予報の感じでは、雷雨は夜まで続くのではないかと思い、
交通手段がどうにかなるとまずいので、
さっさと行くところだけいくことに。


軍事博物館はロダン美術館と同じ最寄り駅。
地下道で近くまで行けないかと思い、いったん地下鉄に入ったけれど、
出口は一箇所。

仕方なく外に出て走った。
ちなみに、ロダン美術館最寄り駅にはホームに彫刻が。

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日本で経験したゲリラ雨そのもので、傘を持っていても足元はずぶぬれ。
余りにひどくて途中、ドアがあいていた建物で一度雨宿りしたが、そこは病気の人たちがいる施設。

病院のようなところだったのだが、一人先客で雨宿りしている人がいたのでジョインした。
その後からも2人が入ってきた。

あとでよく見たら「観光客お断り」と書いてあった。
それでも施設の人は嫌な顔せず、雨宿りを容認してくれた。

画しかし、いつまでもここにいるわけにもいかず、
「博物館までここからどのぐらいですか?」と係りの人に聞く。

500mぐらい、と言われ、参ったけど、一目散に博物館へ。

ちなみに、外を走っているのはこの時点で私だけ。
アンヴァリッドというメジャーな場所なのに、ひとっこひとりいない。

なまじ東京でゲリラ雨に慣れているせいか、この中を走ることは違和感がない私だが、
フランス人は、余りなれていないのでは?と思った。


お腹のあたりも濡れて気持ち悪かったが、ともかく入館し、ひとしきり鑑賞したあと、
外に出たらお日様が。

なんだ30-40分どこかで雨宿りして待てばよかった。
こんなに早く晴れるとは思わず。

それなら、ということでロダン美術館へ出直し。
さすがに入場規制は解除。

大雨で歩けなかった庭を散歩してみる。
嗚呼、気持ちいい。

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ロダンがかつて住んでいた館らしいが、なんとも豪華な館だ!

部屋は、行けども行けども次がある。

庭も歩いても歩いても、まだ続いている。
考える人や地獄の門、カレーの市民などお馴染みの彫刻オンパレードの庭もある。

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内部は彫刻の展示はもちろん、

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彼が個人的に収集していた絵画がある。

右はゴッホの「タンギー爺さん」の絵だ。

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正面の庭もすばらしいが、

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わき道の小道も素敵で、

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更に裏には林道のような木々の茂る庭もある。

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手入れのよさが光り、予想以上に感動の美術館だった。
2013.07.24 Wed | Travel-France| 0 track backs,
なんでもミイラ
6日間のミュージアムパスを購入し、連日ルーブル、プラスどこかの美術館をせっせとまわり、
今日でルーブル通いも連続5日目となった。

明日火曜日は残念ながら休館日。
だから本日でとりあえず見納め。

17:45に出なくてはいけないから、1時間前にはもう秒読み状況となり、
どこか大事なところを見逃してはいないか、確認しつつ、
もう一度みたい場所をさささっと回ってみた。


選んだひとつがこちら。
古代ミイラと棺の展示。

まあ、こんな棺とか、

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こんなミイラは、大英博物館の方が圧巻だ。

けれど --
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これは人生で初めて目にしたのだった。
猫のミイラ。

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人間同様、ぐるぐる巻きした上で、生前、ありし日の姿を描いている。

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棺だって特注。

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バリエーションとして、縦型のものも。

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いや、これだけじゃない。他にもある。
蛇の棺。

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ちいちゃいのに、ちゃんとミイラ化していて驚くのがこちら。魚のミイラと棺。

ここまでする必要あったの?

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ワニもある。
残念ながら棺の方は出土していないようだけど。

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いやほんと、懐が深いルーブル美術館。

教科書に載っているような名画だけでなく、
エジプト時代のいわゆる春画のような展示もあったし、
ナポレオンの居室もあり、
バリエーションに富んでいた。


無名の作者の手によるキリストの絵などはみな素通りしていくけれど、
稚拙さを越えてアピールするものがあった。

キリストの描き方も、ある地方のある時代にはあばら骨の描き方に特色があったり、
流血の描き方に、工夫が見られるものがあったり、
穏やかな顔、悲惨な顔、それぞれに作者の意図があり。


見れば見るほど比較する材料が増え、感じることが多くなっていく。

ガイドブックに書かれていない何かを見つけるのが、楽しいと感じられた、
そんなルーブルの旅だった。
2013.07.23 Tue | Art| 0 track backs,
ツール・ド・フランス100回記念大会閉幕
2003年、ツールが100周年大会だったときに現地に行き、パレードの素晴しさに感動した。

歴代優勝者が特殊車両で行進したり、昔の自転車乗りを再現するシーンがあったりと、
おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさだった。


きっと100回記念の今回も、そんなサプライズな演出がきっとあるはず、そう思って駆けつけてみて、
予想とは大きく異なり、真のサプライズとあいなった。


なんともパリのエスプリに満ちた、決してあれこれ無駄にじたばたするような演出ではなく、
すっきりと、凱旋門という勝利の象徴のみを用いて、イルミネーションで
100回の歴史を総括する手法。


さすがフランス。
なんともスマート。

いやはや脱帽の一夜なのだった。

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カウントダウン中。
ゼロになると、華やかな趣向が始まる。

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ああ、100回目の歴史がついに刻まれた。

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2013.07.22 Mon | Cyclde Road Race| 0 track backs,
パリのお一人様と、ジャパンマネーがこんなところにも、の話
昨日はホテルの朝食。

今日は折角なので外へ繰り出した。

残念ながら週末はモーニングセットをやっていないベーカリーが多くて
ふと見た看板に惹かれてスタバに入店。

なんと、パリのスタバは、モーニングセットがあるのだ。
これはホットケーキセット。


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看板のメニューを注文しようとしたら、親切にアドバイスあり。

そのほかにマフィンセットもあり、こちらの方がお得なのだとか。
ホットケーキセットより若干高いけど、その分オレンジジュースがつくそう。

ホットケーキセットに、別途追加でオレンジジュースをつけるより安いとか。

うーん、でも写真のホットケーキが頭から離れず、
ホットケーキセットにオレンジジュースを追加することにした。

再び驚いたことに、ジュースは目の前の機械で絞って出てくる、うわー。
ドリンクに選んだカプチーノもやたら大きいし。

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で、こういうことになりました。
ホットケーキセット5.30ユーロにオレンジジュース追加で、6.5ユーロ?程度。

朝のパリ、オペラ座そばのスターバックスにて。

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その後、ルーブルで9時から3時間過ごしたあとは、ランチに繰り出す。

前日同様、再び13.9ユーロのビストロ定食。

本日の前菜はラズベリー入りガスパチョ。
暑いときにはこれがいい。

とはいえ、スペインで味わったのよりも、冷えておらず、
にんにくがギンギンにきいているわけではなかった。
が、これはこれでよし。

この定食には、赤ワイン100mccがついてくる。

甘口で、美味しかった。
流石に残しましたが。


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メインはチキンローストとマッシュポテト。
量が大量。
最後のコーヒーも定食に込み。

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さて、おなかも満たされて、次はそこから歩いて中世美術館へ。
一角獣のタピスリーは日本(いまは関西)に来ているので見られないけど、それでも見るものはたんまりある。

変わったところでは、キリストの復活のタピスリー。

実は聖書には、復活のくだりは書かれておらず、
よって絵などの主題としてキリストの復活が選ばれることは結構少ないと聞いたことがある。

イタリアサンセポルクロのピエロ・ デッラ・フランチェスカの「キリストの復活」の絵が有名だけど、
復活のシーンの記述がないだけに、構図は画家の想像に任されている模様。

フランチェスカの絵は棺桶から出る構図をとっており、
こちらもそう。


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次も徒歩で画家ドラクロワのアトリエ美術館へ。

サンジェルマン界隈にあるサンシュピルス教会の絵を任されたときに借りていたアトリエらしく、
つまり、同教会のそばにある。

普通のおうちが美術館になっているため、
つまり、見つけにくい。
ふつうのお宅に入る感じ。

唯一旗が目印。
工事中のようで、入館不可かと思ったけど、
工事してるけれど入れます、という看板があり、ほっとした。(後の話の伏線)

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下絵の中に、有名な大作の「足部分」だけの習作があり、
へえ、群像の中に描く足ひとつでも、画家はこんなにも下書きしたりして凝るものなのか、
と驚いた。



さて、見学の途中で庭に出る順路になっていて、庭に出ようとしたら、こんな看板。

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そう、前述の工事というのは庭の工事らしく、そしてその工事というのは、
日本の木下ホールディングスがカンパして実現したのだった。

先の中世美術館は一角獣の部屋をNHKが寄付して改装中。

あらまあ、ジャパンマネーいたるところに。。。
(これによってバーター取引で、美術品が借りやすくなるという仕組みだね。)

庭のベンチに腰掛けてみる。

のどかな午後のひと時。。。
とゆっくり休憩しているわけにはいかない。

夕方からまたルーブル美術館へと戦闘モードになったのだった。

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2013.07.21 Sun | Travel-France| 0 track backs,
古代彫刻髪型比較
パリから:

初日にミュージアムパス6日間69ユーロを購入し、
2日で下記を回った(■印がパスで無料):

1日目:
・モンパルナス墓地(早朝到着したので、8時からやってる場所ということでチョイス。ゲンズブール、サルトルのお墓巡り)
■オランジェリー(ミュージアムパスを買うため。ルーブルは込みすぎて、買うのに時間がかかるので、お隣のオランジェリーで購入し、さっと見てルーブルへ移動)
■ルーブル
・ランチのため地下鉄に乗ってバスティーユのビストロへ。定食(凝った前菜+メイン)13ユーロとカプチーノ
■ルーブルへ戻り(閉館時間近くまで滞在)
・地下鉄で再びバスティーユまで行き、Webでお勧めだった中華料理屋へ。
■オルセー(夜間開館で21:30まで滞在)

2日目:
・ホテルの朝食(宿代とは別なので、明日は外でモーニングにしよう)
■サントシャペル(混雑しそうなので朝一番)
■コンシェルジェリー(マリー・アントワネットの独房がある)
・ノートルダム(どなたも中は無料)
■ノートルダムのクリプト(地下にある)
■パンテオン(ヴィクトル・ユーゴなどのお墓がある)
・ランチは、会社の友人お勧めのサンジェルマンのビストロへ。定食(前菜・メイン・ワイン・コーヒー付き)13.5ユーロ
・パッシー墓地(エドゥアール・マネのお墓あり)
・モンソー公園(フレンチポップスの歌の歌詞に出てくる。行ってみたかった)
■ニシム・カモンド(貴族の館)
・宿で一休み。買ってきたものをささっと部屋で食べる。(コーヒーなどドリンクがレセプションに用意アリ)
■ルーブル美術館へ(21:30の延長開館日なので、最後まで鑑賞)
・軽食


というわけでへとへとで、さらに何から手をつけていいものやら。

そんな中、本日最後にみたものを。
ド疲れた頭で、なにか楽しみを見つけながら鑑賞しないと
ボーっとただ素通りしてしまいそうで、テーマを考えてみた。

丁度ローマ、ギリシャ彫刻の間が今日の最後の鑑賞対象だったので、
古代彫刻に見る髪型をテーマにしてみました。


まずローマの蜂の巣アフロ・ヘア。

これ、気持ち悪いのですが・・・
女子です。

P1380422.jpg

これはもっと穴が細かくて。
凝視できません。

P1380420_20130720064356.jpg

口直しにミロのヴィーナス。

よく見ると、キレイなシニヨンだった。
上品、誰かさん(前述の2人。いや3人。写真のほかにもうひとり同じような髪型のが1体あり)とは大違い!

ちなみに腕のもぎとられた部分をよく見たら、結構痛々しいではないか。
P1380352.jpg

男子は変り映えしないこういうパンチパーマばかりとおもいきや、

P1380347.jpg

意外にバリエーションがあった。

長髪お下げ・巻き毛。
イケメンです。

P1380342.jpg

帽子付きとか。
こちらもイケメン。

P1380345.jpg

楽しんでいたら、集中力がおかげで持ちました。

が、帰ってきたら、もう疲労困憊。
もう寝ます。
2013.07.20 Sat | Art| 0 track backs,
機内で、数年に一度のまれに見る・・・
機中、寝入りばなに、大きなタービュランスで眼が覚める。
この日は当初から気流がひどい様子ではあったが、小刻みな横揺れと立て揺れのダブルで、かなり大きかった。

と、機長が大慌ての様子でアテンダントにシートベルトをつけるようアナウンス。

乗務員にも着席を求めるほどの気流は初めて。
更に機長の緊迫した慌てぶりが怖かった。

一体何が起こるのか?
がたがた揺れがひとしきりあって、やがてストンと降下。
どのぐらいの高度降下かはわからないけど思わず声を出してしまった。

後で乗務員の方に聞いたら、やはり久々に大きいタービュランスで、多少なりともドキリとしたそう。

乗務員の方が遭遇する頻度的には、年間2,3回はある程度のものらしい。

また、席がガラ空きで、横に寝ている人もいたほど。
追加料金払って前に足が伸ばせるシートにする必要もなかったな。

こちらの方は乗務員の方いわく、「こんな空いているのは数年ぶりです!」と。

しかも、時期的に7月中旬というのに、空いているとは珍しい。
それこそエアポケットのような1日だったのか?
2013.07.19 Fri | Private| 0 track backs,
國學院大學博物館「祭礼絵巻にみる日本のこころ」
東京大学に、東京大学総合研究博物館なるものがあるのを知ったのはつい最近。
ガイコツや化石のオンパレードに唸った。

そして、國學院大學にも博物館があることを知ったのは、これまたごく最近。
しかも立派な展示ぶりで、これが侮れない。

どちらも無料という親切ぶり。


國學院大學博物館は時折企画展をしているとのことで、これは是非その都度訪れたいものだと思った次第。

今回の企画展は、「祭礼絵巻にみる日本のこころ」。


中でもナマ日本書紀があるということで、
そんな貴重なものがあまり知られず埋もれている事実に驚く。

※以下の写真はすべて、主催者の許可を得て撮影したものです。

IMG_4335.jpg


とはいえ全部の所有ではなく、三嶋大社と当大学が半々で所有するとのこと。

なんとも恐れ多い。
このような難解な書を解読することで、当時の風物が明らかになっていく。
読み解くことができれば、時代の情報満載に違いなく、その苦労の結果を
我々は享受することができる。


そのほか、時代は後のものながら、「賀茂註進雑記」など
祭礼や由緒などを丹念な筆で集成した記録も。

IMG_4339.jpg


こうした書による祭礼の記録のみなならず、
絵巻による祭礼の図も多々あり、やはりビジュアルでとっつきやすいのはこちらの方。

これなど動きがあってなかなか軽妙で楽し気。

災いをなくし福をもたらす神への祈願である祭礼がこんな楽し気なのは少々違和感があるが、それには理由がある。


IMG_4388.jpg


岩窟に籠り、世界を闇に閉ざした天照大神に、外に出てきて下さいーと
呼びかけた天石窟戸の祭礼などの場合、演芸でどんちゃん騒ぎをして神の気を引き、
外に呼び出すことで、闇の解除を願ったとの由。
なるほどやけに神妙なだけが祭礼ではないと気づく。


解説によると、これらの絵巻には脱落、あるいは逆に追加されているものなどがあるとのこと。


例えば祇園御霊会の神輿行列を描いた「年中行事絵巻」。
描かれている神輿が三基中一基のみであり、一部の描写は略されているとのこと。

「略されている」という指摘が出ることからも、この絵の性格が、
記録画であることが明らかになる。

単なる芸術の意味合いだけで描かれた絵ならば、正確・不正確は問われないはずだから。

たとえば農民の踊りや婚礼の様子を描いたブリューゲルの絵を見て、
脱落を指摘する人はいないだろう。


絵巻の背景を聞いて納得。

例えば、この「年中行事絵巻」の絵巻は、後白河院が宮中行事の図示を命令したことからできた絵巻だそうだ。
記録画という意味合いだったことから微細に描かれており、画家たちにとって、腕を磨くいい機会になったことだろう。


IMG_4365.jpg


下は「日光祭礼絵巻」。
これまたすべてが描かれているわけではない由。

行列の前後と中間の一部を欠く、とか、参加者もすべては描かれていない、
などの指摘がある。


IMG_4385_20130716071846.jpg



また逆に、当時行われていなかった行事が追加されていることもあるのだという。
行われなくなった祭事手法を後世にとどめようとして、意図的に挿入されたそうで、
そんなある種の「細工」までもが研究によりつまびらかになっている。


賀茂の祭を描いた「賀茂祭草子」など、お偉いさんが桟敷の上から見物している姿もとどめられていて、
単に行事の内容のみならず、当時の社会構造なども見て取れる。

文学にも祭礼の様子は描かれており、賀茂の祭の様子などは、源氏物語にも残されているそう。


そのほか、貴族の日記から、祭礼の様子がわかるというのも興味深い。
日本の文学において、日記が重要な役割を果たしていることを改めて感じる。


いろいろ刺激をいただいて、深謝。國學院大學博物館。


國學院大學博物館
祭礼絵巻にみる日本のこころ
 ―國學院大學学びへの誘い―(渋谷)
(平成25年7月13日(土)~27日(土) ※7月21日(日)休館)



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Related stories:
● 國學院大學博物館 / 「戦国・織豊期の古文書」展

● 國學院大學博物館 ・・・ おススメです

● 國學院大學博物館「祭礼絵巻にみる日本のこころ」

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2013.07.16 Tue | Art| 0 track backs,
サマーシールドの日傘インプレ
買い物上手な友人が、先日またまた優れものを持っていた。
サマーシールドと呼ばれる日傘だ。

なんでも東レの新開発素材で、99.99%遮光性があり、傘の下は(体感温度のようなものか)、マイナス4度だとか。
(売り場の人の受け売りらしいのだが。)

よさそうなのでいてもたってもいられず、即刻デパートの日傘売場へ直行した。

この日傘の素材自体をサマーシールドと呼ぶそうで、幾つかのブランドが出している。
とはいえ夏のバーゲンの時期なので、柄のチョイスが余りない。

友人のは折り畳みだったのだけど、私は長い方が好きなので(畳んでいる部分がだらんとした感じがするので)、
迷わず長い方を購入。

これだ。

P1370300.jpg


中は黒く、ビニールテントみたい。
これならなるほど遮光は期待できる。

P1370302.jpg

いざ本日から使用。

今日は仕事でアポがあり、この日傘をもって、12時から3時までの間炎天下を1万歩歩いたので、インプレなぞ。

まず、カンカン照りの炎天下。
日差しは確実にカットできるので、じりじりとした照りつけは、弱まっている感じがある。

では、マイナス4度の効果のほどは??

なにしろ屋外は35度以上のこの日、足元からモワモワと容赦ない熱気で、
さすがに涼しさを感じる、という境地は無理。(正直にいう)

ただ、大き目の日傘にしたせいもあり、日差しが遮られる分、やはり効果を実感。

UVカットの効果もきっとあるはず。

何より、黒いテントの下にいる感覚なので、それが脳に「効果あり!」と伝達してくれる感じで、
それが絶大な効果といえる。

そのせいか汗をあまりかかなかった気がする。

P1370303.jpg


さてお値段。

この素材の傘は一様にお高め。
セリーヌの傘より高い。

プランタン夏のセールで、3割引きとなり、8000円ちょっと。
普通は1万円以上。

いくつかのブランドが出しているけれど、私はイヴサンローランを選択。

実は、ノーブランドのサマーシールドより安かったのだ。(きっとプレーンな柄だから。)

サンローランでもサマーシールドでないものの方が多いので、ちゃんとタグをチェックして買わないと。

P1370301.jpg


結論:
高機能のUV化粧品を買うことを考えると断然お得。
ただし、傘の下は涼しい、という妄想をもってはいけません。
暑いものはやっぱり暑いのだ。
.
2013.07.10 Wed | Society| 0 track backs,
◆ プーシキン美術館展に見る、国としての美術品収集の在り方
世界中の美術館のコレクションが成立した背景には、それぞれに、なにやらキナ臭い背景や波乱万丈の経緯があるものだ、そんなことを強く実感した「プーシキン美術館展」@横浜美術館の夜間特別観覧会。


プーシキン美術館の場合、コレクションに寄与したのは、1917年の10月革命だったという。
革命により個人の美術所蔵品が国家によって接収されるという、ある意味において悲劇がもとで、結果的に多くの人々が美術館の展示として恩恵を受けることとなる。


今年2/10のDiaryに書いたとおり、美術館という概念が始まったのは紀元前3世紀のこと。

今では文部科学省文化庁長官になられた青柳正規先生が世界記憶遺産「山本作兵衛コレクション」シンポジウムで紹介されたお話によると、

ギリシャにおけるムセイオン(今のMuseum)の発想は、紀元前3世紀にはじまった。

その100-200年前に、空前絶後の天才が続出し、もうああいう天才は不出だろう、
先達の偉業を残さねば、進歩はない、という発想に至った。


とのこと。
(ちなみに国立西洋美術館館長でもあられる青柳先生は、美術館内での写真撮影容認派。実際常設展撮影OKで最初は驚いた。産経新聞記事


以来、個人コレクションが基になったり、国家として収集したりといろいろな形態があるわけで、例えばフランスのピカソコレクションなどは、ときの文化相アンドレ・マルローの機転のお蔭で救われた、と聞く。

たしか六本木のピカソ展のギャラリートークで拝聴した話ながら、相続税を支払うため所有していたピカソの膨大なコレクションが放出される、といった事態を予見し、相続税として物納を許可する対策をとり、作品が散逸を免れたとのことだった。

つまり国家として買い上げてしまう方式。


プーシキン美術館設立の経緯は下記の通りだそう。1917年に注目:

*夜間特別観覧会の為、特別に撮影許可がおりました。以下の3枚は、その許可を受けて撮影したものです:
P1370110.jpg
(この続きもあるけれどここではカット)


そして、核となったコレクター:
P1370211.jpg

エカテリーナ2世、
ニコライ・ユスーホフ、
アレクサンドル2世、
セルゲイ・トレチャコフ、
セルゲイ・シチューキン、
イワン・モロゾフ


国による接収などという理不尽な目にあった個人収集家は気の毒だ。
モロゾフ氏はどは接収後、当該美術館の学芸員になるという屈辱を味わった後姿を消し、その後まもなく没している。

ただ、そんな悲劇を通してできあがったコレクションを、公共の民がいま共有させてもらっている。

個人収集家は、こんな具合に自宅の壁を絵画で埋め尽くし、分厚い鉄の扉などで厳重に保管するなどしていたらしいので、接収がなければ、日の目を見なかったことは想像できる。

P1370142.jpg



ふと思った。
そういえばルーブルもエルミタージュも大英博物館も、むろん企画展はあるものの、常設展がメインとなる。

ところが日本の美術館は、たとえば、国立新美術館などが好例で、企画展のみの運営方式。

国立西洋美術館は確かに常設展が充実しているものの、あれはもともと松方コレクションが原型で、松方氏は、一万点もの作品を所有するに至り、私財を投じて美術館をつくろうとしていた。

しかし、ビジネスが傾き、放出を余儀なくされ、欧州に散逸。
ロンドンに渡った作品は火災ですべて焼失。
パリの400点のみがサバイバルし、フランス国家の所有物となったあと、日仏友好のしるしにフランスから返還されて日本が所有することになったわけだ。

(私は上記の経緯を国立西洋美術館のパネルで知ったのだが、最初にパネルに吸い寄せられた理由は、松方氏の美形の写真ゆえだったことを白状しておく。同じ解説がここのページにも出ている。)


日本というのは、国家として美術品の散逸を防ごうとする動きが鈍いのではないか?


山種氏だとか松尾氏だとか出光氏とか、個人に収集を任せているかのよう。
昨今、地方自治体の収集熱は盛んだけれど、国としてせっせと作品の収蔵を熱心にやってきたのは、竹橋の近代美術館ぐらいなのでは?


浮世絵にしても、私の場合、最初にまとまって目にしたのはクロード・モネの自宅の壁だったという始末。

大体、根付などというものの存在を知ったのだってヴィクトリア&アルバート美術館。
圧巻のコレクションで、一体日本は何をしているのだろう?と首を傾げた。


これでは略奪の憂き目にあったエジプトやギリシャが他人事ではないのでは?


マルローやジャック・ラングのような人が日本には現れなかったせい?

或いは、MEXT(文科省)の守備範囲が多すぎるせい?(規制庁ができるまでは原子力保障措置までカバー範囲だったし。)


歴史や歴史の宝を守る事業を個人の篤志家に任せている、ちょっと甘えているような印象もあり、
(山本作兵衛氏の炭鉱記録画を思い浮かべるにつけても)、
文化遺産の保存が軽視されているような印象もあり。


国家と美術品保護の在り方について、しみじみ、考えさせられる展覧会だった。



****

*美術館展:プーシキン美術館展
http://pushkin2013.com/index.html

会場:横浜美術館 ← いまここ
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
会期:2013年7月6日(土)~9月16日(月・祝)
アクセス:※6月21日より、みなとみらい駅最寄り出口が、5番から3番へ変更
開館時間:10:00~18:00
(8月、9月の金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜日(ただし8月1日、15日は開館)

<<<<<<

会場:神戸市立博物館
〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 アクセス
会期:2013年9月28日(土)~12月8日(日)
開館時間:9:30~17:30
(土曜・日曜は19:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし10月14日(月・祝)と11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)と11月5日(火)は休館)
2013.07.07 Sun | Art| 0 track backs,
◆ マトリョーシュカに始まり(ロシア料理のランチ)、マトリョーシュカで終わった(プーシキン美術館展@横浜美術館)1日
人生七転び八起き。
大げさながらつくづくそう思う。(いや、かなり大げさ)

なんとなれば、思いがけずランチ難民になり、周辺をあちこち徘徊して、「えいや」でたまたまロシア料理店を選んだのだが、これが予期せぬナイスチョイスだったのだ。


と、いうのもー

店の名前は「マトリョーシュカ」。
店内には、ズラリと並んだマトリョーシュカ。
(よく見ると、手前のみならず、奥にも小さいのが)


IMG_4295.jpg


だがこの時、私は夜のイベントのことは全く意識していなかった。

実は、モスクワにあるプーシキン美術館からきている絵画展を鑑賞することになっていた。


そして夜。
20時まで、1時間半ほど横浜美術館で「プーシキン美術館展」の夜間特別観覧会を堪能した後、出口へと続くショップに足を踏み入れた途端、あっと、小さく叫んだのだった。

ま、またしても、マトリョーシュカ!

P1370256.jpg
(*ショップの写真ですが、夜間特別観覧会の為、特別に撮影許可がおりました。)

下記のようなTシャツまで!(デザインのみならず、並べ方も!)

P1370259.jpg


かくしてマトリョーシュカに始まり、マトリョーシュカの隊列に見送られて帰宅、という、マトリョーシュカ・オンパレードのメモリアル的1日となったのだ。


***

*ランチ:マトリョーシカ 恵比寿店
東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 アトレ恵比寿6F
http://r.gnavi.co.jp/g261001/menu1/

いただいたランチメニュー;
ツーレのチョイス - ボルシチとサラダと
IMG_4270.jpg

チキングリルとドリンクのセット
IMG_4283.jpg

私のチョイス - サラダとチキンストロガノフと
IMG_4273.jpg

壺焼き(チョイスで私は小エビ+キノコ)とドリンクのセット
IMG_4275.jpg

ドリンクは、2人ともロシアンティーを選択。
これでひとり1300円弱というお得なセット。
IMG_4286.jpg

ちなみに、最初目指したのは、恵比寿・千疋屋のランチだった。
ところが、かつてない大行列で断念。
この混雑、向かいの神戸屋等が入っている一角が改装で一時閉店になったのが一因と思われる。
かくして20分ほど、路頭に迷ったのだった。



*美術館展:プーシキン美術館展
http://pushkin2013.com/index.html

会場:横浜美術館 ← いまここ
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
会期:2013年7月6日(土)~9月16日(月・祝)
アクセス:※6月21日より、みなとみらい駅最寄り出口が、5番から3番へ変更
開館時間:10:00~18:00
(8月、9月の金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜日(ただし8月1日、15日は開館)

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会場:神戸市立博物館
〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 アクセス
会期:2013年9月28日(土)~12月8日(日)
開館時間:9:30~17:30
(土曜・日曜は19:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし10月14日(月・祝)と11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)と11月5日(火)は休館)
2013.07.07 Sun | Gourmet| 0 track backs,
旅日記から
近頃の旅では、写真撮影にばかり執着して、絵日記をつけることがなくなった。

以前は色鉛筆、色サインペンを必ず持参して、車窓の風景や身の回りの出来事をのんびりと記録したものなのだが。


むろん写真の方がリアルなわけだけど、下手くそであれ、手書きの絵は描いたときの情景をを呼び覚まし、気持ちがこもる分だけ見返した時に脳裏に浮かぶ記憶がよりハッキリとした輪郭を持つ。

機械的にシャッターを押すのとはやはり違う。


今絵日記を読み返すと、周辺の状況までもまざまざと蘇る。


例えば、イタリアに列車で入ったときのこと。

「失礼な麻薬犬とその連れ(コントローラー)」と書いた。
そう、列車に乗っていたらいきなり検査官がきて、我々のスーツケースを嗅ぐよう麻薬犬に命じるではないか。

くんくん無礼に嗅ぎまわす犬。
鋭い目で我々を監視する検査官。
一言もなく、超感じわるかった。
絵を見た途端、その当時の気持ちになる。

P1370073.jpg


「それにしてもインターシティのワゴンを引いた車内販売のお兄さんはみな美しい。
買わないと、悪く(申し訳なく)なるほど。」
と書いたのは、確かスイスに入ったあたり。

P1370078.jpg


イタリアのヴェローナでは参った。
電車がストで、全面ストップ。
足止めを食らい、ニースに入いれなくなった。

電話を探し、テレフォンカードの使い方と奮闘しつつ、ニースの宿にキャンセルの電話を入れたのだった。

右下はストのパレードの様子。
カラフルな色だった。
最初は「あー、なんかお祭りキレイ」そう思って眺めてた。
最初はこれがストの合図だったとは、思いもせず、無邪気に楽しんでいたのだった。

P1370090.jpg
2013.07.06 Sat | Travel-Others| 0 track backs,
旅の絵日記:カマルグ編
夏に休みが取れず、ヨーロッパをユーレールパスで廻ったあの秋。
カマルグでフラミンゴを見たのはいいが、藪蚊に刺され、翌日片目が大変なことになった。
浮かんだ言葉は、お岩さん。

そのときの絵日記には、朝、鏡を見てがく然とする自分が。

P1370097.jpg


これがカマルグの野生フラミンゴ。
しかし半端なく彼らは敏感。
ほんの少しでも近づこうものなら、すぐに飛んで逃げてしまう。

P1370103.jpg


フラミンゴの絵とともに、再びお岩さんになった我が身を嘆く。

P1370096.jpg


白馬もいたよ。

P1370106.jpg


ここの藪蚊は半端ない。
超野生児で、あろうことかジーパンの上から噛まれたふくらはぎも
七転八倒の痒さなのだった。

藪蚊の原因はこれ。
一面に広がる湿地帯。
これのせい、これこれ。

P1370107.jpg
2013.07.05 Fri | Travel-Others| 0 track backs,
KENTAX様
コメントを非表示にしていたと記憶していたのと、さらにコメント受領の際、メールで通知するを「ON」にしていたのに通知がなぜか来なくてコメントへのコメントできずにすみません!
(昔はコメントを表示していたので、昔の記事にはコメントできることを今知りました。)

ツール観戦ですが、グルノーブルからラルプデュエズに行く際は、交通規制が厳しいです。
TTが開催されたときは、2日(?)前から封鎖で、公共のバスや関係車両のみしかパスできず。

グルノーブルステイの場合は、レンタカーでなく、ラルプ行きのバス(ツールのために出るバスあり・但し時刻表が前日にやっと決定することもあり、観光局で直接聞くのがいいです)をお勧めします。

ふもとのブールドワザンに泊まった場合も、バスが拾ってくれます。
ラルプ泊なら、フィニッシュ付近で観戦すれば徒歩で行けますし。

よいご旅行を。
2013.07.05 Fri | Sports| 0 track backs,
ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
先週末の国立新美術館。
次回の写真展「 アンドレアス・グルスキー展」のこの写真はなんだろうと思っていたけど、
・・・スーパーカミオカンデなのですって。

これの写真が撮りたくて許可をとったものの、当時水が丁度抜かれていて、
デジタル処理で水質感を出したとのこと。

よーく見ると右下に、ボートに乗った人影が2つ。

目を凝らすと球体に全体像が移り込んでいて、それが無数にある無限の世界。
微生物の積み重ねで地球が構成されているというこの世の営みを凝縮しているかのようでもある。


IMG_4196.jpg


そんなミクロの世界で遊びつつ、壮大な地球や大地を感じるアンドレアス・グルスキー展。
いざ、内覧会へ。

*写真撮影は許可済みです。


すでに別途書いたとおり、ツール・ド・フランスの光景もあり、(左)個人的なお楽しみが
潜んでいた。


会場に足を踏み入れた途端、「あ、これは群像の風景版!」そんな言葉が口をついた。

Bunkamuraで見たアントニオ・ロペスのような微細な世界を包含しつつも、
マクロな世界が広がっているのを感じる。


P1200796.jpg


写真展といいつつ、インスタレーション的な展示で魅せる手法をとったといい、
確かに次から次に作品集をめくる感覚ではなく、
物質とじっくり向き合うイメージ。


でも、視覚に入る写真同士を比べるのも一興。

左手のシカゴ商品取引所と、
右手の東京証券取引所。

色鮮やかないでたちのアメリカと
ブラックxホワイトの背広姿のモノトーンな日本。

カラフルとモノクロ。
双方が体験しているカオスはそう大差ないはずだけど、その情景には文化がある。


P1200826.jpg


グルスキー氏は、自らをArtistと読んでいた。
Photographerとは言わなかった。

確かにそこにあるものは、写真という媒体を用いつつも、平面のオブジェともいえる。

そして被写体が、現世のものである限り、
芸術的なフォルムの裏には世相や社会が写り込んでいる。


P1200844.jpg


***

ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
会期 :2013年7月3日〈水〉→9月16日〈月・祝〉
休館日:毎週火曜日
会場:国立新美術館 企画展示室1E
開館時間:10:00-18:00 金曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
2013.07.02 Tue | Art| 0 track backs,
週末ランチ:六本木「Ba-tsu」
UPSTAIRSが気に入り、また足を運んだら、貸切りという始末。

急遽ミッドタウンに回れ右。

テラスが気持ちよさそうだったので、ここにした、Ba-tsu。

P1370037.jpg


金曜日、国立新美術館で「貴婦人と一角獣」を夜間鑑賞してきたものの、
ショップが大混雑していてカタログを買うのは後日と決めた。

この日ランチの前にゲットして、テラス席でさっそくぺらぺらめくる。
そして、CREAのルーブル美術館特集も。

そうそう、この店のランチ・ドリンク、
ビールやワインもOKなのだ。

だから私は赤ワイン。

P1370026.jpg


下戸のツーレはもちろん、コーヒー。

P1370029.jpg


私は、ホタテガイのパスタ。

P1370043.jpg


ツーレはサーモンのスパゲティ大盛り。
パスタ好きなので、大満足の様子。

P1370046.jpg


天気もよく、風が涼やかに駆け巡り、気持ちの良い屋外のひととき。
気分の分、高得点のランチなのだった。

場所はミッドタウン、鎧塚さんのお隣です。

「Ba-tsu」
2013.07.01 Mon | Gourmet| 0 track backs,
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