FC2ブログ
日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ジェズ教会Vol.1
ローマの教会 2: ジェズ教会(1)

二次元の絵でありながら、まるで飛び出す絵本。
三次元のような凹凸感のある天井画が見られる教会、ローマのジェズ教会。

上から降ってくるような圧倒感。


P1160049.jpg


上記は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ガウッリ、通称バチッチャ作の「 Triumph of the Name of Jesus(イエスの御名の勝利)」のフレスコ画。

そう、イエズス会の教会なのだ。

1551年、イエズス会創設者聖イグナチオ・デ・ロヨラの着想により建てられた。


周囲がごちゃごちゃしていないせいもあり、ファサードがはすっきりしていて、
清潔感があり、好感がもてる。

ローマ到着2日目、朝一番で訪れた。
(初日はフォロロマーノ、コロッセウム、パラティーノの丘、サンタマリアマッジョーレ教会をまわるのが精いっぱいだった。)


WIKIによると、”世界初の真のバロック様式のファサード”で、
”世界中のイエズス会の教会はこの教会をモデルとしている”なのらしい。

白鳥のような品がある。


P1320568.jpg


イエズス会らしい絵が上部に。
フランシスコ・ザビエルゆかりの場所でもあり、


P1320514.jpg


右手に「聖フランシスコ・ザビエル礼拝堂」もある。
設計は、ピエトロ・ダ・コルトーナ。

キリストの死の絵は陰鬱だけど、至る所にレリーフや細かい彫刻が施され、周囲は華やか。


P1320539-3.jpg


聖遺物箱のザビエルの右腕の一部。

なんでもこの右手、1949、1999年のザビエル来日400、450年記念の際に来日しているそう。
写真はこちら


スペイン・ナバラ人のザビエルは日本を含めアジアで布教活動を行い、
そしてイタリアに右腕があって、インドのボン・ジェズ教会に遺体が安置されているそう。
数奇な運命。


P1320538-2.jpg


礼拝堂下部の黄金のレリーフ。
仰ぎ見るザビエルを天使が囲んでいる。
IHSのモノグラムが、ここではJHSのよう。

P1160115-2.jpg


礼拝堂上部。

ザビエルの礼拝堂だけでも、ゆっくり見ているとあっという間で、教会内ほかにも
見どころ満載で、半日は過ごせそう(1時間で切り上げたけれど)。



P1320541-2.jpg


どこかよその地方からきたのか、シスターたちが、聖遺物の前で感慨深げにしていた。
そしてカメラを取り出して写真を撮影しはじめて。

写真撮影は、あながち、ミーハーというわけでもなさそうだ。


P1320532-2.jpg


そしてモノグラム。
IHSは、もともとギリシャ語で“Jesus”を表す ιησους からきている。
ラテン語になおすと“ihsous”となることから、最初の文字IHSが取られた。


P1320516.jpg


教会ファサードにも。

このIHS、上記のとおりの由来ながら、「Iesus Hominum Salvator(人類の救世主ジーザス)」の短縮形とも符合することから、
Iesus Hominum Salvatorの略である、という説も後付けで追加され、世に広まったという。


P1160158-2.jpg


この教会は解説も整っていて、さらに大判の鏡により天井画が一目で見渡せるようになっている。

P1160099.jpg



P1320553.jpg


P1320559.jpg


上ばかり向いて首が痛くなるのを防止するには嬉しい措置。

あとでいろいろと教会を見て回って気づいたことながら、この教会は作りいたってシンプルで、
開放的だった。


そして金とレリーフの組み合わせで、豪華に見せていた。

ただ、最大の豪華な金の彫像は、ある事情で(それを知っていれば!)見られず。
大衝撃だった -- 続く。
2013.06.11 Tue | Travel-Italy| 0 track backs,
"shw-greenwood" template design by Shallwill