日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
2012年のイルミネーション その2 汐留カレッタ編
クリスマス時期がくるまえに、イルミネーションをエンジョイしてしまおう、というわけで、
六本木ミッドタウンに続きイルミネーション第二弾。

汐留カレッタ編。
これまで、葉加世太郎さんの演奏+イルミネーションなど、視覚だけでなく、聴覚にも訴えたイルージョンだったが、今年はビルの壁面を使用した、光が織りなす物語。

さてスタート。これを見たのは時刻は19時ちょうど。
17時から、大体20分間隔。

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ショータイムは約6分。

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いきなりクリスマスプレゼント。

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やがてお菓子の家。

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次に時計が登場し、

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シンデレラ。

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王子様が現れ、

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ダンスタイム。

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そして12時。

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場面は変わって、滝。

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海と森。

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すーっと終わっていく。

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終了後ー
ショータイム以外の時間帯も、ライトアップあり。

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今なら混雑もそれほどでなく。

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マンネリ化せず、毎年違う発想で楽しませてくれる、カレッタ汐留なのだった。




【期間】
2012年11月15日(木)~12月25日(火)

【点灯時間】
・11月15日(木)~12月20日(木)・・・17:00~22:30
<ショースタート時間(1回のショーは約6分間)>
17:00/17:20/17:40/18:00/18:20/18:40/19:00/19:20/19:40/ 20:00/20:20/20:40/21:00/21:20/21:40/22:00/22:20
・12月21日(金)~12月25日(火)・・・17:00~23:00
<ショースタート時間(1回のショーは約6分間)>
17:00/17:20/17:40/18:00/18:20/18:40/19:00/19:20/19:40/ 20:00/20:20/20:40/21:00/21:20/21:40/22:00/22:20/22:40
☆ショーの合間のインターバルも点灯しています。

【会場】
カレッタ汐留(東京都港区東新橋1-8-2)




2012今年のイルミネーション その1 : ミッドタウン編
2012年のイルミネーション その2 : カレッタ汐留編
2012.11.30 Fri | 国内探索| 0 track backs,
あともう一息
先日、仕事で朝5:30集合。
こんなの初めてだった。

緊張して2時に目が覚めて眠れず。
仕方なく3時過ぎごろ起きだすことに。
友人にメールなどして時間を過ごし、出発。

過去最大級の仕事がもうすぐ終わる。
最大級といっても契約金額レベルでは大したことない。
でも、責任の大きさでは、今後ここまでのものは二度とない、と断言できる。

すごい仕事に足を突っ込んでしまった、そう思ったけど、
あともう一息。

客先の一人がいみじくもつぶやいた。
終わりが見えてきたら、なんだかちょっと名残惜しいな。

とんでもない、早く終わってしまえ!とつぶやいた人もいたけど、
私もその「名残惜しい」気分がわかるような・・

終わりに近づいたからこその、淡い余裕とでもいうか。
2012.11.30 Fri | Private| 0 track backs,
「楽園のカンヴァス」
この本がすごい、と兄弟に勧められて読んでいる。



楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス
(2012/01/20)
原田 マハ

商品詳細を見る


なんといおうか、新ジャンル、といった感じのアート・ミステリー。

元キュレーターの人が書いているから、美術館の裏側も垣間見え、
美術館に行かずとも、行った気になる作品。

好きなこの作品も登場する。
アンリ・ルソー作「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神」。
ルソー好きにはたまらない1冊。

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(写真は写真撮影OKをもらって、2010年に国立近代美術館で撮影したもの)
2012.11.28 Wed | Books| 0 track backs,
CPに拘る先週のグルメ : 渋谷で1000円以下、ベジタブル、コーヒー付き その他
お安いランチセットでも、スパゲティとコーヒーだけだと栄養が偏ってしまう。

やはり少量でもサラダがついていた方がいい、ということで、先週も前菜+メイン+パン+コーヒーで1000円以内の美味しい店を、追い求めてみた。

1.CENTO ANNI(チェントアンニ) / 渋谷 (お気に入り)

セルリアンタワーそばにあるチェントアンニは土日でも、ランチが1000円
その内容はといえば:

キッシュ付き前菜 -

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メインはチョイス - ツーレはチキン

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私はシーフードのショートパスタ

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それに自家製のもちもちパン、コーヒーで、1000円也。

南イタリア、ことシチリア料理だそうで、店のシンボルは、古代シチリアの象徴“トリナクリア”。
3本足の真ん中に、メドゥーサ。
ギリシャ神話でペルセウスが退治した怪物。
もともとは美女だったもののゼウスの娘の怒りを買い、髪の毛は蛇に変えられてしまった。

見る者を石に変えるから、ペルセウスは、討ち取ったメドゥーサの首から目をそらす、、、そんな構図でメドゥーサを描いた画家もいた。

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シチリア料理と聞いて納得。
中目黒の南イタリア料理、ティピッキオの味と共通するところがある。

潮の香を運ぶかのような、オリーブオイルとソルトのハーモニー。
好きな味だ。

店構え。

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2.センプレ / 尾山台(尾山台に行くなら)

九品仏の浄真寺とセットで訪れた生パスタの店。
セットランチは980円。
デザート付で+300円のものもあった。

前菜。ピリッとしたドレッシングが美味。

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メインのチョイス - ツーレはチキンのパスタ。

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私はサーモンの和風パスタ。
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+コーヒ。そしてパスタは大盛り無料。上記は大盛りバージョン。
店の入り口。
生パスタがイケる。次回尾山台に来たら、ランチで再訪するつもり。

近所にはあの有名なケーキの店オーボンビュータンがある。

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そして週末のイベントとして、映画「のぼうの城」(よかった!好感の持てるストーリー)を見る前にこちらへ。

秩父宮ラグビー場。
あちら側は、人もまばら。正面は結構な入りだったけど。
まあ、応援チームはいまひとつ。

銀杏もいい塩梅。

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最近のラグビーのパスって、アシストジャンプが常識なのだね。

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映画の前に寄り道。

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2012.11.27 Tue | Gourmet| 0 track backs,
都内でもみじと石庭と大仏、そして都天然記念物の銀杏が見られる場所
都内コスパのいいランチの店探しに命を賭けてきたが、今日はコスパのいい紅葉処の話。

九品仏浄真寺は、紅葉が今真っ盛り。
渋谷からならたったの190円。

それでいて、石庭や、黄色というよりオレンジに近い、都天然記念物の銀杏の見事な枝ぶりが見られる。

そしてこの時期には、本堂に上がることが許され、開け放たれた窓からは石庭が。

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この石庭に関しては、本堂の中からの眺めがやはりイチバン。

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やがてお経が始まり、人々も正座して手を合わせる。


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~~~~~~~~~~

最寄り駅は東急大井町線九品仏。

仁王門が改修中で、幌をかぶっていたのは残念だったが、こちらの小ぶりの門越しに、木々の彩が見える。

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主役を張る銀杏。

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それもそのはず。だって天然記念物だもの。

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緑地の草むらに、幹に別れを告げた黄色い銀杏の葉が映えて、これは落ち葉の美しさも十分意識して造られている。

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本日は、普段閉まっている中央の大仏様3体もお目見え。

頭部の青さは、普段のガラス越しから見て想像していた以上だ。
さらに、お顔がそれぞれ違うことも発見。

左の大仏様は、ぼってり唇。
中央が一番念入りに見えたのは、気のせい?

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ひなびた風情もあり、都心とは思えない。

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この日のランチ?
ええ、もちろん開拓しましたとも。

1000円以内でメインのほか、コーヒーとベジタブル付き。
まあその話はまたいずれ。
2012.11.25 Sun | 国内探索| 0 track backs,
写真展「星野道夫アラスカ 悠久の時を旅する」(東京・六本木フジフィルムスクエア)
泣けてしまった写真展

先週末、六本木フジフィルムスクエアの「星野道夫アラスカ 悠久の時を旅する」写真展と、「星野道夫の旅を語るトークショーに行ってきた。

定員150人という会場はぎっしり満員だったトークショー。
奥様の直子さんが、今は亡き夫が残した写真をもとに、作品の裏側にある秘話、星野道夫という人の軌跡を語っていく。

正直、この写真家がどういう方か知らずに申し込んだだけでなく、すでに96年に故人となっていたことすら知らなかった。

フジフィルムスクエアの写真展は、開館以来ほぼ展示毎に都度、足を運んでいるものの、トークショーやレクチャーの類はこれでまだ3度目。

アラスカにも興味はないし、正直、ただふらりと気が向いて申し込んだだけだった。

けれど、ふらりと申し込んだ自分を大いに褒めたい、そう思うほどの感動だった。
トークによってあらかじめ写真の裏に秘められた話・背景を承知した上で行った方が、展示の真価が味わえる。


動物への、そして自然へのぬくもりある視線、
動物を追いかけて、見渡す限り誰もいない気が遠くなるほど寂しくて孤独な氷原に立ち向かう芯の強さ、
それらを感じながらスライド写真に見入り、トークに聞き入っていたら、涙が自然にこぼれて、止まらなくなってしまった。

どうやらツボにはまったというか、完全に琴線に触れてしまったようだが、なんといってもやはりこれだけのすばらしい足跡を残した人が、今はもういない、という事実に愕然とし、それがひたすら悔やまれた。


冒頭、道夫さんのこんな逸話が披露された。

10代の頃電車に乗っていて、ふと、今この時刻にどこかで木をまたいでいるヒグマが存在する、ということに思い当たって、動物と自分は同じ時間を生きていると改めて実感した、と。
そもそも、この人と動物たちとの関わりがなんだか、並々ならないものらしいぞ、ということが伏線として挿入される。

そして学生時代、書店で買った本に出ていたエスキモーの村・シシュマレフ村の写真に魅せられ、彼は英語で手紙を書く。

あて先は複数のエスキモー村の村長さん。
内容は、アラスカの大自然と動物たちに魅せられた。ついては、自分を受け入れてくれる先を紹介してくれないか、と。

住所も村長さんの名前も知らないから、村の名前を書き、あて先はその村の「Major(市長)殿」となっている。

返事はなかった。半年ほどは。
しかし、なんと一番行きたかったシシュマレフ村の村長さんから、遂に返事が届いた。

これは1970年頃のことなので、電子メールは存在しない。
メールのない時代だからこその展開だ。
今なら簡単に村のアドレスなどがつきとめられ、さらっと書いて、ぽっと送信ボタンを押せばコンタクトできる。

そんな簡便な方法で相手にメッセージが伝えられるから、受け取った方も、ぽいと無視して終わってしまう。
国際郵便Par Avionなどと朱書きして、住所もわからずあとは配達人頼み、それでも書くと決意し、投函して、、、そんな手間をかけた熱い思いがあるからこそ、それが半年後に返事として結実するわけだ。

通信事情の飛躍が潰してしまった感動は、枚挙に暇がないことだろう。

(会場には、手紙も、村長からの返信レターとともに展示されていた。


村長が受け入れを許可してくれ、彼は飛んでいく。
そして、その後彼の人生が決まる。
写真家として、誰も見たことのない、野生の世界を切り開いていく。

動物に寄り添い、
時に気も狂わんばかりの見渡す限りなにもない風景の中で、動物が来るのを待ちわび、
忍耐あってこそ手に入る貴重な情景を我々はこうして享受することができる。

ブリザードに向かう熊の親子の隊列は、すなわち彼自身ブリザードに耐えているということ。
動物たちと同じ環境に身をおき、同化していく。

時間をかけたからこそ垣間見える、彼の前でくつろぐ熊たちの姿もある。


なにもない広大な雪原にぽつりと存在する熊を見るとき、それは写真家の姿でもあることに気づく。

トークで披露された話にはこんなものもあった。

写真を撮影するために、セスナで大自然の只中まで運んでもらい、1ヵ月後のこの時間にまたここに迎えに来て、と言って、あとは途方もない大自然の中にひとりぽつんと取り残されたという事実。


時間を数え間違えたら?もしそのパイロットが病気でこられなくなったら?など考え始めたら、不安でいてもたってもいられなくなる。

無限の自然とその中で誰にも知られずにそれぞれの生の営みを送る動物たちの貴重な写真の数々は、身を賭してまで撮影に挑んだからこそ手に入れることができた。


そんなふうに熊やカリブーや野生動物たちに寄り添った人が、クマによって命を落とすというのは、なんともやりきれない。
でもその話はトークショーには出てこない。

なぜ46歳の若さで逝ったのか?事故で亡くなったその事故とは?とネットで調べて知った。

それは、「動物奇想天外」のロケ中の出来事だったという。
通常ならクマは寄ってこないはずだった。
鮭の産卵期で食料はたんまりある。

しかしカムチャッカ半島のクリル湖畔に野営した際、彼が知らなかったことがあった。
そこのクマは人に飼いならされており、野生の熊とは異なる挙動をする、つまり、人の食料に手を出すことを覚えてしまったクマなのだと。

動物の生態を熟知していた彼だからこそ、安全な場所にいた他のクルーとは別にひとりテントを張っていたそうだ。

襲撃の様子はTBSにより事故報告が出ているらしく、あらましを読むことができる。

愛を仇で返されたようなクマの襲撃事件は、なんとも痛ましい。


星野道夫さん公式サイト


なお、本トークショーでは、アラスカの水が配布された。
(目下お気に入りで使用中のアスタリフト=富士フィルムの化粧品=のサンプルとともに)

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そして夜にはこんな風景になる、富士フィルムスクエア前。
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スノーマンの後ろ側にはポケットがあり、なんと!クリスマスプレゼントが。
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写真展:「星野道夫アラスカ 悠久の時を旅する」
開催期間:2012年11月16日(金)~2012年12月5日(水)
開館時間:10:00~19:00(入館は18:50まで)期間中無休
会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内 富士フイルムフォトサロン
出展写真家:星野道夫(故人)
作品点数:約100 点(予定)
主催:富士フイルム株式会社
企画:クレヴィス
公式HP:http://fujifilmsquare.jp/detail/121116012.html
2012.11.23 Fri | Art| 0 track backs,
2012年のイルミネーション その1 六本木ミッドタウン編
イルミネーション、見るなら早いうちがいい。
あまり混雑する前に。


明日は恵比寿での会議の後に、みんなでガーデンプレイスのイルミネーションを見に行こう、ということになっており、今日は忘れないように、1日早めにコンデジをバッグに忍び込ませておいた。

と、今日突然 17時から神谷町で会議が入った。

それなら帰りがけに六本木ミッドタウンのイルミネーションを見て帰ろう、丁度カメラもあるし、ということでひとり行ってきた。

こちらと、汐留カレッタのイルミネーションは16日に始まったばかり。

去年ミッドタウンへはクリスマスに行ったので、大混雑、30分待ちだった。
なので、もうこりごり、今年は11月に済ませる、と誓ったのだ。

案の定ガラ空き。


去年中央に地球のようにそびえていたエミレーツのオブジェ券広告塔は、今年は奥のほう引っ込んでいた。

が、影で飛行機をあらわす洒落た演出。

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開始早々には渦巻き登場。

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去年のように多色ではなく、ブルーがメインで色的に地味だったけど、代わりに影でいろいろと演出を行ってた。

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だから今年は上から見たほうがいい。
ビルに抜ける空廊部分は余りスペースがないので、あっという間に鈴なりの人だかりになる可能性があり、クリスマス時にはとんでもないことになるだろう。

上から見るためにも、早めの光詣でがお勧め。

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これ以降は、下に下りて撮影。

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クライマックスは、今年も2パターン用意されていた。
赤いこちらのと、最初の写真のとおり、赤はないけど飛行機が陰になって映りこむというもの。

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東京タワーと光を一度に見るには地上に降りないと無理。

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改めて今年も同じ感想 --

エミレーツはやっぱりお金持ちや。。。



場所:六本木ミッドタウン
期間:2012年11月15日(木)~12月25日(火)
点灯時間: 17:00~23:00
公式HP: http://www.tokyo-midtown.com/jp/xmas/2012/illumination/stlgarden.html



2012年のイルミネーション その1 : ミッドタウン編
2012年のイルミネーション その2 : カレッタ汐留編
2012.11.22 Thu | 国内探索| 0 track backs,
最近のBook
先日教えてもらった「イタリア、旅する心」を読んだ。

これまで知らない世界 - いにしえの日本人のイタリア冒険譚 - が広がっていて、興味深かった。

戦前、日本人がうじゃうじゃ渡欧している様子は呆れるほど。
なんかもう、こぞって旅した印象。

実家に帰った折に、そんな話をしたら、父がバッサリ斬った。
大勢行ったように見えるけど、滞在していたメンバーを見れば、ごく一部の学者たちが入れ替わり立ち代り行っているに過ぎない。
いろいろ読むほどに、そうした同じ連中が繰り返し登場しているのがわかる、と。

都在住の恵まれた環境の一握り。
確かに、パリでxxと会ったとか、イタリアでxxと合流したとか、そんな記述が目に付く。
そうした小さなサークルが欧州内にできていたことがうかがわれる。
そうした特権階級に対する妬みも多少うかがわれるような父のコメントだった。

まあ、ともかくいえることは、本を読んで受ける印象とは裏腹に、いまのように、猫も杓子も行く時代ではなかったということだろう、当たり前のことながら。

もっともごく一部だったとはいえ、今から100年も前にこんなヨーロッパブームがあったのだなぁ、と様々な驚きに満ちていた。

ただし、この本の和辻哲郎氏に関する表記は結構手厳しい。
氏の本から私が感銘を受けた部分(彫刻の内なる力の隆起を感じ入る場面や、物事の内面をとらえる表現力など)には一切触れられておらず。

同氏が、だれそれの名前を汚した、とか、書物の中の年代の表記が違っているとか、誰それが彼の著書を批判しているとか、そんな部分ばかりがクローズアップされていて、残念だった。

さらに欧州に行ってもまるで成果をあげず、結構いい加減な感想しか残していない人も多々いたような書きっぷりになっている。

この著書は伝記ではないので、ひとりひとりに裂かれるページ数はごく限られる。
人の人生のどの部分を切り取るかは筆者に一任され、それによって読者に与える印象は大幅に変わってしまうと思われる。
2012.11.21 Wed | Books| 0 track backs,
本日の紅葉と、大塚国際美術館の評判
1.本日の紅葉

冷蔵庫、洗濯機に続き、今度はPCとプリンターを買いに有楽町へ。

まずは折角なので皇居東御苑へGO。
和田倉門あたりから赤く染まった木々を写真に収めるため、モードをいじって曇りモードにしたのはよいが、ISOが低く設定されていたらしい。
(通常オートのはずなのに、ツーレが設定を変えていたのを後で知る。)

ということで、写真すべて粗い仕上がりで、もうがっかり。

まあそれでも、紅葉の進み具合の記録として、載せておく。

この↓スポットは、人気の写真撮影ポイントだった。
中には正面の東京駅に日が当たるまで、待ち続けるんです、といったカメラマンも。
既に30分待ったけど、あと20分したら日が当たると思う、とその人は言っていた。

そして、皇居見物のあと、帰りにもまだその人はいて、「どうでした?」と聞いたら、
「今日はダメかも。数週間前はいい具合に明るくなってくれたんですが、太陽が低くなって、ビルの陰になってしまうみたいです」と言いつつ、「でもまだ日が暮れるまで粘ってみます!」と。

果たしてこの後、東京駅に日がさすことはあっただろうか?


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↓ 東御苑の広場。
午後2時の風景。

午前中映画を見るつもりだったが、これぞ、というものがなく、結局地元のスーパーのお得チケット配布にならび、またまたデル・ソールでランチして、有楽町へ向かったのだった。

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お堀端水面のぐにゃぐにゃが、なかなかのアートだった。

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オリンピック招致の旗も、来年のこの時期にはなくなっていることになる。
さて、どこが選ばれるのだろうか。

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2.大塚国際美術館の評判

先日行きたい美術館として挙げた大塚国際美術館。
再び寒すずめさんがいらしたことがあるそうで、(リーチが長い!)参考になる。

類稀な複製美術館だけれど、行った気になる、という話は私も聞いたことがある。

きっと一生見られないであろう最後の晩餐とか見てみたい。
> ミラノには、余り興味がない。

ちなみにメールの最後にある、「しっかりボンカレーも売っている」、のくだりがツボだった。

え?大塚国際美術館って、大塚は大塚でも、大塚家具がスポンサーじゃなかったの?とボケてみる。


Email from 寒すずめさん

大塚国際美術館ですが、はっきり言って行く前はなめてました。
どうせ複製だしな、と。すみませんでした。

実際に見てみると、それなりに鑑賞できるというのでしょうか。
しかもその展示数の膨大なこと、2時間やそこらでは回りきれません。
一方で集中力もそうそう長続きできないし、入場料も結構高いですので、
ここを見るには事前に十分な計画を立てられることをお勧めします。
それとオペラグラスを持っていかれるといいでしょう。

入館して最初がシスティーナ礼拝堂を模した部屋なのですが、たとえば天井画など
とても高い位置にあるので細かいところまで見えないのです。
展示されている陶板はそれなりのできで本物の雰囲気を味わうのには十分かと
思いますが、ただ中には色味が微妙に違うんじゃないか、と感じるものもありました。

有名なフェルメールの「真珠の耳飾の少女」など若干黄色身が強いように感じたの
ですが、さて自分の記憶と審美眼のせいなのか?
また、ほとんどの絵が数十センチ四方の四角い陶板を並べた上に再現されているので
その隙間は避けられなかったのでしょうね。

けれどほとんど西洋の絵画の歴史全体すら俯瞰できる美術館ですから、
一度は訪ねてみる価値ありと思います。

ミュージアムショップでいろいろな絵をハガキ大の陶板に再現したものを売っている
のですが、色あせない(だろう)から結構いいかも。私も一枚買ってきました。
ところで、しっかりボンカレーも売っているのがおかしかったですけど。

2012.11.18 Sun | 国内探索| 0 track backs,
静岡にもあった!ロダンのカレーの市民!
先日、イギリスで見たロダン作カレーの市民の話を書いた。
国立西洋美術館のみならず、あちこちにある話とともに。

さらに、静岡にもあったという発見が:

Email from 寒すずめさん

ロダンの「カレーの市民」ですが、静岡県立美術館にもあります。
ただしこちらでは一体一体個別に展示されています。
群像としての鑑賞はできませんが、逆にひとりひとりの様子や感情を
個別に見ることができるのです。群像だと見づらい隙間もじっくりと
見ることができるので、また違った鑑賞方法ができると思います。
「カレーの市民」を含めてロダンの作品がまとめて展示してあるこのロダン館は、
展示室が立体的な造りになっており、様々な角度/高度から作品を鑑賞できるのも
おもしろいところです。高いところから見る「地獄の門」が売りですね。
機会があったらぜひお立ち寄りください。(ちょっと交通が不便かも知れませんが)


おや、静岡にもあったのか。
個別の彫像だと表情や衣服の感じがまた際立つのでは。

静岡県立美術館のサイトに行ってみた。


企画展とロダン館の構成であるようだ。
各方面に、個性的な美術館がある、という話は良く聞くけれど、知らない美術館だらけだ、日本列島。

よく都内の企画展に行くと、ひろしま美術館からの借り物、という表示を見かける。
ひろしま美術館もいつか行ってみたい。

ほかに島根県の足立美術館も庭園や
徳島の大塚国際美術館、
中学生だか小学生のとき以来行っていない大原美術館など、絶対行ってみたい。
2012.11.18 Sun | Art| 0 track backs,
カザフスタンのスパゲティ
同僚のカザフスタン出張土産。
なんとこのスパゲティが美味しいと評判なのらしい。
ゆで時間は10-12分。
楽しみだ。

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2012.11.17 Sat | Travel-Others| 0 track backs,
ロダンの「カレーの市民」、国立西洋美術館、そしてイギリス
◆ 国立西洋美術館正面にあるオーギュスト・ロダン作「カレーの市民」をイギリスで見た


去る11日、国立西洋美術館を訪れた時、やっぱりそうだ!まったく一緒だ、と眼を輝かせたものがある。
ロダン作、カレーの市民の彫像。


上野の作品

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ロンドンの作品

というのも、今年7月、ロンドンで見かけたのだ、全く同じものを。

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一見同じ場所で撮影したかのように見えるが、ほら、このとおり。
角度を少しずらすと、バックにウェストミンスター宮殿が見える。

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いつもは何気に通り過ぎる国立西洋美術館の前庭も、ロンドンの記憶がまだ新しかっただけに、じっくりと見てみた。

この像はフランスと英国間に起こった1347年の普仏戦争の様子を映し出している。

フランス・カレー市を包囲したイングランドのエドワード3世は、市民を救いたいのなら、市の幹部6人をいけにえに捧げよ、と命じた。

志願者が6人集まり、彼らはズボンを脱ぐ。
綱につながれた状態で、一人は城門の鍵を持たされた。。
そんな悲惨な情景が迫真的な様子で刻まれている。

最終的にこの6人はイングランド王妃の懇願により命を救われたそうで、それがやや救い、といった感じの、まことに陰鬱な群像だ。

で、イギリスでは足元のコメモレーションをチェック。

タイトルは、英語で「The Burghers of Calais」=「カレーの中産階級」がそのオリジナルタイトルのようだ。


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碑文を読んでみる:

The Burghers of Calais カレーの市民は
commemorate six citizens of that town. この街の6人の市民を記念している
who offered themselves. 彼らは自らを捧げた
as hostages to Edward III エドワードIIIの捕虜として
after he had vainly besieged their town この街を彼が無駄に攻略しようとした際に
for nearly a year in 1347. 1347年から約1年ほど
The story goes that their lives were spared この話によると、彼らの命は救われたとされている
on the intersession of Edward's queen エドワード王妃フィリッパ・ハイノールトの仲裁によって
Philippa Hainault.


この記念碑では、最後が大事。
つまり、カレーの市民らは惨殺されずに済んだのだ、という点。

イギリス人は残酷な仕打ちの加害者たることを免れたのだ、と強調している。

それにしてもこの公園は、ちょっとした穴場的スポットで、思いがけず嬉しい遭遇だった。


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フランス人のロダンが造ったこの彫刻が、いじめた側のイギリスにあるのは皮肉なことだ。。。と思っていたら、
なんと世界あちこちにこの作品は散らばっていた。

筆頭はもちろんフランス・カレー市。
ほかにも ー


– カレー市庁舎
– コペンハーゲンのニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館
– ベルギー・マリーモンの王立マリーモン博物館
– ロンドン、ウェストミンスター宮殿のヴィクトリア・タワー・ガーデン
– フィラデルフィアのロダン美術館
– パリのロダン美術館
– バーゼルのバーゼル市立美術館
– ワシントンD.C.のスミソニアン博物館のハーシュホーン博物館と彫刻の庭
– 東京の国立西洋美術館
– カリフォルニア州パサデナのノートン・サイモン美術館
– ニューヨークのメトロポリタン美術館
– ソウルのサムスン芸術文化財団ロダン・ギャラリー
(WIKIより)

スミソニアンには行ったけれど、これは見てない。
なぜ上野にこれがあるのか、はこちらの博物館のニュースに出ている。


もともと松方幸次郎氏が発注し、制作されたものの、紆余曲折を経てパリにいき、パリ・ロダン美術館から返却は拒まれたが、新たに鋳造されて日本に渡ったと。

そんな背景を知れば、上野の6人の苦悩の様子に、さらなる歴史の重みが付加される。


<関連エントリー>
静岡にもあった!ロダンのカレーの市民!
2012.11.16 Fri | Art| 1 track backs,
手の痕跡 国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描
ある発見 その2 : オルフェウスとマイナスたち、よく見ると・・

前回のオルフェウスの物語には続きがある。
愛妻を失ったオルフェウスは、他の女性に眼もくれない。

それに怒ったマイナスたち(ギリシャ神話のディオニュソスを狂信的に信奉する女性たち)が、彼を八つ裂きにする、というのがクライマックス。

例のオルフェウスの彫刻を見た後、部屋をひとつ戻って、その続きとなる物語の作品を鑑賞してみる。
これだ。
群像はすべて、マイナスたち。
オルフェウスは3人のどれでもない。

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ここにいる。
女性たちの足元。

P1240401.jpg
(顎がこちらを向いている)

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(頭部は右上)

斬首されたオルフェウスがむごたらしく横たわる。

この物語を知らなければ、ころがっている首に気づくこともなかったかもしれない。
ここに頭部があることの意味は、当然のことながらわかるすべもない。


芸術は右脳が作用するもの、と理解しているけれど、
左脳も動員してこそ完結するのでは。
2012.11.14 Wed | Art| 0 track backs,
手の痕跡 国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描
ある発見 その1 : ロダンの彫刻に残る、誰も解き明かせない小さな秘密

11/10&11とFUN DAYで、2日間無料開放された 国立西洋美術館。
もともと毎月の第2、第4土曜日、文化の日は常設展が無料だけれど、この日は企画展までもが無料に。

先日国立博物館に行ったとき前を通りかかり、進行中の企画展が「手の痕跡 」とい言うタイトルであることを知った。
どんなも内容なんだろう、と思っていたのでいい機会、行ってきた。

そこで、思いがけないものを発見してしまった。
これだ。


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*FUN DAYは、企画展も写真撮影OKでした

一体どこに、こんなまるで古代ローマの遺跡から発掘された彫刻のように千切れた手が存在するのか?というと、-
ロダン作「オルフェウス」の彫像だ。
ただし、前からでは見えない。


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男性の腰にしては華奢で、まるで女性みたいだ、と思いつつ、後ろに回りこみ鑑賞していた最中、それが視界に入ったのだった。

オルフェウスに抱かれた竪琴の裏側に、それはひっそりと存在を主張していた。

後ろのこの部分。

Pa1240332.jpg


P1240332.jpg


丁度行った時間にこのオルフェウスの前でミニギャラリートークがあったのだが、10分間と短かったせいもあり、その話題は出ず。
終了後に解説員の方に聞いてみた。
「この手の意味は?」

すると、そうなんです、と言わんばかりにある証拠を見せてくださった。

当初制作された石膏の像の写真。


P1240397.jpg

orpheus_euryd_1894_bulloz_muro_ret_180.jpg
Copyright:http://www.rodin-web.org/

これが造られた1892年頃当初、石膏で原型が造られた時、オルフェウスはミューズを肩に載せていたそう。
それをなんの理由かまったく不明ながら、ブロンズ制作の際にカットされたのだという。

竪琴の裏に残されていたのは、切り取られたミューズの手だったのだ。

なぜこのようにミューズが省略されてしまったのか、はたまた
なぜ手だけは入念にカットされることがなかったのかはロダンのみぞ知る・・・なのだとか。


このオルフェウスの彫刻は言うまでも泣くギリシャ神話に題材をとっている。
万物をその音色で魅了するといわれた竪琴名人のオルフェウスは、ある日愛妻エウリディケを失う。

妻の蘇生を願う彼は冥土の世界に足を踏み入れ、そして神の前で懇願をこめて竪琴を奏でる。
思惑はあたり、悲しい響きに心打たれた神は、妻を地上に戻すことを決める。

しかし条件がひとつ。
妻を連れ戻す間、決して後ろを振り向いてはならぬ、と。
地上はあともう少し、というところで、オルフェウスはたまりかねず妻がついてきているのか確認したくなりその掟を破ってしまった。

彼が肩越しに確認すべく振り返った瞬間、妻はまた冥土の世界へと引き戻されてしまった、というストーリー。

この彫刻は、丁度その瞬間、オルフェウスの絶望的な表情を捉えている。

本神話の内容は知っていたので、ギャラリートークでは新しい発見はないかも、と思いつつ参加したのだが、その場で疑問を解くことができ、感謝、感謝。


本展示「手の痕跡」は、作家の手が作品をどう造詣していったかをたどる企画ではあるものの
これは作家の「手」が残した「手」そのものの痕跡と言える。


P1240336.jpg


手の痕跡
国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描
会期:
2012年11月3日(土・祝)~2013年1月27日(日)
開館時間:
午前9時30分~午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:
月曜日(ただし、12月24日、1月14日は開館、12月25日、1月15日は休館)
12月28日~1月1日
会場:
国立西洋美術館 企画展示室
http:/
2012.11.13 Tue | Art| 0 track backs,
先週のグルメ
先週のグルメ:

その1.美術館夜間開館の帰り - 平日夜

近代美術館のナイトショーを見た後、デル・ソーレで遅めの夕食。

バーニャカウダはぐつぐつ煮えていて、

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サーモンピザはしつこくなくて気に入った。

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そのほかポルチーニのパイなど。
デザートと

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飲み物はマキアート。
アラカルトでひとり3000円ちょっと。

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その2.休日ランチ(上記と同じ店の昼版にトライ)

それに味をしめ、日曜日はデル・ソールのランチ。
こちらのCPは抜群。
1200円で 前菜


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スパゲティチョイス(スモール)は鶏ぺペロンチーノ

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1200円ランチなのにメインに牛ほほワイン煮という。

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そしてデザートはティラミスとジェラート。

この店独特なのだけど、ジェラートは、店がアットランダムに選んでもってくる。
この日はミルクとチョコナッツ。

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エスプレッソかマキュアートをチョイス。
これは後者。

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なんともコスパのいいランチなのだった。




その3.土曜のランチ(女子3人のフレンチビストロ)

さらに土曜のランチは女子3人で、麻布十番のラ・パレット
私は何度目かの来店となる。
麻布十番、食事処は多いけれど、手堅い店に決めた。
つまり、ハズレなくくつも美味しい。

ここのランチは1585円でオードブル、メイン、デザート、コーヒーがしっかりついてくる。

ここはご主人の丁寧なな仕事ぶりがうかがわれる。
私のメインは小羊の煮込み。

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友人のひとりは若鶏。
こちらは定番で、私も既に食したことがある。
皮がぱりぱり、いい感じのロースト具合。

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もう一人がアンディーブのグラタン。
ミルキーで濃厚そうなソースが見るからに美味しそう。

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その4.週末のお茶(紅茶専門店)

お茶の店は、地下鉄出口のすぐそばダージリン

850円のケーキセットがお得。
マロンのケーキはしっかり栗の味。
紅茶も丁寧に入れているから嬉しい。

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2012.11.12 Mon | Gourmet| 0 track backs,
中国王朝の至宝 at 東京国立博物館 その2
東京国立博物館「中国王朝の至宝 」のブロガー特別招待会(11月8日(木)18時半~)その2.

今回の目玉のひとつは「阿育王塔」。
2008年、”南京市の古刹・長干寺の地下から出土した仏塔”(パンフレットより)で、この手のものとしては最大(高さ119cm)、世紀の大発見と言われている。

今回、日本初公開のみならず、南京市から出ること自体初なのだとか。
(通常は南京市博物館所蔵)

本企画展は、「日中国交正常化40周年」と銘打っているので、大盤振る舞いだったのだろうけれど、国交の方は、真の正常化を希望する。

展示品には、「一般文物」とかかれたものが多々あり、どうやらこれは中国の文化財の分類のよう。

”一級”文物となると、一部国宝に相当し、それ以下、二級文物、三級文物、と続き、今回の展示の大多数についている一般文物においては、国外持出し可能な物となるらしい。


「阿育王塔」は1011年、北宋時代のものなので、展示の最後に登場する。
(夏の時代から、時代が下って、宋の時代で展示は終わる。)


この塔は、古代インドのアショカ王(阿育王)が八万四千の仏塔を建立したという故事にちなんでいるそう。

ここでなるほど、インドか!
ポンと膝を打った。
表面には象が頻出するのだ。


象その1
手前の表現はさざ波のようなので、海を描いているのだろうか。

P1150646.jpg

*写真はすべて、特別招待枠で許可されて撮影したものです。

象その2
椰子の木らしきものが。

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象その3
片手で持ち上げる構図から、人間の力を誇示したいのか。

右上の雲の表現が独特。
頻出する。

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かと思えば、鹿も居る。
左上は山だろうか。

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この部分に描かれているのは(*)、動物だけではない。
これはどう見ても、長い髪の女性が、髪を梳いている図に見える。
従者が器を携え、髪の汚れを受けている、という様子を想像した。

従者らしき人物の頭が仏陀のようなぼつぼつ頭に見える。

植物はデコラティブな表現で描かれ、南国的な植相を想起する。

どれをとっても動きが軽妙で生き生きしていて、それが規則性もなさそうな感じでちりばめられている。
四方八方から鑑賞したい仏塔だ。

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*)これらは、下記写真の下両隅の部分にあたる場所に描かれている。

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さらに下部の四隅には、立派な法王が表面から隆起して彫られていて、技術力の高さを思い知らされる。

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金メッキ、水晶、メノウ、ルビーで飾られている塔の全景。
120cm弱。堂々たるものだ。

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陳列されている通常の阿育王塔を見ると手のひらサイズだから、
上記の塔は例外的なスケールと言える。

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仏様の周囲にはルビーがあしらわれている。

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2012.11.11 Sun | Art| 0 track backs,
中国王朝の至宝 at 東京国立博物館 その1
東京国立博物館で開催中の「中国王朝の至宝 」ブロガー特別招待会(又懲りもせず)に行ってきた。


>>11月8日(木)18時半受付開始、19時ギャラリートーク開始(終了20時予定)

というスケジュール。

昨日近代美術館で配布された当館本企画のパンフをチェックして、あらかじめ内容をある程度把握していったにも関わらず、やはり行ってみて学芸員の方の話を聞いてなるほど、と思うことも多々。

例えば、時代を6つに分けて展示する中で、それぞれ2つの対決を試みている。
パンフレットにもそれはちゃんと書かれているのだが、話を聞いて、なるほど、と思った。

第1章の王朝の曙では、蜀と夏・殷という時代を対立させ、違いを浮き彫りにするのだが、
その対立点は、こんな感じ: 金を用いた蜀、青銅の夏・殷。

時代の推移を追うために、あらかじめパンフレットの年表を見ながら展示を見る心積もりでいた。
時代感覚がないと、まごつくに違いない、と思ったので。

しかし、持参の年表に「蜀」という時代はなく。

でも、入り口にこういう便利な年表を見つけ、最初に写真に収めておいた。
これが後々役立った。

つまり、中国の王朝は、黄河流域と長江地域の2つで平行して成立していた時期があるのだった。
つまりこの場合の対立は、一見 「蜀 vs 夏・殷」、というと時代の対比のように見えるのだが、
実際、年表をちゃんと見てみると、地域による対比であったのだ。

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今回これを見るにあたり、思いがけず役立ったものがある。
今年始め、泉屋博古館 分館(東京で「開館10周年 神秘のデザイン―中国青銅芸術の粋―」を見ておいたことだ。

あの展示は商周時代とのことだったが、商はこちらでは殷と表されていた。
泉屋博古館の青銅コレクションは素晴らしく、特に動物表現の豊かさが眼を引いた。

というわけで、今回も、陶器などの端っこにミニ動物を見つけては、あ、ここにもあった、ここにもいる、などと
密かに喜んだ。

黄金の阿育王塔の表面に象を見つけた時なども。


また、ギャラリートークで一番心に残ったのは第6章。
1000年以降、宋の時代になって、初めて人間性、人間の内面を見つめるようになった、という点。
それまではマスクなどに象徴される神の文化だったのだと。

それが人間文化に変貌していった、というのを聞いて、
思わず400年ほど時代が下るルネッサンスを思い出したのだが、
宋の時代の美術品における人間性というのは、ルネッサンスとは少し違う、
というか、もうすこし広い意味での反映の仕方のようだった。


例えば宋時代のこれなど。

この金銀銅の舎利容器(マトリョーシュカ式に一番大きな容器の中にすべて収まる形式)のどこが人間的なのか?というとー

舎利を誰が収めたか、といったことが記録されているのだとか。
つまり、物品を通して、人間の活動に眼が向けられるようになったというのだ。

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もちろんストレートにその趣向の変化を反映し、人間表現が加わったのを如実に認識できる作品もある。

例えば134番の銀製仮面。
人間表現として特筆すべきはー

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眉毛!

2P1150625.jpg


遺骨を納めたらしい力士托棺なども。
神ではなく、人間が、遺骨を取り囲むといった表現も、そういった人間性の自覚に起因すると思える。

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仕事帰りの美術館、たいそう気に入ってしまった。

いつもは美術館=休日なのだけど、平日夜なら仕事のめんどくさい雑感もろもろを一気に忘れられる。
もう博物館を出た時は、かなりいい気分。


またまた本企画を告知してくれたTakさんに感謝しつつ。

***

展覧会名: <特別展>中国 王朝の至宝
会期 :2012年10月10日(水)〜12月24日(月・休)
休館日 :毎週月曜日 ※12月24日(月・休)は開館
会場 :東京国立博物館 平成館 (台東区上野公園13-9)
開館時間 : 午前9時30分〜午後5時

※金曜日は午後8時まで開館 
※入館は閉館の30分前まで
※10月20日は午後9時まで開館

主催 東京国立博物館、中国文物交流中心
NHK、NHKプロモーション、毎日新聞社、朝日新聞社
後援 外務省、中国国家文物局、中国大使館
協賛 信越化学工業、大日本印刷、三井住友海上
協力 全日本空輸、東京中国文化センター
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)


続く
2012.11.09 Fri | Art| 0 track backs,
東京国立近代美術館 60周年記念特別展 「美 術 に ぶ る っ!」 夜間特別観覧会 その2
さて、今回の東京国立近代美術館60周年記念特別展「美術にぶるっ!」は、
2階~4階のコレクションスペシャルと、第II部となる実験場1950s(1階)の2部構成。

後者は、先に述べたとおり、本美術館が設立された1952年を意識してのもの。

まず4Fにある第I部・展示室1は「ハイライト」。
美術館自慢の所蔵作品の数々。その数7点。
うち、狩野芳崖の作品以外はすべて重要文化財。

ほかに、寄託作品も含め、13点もの重要文化財作品が今回公開示中。

現在、明治以降の美術作品で国の重要文化財指定を受けているのは全部で51点らしいので、
その4分の1に当たる13点がここに足を運ぶだけで網羅できてしまう、というワケ。

ちなみに、近代美術のうち、国宝に指定されたものはまだないそう(最初のミニレクチャーでの話)。
これらの中から将来の国宝が選ばれる可能性も?


さて、では鑑賞していくこととする。
とはいえ本特別展の展示総数は約540点。
2時間の特別観覧でも、ターゲットを絞らないと消化できない。

展示室1のハイライトははずせないのでゆっくり見る。
ここにあるのは本館常連の絵画たちばかりなのだけど。

入ってすぐ、狩野芳崖(ほうがく)の「仁王捉鬼図」、菱田春草の「賢首菩薩」、村上華岳の「日高河清姫図」の3作が並ぶ。

狩野芳崖の作品は、今回の展示物の中でも一番時代が古い。
1886年、明治19年の作品。

明治以降の”近代”美術館なので、狩野派全盛期はカバーしていない。
江戸時代から明治にかけて活動し、近代日本画の父と呼ばれた狩野芳崖がギリギリのところ。


菱田春草が「賢首菩薩」を描いたときは、すでに眼の疾患を患っていたと聞く。
そのせいか、朦朧体と揶揄された筆致の縦の線などは、慎重にそろそろとした筆跡。

優しい茶色の色彩、穏やかな表情、左に向けられた視線の先が気になる。


そして!村上華岳の「日高河清姫図」。
写真一番左。

* 写真は許可を得ています。

P1240176.jpg
* 写真撮影は今回の特別観覧で許可されて撮影したものです。

蛇に変身する寸前の執念のひと清姫のおどろおどろしい肢体はインパクト満点。
手の先なんかは、すでに消えかかっていて、脚は矮小化され足元もおぼつかない。
すでに蛇化を感じさせる。

決しておっかない顔をしているわけではない。むしろ無の表情。
なのに背筋も凍るような女の情念を感じさせる力量は圧巻。
つくづく、真夏鑑賞向きの、さむーい絵だ。

別の美術館で村上華岳の他の作品を見ても、ついこの1枚が頭に浮かんでしまうほど。


で、この次、つまりエレベーターを降りて左に曲がり正面にどんと聳えるのは原田直次郎作「騎龍観音」。
目玉の一つ。

今回、写真撮影はOK、1点撮りはNGという条件だったものの、それでもこの絵は写真撮影禁止になっている。

なのでー
それを守りつつ、こんなものを撮ってみた。
ミニレクチャーのスライドに登場した「騎龍観音」。

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この絵は、前もこの場所に展示されていたけれど、改装にともなって絵が一番映える紺色を壁の色に採用したせいなのか、あるいは行き止まり的な場所から開放されたせいなのか、絵が見やすくなり、以前より生き生きしている印象。

こんな立派で重厚感のある金色の額縁で縁取りされていたことに初めて気づいた。

上部の静、下部の動、の二層仕立て。
観音様の衣服の薄い襞の繊細さに惚れ惚れ。
炎によって赤く照り返される白い衣服の背の部分までもが神々しい。
よく見ると龍の目玉は少女マンガのように可愛らしく、凄みがある構図とのギャップが微笑ましい。

この絵は、左から見ると、龍と観音様が迫ってくるように見えるので、位置取りは左がお気に入り。

で、今回の発見!
左下隅に、画家の署名があるのだが、これがなんとローマ字だった。
観音様と英語表記。

可愛い龍の目といい、全体の統一感を少しいじるのが好きな、お茶目な人だったのだろうか、原田直次郎という人は。


ちなみにこの絵と、先に触れた3点の間に川合玉堂の「行く春」がある。
大好きな1枚だ。
桜の花吹雪の中に吸い込まれそう。

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今回の観覧会では、音声ガイド無料。

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さらに特大カタログが無料でついてくる。
嗚呼、なんて太っ腹なの、東京国立近代美術館。

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続く。
2012.11.08 Thu | Art| 0 track backs,
東京国立近代美術館 60周年記念特別展 「美 術 に ぶ る っ!」 夜間特別観覧会 その1
Takさんのブログ:「弐代目・青い日記」で知った『東京国立近代美術館 特別展「美術にぶるっ!」夜間特別観覧会』に参加してきた。

今年、竹橋にある国立近代美術館は60歳を迎え、大改装。60周年記念特別展 「美 術 に ぶ る っ!」開催中。

思い返せば竹橋には縁がある。

小学生時代は、親に連れられて、近くの科学技術館の理科の講義に毎日曜日通ったものだ。
どんな内容だったかとんと覚えていないが(硫酸銅の水が青かったことが、唯一記憶に残っている程度)、帰りがけに渋谷で食べるパスタの味だけは忘れない。

大学を終えて就職した会社の所在地は、竹橋だった。

でも、定期券があるうちは近代美術館にはほとんど行かず、足しげく通いだしたのは、オフィスが移転してから。

キッカケはこの1枚の絵だった。
写真左の安井曾太郎作『金蓉』。


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*写真は今回のイベントで特別に許可されて撮影したものです。


たまたまこの絵の前でガイドツアーが展開していて、聞き入った。

こちらのガイドツアーの特色は、対話形式である点。
他人の感想、意見を聞きながら、絵の見方を広げていく。

この絵の場合は、画面いっぱいに広がった人物像の描き方に話が及んでいた。
画面からはみだしているその様子から、人物は大柄であろう、といった声が出た。

さらに少しねじられているような、作為的な姿勢で、比率も補正されているところがあり、背景を造りこまない日本画的な絵でありながら、キュビズムの要素が入っている、不思議な絵だった。

へえ、日本画も面白いかも。

そのインパクトが大きくて、2年連続で、1年間常設展フリーパス 「MOMATパスポート」を購入したのだった。
そしてガイドツアー目的で足しげく通った。
1年で3回通えば元は取れるのに、もう元取りまくり状態で。
ガイドの方からは、「またお会いしましたね」と言われるほど。


さらに、1月2日には、必ず近代美術館の無料公開に足を運ぶようになった。
お年玉目当てでもあったのだけど。

(でも今年はカタログのみで、以前のようにグッズやパスポートの配布がなくなってしまいちょっと魅力が薄れたかな。)


そんなこんなの状態だったから、今回のイベントを知ったときは、申し込まない手はない!そう思ったわけだった。

イベントの概要は下記:

東京国立近代美術館 60周年記念特別展 「美 術 に ぶ る っ!」
     ベストセレクション 日本近代美術の100年
       夜間特別観覧会スケジュール      
***********************************************************

●日 時  2012年11月7日(水)
      受付 18:30~
      ミニレクチャー  18:45~19:00(B1講堂にて)
      特別観覧会    19:00~21:00

●会 場  東京国立近代美術館
  千代田区北の丸公園3-1(東京メトロ東西線竹橋駅より徒歩3分)
http://www.momat.go.jp/



開始時間がほどよい。
閉館後であり、こちらとしては定時退社して直行でぎりぎり間に合うタイミング。

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さて、改築後、初・近代美術館、果たしてどんなふうに様変わりしているのだろう。
興味津々ででかけた。

まずはミニレクチャーで、今回の展示の思い入れ振りを知る。
開館の年1952年を十分に意識した構成。

時代背景をあぶりだすために、50年代の芸術作品が一同に会していた。

下は、スライドから。改造のアイディアとして造られたミニチュア。

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絵だけでなく、バリエーションを加えて次時代を描き出す手法がとられていることを知る。

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続く・・
(プロローグで今日のところは力尽きる)
2012.11.08 Thu | Art| 0 track backs,
先週のグルメ
取引先企業と会議の後、天王洲アイルの「T.Y.ハーバーブルワリー」へ。
11:30開店前から大行列。

ははん、だから会議が11:15に終わったのだな。
会議後この店になだれこむために、議論を長引かせないよう、先方の会社の人がコントロールしたようだ。

ここに行ったら一度は食べよという指示に従い、T.Y.ハンバーガー(100g)+アボガドトッピング追加。
しめて1700円。

決してお安くはないけど、フレーバー系のアイスコーヒーがどんどん継ぎ足すように注がれていく。
つまり自動的におかわり自由。

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ブルアリーというだけあって、ビールがうまいそう。
ランチなので遠慮したけれど、つくりたてが飲める店。

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人気の秘密はロケーション。
川辺の席はすぐ埋まる。
早い時間はマダムのたまり場的使われ方、お昼過ぎには会社員(外人さんミックス)といった客層か。

雰囲気はアメリカ。
浮世をしばし忘れられる。

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先週のグルメ(?)その2

ジムのダイニングにて。

週替わりヘルシーランチ。
鶏肉のオリーブオイルグリル。

珍しい私がジムで食事とは。
それもそのはず。
川柳大会で銅賞となり、ランチ券が3枚ついてきた。(プラス、ゲルマニウム温浴チケット)

11月いっぱいなので、ツーレとランチ。
あと1枚残ってる。

去年も銅賞だったけど、ランチ券の変わりにゲルマニウム3枚だった。
家族を動員して自己投票すれば、銀賞以上になれるかも、と思う。
(審査員選定のあと、会員による投票で選ばれる。)

でもめんどくさいから投票しない。
それでも銅ならとれるということは、家族票だけで選出されないようになってるのかな。

ともかくちょっと思いついた17文字を書いてランチ3回ただ、は悪くない。
ただ、即興思いつきの一句だったので、どんな川柳だったか正確に覚えてない。

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2012.11.06 Tue | Gourmet| 0 track backs,
再び竹内栖鳳展へ、今度は後期
前期を見たあと、後期展示を昨日見てきた、山種美術館の竹内栖鳳展。

前期後期通じて展示されている作品のうち、特に好き、と思った作品は、70歳過ぎてからの作品が多かった。
三の丸尚三館の解説にあった「竹内栖鳳の省筆」、というコメントを思い起こさせる絵も多々。


ブロガー内覧会 『竹内栖鳳―京都画壇の画家たち展』その3 立体感

☆ 写真は内覧会にて特別に許可されて撮影したものです


下記の「風かおる」は、画伯73歳の作品。
爽やかな5月の風が絵の中に宿っているような。

真横に引た3本の線のうち、一番上の一本は、構図上の考えから、最後にすっと引かれたような印象。

清涼感を与えてくれるこの絵の前に、ずっと立っていたい、そう思った。

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そしてこの筆さばき。
対象物を実際に目の当たりにして描くのではなく、それを見ずして描くことにより、内面を描き出すことができる、そんな画伯本人の言葉を具現化しているような。

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油絵と見まごうような平面の構図の中に浮き立つ立体感。

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下記の「梅」は70歳のときの作品。
山の色合いがなんとも。

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もっこりした点描のような梅が、上品に咲き誇る。

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大観、玉堂との3部作なのだとか。
3人で松竹梅を分担した。
なんともそうそうたる顔ぶれだ。

季節を表す玉堂の絵といえば、竹橋の近代美術館にある「行く春」屏風画に描かれた桜が、本物のようだったのが思い出される。
近代美術館の年間パスを2年間分買って使ったことがあるけど、その際は、せっせと見に行ったものだ。
常設展と、ガイドツアーを。

さらに思い出すのは恵比寿の写真美術館。
確かあれは木村伊兵衛の写真展。
玉堂画伯が自宅の豪華な和室で絵に向き合う1枚を見た。
静謐な空間だった。
絵描きのアトリエ=ごちゃごちゃしてる、などという想像をすると大間違い。

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3部作の残り2作は写真で展示。
左が大観の松。
右が玉堂の竹。
3つが一堂に会することはあるのだろうか。

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2012.11.04 Sun | Art| 0 track backs,
頭痛・肩こりがかなり改善された、キーワードは「肩甲骨」
先日来ひどかった頭痛癖が、なんかかなり改善された。

肩こりに関連して頂いた情報が大いに役立った。(このエントリー

私の場合、
キーワードは:肩甲骨、
ツボは:「ストレッチポール」と「ゆらし療法」、
だったよう。


まずストレッチポール。
YOU TUBEで使用方法を検討し、ジムでも毎回使用し。

そして自宅でも、手作りストレッチポール登場。

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以前ドイツ出張に行ったとき、ギブアウェーで企業から頂いたベネトンのデカタオルが大活躍。

バスタオルは十分在庫あるし、もう大きすぎて途中で捨てること覚悟でその後フランスまで移動。
手荷物にして邪魔になりながらも軽いので結局フランス滞在中も持ち続け、日本まで持ち帰ったのだった。

とはいえその後も押入れの奥で眠る運命だった。
それがストレッチポール役として再び日の目を見ることになろうとは。

中はこんな感じ。
普通の大判のバスタオルをこれでくるんでおしまい。

色も市販のストレッチポール色なのが嬉しい。

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これを使って肩の辺をほぐしていく。

しかし、ぐりぐりやるのは逆効果。
一度どっと筋肉が疲れたことがあった。


そこで登場したのが、以前教えてもらったゆらし療法。

ゆらし療法の店に行くのがいいのだろうけれど、なにせ一度行ったアロマオイルマッサージに定期的に通うことになり、これが一回3万5千円以上というお値段で、これ以上マッサージ店には手が出ない。

ならばということで、やはりYOU TUBEでチェックし、ストレッチポールと組み合わせてみた。

つまり、筋肉の緊張をゆるゆると解きながら、肩甲骨をジムや我が家のなんちゃってストレッチポールの上で伸ばしていく。

肩が軽くなり、頭痛も大きいのは起きていない。
肩こり、頭痛だからと頭や肩ばかりを攻めるのでなく、やや遠い場所をほぐすことで、改善されることがある。今回の派、まさにそのひとつの例だ。

私の場合はアロマオイルの人にも言われたけれど、肩甲骨に遊びがまったくない危機的状況だとのこと。
確かに昔の写真を見ると、時折癖なのか腕を後ろに組んでいたりするのに、今では前でばかり組んでいる。

姿勢が前のめりになっている証拠。

もっとも、これを劇的に改善させるためには会社でも自宅でも、PCに向かわないこと、、、そんな気はするが。

(p.s. 改めて、いろいろ教えて頂いた方たちに感謝!)
2012.11.01 Thu | Society| 0 track backs,
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