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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
中銀カプセルタワービルの中がどうなっているか
銀座、汐留、浜離宮の三角地点をふらふらとさまよっていたら、この妙なビルに突如出くわして、
この時代感をどう形容していいの戸惑ったのを覚えている。

これは近未来なのか、はたまた昭和の中ごろなのか。

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さらに、住人はいるのか、これはそもそも住居用なのか。
窓を見てみれば、人は住んでいる模様。

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この謎が解き明かされたのは、去年のメタボリズム展@森美術館のこと。
この展覧会はメタボリズム=新陳代謝と呼ばれたかつての建築界での動きを紹介するもの。

本カプセルタワーもその未来都市建築構想の一環だった。
黒川紀章氏設計であり、1972年に完成。

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中が一体どうなっているのだろう?という疑問に答えてくれたのは、
ヒルズ敷地内に置かれていたカプセルルームの見本だった。

なんともかゆいところに手が届くアレンジだ。

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外観にたがわず、内部も相当未来の夢満載。
飛行機とか船のキャビンの中を想わせる。

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これが一般用住居といわれても、ピンとこないけれど、
天空を目指して伸びていくこの建築運動が一世を風靡していたら、今の住居とはまったく違う方向性で個人の住宅建設は進んでいたのかも。

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そういえば、バックトゥーザフーチャーでは、2015年の未来にいく場面が出てくるようだが
(2012年という噂も出ていたけれど、2015年に訂正されたよう)
やはり未来、といって思い描くのは、えてして、超未来っぽいというか、やや宇宙的だったりするようで。

でも近未来はしょせん今の延長戦上。

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それにしてもこの箱の中に、かつての未来都市構想がつまっていたとは。
前を通りかかった時は、単に違和感のある意味不明の建物に過ぎなかったのだが。


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取り壊しの話はどうなったのだろう。

朝日新聞(そのうち期限切れになるだろうけれど)によると、上記のカプセル見本は、その後埼玉県立近代美術館に行ったようだ。
2012.07.01 Sun | 国内探索| 0 track backs,
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