日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
アーカイブの保存
ウェブサイトを開始して13年。
この間、バックアップ作業はツーレがやっていてくれた。
私は入れっぱなし。
しかし、当時からメルアドは変わるは、プロバイダーは潰れたりして変遷するわ。
ネット上に昔入れたインプット内容は消えている。

けれど、家のハードディスク上にそれらのアーカイブをツーレが保存してくれていたおかげで、
2000年当時の内容がキチンと残っている。

昔の記録を見て、むしょうに懐かしくなったり、新しい発見があったり。
マメにバックアップをとるという地味な裏方作業の大事さを痛感している。
2012.02.29 Wed | Private| 0 track backs,
メムリンクとカルパッチョを巡る考察
1/1・15合併号の雑誌「Pen」の特集「ルネッサンスとは何か」。
ありがたく、ちびりちびりと電車の中で読んでいたけれど、もうすぐ読み切り。

北方ルネッサンスのところに出てきたメムリンクの解説を見てふと感じたカルパッチョとの共通点。
20歳ぐらい年齢は違うけれど(メムリンク 1430/40頃~1494、カルパッチョ 1455~1525)
ともに聖ウルスラを描いている。

これは去年見たカルパッチョの聖ウルスラ(アカデミア美術館)。
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一方メムリンクの大作は、ブルージュの美術館所蔵。
以前BSの北方絵画特集で見た。
http://www.codart.nl/ul/cms/news/749/large/1.jpg

さらにメムリンクには、中央で2つに分かれ、
左はメトロポリタン美術館、右はボイマンス美術館(ロッテルダム)に所蔵されているこんな絵がある。

「真実の愛の寓意」という絵で、左に乙女、右にプラトニックな愛(茶色)と肉体的な愛(白)を表す馬が描かれる。

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これを見たら、やはり思い出すのがカルパッチョのこの2枚。
以前から触れている例の。

描かれた後で上と下に分断され、上がロスのポール・ゲッティ美術館、下がヴェネツィアのコッレール美術館に所蔵中。
下の絵は、コルティジャーネを描いたと思われていたが、上に描かれていた元の絵が見つかったことで、
どうやら夫を待つ貴婦人の絵らしい、といういわくつきの絵。
メムリンクの、2枚で1つの寓意として完成する対の絵に着想を得て、
カルパッチョはあのもともとは1枚だった絵を2つに分断したのでは、、、
そんな空想が頭をよぎる。

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carpa3.jpg

北方ネーデルランド絵画はイタリアの画壇にも影響を与えたというから、
あり得ない話ではない、なんて思ったりして。

さらにヴェネツィアに実在したという娼婦 ヴェロニカ・フランコ(以前連絡をもらって知ったのだが、映画「ヴェロニカ」の主人公らしい)は、格下の娼婦を守るために、救護院の設立に尽力した、というくだりが「Pen」にあった。
もしかして、須賀敦子さんが追及したインクラビリの病院はヴェロニカが建てたもの?などと思って調べたけれど、それは違っていた。

ともあれなにかと想像力をかきたててくれるこの一冊「Pen」に感謝。

写真は去年。治る見込みのない病院オスペダーレ・インクラビリがあった場所、ザッテレの河岸にて。

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本当に永久保存版 ====

Pen (ペン) 2012年 1/15号 [雑誌]Pen (ペン) 2012年 1/15号 [雑誌]
(2011/12/15)
不明

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2012.02.27 Mon | Art| 0 track backs,
東京マラソン その1 はっぴーラン ベスト3
本日の東京マラソン。
仮装の目新しさはやや薄れたものの、文字でアピールするものが目に付いた。

何万人も走る中、特にこれが一番よかった。
ただ一緒に走るだけで、ほのぼのとさせたシーン。
一緒にゴールできたかな?

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成功をお祈りしています。
完走と、就活の。

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そのほか名前をTシャツに書いたものなどは、沿道から声援を送ってもらえる。

このカップルは、偽装結婚(笑)なのか本物なのか、ビミョー。
でも女性のゼッケンからするにかなり速い人のよう。

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終わってほっとひといき昼食。
寒かったから、温かいお味噌汁が嬉しかった。
以前に一度入ったことがある鹿児島の郷土料理のお店にて。

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2012.02.26 Sun | 国内探索| 0 track backs,
Great Wave at British Museum
去年出張の合間に行った大英博物館で、HokusaiのThe Great Wave を見た。
北斎の"波裏" の絵が一枚、大事そうに飾られていたのだ。
http://www.britishmuseum.org/explore/highlights/highlight_objects/asia/k/hokusai,_the_great_wave.aspx
今日のNHKでこの絵を取り上げていて、シンクロしている、と喜んだ。

でもシンクロと言えば、もっと驚いたのが、今日の事。
頭痛がひどくて立って居られず、午後半休をとって病院へ。
CTを初体験。
ほんと、輪切り感覚でマシンが動いて行くのがわかる。

すると夜、試してガッテンで、脳のことをやっていて、CT画像が出たりして。
なんともこのシンクロ加減に驚く。
2012.02.22 Wed | Art| 0 track backs,
おしゃれゴコロ
先日見に行ったシクロクロス@お台場で、姫、こと豊岡英子選手がかぶっていたヘルメットがゴージャスだった。

重くなるんじゃない?などという周囲の心配をよそに堂々の貫禄優勝。
勝者インタビューでも、勝ち慣れている雰囲気がぷんぷんで、豪快。

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卓球でも以前おしゃれなウエアの四元奈生美選手が話題になったけど、
スポーツの世界が、ど根性系一辺倒でなくなった。

いい気分でできること=力が出せる そんな方程式もアリだろう。

荒川静香選手も、オリンピック前にフリーの曲を、やっぱり好きな曲に変更した、
そんな直前の決断が金メダルに一役買ったのではと。
2012.02.22 Wed | Sports| 0 track backs,
画家の血筋
週末、ツーレがスキーで留守の間に、溜めまくっていたビデオを一気に消化。
主にイタリアや美術関連のもの。

その中に、ブリューゲルを特集したものがあった。
一族郎党、父とか息子とか、同姓同名とか入り乱れた画家一族のブリューゲル。

で、この同族系画家の話で思い出した。
イタリアのベッリーニ。
父ヤコボ、息子ジェンティーレ、その異母兄弟のジョヴァンニ。
彼らもまた、同族画家なのだった。

ジョヴァンニの柔らかい洗練されたマリア様の絵はあちこちで目にするけれど、
ヴェネツィアのアカデミア美術館には、父息子3者競演の作品がある。

へえ、珍しい、といいもん見つけた、なんてレアモノを見つけた感覚で思ったけれど、よく考えれば
彼らは工房を営んでいたので、三者の競演というより、
工房の作品といった赴きなのかもしれない。

さらにマンテーニャは、ジョヴァンニたちの義理の兄弟にあたる。

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フランスで代々画家、というケースはよく知らないけれど、
女流画家シュザンヌ・ヴァラドンの息子はモーリス・ユトリロだった。

私生児だったダヴィンチの母親は、下層階級の人だったといった話を聞いたことがある。
父親はどんな人だったのだろう。
2012.02.21 Tue | Art| 0 track backs,
神宮クリテ
今日はこんなのを見に行ったださ。
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神宮外苑で行われたロードレースクリテリウム。

自宅から徒歩で行き、その途中で、
・切らせていたブイヨンをスーパーで購入:
・図書館に本返却:
・友人に教わったマークシティ内のこじゃれた100円ショップひやかし:
・磁気がおかしくなったクレジットカードの再発行手続き:
・靴の部品が取れたため、靴屋さんで同じものが注文できるか相談:

と、歩行経路に沿って、ミッションを少しずつ完了。

上記の中には一部ここ数週間ほどペンディングにしていたものもあったので、
ああ、これでやっとすべてクリア。
昨日はYシャツ9枚一気アイロンがけを済ませ、なんか貯金ができたみたいで嬉しい。

それというのも、昨日、めでたく原稿がすべて終了したのだ。
まあ校正は別にして。
それを書くために英文資料98ページを読んだりしたので、いろいろと未処理の家事もあり。
これでスッキリ。
資料の方はこの上なく興味深かった。
会社でこしらえる英文契約や、チェックせねばならない技術仕様書に比べたら英語自体はよほど平易ながら、
そのボリュームで、根気が続くかしら?と心配したものの、そこそこ一気に読み進んだ。
奥が深かった。

さー、これから、たまりにたまった美術書を読むぞ。
2012.02.19 Sun | Cyclde Road Race| 0 track backs,
銀座しぇりークラブにて
二日酔いの朝。
昨日の昼休みに薬局でウコンの力を買って、しっかり酔い止め?対策をほどこしたつもりだったが、
アルコール度数15~20度とかいったシェリー酒には、あまり効き目がなかったか。

昨日の女子会@銀座しぇりークラブでは、シェリー酒3種類、サングリア、ビールなど飲み放題コースをチョイス。
2時間で甘口2杯、ミディアム1杯、サングリア半分を摂取。
ウコンの効果に頼り過ぎ、ちょっと自分的には飲み過ぎた。
好きっぱらでぐいっといったのがまずかったか。

こちらのお店のシェリー酒の取り揃えはすばらしく、
以前自転車仲間の集まりで訪れたときは、好きなものを選んで飲むスタイルにした。
テーブルに置かれたランチョンペーパーに、自分が飲んだシェリー酒をチェックしていくことができるから、
ダブらずにいろんな種類を味わうことが可能。
テーブルの上に鉛筆がおかれているのはそのためだ。

お食事は丁寧につくられているのが感じられ、好感度がある。
これはAコース。

ハモンセラーノ、マンチェゴチーズ、トルティーヤ。

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マテ貝や小エビなどのマリネ。

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ダシが聞いている、熱々のマッシュルームのアヒージョ。
パンを浸して頂くもよし。

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パエリヤもシーフード。
日本風とスペイン風のあいのこといった作風。
スペインバレンシアで本場を食べたとき、お米がパサパサでなく、逆にべちゃっとしていた驚いたのだが、
あれが本場なのらしい。
こちらのは、そこまでべちゃっとせず、かといってよくありがちな日本風のパサパサでもなく、
日本人の好みに合わせて調整している気がする。

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さあ、締めはシェリー酒のチョコレート。
美味だ。
バレンタインデーだからという演出ではなく、スタンダードの締めなのらしい。

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これで=シェリー酒など2時間飲み放題と上記+サラダ+地鶏のピンチョスで5250円。
2時間が過ぎるとお酒飲み放題はないけれど、食事続行は可。
なかなか優秀なスペインの夜だった。

http://www.sherry-club.com/
2012.02.15 Wed | Gourmet| 0 track backs,
お台場海浜公園にて
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土曜日の風景。
お台場にて。

DECKSのBILLSに行ったら、なんでもTV放映されたばかりということで、長蛇の列。
いや長蛇の列、なんていう生易しいものではなかったようだ。
13時半ごろ到着し、入店できるのは15:45と言われた。
それでも順番待ちに名前を記す人々。
我々は、そそくさとギブアップ。

これなら桜の時期のダイーサの60人待ちは、まだかわいいほうだ。
こと昼間は長居する感じでもなく、とにかく掃けがいいから。

そのダイーサ、先日2度目を体験したが、まあ個人的にはもういいかな。
ピザって、正直、あまり違いがよくわからないのだ。
どこのピザも余り変わらないというか。
微妙な違いとかいうのは、結局上に乗ってる具の違いで処理されるから、
あとは店員さんとか店とかセッティングとかのよしあしで
店の評価が決まる、わたしの場合。

恵比寿のとある店は、いつ行っても感じが悪く、たまたまそういう人に当たったかな、と思っていたけど、
結局どの人も似たり寄ったりで、
どうやらあの店全体をじっとり覆っているあの空気は変えようもないらしい。
ということで、ピザは一応ハクがついているようだけど、わたしはもう行かない。

世間の評判ではないのだ、要は。
いい気分で食事できるかどうか、それって実にパーソナルなことなのだから、
マスコミに踊らされる必要もない。
自分がよければそれでよい。
2012.02.12 Sun | 国内探索| 0 track backs,
初音ミクの雪像製作中
先日札幌に出張したツーレ、雪まつりの準備が着々と行われているところだったそうだ。

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2012.02.07 Tue | Private| 0 track backs,
『須賀敦子と9人のレリギオ』
犬養道子さんと須賀敦子さんが、かつて同じシャルトル巡礼の道を歩んだらしい、そんな発見を以前教えてもらった(SSさんから):
http://tourdefrance.blog62.fc2.com/blog-entry-1150.html

その際は、具体的な話はなかったのだが、その続きとなる具体的な話をSSさんが発掘、教えてくれた:

須賀敦子さんの活動はカトリックと深くつながっていますが、そこに焦点を当てたこんな本を見つけました。
既にご存知かもしれませんが、

「須賀敦子と9人のレリギオ」日外アソシエーツ刊

なんだか難しそうなタイトルですが、
興味深いのはこの本で取り上げられている「カトリックゆかりの知識人」の中に、
須賀さんと同時代にシャルトル巡礼に参加した犬養道子さんが入っている点。

また、須賀さんに関連する部分だけは抜粋が日外のHPで読めます(pdf)。

http://www.nichigai.co.jp/sales/2070-7.html



須賀敦子と9人のレリギオ―カトリシズムと昭和の精神史 (日外選書Fontana)須賀敦子と9人のレリギオ―カトリシズムと昭和の精神史 (日外選書Fontana)
(2007/11)
神谷 光信

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この作者の人は、慶應義塾大出身という。
かつて出版された須賀さんの追悼本には、慶応大に勤めていた頃の須賀さんにじきじきに「神曲」を講読してもらうレアな経験をした慶應の学生さんが登場する。
その人がこの本の作者かと思ったが、その方のお名前は、藤谷道夫さん。
今回の作者は、神谷 光信さんという方。
別の方だった。
作者の方は、カトリックがご専門なのだろうか。
 

犬養さんの巡礼と、須賀さんのそれが、時間軸的に重なり合う部分はあるのか。
上述の藤谷さんは、在校当時、須賀さんとどんな交流があったのだろうか。
人生のどこかで間接・直接的に交わりがあった可能性はある。

つい先日、MOFAのサイトを見ていて、私の父方の親族がローマ大にいた時期が、
丁度須賀さんがローマにいた年と重なっていることを発見した。
なんらかの交流はなかったのだろうか。
聞いてみたかった。確かめるすべはないが。
2012.02.04 Sat | Books| 0 track backs,
車のない町
車の立ち入りが禁止されているヴェネツィアでは、狭い猫の額を最大限有効活用するための様々な工夫が施されている。

例えば - 道と家の折り合いをこんなかたちでつけた場所も。
天上の家。
下は道、上は家。立体交差方式の工夫。

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さらには、道幅を確保するためのこんな施しも。
2F部分からせり出す家。
ヨーロッパのどこかの地方に、税金が1F部分の敷地面積で決まるから、2F以上を1Fより広く取っている家を見かけた気がする。
同じ仕組み。

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電柱を建てる空間を節約。
省スペース型の街灯だってある。

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標識も家の壁に。
道に看板をたてる余裕などないのだ。
壁にまで役割分担をさせ、限られた土地を最大限利用しようとする発想の柔軟さ。

ヴェネツィアの街は、歩くたび、見るたびに、不便にめげない人々の逞しさを感じる。
この街に行くと元気がもらえるのはそのせいだろう。

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2012.02.02 Thu | Travel-Italy| 0 track backs,
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