日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ガムラスタン
先日、スウェーデン出張の際、写真をいくつかアップした。
初日4時ぐらいに到着し、観光地として知られるガムラスタンを歩いた。
お客さんと翌日行く店探しで。

P1000092_20111130005343.jpg


街並みがなかなか洒落たデザインで、そぞろ歩きだけでも楽しかった。
4時過ぎで既に暗くて、夜はしんしんと冷えるので、毛糸の帽子なぞかぶったりして歩いたわけだけど。

P1000071.jpg


ガムラスタンの街頭写真を懐かしく拝見しました。
もうだいぶ前になりますが取材でお邪魔した町で、
丁度撮影された路地にあのツール・ド・フランスでもおなじみのスポンサー自動車会社の
SAABの車体の色彩を設計したオルフソンご夫妻が右手にお住まいです。

デザイナーではなく画家として活躍されています。
私が訪れた時は真冬で全て結氷していて入り江も歩いて渡れるほどでした。
港に停泊している帆船のホテルに泊りました。

(JAJAさんから)


ガムラスタンの話をもう少し続けるとー
ずんずんメインストリートらしき道(といっても都会の中心部とは違って狭い道だけど)をズンズン行くと、やがてショッピング街といった趣の一角が現れる。

この地の一つの目玉がガラス工芸品であることは知っていた。
家に、どうも中途半端な球体のガラスの置物がある。
ツーレが独身時代スウェーデンに行って買ったものだと知った。
あの地に行くと、ガラス細工を買わないといけない気になるのだ、とか。

あたりの店を冷やかしていて、なんとなくわかる気がした。
いかにも、スウェーデンではガラス工芸品が売りですよ、的なショーウィンドウがいくつもある。

が、私は店内に入りもせず。
これ以上家にああいう感じのどうしていいかわからないガラスの置物があっても仕方ない。

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浮世絵を売っているギャラリーに遭遇したときは、困惑した。
ちょっと周囲の景色とそぐわない。

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セブンイレブン・スウェーデン仕様は渋い。
コンビニと呼ぶには、店内の品ぞろえは寂しい。
コンビニというより、スナック販売店、といった方が近い。

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ガムラスタンをちょっと出たところにある議会の一角は、ややもすると抑えめな街並みが目立つストックホルムにあって、華やいだ雰囲気がある。

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さて、JAJAさんが上記で触れていた船のホテルだけど、市内にいくつかあるようだ。
私が見たのはこれ。
船側にMalardrottningenの文字。(Malardrottningenホテル
調べてみると、やっぱりホテル・レストランだ。
JAJAさんのいう帆船のホテルとは別物かもしれないけれど、とりあえず写真をアップ。

P1000136.jpg


ピンボケだけど、当たりが漆黒の闇で覆われていた割にはよく撮れた。
出張前に最新のカメラを買って(コンデジだけど)、性能の格段のアップに驚く。
2011.11.30 Wed | Travel-Others| 0 track backs,
エジンバラのステイションホテル / 須賀敦子さんの「ヴェネツィアの宿」の最終章に出てくるホテルの今

「朝、キングズ・クロス駅から『フライング・スコッツマン』という特急列車が出ているはずです。それにのってエディンバラまで行ってください。パパもおなじ列車でスコットランドへ行きました。エディンバラでは、ステイション・ホテルに泊まること」


これは、先日触れた須賀敦子さんの「ヴェネツィアの宿」の最終章の「オリエント・エクスプレス」の一節。
須賀さんの父が、イギリス滞在中の彼女に宛てた手紙の内容だ。

そして言われた通り、須賀さんは、エジンバラの駅そばのステイション・ホテルを訪れる。

ホテルは駅そばだったこともあり、すぐに見つかり行ってみたはいいけれど、
金額がべらぼうに高いと知り、さらにその豪華さに気圧され、
潔く「どうも、私の予算にくらべて、こちらはりっぱすぎるようです」
と撤退を決めるのだった。

ステイション・ホテルなどという陳腐なネーミングとは裏腹な
最高級のホテルだったらしいのだ。

フランスでも、駅のそばにはオテル・ド・ラ・ギャールとかオテル・ア・ラ・ギャール
(どちらもステーションホテルの意味)などというホテル名はよくあるけれど、
決まって1つ星とかせいぜい2つ星、そんな感じが多い。

オテル・ド・ラ・ギャールで5つ星、なんて聞いたことがない。


もっとも須賀さんがこのホテルを訪れたのは今から60年も前のこと。
果たしてこのステイション・ホテルは残っているのかしら?
と好奇心にかられて調べてみた。

http://www.his-euro.co.uk/hotel_j/edinburghhotel_j/barmoral/info.htmのサイトによると、
現在BALMORAL HOTELと呼ばれるホテルこそが、
「エディンバラ、陸の玄関口であるウェイバリー駅のステーションホテルとしてその歴史が始まったホテル」
であるとのこと。

やった、見つけた。ここだ。


大きな地図で見る


やっぱりね、ステイション・ホテルなどという呼び名は封印されたのだ。
その昔、鉄道が開通したばかりの頃はステーションという存在が特権階層を想起させたのかもしれないけれど。


実は私、スコットランドは未踏の地。
行ってみたい。
BALMORAL HOTELは、今でも往時の趣をとどめているだろうか?
須賀さんが目の当たりにした、あのロビーのきらびやかさを。


「目のまえにふいに開けた光景に私は気勢をそがれ、どうすればよいのかわからないまま、
その場に立ちつくした。。。
ケイトウ色の赤い絨毯が海のように私のまえにひろがっていて、通路の暗さとはうってかわった、
まるで豪奢なルネッサンスの宮殿に迷いこんでしまったかと思うほど美しいシャンデリアが、
クリスタルのしずくのひとつひとつに光を反射させて燦いていた。」(ヴェネツィアの宿)

2011.11.28 Mon | Books| 0 track backs,
スコットランドの紙幣
1つ前ののカラヴァッジョのお札のエントリーに関連して、
スコットランドの紙幣を持っている人からメールが届き、
その内容に脳みその奥が共鳴してしまった、というか、
なんとなーく、温かい懐かしさ・・

あれは学生時代のイギリス旅行。
店でもらったお釣りの中に、手持ちの紙幣とは趣を異にするものが1枚だけ混じっていた。

一応額面通りに別の店で使おうとしたところ、拒絶され、
途方に暮れた。

確かその直後に友人が両替するからと銀行に寄る事になり、
そうだ、ついでにこの厄介な紙幣のことを聞いてみよう、そう思って窓口に行ってみた。

一体どこの銀行に行ったのだか、皆目不明だけれど、
私の記憶の中では重厚な木作りの壁がくりぬかれて小窓がくっついる、そんな赴きある窓口だったような気がする。

小窓越しに銀行員のおじさんに訴えた。
「お釣りでもらったこの紙幣、なんか変。使えないのですけれど。」

にこやかに応じたその人は、
「これはスコットランド紙幣です。イングランドで使えないわけではないけれど、
嫌がる人は多いのです。取り替えてあげましょう」
そう言って、さっとイングランド紙幣を渡してくれた。


その人の物腰しもあいまって、小さいながらも優しい思い出として記憶の底にある出来事なのだが、
スコットランドとはほとんど無縁に過ごしてきたせいか、
この一件をこれまで思い出したことはほとんどなく、
今回のメールで思い出スイッチが入ってしまった。

ああ、懐かしい・・・


そしてもうひとつ、このメールで触れている須賀敦子さんとスコットランドの話。
これも「あっ」と脳みそが小躍りした一因。

そうそう、「ヴェネツィアの宿」の最終章の「オリエント・エクスプレス」の中で
須賀さんが、エジンバラの駅そばのステイション・ホテルを訪れる場面がある。

その名の響きとは裏腹に、やたらハイソなホテルで・・
その話はまた別途。
ということで、今朝のメールから:


珍しい紙幣の話を読んでいたら、あ、と思い出して、探したら出て来ました。
スコットランド紙幣。

また昔話で申し訳ないのですが、
恐らく1990年頃に行ったエジンバラで買い物をした時受け取ったものだと思います。

表にはLord Ilayの肖像。誰でしょう? FIRST GOVERNORとありますが。
裏はエジンバラ城ですね。

お城のあるのはオールドタウンで、谷を挟んでその反対側がニュータウン。
その谷に駅があって。

須賀敦子さんの作品のどれかに、この駅にあるホテルを訪ねる話があったと思いますが、
僕は当時は車で行ったので、駅には全く寄っていません。

でも良い所でした。
トレドと並んで、もう一度行きたい街の最右翼です。

でその紙幣、
イングランドでは使えないよと言われたのですが、
ロンドンに戻った時試しに(確か)BOOTSで出してみたら、若い女性店員にこれ何?と笑われました。
笑った理由は、今もって不明です。

(SSさんから)



DSCF2998★[1]


この1ポンド紙幣というのが驚き。
1ポンドは、やたら重くて厄介なコインですからね、イングランドでは。

この、バッハかヘンデルか、といった赴きの巻き毛のおじさんは、
王立スコットランド銀行初代頭取のアイレー卿なのだとか。

裏面のお城の風景と呼応して、スコットランドの写真集から当該風景を引っ張ってきたSSさんの配慮に深謝。

DSCF3003★[1]

この1ポンド紙幣にまつわるお話しは、下記のURLでも楽しめる。

http://www.scotbanks.org.uk/banknote_design_royal_bank_of_scotland.php
http://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article,200811112539.html
2011.11.27 Sun | Travel-Italy| 0 track backs,
カルパッチョが描いた風物は今も健在: ヴェネツィアの逆紡錘形の煙突
今朝は客先立ち寄りで、資料をどっさり持参。
それだけで腕がすっこ抜けそう重いのでためらったけれど、やっぱり持って行くことにした。
ヴェネツァ特集の芸術新潮。
大判で厚みがあって、なかなかの重量なのだ。

電車の中でこれを読みながらどっぷりヴェネツィアの旅に誘われつつ、
客先会議の成果はといえば??だったのだけど。


なにはともあれカルパッチョの絵画「リアルト橋の奇跡」の記述のところで、こんな一文に目が留まった。

(この絵には)『今もヴェネツィアで見られる逆紡錘形の煙突が林立し・・・』

今年見てきたこの絵の全体像はこちら(アカデミア美術館:写真撮影ノーフラッシュでOK)

P1000752_20111125213653.jpg

くだんの煙突をクローズアップにしてみると;

P1000752s_20111125213652.jpg


今も見られる煙突?
といわれても、ピンとこない。

大運河沿いを中心に、家の形といえば壮麗な貴族の館ばかりが記憶にあって、
庶民風の煙突、しかもこんなユニークなかたちの、
ヴェネツィアの街にそんなにたくさんあったっけ?
煙突の街という意識が全然ないけれど、
こんなにたくさん林立していたら、さぞ壮観だろうに、今では見られる場所も限られるのかな?

などと今年の写真をチェックしてみれば、探し始めた途端にこんな風景が見つかった。

あらあらほんと。
なんとも個性的な煙突が並んでいるではないか。

よく見れば、
今から550年ほど前の人が丹念に描きこんだ風景がそのまま今も姿をとどめていた。

P1000905.jpg

あの街では、見目麗しいものが多すぎて、こういうユニークなものも
かすんでしまうのだろうか。
写真を見てハッとした状態。


カルパッチョの「リアルト橋の奇跡」に描かれたリアルト橋は、火災前の木造のもの。
そして題名がうたっている奇跡のシーンは、ヴェネツィアの風景に遠慮するかのごとく
ひっそりと隠されていた。

画布左上のバルコニーのようなスペースで、治癒の儀式が執り行われていた。

左の鼠色の服を着た男が、悪魔にとりつかれた人物で、
お祓いを受けているシーンらしいのだ。
実物と対面したときは、当時の単にヴェネツィアの活気を伝えるドキュメンタリータッチの一枚、と思っていた。

P1000752s2.jpg


・・そんなこんなで、いろんなことを気づかせてくれる一冊。

写真も美しいし、もうヴェネツィア芸術のバイブルそのもの。
教えてくれた人にも感謝。

芸術新潮 2011年 11月号 [雑誌]芸術新潮 2011年 11月号 [雑誌]
(2011/10/25)
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2011.11.25 Fri | Travel-Italy| 0 track backs,
カラヴァッジョの肖像画入りイタリア紙幣
ロンドン出張の折り、駆け足で巡った大英博物館。
レアなものに出会った。
カラヴァッジョの肖像画付きお札だ。

イタリアがまだリラを使っていた頃の。

P1000353.jpg


お札の背景に描かれているのは、ルーヴル美術館所蔵の「女占い師」の絵だろう。

数々あるスケールの大きい宗教的モチーフを題材にした彼の代表作でなく、
腹に一物あるペテン師を描いた風俗画をお札の絵柄に選んだのはどういうわけだろう。

カラヴァッジョという人の一筋縄ではいかぬ人生をそっとほのめかしているかのようでもあり、
お札の肖像画という栄誉とはどこかちぐはぐな絵の選定に、
造幣局の意地悪な企みが垣間見えるかのようだ。

caravaggio.jpg


これら一連のお金のコレクションは、HSBCがバックアップしたお金ヒストリーの特別展らしかった。
HSBCという銀行のお偉いさんが道楽で集めた所蔵品、と見えなくもないが。
いや、世界に名だたる銀行の誇りとして、世界的紙幣・コインの歴史をたどる任務を自ら科しているということで納得することにする。


こちらは紀元前2500年からAD600年のお金。
物々交換の名残をとどめているような。

P1000370.jpg


もっとも日本の貨幣博物館も侮れないし、
なかなかいい線行っていると思う。



ちなみに大英博物館はかなり見やすい配置に変わっていて、
平行した列ごとに古代エジプト、ローマといった具合に効率よく回れる。

ギリシャ時代の壺の絵画に出てくる神話に惹かれてそちら中心に回ったけれど、
何度行っても、あきれるほど豪華絢爛略奪絵巻物。


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これなどは紀元前2200年のもの。
お墓の装飾用に故人の彫像を置いたもので、オリジナルの色がまだ残っている。

2200年前の人の方が、歴史の積み重ねにより格段に技術を身につけてきたはずの現代に生きる自分より
器用に造形を成し遂げていることに、ちょっとジェラシー。

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写真撮影は野放図。
ぺたぺた手で触っている人も結構見かけたけれど、係員の目も届かないし、
これだけザクザクころがっていると、監視の方も、かなり大雑把。

大きい代物もわんさかある。

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古代の宝庫もここまでくると、やはり略奪・・の文字が頭をかすめる。

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2011.11.24 Thu | Travel-England| 0 track backs,
出張ソロ
実は先週、夫婦(めおと)出張の予定だった。

ツーレはフランス、イタリア、ドイツ、私がスウェーデン、イギリス。
国は完全にすれ違いだけど、出発日が同じで、帰国日が1日違い、という素晴らしいシンクロ具合・・・
のはずだった。

しかしツーレは直前で役所から呼び出しが来てしまい、あえなくキャンセル。
別の人にバトンタッチ。

実現していれば面白かったのに(なにが?と聞かれると答えに窮するのだけど)、、、と思う反面
キャリアバッグは1個しかないから、どちらかがレンタルすることになったはず。

まあその手間が省けたというふうに解釈することもできる。

8月 ツーレが北米に結婚式、
8月末~9月 2人でイタリア旅行
10月 ツーレがオランダ・ベルギーへ出張
10月 ツーレが韓国出張
11月 私がスウェーデン・イギリス出張
・・・と続いた2人の海外遠征もこれでひとまず終わり。

これでようやく出っぱなしだったキャリアバッグをしまうことができる。
2011.11.23 Wed | Travel-Others| 0 track backs,
ヒースロー発100便がキャンセルとJALのファーストの話
こんな話をイギリス在住のSGさんから教えてもらった。私がロンドンを経った翌日、霧が濃くて、ヒースロー空港ではフライトのキャンセル・遅延が相次いだと。
冷や汗~

今日は一日中霧でしたよ。無事帰れて良かったですね。

I saw this story on the BBC News iPhone App and thought you should see it.

** Fog disrupts flights from London **
Passengers are facing disruptions as hundreds of flights are cancelled or delayed because of dense fog in London.
< http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-15813143 >



そしてJALのファーストに搭乗したというSSさんの話に、驚愕。
ステーキを焼くコックさんが搭乗してたと。

やっぱり私が乗ったエアフランスのファースト、あれは限りなくエコノミーに近いファーストだったと実感。
(なにしろ前菜がただの野菜の煮っころがし、というか蒸しもの。)

JALのファースト、一度だけ経験しました。12,3年前。

それまでBAのファーストは経験していたのですが、このJALが一番印象に残ってます。

思い出してみると(長くなりますが)、
まず、カウンターで今日あなたはファーストですと告げられ、予想外の幸運にウキウキしながらいつものラウンジに向かいました。

入り口で搭乗券を見せると、あ、○○様はこちらではなくファーストのラウンジがご利用になれますが、と訊かれました。

そこはビジネスのラウンジだったんですね。

どうしようかと迷っている僕に、奥から出てきた男性職員が「ご案内します」と、成田の人込みを文字通り「かき分け」ながら先導してくれました。

そして入ったファーストのラウンジ、大げさに言うと別世界。

背の高い観葉植物がやたらたくさんあって、その中にまばらにテーブルとソファという感じ。
さらにその間を優雅にゆったりと歩くウェイトレスさん。

そう、ここはセルフサービスではないのでした。

場違いな感じでムズムズと落ち着かないままなんとか時間をやり過ごし、やっと搭乗。
席に着くとCAが挨拶に来ました。

「○○様、いつもありがとうございます」(いえ、初めてですけど)
機内で名前呼ばれたのは初めてです。

となりの席には、離陸前からなぜか毛布被って熟睡状態の中年男性が。

しかも不思議な事に、CAも彼には全く声をかけません・・・・・・

あとで友人に言われたのですが、おそらく彼はコックだったのではないでしょうか。
そういえば、食事時間になると席にいなかったし、食事のステーキは焼きたてだったし。

その食事では、皿が変わるたびにクロスも交換してくれました。

ヒースロー到着後も、ファーストの客は他とは別ルートでの素早い入国手続きでした。

こんな風に、ビジネスと比べてもずいぶん違う世界でしたが、これがJAL全盛期かというとそうでもない様で、
真偽のほどは定かではありませんが、バブル期には板前さんが乗っていたとか。

で、あとで正規運賃を調べると、
(うろ覚えですが)ざっと、エコノミー40万、ビジネス70万、ファースト120万、という感じ。

それだけの価値があるかというと、庶民の僕には過剰かな。
しかもJALだからか、丁寧だけどちょっと堅苦しい感じで。

nacoさんの言われる通り、「かしずかれ」慣れしている人の為のものでしょうね。

でも、もう一度経験したくないのかというと、したいです。


2011.11.21 Mon | Travel-Others| 0 track backs,
エーフルランスのファーストクラス vs ANAのビジネス
まずはこの写真を。
なんとなく適当・大雑把な野菜蒸し。

P1000386.jpg

これ、帰りの便・ファーストクラスの前菜。
雰囲気としては給食。
ちなみにチョイスはこれのみ。(実際はもう1種類あったようだけど、選択肢これのみ)。
ワインだけはさすがに充実してたけど、後は袋入りおつまみのみ。

メインはこちら。
こちらもチョイスはこれのみとのこと。

蒸したスズキに味をつけただけのそっけもない一品。
それぞれ半分も食さなかった。

チーズ、デザートもあったけど、時間がもったいないので後は食べずに寝た。

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ファーストクラスというと、どこかすばらしく豪華なイメージがあるけれど、時代、そしてキャリアによって雲泥の差なのだろう。
栄華を極めていた頃のJALのファーストクラスは、いったいどれほど豪華だったのだろう、と興味が沸く。


唯一ビジネスクラスとは違う、と実感するのは寝る時。
(ANAと違ってAFのビジネスはフルフラットではないのだ。)
CAが敷布を敷きにきてくれて、枕や掛け布団も、寝るとき専用のもの。
ちょっとしたベッドだと実感する。

まあこれぐらい当たり前、という気はするけれど。

朝食は、オレンジ・キウイに、大き目のリンゴのタルトにパン。
。。。。。
写真を撮るに及ばず。


もっとも外資系エアラインがすべてそうではあるまい。
以前乗ったBAのビジネスは、お皿、盛り方なども含め、かなり感激した覚えがある。

去年乗ったANAのビジネスクラスもこれの比ではなく素晴らしかった。
付きだしが出て、

P1750619.jpg

前菜兼メインのおかずはウニ、イクラ、カニ足等。
機内食と感じさせない味。

P1750620_20111120083906.jpg


締めはご飯に、うどんをチョイス。

P1750624.jpg

デザート。
以上。でもこれでビジネス。

P1750625.jpg


今回恐らく出張を手配してくれた代理店が、アップグレードの申請をしておいてくれたのだろう。
当初ビジネスのはずだったのに、チェックインの時、「チケット変えましたか?」と言われた。

「変えていません」というと、元の通りビジネスのボーディングパスが支給された。
ところが、ゲートのところでボーディングパスを読みこませるやいなや、係員が別のパスを発行し、
「ちょっとこちらへ」と一言。
何か問題でも?と聞くと、「座席がファーストクラスになっていますので」と。

すぐさま機内から女性キャビンアテンダントが飛んできて、「さあこちらへ」とファーストクラスに通された。

その後も繰り返し、「いかがですか?」とか、入れ替わり立ち替わりCAがご機嫌うかがいにくる。

がしょせん、こちらはなり上がりファーストクラス。
居心地悪いったらありゃしない。


最初からファーストクラスを予約した人たち(ほとんどフランス人)に聞いてみたかった。
「このご飯で、ビジネスより余分に何十万円(或いは百万円ぐらい?)余分に払うのですか?」と。

いや、彼らは食事などどうでもいいのかもしれない。
「いかがですか?ご満足いただけましたか?」、
あれこれと、かしずいてもらえるあの「もてはやされ感」に対する報酬なのかもしれない。
2011.11.20 Sun | Travel-Others| 0 track backs,
初ボージョレはヒースロー空港で
ボージョレヌーヴォーが解禁になったようだけど、
イギリス・スウェーデンではボージョレのボの字も耳にせぬまま。

今ヒースロー空港の飛行機待ちするラウンジで、初めてありついた。

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おいしい!
チーズとよくあう。

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2011.11.19 Sat | Travel-England| 0 track backs,
スウェーデン出張便り
2日間打ち合わせした場所はストックホルムから列車で結構行ったところなので、
結局、日没後のストックホルムしか見られずに、この国を後にすることに。

初日、到着した日に行った議事堂入り口の風景。

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これも初日の夜。

P1000056.jpg

これは2日目の夜、今回の打ち合わせに同席した人と、食事の後に出かけた場所。
有名な市庁舎が、海に浮かんでいるのが見られそうな地点まで行きましょう、と地図を片手に歩いていった。

ばっちりの景色だったけど、暗すぎてあかん!
真正面に、海に浮かぶ市庁舎、昼間だったらさぞ美しかっただろうに!!

P1000142.jpg

少し歩いて、遠めに見える場所に移動したけど、やっぱりだめだ。

P1000162.jpg

もうこうなると、是が非でもという感じで、朝、8時発の列車に乗る前に、いけるところまで行って、市庁舎の姿を見てきた。
が、あの線路の向こう側に行かないと、海に浮かぶ様子は見られない。
タイムアウト。
ちなみに8時で、やっと朝が明けたような状態。

P1000106.jpg

ということで、昼間の写真といえば、訪問先の何にもない風景。
零下6度で、あたり一面霜で覆われていた。

P1000177.jpg

3日目の夜は、グロッキーで、同行他社の人と食事はせず、8時前に就寝。
今回の出張、楽な予定だったのに、行ったら予定の3倍のスケジュールが入ることになり、
前代未聞の地獄のキツサだった。

おっと、これは温州みかん。
なんと朝のビュッフェで発見。
3日目の朝は5時台に出発で朝食が食べられないので、前の朝に、頂いてきた。

P1000183.jpg
2011.11.17 Thu | Travel-Others| 0 track backs,
トナカイのステーキ
スウェーデン名物は、友人によればミートボールとのことだったが、
あちこちの人からトナカイのステーキを薦められ、確かにあちこちのレストランで食べられるようだった。

昼間は相手先に連れて行ってもらったレストランでマス料理を食し、同行者の選んだエルク(赤鹿)を味見させてもらい、
夜はトナカイに挑戦。

レア肉の見かけ、歯ごたえは牛肉。
味はなかなか臭みがある。
ソースが昼間のエルクと違い薄味だったので、野生の味覚が口いっぱいに広がった。

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2011.11.16 Wed | Travel-Others| 0 track backs,
出張便り ~ 夜のストックホルム
出張初日は特に予定なし。
これより遅い便だと真夜中到着になってしまうので、早めの到着便にした。
とはいえ飛行機の遅延で宿へのチェックインは午後3時。

4時ごろからストックホルムを3時間ほど迷いながらさまよってみた。
4時とはいえ、すでに日没後で真っ暗。

どうせ現地の日没は4時前だろう、私が街をうろつくころは、すでに暗いのだろう、そう思い、出張直前に、感度のいいカメラを買った。

もっともコンデジなので2万円以下。
夜だからと設定を変えたりせずに、そのまま夜景が撮れる超オートマカメラ。

赤紫の空が綺麗だな、とシャッターをそのまま普通に押して、こんな感じで撮れる。
今までのカメラなら無理だ。

P1000053.jpg
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ガムラ・スタンと呼ばれる旧市街へ行ってみた。
細い路地がいっぱいあって、イタリアのソットポルテゴっぽい造りの路地をいくつか見かけた。
いわゆるトンネル式の道。建物の1F部分がくりぬかれているような感じの。

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警備がついている建物、なんだろうと思ったら、議会らしい。
通行人に尋ねて知った。
ほんと、予備知識ゼロの町歩き。

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再びトンネル小路。
こんな光景をストックホルムで見るとは思わなかった。
ちょっと意外な景色。

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2011.11.15 Tue | Travel-Others| 0 track backs,
乗り継ぎ便がDELAYとなり、結局合計3回にわたる遅延・さらに遅延のアナウンスの挙句にやっと飛行機はパリを離陸。
成田を飛び立ってから24時間10分の後に、ストックホルムのアーランダ空港に着陸。

とりあえず、パリ-ストックホルム間の機内食。飛行時間が正味2時間と長めなので、パリーイタリア・UKあたりよりも、食事は少しリッチ。
遅延がなければ9時台発のフライトだったので、これはさしあたりブレックファスト。
キッシュ、サラダ二種類、ブルーチーズ、パン、ミニデザート3種(カヌレ、イチゴタルト、チョコタルト)、チョコ。カヌレが美味しかった。パリ行きの飛行機のデザートより味は上だったかな。昼間なのにシャンパンもふるまわれてた。私はココアにしておく。

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仕事ということで、事前にストックホルムのことはノーチェック。
ホテルのレセプションで「絵葉書の絵になるようなスポットへの行き方」だけ聞いて、これから町に繰り出してきます。

こちらは午後3時ジャスト、市内に向かう電車の中から。
3時ですでに夕暮れだ。

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本日の感想1:行きの飛行機には、190cmと185cm(?)とおぼしきカップルとかがごろごろいて、ああ、これから巨人の国に行くのだな、という感を強くする。

2011.11.14 Mon | Private| 0 track backs,
ドゴール空港から
午前4時、シャルルドゴール空港着。
乗り継ぎ待ち時間が結構長い。

ラウンジへ直行し、シャワーを浴び、洗髪完了。

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ドライヤーはシャワールームに備え付けがあるが、こちらは例によって熱が弱いので、手荷物にしておいたドライヤーをラウンジの片隅で使用。

というわけで、例によって蛸足配線。
ブラックベリー充電、パソコンを叩きながら、時折ドライヤーで乾髪。

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2011.11.14 Mon | Travel-France| 0 track backs,
成田空港から
埼京線のダイヤが乱れていた。成田エクスプレスも4分遅刻。駅に早めに着きすぎて、結局30分待った。待ちくたびれたー。
成田EX車内:

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にしても、成田エクスプレス、横揺れがこんなにひどかったっけ。
新型の京成線はもっと静かだった記憶。

まあとりあえず、フライトの2時間チョイ前には成田着。
結局4分の遅れは途中で挽回してた。
エールフランスのラウンジで一服。

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10月末の出張手配の際は往復ANA便にしたのだけど、延期になってやりなおし手配の際にエアフランスに変更した。ANAは快適だけど、やはり現地到着の遅さがネック。ホテル入りが深夜0時ごろになっちゃう。

去年出張の際は、北米出張がANA、ポルトガル出張はエアフラだった。
つくづくANAはいい。
エアフラは、フラットシートからは程遠く、食事はエコノミーに毛の生えた程度。グルメの国のはずなのに、といつも思う。

ちょっと残念だけど、でもその分現地でゆっくりできる。
もっとも気温3度とかで、町歩きする気になるんだろうか?
ということで、ガイドブック持参せず。町の位置関係も何も知らない。
唯一調べたのは、仕事で訪れる場所の位置関係。電車で結構な距離の場所。はっきり言って、かなり田舎。

2011.11.13 Sun | Private| 0 track backs,
出張秒読み、風邪の対処法
昨日の朝、風邪の症状でからだが動かず。
だるくて仕方なかった。

午後には例のTOB収録があり、翌日、すなわち今日からは出張だというのに、困ったものだと頭を抱えた。

会社で風邪ひきが結構いたので移ったなという感じ。
いつもなら風邪の菌になされるがままなのだが、今回ばかりはそうもいかない。

背水の陣で対処法を考えた。
このまま午後まで寝る。
或いは朝一番の軽いステップ台を使ったジムのクラスに出て、リンパの流れを良くして、最後お風呂で汗かいて菌を退治する。

だるいので、前者に傾きかけたが、今回ばかりは積極療法に賭けてみた。

ステップのクラスは脚を上下するので、リンパ節にはよさそうだった。
ただ、部屋が冷えていて汗はかけず、もうひといきといった感じ。
お風呂でもなんとなく寒気がして、余り効果はなかったか。

そんな感じのまま出掛けて、一歩スタジオ入りした途端、もうそこはそんなことを思い出す暇もなく。

というわけで、終わってみれば、何事もなかったかのようにけろりとしていた。

1日経って本日、まだ体の動きは悪く、朝のヨガでは、いつもはへばることのないポーズで、もういっぱいっぱいだった。

軽くお風呂に入り、散歩をして、後は掃除の後出発。
風邪は完全に抜けている。
食欲がないのが玉にきずだけど、なんとか切り抜けられそう。


2011.11.13 Sun | Private| 0 track backs,
初めて見るスウェーデンのお札 (100クローナ)
来週からスウェーデン出張だよー、とメールを打ったら、こんな返信が舞い込んだ。
以下、うんうん、そうだろなー、というスウェーデン情報:

~~~~ 昨日のメールから ~~~~

スウェーデンについて思いつくまま:-

1.英語はよく通ずる。言語がゲルマン系なので、意味を類推しやすいもの多し。
例:Kungの標識で、ここはKing通りとすぐわかる。Husはhouse。また、北欧神話の神々(ワーグナーの楽劇などに多く登場)ゆかりの固有名詞なども。独語との対比例:arbeta=arbeit, bada=baden,bringa=bringen, komma=kommen等々枚挙にいとまなし。

2. 北欧の秋最盛期に行ったので、青い水の面に映える王宮+真っ盛りの黄葉の美に息をのんだ。また、アバが世界中で大ブレークする直前で、dancing queenがストックホルムを席巻して・・・。

3.日本中が北欧の高福祉国家を無条件に礼賛していた頃とて、その手厚い給付や福利厚生の充実度にため息をついた反面、税負担の重さに驚嘆した。とくにその累進税率の高さ。

4.南欧と対照的な体格。巨人女性が闊歩する姿。女性のあらゆる職場への進出。
キャリア職はもちろん4Kの仕事でも。

5.メインストリートや繁華街とすぐの背中あわせに、あやしげでいかがわしい街区がある(今は知らない)ので要注意。その露出度は日本では考えられないどぎつさ。

6.イケア(IKEA)はまだ日本では知られておらず、現地で初めてその存在に触れた。
家のソファーの隅っこに置いてあった小さいかわしらしい模様のクッションはここで買ったもの。今ではH&Mも銀座に出る時代。

では、気をつけて。Gute Reise!


昔の記憶を掘り起こしつつ書いた、といった具合の父からのメッセージ。

にしても、はて、父はスウェーデンへ一体いついったのだろう?多分出張だったのだろうけれど。

あれこれ考えていたら、ふと思い出した。
そういえば、かなり昔のことながら、スウェーデン語をにわか勉強してた姿を。
出張で行くからと。

もっとも紅葉の時期ならまだいいけれど、私が行くのは真冬のスウェーデン。
10月の出張が延期・延期でこんな時期になってしまった。

極寒のイメージがあるけれど(北欧の知り合いが、帽子なしで冬に外に出て、顔面一部マヒとなり、
その後遺症が残っているという話を聞いた)周囲を眺める余裕があるだろうか。

慌ただしさもあり、余りあれこれこの国のことは調べていない。
なにかひとつでも、新鮮な眼で感じ入ることができればいいな、とは思うけど。


さて、こちらは会社から前払いを受けて手にしたスウェーデン・クローナ。
Hundraというのが100(Hundred)を表すようだ。やはりゲルマンの言葉だわ。

肖像画に描かれているのは、スウェーデンの博物学者、生物学&植物学者カール・フォン・リンネ(Carl von Linné、1707年5月23日 - 1778年1月10日)なのだとか。
常緑低木リンネソウは、このリンネ氏が名付け親なのらしい。

へえ、私はまた、音楽家かと思った。
小学校の音楽室にあったバッハとかヘンデルとかの肖像画を思い出したわけだ。

とはいえスウェーデンの音楽家を私は知らない。
シベリウスはフィンランドだし、そもそも時代が違うから、このヘアスタイルはあり得ないのだった。



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2011.11.11 Fri | Travel-Others| 0 track backs,
聖クリストフォロの殉教
パドヴァのエレミターニ教会には、マンテーニャの有名な「聖クリストフォロの殉教」の壁画がある。
戦時の爆撃で傷つき、修復が行われている、という話は有名。

先日のイタリア・パドヴァ訪問に際して、聖クリストフォロの殉教のストーリーは知らず、どんな絵なのかも調べず、先入観なしでこの絵と対面してきた。

殉教した聖クリストフォロは、この人だろうか、上部の窓辺で矢に射られた人の姿があった。

ドラマのメインストーリーはこの下で繰り広げられているから、ややもすると見逃してしまいそうな感じで、ひっそりと描かれている。
私は、しめしめ、この絵の主題となる重要な場面をこの目で見つけてやったぞ、と得意げになっていた。
これこそが、殉教の場面なのだ、と。

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ところが後で調べて失笑。
この人物は悪役だったのだ。

驚くなかれ、殉教した聖クリストフォロは、この人。
横たわった巨人だったのだ。
聖クリストフォロは、大男として知られていたという。

画面の右下に、目立つかたちで描かれている。
だがしかし、聖人がこのような肢体をさらけ出しているとは予想外。
どう見ても、悪人にしか見えない。

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絵の全体像はこんな感じ。

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聖クリストフォロの殉教のストーリーを一切知らず、素の気持ちで自分なりに頭の中で思いめぐらせたストーリーが、全く見当違いだったという事実。
でも、それはそれで面白い。
先入観で失われてしまう感性もある。
2011.11.10 Thu | Travel-Italy| 0 track backs,
横浜でなくとも?
以前、狙いを定めて横浜中華街に小籠包を食べに出かけたことがある。
大混雑の店だというので、大雨の日を狙って行ったりしたわけだ。

その店、小籠包コンクールで優勝したとかなんとか、そんな売りだったかと思う。
だけど、どう贔屓目に見ても、普通だった。
感動はなかった。
ただ、そういう店で食べたんだい!みたいなキモチが残っただけだった。

結局、美味しい、美味しくないというのは、自分の舌が決めることであって、耳情報が決めることではないのだ、、、

そんな思いをつい最近強くするような出来事があった。

どおってことのない、ビルの中にある、ちょっと狭い、別に小籠包が評判とかいう話も聞いたことのないごく平凡、という印象の店で食べた小籠包がなんとも幸せになれるほどの美味だったのだ。

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セットランチには、3つついてくる。濃厚だけど塩分過多というわけではない汁がじゅわじゅわで、コクが合って黒酢とぴったりマッチして、皮は堅過ぎず、柔らかすぎず。

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メインは麺かチャーハンかを選べて、ツーレは海老そば

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私は坦々麺を選んでみたりした。
辛いものが苦手なのだが、興味をそそられた。
激辛だったけど、深い味わいだった。
特に干しエビがいい味出してた。

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で、極めつけはこれ。この杏仁豆腐を食べて、これは意外や意外の大当たりの店に来たかもしれない、と思った。
味は極上。

うちの会社のビルにあるなんちゃって海鮮中華の店が出す杏仁豆腐の余りに寒天でとほほな味なのが思い出され、値段の割にあの杏仁豆腐はないだろう、と怒りが改めて込み上げたほど。

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で、さらに配られていたコーヒー券を出したら2人分コーヒーがただ。
これでしめて、850円。

もうひとつ、駄目押しがあった。
コーヒー券、次回も使えるのでとっておいてください、って。
え?なに?万年コーヒーただ?

雑居ビルの中であったりとか、聞いたことない店だったりとかいうことは、舌とはまったく関係ない問題なのだ、とつくづく思った次第。
2011.11.08 Tue | Gourmet| 0 track backs,
南蛮美術 ポルトガルvs日本
文化の日に、これを見に行った。
「南蛮美術の光と影」@サントリー美術館。

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ただし、ポルトガル・リスボンの国立古美術館で見た狩野内膳と狩野道味の南蛮屏風が精緻で洗練されていたので、比較してしまうと、うーんと唸るしかない。(下の写真はすべてポルトガル)

サントリーの方は、人物の縮尺がばらばらだったり、遠近感にばらつきがあったり。
異国情緒はあるけれど。

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サントリー美術館は、ミッドタウンにオープン仕立ての年に、ロートレックやピカソ展を華々しく行ったけれど、まさかそれとこれは同じ金額ではあるまい(?)
私はオープン初年度には年間会員になっていたので、ロートレックやピカソの入場料はいくらだったのか知らないのだが。

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入場料といえば、この古美術館は、日曜なら2時までは無料。
去年出張で朝早くリスボン入りし、2時前に滑り込んだのだった。

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これだけの絵画が無料で見られるとはすばらしい。
その割に人影まばら。
私なら毎週入り浸りそうだ。

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ところで、宮廷画もそうだが、こういった日本画は、雲(?)の絵がつきものだ。
この絵でも、モクモクとした雲のようなものが建屋の光景を遮っている。
これはどういうわけなのだか、まだ私の中で謎は解明できていない。

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ただ今回サントリー美術館で気づいたことがある。
南蛮船が来航するシーンは、屏風の右側に描かれることが多いのだと。
サントリーには、左に描かれたものがあり、解説には、「珍しく左側に描かれている」とあった。

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ポルトガルの人は割と小柄な人が多いという印象だが、絵では日本人より大きく描かれており、当時の日本人が、南蛮人は背が高い、という印象をもっていたことがわかる。
使用人とおぼしき荷物持ちはポルトガルもサントリーも有色人種として描かれている。

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不思議な光景。
こんなにいきいきした交易の情景は、鎖国や太平洋戦争で一旦途絶えてしまったわけだ。

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古美術館は、市電の駅を降りて、この階段を上ったところにある。

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現地レポート 南蛮屏風
サンロケ教会の伝道師の絵画
2011.11.06 Sun | Travel-Portugal| 0 track backs,
コッレール美術館の豪華なだまし絵
現在大江戸博物館で開催中のヴェネツィア展で中心的な役割を果たしているコッレール美術館の所蔵品。
世界遺産 「ヴェネツィア展」 魅惑の芸術-千年の都 江戸東京博物館 2011
コッレール美術館といえば、今年の夏に行って、ある発見があった。

内部は写真撮影禁止だけど、これは入場前の入口の風景。

たかだか入り口、なのだが、これが侮れない。
圧巻のトロンプ・ルイユ((Trompe-l'œil=だまし絵)なのだ。

ほら、例えばこの天井。
まるで彫刻のように立体的に見えるけれど、陰影をつけて目を欺く平面画なのだ。


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それがティエポロ風の天井画のまわりをぐるりと取り囲んでいる。
大理石の彫刻みたいにもみえる白い部分ももちろん騙し絵。

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我々が行った時は、この入り口を利用して、現代芸術絵画の展示がされていた。
こんな古典的な装飾の中にアヴァンギャルドな作風を置いてしまうなんて。

古いものと新しいものを大胆にまぜこぜにしてしまう発想に驚いたが、ふと考えた。
もしかして、これってイタリアならではかもしれない。

紀元前などといういにしえの遺跡がごろごろと隣近所に存在する環境では、この国の人のタイムスケールは、日本のそれとは違うのでは?
16世紀のものと、21世紀のものを混ぜたとて、たかだか500年の違いしかない。

日常的に紀元前5世紀のフォロロマーノを眺めつつ暮すローマの人々のその時空の広がりを思えば、
ルネッサンスと現代が混じったとして、違和感を感じるほどの差異ではないのでは、と。

がしかし、それにしても、全然融合していない・・・

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入口へと続く階段は、こんな風になっている。

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はいはい、壁面の浮彫(レリーフ)風のこちらももちろん騙し絵のお仲間だ。

逼迫財政の時、彫刻の代わりに”なんちゃって絵画”にしてしまえばご予算大幅削減、、そんな発想だろうか、騙し絵の発達の歴史??

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2011.11.04 Fri | Travel-Italy| 0 track backs,
女性雑誌のヴィチェンツァ特集
ツーレ帰宅。
「写真撮ってきたよ」と第一声。
見てみれば車吊り広告。これ、私も帰りに見た。
よくよく見れば、「イタリアヴィチェンツァ 私の憧れの場所」とある。

電車内で見た時は気づかなかったなぁ。

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女性誌の特集とは。まあ何が出てくるのやら。
こんな感じの凝った作りのファサードか。

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大聖堂広場は登場するだろうか。

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これはヴィチェンツァ、私だけのとっておき??
単なる不動産屋なのだが。

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すごいぞ、ドアの上の彫刻。
ギリシャ神話のメドゥーサだ。
髪の毛が蛇でできてるお化け。
ペルセウスがメドゥーサの首を討ちとったシーンは、数々の画家や彫刻家が作品にしている。
カラヴァッジョやモローとか。

メドゥーサと眼が合うと石になってしまうから、討ち取ったペルセウスは、切り落としたメドゥーサから顔をそむける構図で描かれる。

単なる不動産屋で、メドゥーサとは、さすが建築の街。

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パッラーディオという天才建築家による統一された町並み、凝った細部。
こんな町で育ったら、きっとアートが肌に沁み込むのだろうな、と思わせる。

ただし整然とし過ぎていて、イタリアらしくないような気さえする。
冷たい石造りで、どこかそっぽを向いているような、旅行者にはちょっとよそよそしい顔を向けてるような。

とはいえやっぱりそこはイタリア。
恐る恐る歩いているうちに、冷淡という感じはなくなって、ヒューマンな面が徐々に見えてくる。

例えばこちらが聞かなくっても、時折声をかけてくれることもある。
「ここは写真を撮っていいんだよ」とか。

唖然としたのはレストラン。お勘定を客任せにしている。
食後に会計しようとすると聞いてくる。「何食べました?」って。

裕福な町なのだろうか。それとも単にズボラなだけ?
言えることは、ちょろまかしが横行する土地柄ではないということ。
そんな南にはないであろう別の意味でのおおらかさも見せる、アンヴィヴァレントな町ヴィチェンツァ。


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パッラーディオが手掛けた有名な貴族の館は、一目でわかるようになっている。
やはり裕福な町なのだ。

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2011.11.02 Wed | Travel-Italy| 0 track backs,
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