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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
イタリア回想録 ボローニャ ② ボローニャの宿
前回ラヴェンナ、チェゼーナティコ、フィレンツェ、アッシジをまわったときの起点はボローニャ空港だったけれど、すぐに移動したのでボローニャには、最終日に1泊しただけだった。
しかも早朝便だったので、空港そばのホテル。
この時期丁度見本市の期間だったらしく、宿が軒並みべらぼうに高くて辟易した。

ホテルの値段が、見本市の開催次第で乱高下するとはよくあることだけれど、ボローニャの場合、その上下幅の落差には驚くばかりだ。

今回旅程を組むに当たっては、尤度があったので、その高い時期を避けることにした。
9月1週目後半だったかは、空いているホテルが激減する上にやはり値段が高かったのだ。
何かイベントがあるのだろう。

ということで、閑散期を選んだせいか、一泊ツイン・朝食込みで69ユーロという宿が空いていた。
評判もかなりいい。
その期待にたがわぬ部屋だった。

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これがホテルの入り口。
何かちょっと違う。

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入るとすぐにこの部屋。
それもそのはず。

これは普通の自宅。つまり個人が経営する、B&Bというわけ。

部屋には冷蔵庫があり、さらにキッチンの冷蔵庫から好きなものを取って飲んでいい。(有料)


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ダイニングルームにある階段を上った先に廊下があり、そのうちの1部屋が自分たちの部屋。
無論鍵がかかり、そこだけ見れば、普通のホテルのよう。

階段は急で狭いので、スーツケース持ちの我々(ツーレ)は大変だけど。

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B&Bとはいえ、夫婦がお小遣い稼ぎにやっているというのではなく、
ボローニャ大学で経営学を学んだ才女が、宿の経営に乗り出し、さらに自宅でクッキングスクールも営むというスタイルで、下宿人ぽい滞在というより、ダイニングルームの雰囲気を除けば、普通のホテルの感覚に近い。

以前フランスでシャンブルドットに滞在したときに、夫婦との会話を楽しみ、手作り料理を堪能し、居候気分を満喫した。
フランスのシャンブルドットにて 2007年

が、今回は言うなれば、どちらかというとドライな関係。
感じのいい女性が仕切っているけれど、やはりビジネス的な匂いがほのかに漂い、ゲストたちと繰り広げる会話も、親近感をある程度のところで仕切っている様子がうかがえる。

とはいえ、清潔感と広々とした部屋には大満足で、エアコンももちろん完備。
B&Bというより、近代的なホテルに近い状況で快適だった。

朝食は手作りケーキやジャムが登場。
料理好きな女主人ならでは。

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素晴らしいホテルだったけれど、ひとつ注意点がある。
Booking.comなどで、去年UKのゲストハウスに滞在した時とまるで同じ感想だ。

つまり、通常ネット評価で10ポイントが付きにくいシチュエーションでも、ゲストハウスやB&Bの場合は、得点が高めに振れやすい。

このホテルでも10をつけた人が多かったけれど、例えばシャンプー、ボディシャンプーはあるけれど、それ以外のアメニティはない点や、エレベーターがない点、TVが映らなかった点を考えれば、いくら清潔でひろくても、高級ホテル並みの高得点は出ないはずなのだが、そこはホテルと違う。


顔の見えないマンモスホテルなら、少しでも不平があれば、つらつらと書いてしまうところが、個人的に会話をした主の経営する宿となれば、ポイントをつけた自分の顔が相手にわかるわけで、否定的なことが比較的書きにくい。

ということで、個人経営の宿は、評価ポイントが高騰しやすい点を、2年にわたる経験で再認識。


正直、この宿の場合、10点満点はつけにくい。
けれど部屋の綺麗さに加えてこの値段を考えれば、過去のホテルと比較する中で、かなり上のランクといっていい。
2011.09.11 Sun | Travel-Italy| 0 track backs,
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