FC2ブログ
日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
「映画「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」
■ 「映画「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」
・・・を昨日見てきた。

カラヴァッジョ没後400周年記念のイタリア映画。

以前書いたように、カラヴァッジョは、絵を描く合間にあちこちで暴れまくり、ついには殺人まで犯したいわくつきのゴロつき。

そんな人の人生を描いた映画なので、相当ドロドロしているのだろう、と覚悟はしていたが、やはり想像どおり。見終わった後どっと疲れた。

一緒に行ったのは日仏時代の友人で、彼女も前からこれを見たいと思っていたのでいいけれど、もし絵に興味もない人を無理やりさそっていたら、きっと申し訳ない気持ちになっただろうな、と思う。

画家について知りたいという意識がないと少々辛い。エンターテイメント映画とは言えないので。

映画の中で、実際の彼の絵がふんだんに出てくるのは面白かった。

あ、これはあのトカゲの絵だ、、、ナショナルギャラリーにあるやつだ、とか。

この映画に出てくる絵を集めたサイトはないか探したところ、主旨は違うけれど、こちらの「ドキュメント鑑賞☆自然信仰を取り戻せ!」というサイトに、映画に出てきた絵がふんだんに出ている。


カラヴァッジョは聖書の主題の絵を描くとき、必ずモデルをたて、それも同じ衣裳を着させて描いたというのが印象的。また、絵の中の人物と、役者の雰囲気が似ているのも、苦労して探したのかなと思わせた。

彼はコルティジャーナ(高級娼婦)をマリアの顔に見立てるなどして、教会の反感を買う。そういえば、俗人と聖人をミックスする姿勢が広まり、顰蹙を買っていた、西岡先生の本にもあった。

ただ、キューピットなどと称して若い男性のヌードを書くのが主眼だった彼の性癖については触れられていない。この辺はイタリアの教会のイメージを重視したのだろうか。

でも、このポイントは、彼の絵を読むにも重要な部分のはず。ナルキッソという作品などを見ていても、彼自身ナルシストだったのでは、と思わせるところがあるが、映画の中では、普通に女性を愛する暴れん坊としか描かれていない。

あのアクの強い画風のみなもとが、よくわからない。


彼が犯した殺人は、いわゆる今で言う凶悪犯罪といった意味合いではない、という内容を読んだことがあったが、なるほど当時の決闘だったというのは納得。こういう流れでの殺人だったからこそ、彼は絵を描き続けることができたのだ。

人に暴力を振ったり、殺人をして逃げては教会の絵を描く、というのを繰り返すからには、悪さをしてもなお、どこか温情の余地があり、彼を救おうとする人がいるからこそ、なのだ。

もっとも正義に満ちた上での暴力沙汰とされているけれど、実際はもっと不良だったのではなかろうか。やや美化されすぎている可能性はある。

画家がどうして光と影の手法にこだわり、男色系の絵を描くにあたって、どういう思考回路だったのか、その辺は、ミステリーのままだった。



オフィシャルサイト


■ ツーレからアメリカ便り

北米出張中のツーレからメールがきた。

成田への行きは、強風のため予約していた成田エクスプレスが運休だったそうだ。
別ルートで行くことになり30分ロスして慌ただしかったと。
そうだったんだ。翌日の今日、初めて知った。

さらにメールにはこんなくだりが。
「空港内に恐竜の骨があったので、Diary用に写真送るよ」、と。

律義な私としては、それでは写真を掲載することにする。
それにしても北米の空港って、陳列するのが好きだねぇ。(Re.私の1月の出張時、飛行機、スロットマシンの展示があった)

P1760578.jpg
2010.03.22 Mon | Travel-Italy| 0 track backs,
"shw-greenwood" template design by Shallwill